20191222_5期生合宿2日目(玉置)

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 合宿2日目は、酒井先生、斎藤さん、4期生8名の応援を得て、午前中は濃密な面接練習。

 午後は卒業研究の方向性について、語れる段階まで熟考しました。

 おかげさまで恒例の合宿は、今回も充実の二日間でした。(玉置)

 斎藤さんが、Facebookに合宿の感想を書いていただけました。ゼミの在り方として忘れてはならないことですので、ここでも紹介させていただきます。

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今日は、玉置ゼミ合宿のお手伝いでした。
例年、この合宿からグンと結束が強まる玉置ゼミです。

私の役割は、面接練習でのアドバイス役です。
今日が初めての練習とのことで、まだ考えがまとまっていない様子でしたが、それぞれに伝えたいことに思いがこもっていて、教職に対する熱い気持ちを感じました。
これから仲間と議論し、練習する中で、どんどん言葉が磨かれていくことでしょう。
大所帯の玉置ゼミの良さを生かして、自分の言葉がどう伝わるのかを見てもらったり、仲間が気づいていなかった視点を教え合ったりできるといいですね。
自信をなくしたときに、励まし合って支え合うことができるのも、玉置ゼミの伝統的な良さです。
5期生もその伝統を引き継いで、これから半年を仲間と悔いのないように過ごしてほしいなと願っています。

また、玉置ゼミのもう一つの伝統である「恩送り」
今年も、4期生が先輩として合宿に参加してくれました。
昨年、自分たちが受けた恩を、後輩のために受け継いでいく。
こうして感謝の思いを循環していくのも、本当に素晴らしい伝統だなと思います。
私も、参加させてもらうと、自分自身を振り返る機会になります。ありがたいことです。
この感謝を、また次の機会に恩送りしていこうと思っています。
 

12月4日4期生ゼミ活動 井上君の授業記録(加藤諒太)

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 こんにちは。4期生の加藤諒太です。今回は12月4日に行われた4期生ゼミ活動の井上君の模擬授業について書きたいと思います!

 今回井上君は理科の授業を行いました!今まで理科の授業をしてきたゼミ生はいなかったので、そこに挑戦できる井上くんの学ぼうとする姿勢が素晴らしいと感じました。

 授業では、導入で蜻蛉の読み方を、子どもたちが知らないことを前提に聞いているところや教師力アップセミナーの野木森先生のような、子どもたちが、この授業を受ける意味を見つけ出せる目当てへの持ってき方は、さすがだなと感じました。

 玉置先生からは、この授業は学力形成もできているとお話を頂きました。学力形成は、授業を作っていくにあたって大切なことであり、今後も大切にしていかなければならないことなので、私自身も今日指導を受けたことをもとに授業を高めていきたいと思いました。

授業を終えてのゼミ生からの意見は、
・字を書ききる。走りが気になってしまっている。
・個人で書かせるのではなく、全員に書かせた方が実感があるのではないか。
といった意見が出ました。

 このように意見を共有する時間こそ、模擬授業の意味があると思うので、やって終わりとならないよう、今後も学び続けて行きたいと思います!

 玉置先生、ご指導ありがとうございました。井上くん授業お疲れ様でした!(加藤諒太)

12月4日 4期生ゼミ 模擬授業の反省(井上)

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 こんにちは!4期生の井上です。今回は12月4日のゼミで行った、模擬授業の反省について書きたいと思います。

 私は小学校3年生の理科の授業を模擬授業で行いました。内容は、こん虫の体の仕組みを知るものです。今回の授業では、ネットに上がっている指導案から、自分が使いたいと思った技術や、展開の仕方を抽出し、自分なりにアレンジを加えて授業をしました。ゼミの皆や、玉置先生からは子どもに力をつけることのできる授業になっているという言葉を頂くことができ、よし!という気持ちを持ちましたが、まだまだもっとできた反省点もいくつか残りました。

 まずは、子どもを前に出して、何かしてもらった後の声のかけ方です。私はトンボの絵を1人当てて、前に出て描いてもらいました。その時の声のかけ方が良くなく、受け取り方によっては、出てきた子どもが良い思いをしない声のかけ方をしてしまっていました。そのことをアドバイスの際に指摘され、教師の言葉1つ1つ本当に気をつけて、全て見られていると思って、発しなければならないと思い、日頃からも意識していきたいと思いました。

 次に、黒板の字です。私は走り書きをした時、字がきちんとした形になっていない場合があります。それが今回、黒板でも出てしまっていました。たとえ急いでいて、早く書きたい場合でも、意識して、丁寧に書くようにしようと思いました。また、黒板で字を書く練習ももっとしていこうと考えました。

 今回で私の模擬授業は全て終わってしまいましたが、成長した点と、課題が分かり、とても充実したものとなりました。この素晴らしい環境で学べる時間もあと少し!ここでの時間を大切にしていきたいです!(井上)

20191221_5期生合宿1日目(玉置)

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 12月21日、22日は、玉置ゼミ恒例の合宿です。5期生は1期生と同様に長良川スポーツプラザで開催です。

 1日目は卒業論文にとりかかるための書籍読みから。夜は工夫ある懇親会。楽しみました。(玉置)

12月4日4期生ゼミ 鏡味さんの模擬授業記録(山田)

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 こんにちは!4期生の山田です。今日は先日行われた4期生ゼミでの鏡味さんの模擬授業について記録します。

 鏡味さんは、6年生の社会科の「世界に歩み出した日本」という単元で模擬授業をしてくれました。鏡味さんは現場の先生かと思うくらい落ち着きがあるのですが、落ち着きはもちろん、柔らかさがある中にも明快で聞き取りやすい声や話し方、黒板の綺麗さをわたしは常日頃から真似たいなあと思っています。今回の授業でも、わたしが憧れている部分がとってもよく出ていて、安心して最後まで授業を受けられました。

 また、「〇〇はどこかプリントに指で押さえてごらん?」「同じこと書いた人?」と問いかけるような、授業テクニックが自然と使えているなあと感心しました。

 みんなからは、
・課題の位置はやはり左上にした方が見やすい
・同じ発問を違う言い方で指示してしまっている場面があった
・解説を一気にしてしまうのではなく、小さく小分けにすると伝わりやすいのでは
 といった意見が挙がりました。

 玉置先生からは、授業中、子どもに発言を求める際の言葉についてコメントをいただきました。

 私たちは、つい発表の場面で「〇〇を発表してくれる人はいますか?」と無意識に子どもに聞いてしまいます。しかしこの聞き方は適切では、どこか子どもに発表してもらう感があり、つぶやきにくく発言が出にくい雰囲気になってしまうという意見が4期生からも出て、なるほどなと感じました。

 その後の話し合いでは、子どもに意見を求める場合は「気づいたこと(考えたこと)はあるかな?」という聞き方がよいのではという結論に至りました。他の先生方の授業を参観させていただく際にも、問いかける言葉に注目してよりよい言い回しを探求していけたらなと思います。

 次回はわたしも模擬授業をするので、鏡味さんに負けていらねないなあと思います!また、だんだんとみんなの授業を見る目が肥えてきているので、指摘されることを恐れて当たり障りのない授業をしてしまいそうになるのですが、指摘してもらえる環境にあることに感謝して自分の中で挑戦したと言える授業案を作って次回のゼミを迎えたいなと思いました。(山田)

12月4日4期生ゼミ 模擬授業の反省(鏡味)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。今回は、12月4日にゼミで行った模擬授業の反省を書きたいと思います。

 私は、小学校6年生の社会科を模擬授業で行いました。単元は「世界に歩みだした日本」、内容は、どのような不平等条約があるか、どのように不平等条約を改正したかというものです。ゼミで行う最後の模擬授業なので、たくさん考え、調べ、教科書を何度も読み返して授業を作りました。その甲斐があって、先生やゼミの仲間から「良い授業だったよ」と言ってもらえた時はとても嬉しかったです。

 ゼミの仲間からアドバイスを2つもらいました。

 1つ目は板書での課題の位置です。私は課題を下の方に書いてしまいました。課題を全員が見やすい位置にしておくことで、子どもたちが何を解決すべきか明確になると分かりました。

 2つ目は指示を何回か変えてしまったことです。私は最初に、「気づいたことを書こう」と指示を出し、2回目は「考えたことを書こう」と指示を出してしまいました。指示は統一しなければ子どもが混乱してしまいます。今後気をつけていこうと思います。

 玉置先生からは、「発表できる人?」と聞くのは発表しない人が自分のことを「できない人」と思い、嫌な気持ちになるのではないかという意見をいただきました。確かにその通りだと思いました。しかし、それに代わる良い案が私の中ではありませんでした。これから見つけていきたいと思います。

 ゼミで行う模擬授業は、たくさんの学びがあり、とても良い機会です。学んだことをきちんと整理して、4月からの教員生活に生かしていきます!玉置先生をはじめ4期生のみんな、本当にありがとうございました!(鏡味)

12月7日授業深掘り、教育と笑いの会での学び(酒井・鏡味)

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 12月7日に開催された「授業深掘り、教育と笑いの会」での学びを酒井と鏡味が書きます。

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 この頃おでんが食べたいと思う日が増えたなあと思う5期生の酒井です。

 今回は12月7日に12回目が開催された教育と笑いの会で学んだことのうち午前中の部でのことを書かせていただきます。(後半についてはまた改めて書かせていただきます!)

 会は「かぼちゃのつる」をいう資料を使って行われた山田先生の道徳の模擬授業から始まりました。私はその授業に子ども役として参加させていただきました。受けていて、小学校一年生対象であるにも関わらず、気がついたら大学生の自分たちが本気で授業に向かっていました。なぜだろう、と授業を振り返ると自分では思いつかないたくさんの工夫がこらされていることに気がつきました。

 例えば、主人公のかぼちゃの立場だけでなくその周りを取り巻くはちやちょうなどの登場人物にも目を向け、考えさせていました。それが様々な立場に立って多角的に考えることにも繋がっており、物語の中の悪者探しにならないようになっていました。

 さらに、主人公の弱い部分を感じる行動についてお話上の事実だけではなくその理由を想像させて、仲間と交流したのに焦点を絞って考えるように進めていらっしゃいました。スムーズな流れで価値に近づいていきとても驚きました。

 道徳は心を育む教科ではあるものの心情より手立てを考えてしまう授業は恐らく少なくありません。しかし、山田先生は子どもの意見をただ受け止めるのではなく理由を問い返したり、あらかじめ用意した発問を用いたりして何度も揺さぶりをかけていました。これによりいわゆる「いい答え」を出せばいいんだな、という子ども達の思考を深い考えに変えていました。そこで今まで揺さぶりの発問の存在は知っていたものの本質を理解してなかったことに気がつきました。

 ロールプレイについても新たなことを学びました。なんのためにロールプレイをするのか、この会に参加するまでは楽しくするためだとか、座っているだけで終わらないようにするだとか、全員が話す場を作り出すためだとか思っていました。これらはロールプレイをするという行為の良さではあるかもしれないけれど、とても浅はかな捉え方だったと山田先生の授業を通して思いました。気持ちが高まった状態でやるからこそ子どもから本音を引き出せて、見ている児童のつっこみたい気持ちも高めて、演者だけでなく周りをまきこんでいくロールプレイを目指すべきだと感じました。ロールプレイについては誤解していたこともありました。先生は入ってはいけないと思っていたのです。

 しかし、子ども同士で行うは難しいのが現実であるため、先生が入ることで初めて意図的にすることでキーワードとなるものが出てきたり、問題がみつかったりする意味のあるロールプレイになるのです。ロールプレイの時間を設けて満足していてはいけないことを改めて感じました。

 道徳は大学の講義においても実習中も指導案や授業が難しくなかなか手が進みませんでした。ですが、私にとって好きな教科でもあります。自分の強み、腕の見せ所であり、教員になったらこだわりたいとも思っているのでこれからの道徳教育について学んでいきたいです。

 素晴らしい学びを得ることができたことをこの会に参加できたことを本当に有り難く思い、会に関係していらっしゃる方々にこころから感謝しています。本当にありがとうございました。(酒井)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。先日、東建ホールで行われたセミナーに参加してきました。午前は山田貞二先生の道徳授業の深掘り、午後は教育と笑いの会という内容の濃いセミナーでした。

 今回は、そのセミナーでの学びを2つ書きます。

 1つ目は、道徳の揺さぶり発問についてです。今回、山田貞二先生が行う道徳の授業に生徒役として参加しました。その中で、先生にたくさんの揺さぶり発問を受けました。その揺さぶり発問があったことにより、私たち生徒は授業の中で深く考え、議論することができました。

 山田貞二先生は、揺さぶり発問をするためには、常に教師の中で、「なぜ?」「どうして?」の意識をもつことが大切だと仰っていました。また、先生は、以下の3つの方法で揺さぶり発問を作ると仰っていました。
(1)子どもが発言をした際、不十分な時に行う
(2)子どもが発言したことの確認のために行う
(3)あらかじめ補助発問として用意しておく

 揺さぶり発問があることで、子どもたちは、より価値について考えることができます。今回教えていただいたことを参考に道徳の授業の発問を考えていこうと思いました。

 2つ目は、笑いが溢れる学級を作るためには、まず教師が笑うということです。子どもは教師のことをよく見ています。教師がたくさん教室の中で笑うことで、「ここはたくさん笑っても良い場所」と子どもは感じます。まずは、教師がたくさん笑い、笑顔でいることが大切だと学びました。

 私は4月から教壇に立ちます。たくさんの失敗があると思いますが、どの先生よりも笑顔でいることを心がけて教壇に立とうと思います😊頑張ります!

 今回のセミナーでも多くの学びがあったのと同時に、4月から頑張らなければいけないと身が引き締まりました。玉置先生をはじめ、関係者の皆様本当にありがとうございました。(鏡味)

12月7日 授業深掘りセミナー&教育と笑いの会に参加して(安部・小谷川)

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 こんにちは。4期生の安部と、準ゼミ生の小谷川です。先日、教育フォーラム、教育と笑いの会に参加させていただきました。学んだことを書きたいと思います。

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 こんにちは。4期生の安部です。私は先日、ゼミの模擬授業で道徳をやらせていただき、あまりうまくいかなかった経験があります。ですから、今回の山田貞二先生の授業がとても楽しみでした。

 対象は小学校低学年、資料は「かぼちゃのつる」でした。この資料は、かぼちゃさんがみんなの言うことを聞かずにどんどんつるを伸ばしていって、最終的にトラックにつるを切られてしまうという内容です。

 学んだことはたくさんありますが、ここでは2つに絞って書きたいと思います。

 まず、1つ目は、自然にかぼちゃさんの気持ちになって、考えられたということです。この話を聞いたときに、多くの人が感じるのが、「かぼちゃさんは悪い、かぼちゃさんみたいにはなりたくない。」というような感情だと思います。

 しかし、この授業はものの善悪を判断するものではありません。わがままを言わず、節度や節制を守った生活をするためにはどのようにすればよいかを判断する授業です。山田先生は最初の発問「かぼちゃのことをどう思いますか。」で話し合いのテーマを見つけさせ、それ以降はかぼちゃさんと自分を重ね合わせられるような発問、授業展開を工夫されていました。私たち大人でさえも、自然にかぼちゃさんの気持ちに入り込めたこと、本当に素晴らしいと思います。自分が子どもたちに実際に授業をする際にも、子ども一人一人の最後の振り返りから、自分ごととし捉え、考えられているか、それを基準に自分の授業を評価したいなと思いました。

 2つ目は、役割演技で子どもの言葉を引き出すということです。以前、玉置先生は「役割演技はあまり意味がないのではないか」ということをおっしゃっていて、子どもからしたら演技をする楽しさというだけで、あまり意味がないかもしれないな、ということを私も感じていました。

 しかし、山田先生が今回された役割演技は子どもの本音が引き出されていて、とても意味のあるものだということを感じました。先生が今回、実践されていたのは、かぼちゃさんの気持ちを直接問う、インタビュー式でした。これは初めて見た方法でしたが、子どもが素直に気持ちを引き出せる、とても良い方法だなということを感じました。

 私自身、最近、道徳の授業で悩んでいて、どれだけ準備をしても、授業後にどこかすっきりしないのはなぜだろうとずっと悩んでいました。しかし、最初に山田先生がおっしゃっていた「道徳はLiveである、目の前の子どもと一緒に考えるスタンスでいくのが大切」という言葉が全てを解決してくれたような気がします。自分の中でまだまだ研究が必要な道徳ですが、最終的には目の前の子どもと一緒に考えていくという考え方を根本に置いておきたいと思います。

 教育と笑いの会ではたくさん笑って、学びもありました!長丁場の1日セミナーでしたが、とても充実した時間を過ごすことができました。

 玉置先生をはじめ、関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは、特別に参加させていただきました、教育学部4年の小谷川です。今回は12月7日にありました教育と笑いの会について書かせていただきます。

 午前の山田貞二先生道徳の授業は私たちゼミ生が生徒役として参加しましたが、小学1年生向けの教材であったのにもかかわらず、とても考えさせられるような授業になっていました。なぜそのような授業であったかにはいくつかの授業のポイントがあったのですが、一番に多角的に場面を捉えさせてから具体的な解決策を考えさせていたからであると思います。

 道徳の授業では自分自身に置き換えて考えようとしても、やはり教材の主人公の行いと自分は分けて考えがちであり、これは善い行い、これは悪い行いと善悪に簡単に仕分けて綺麗事で終わってしまいます。なので今回の道徳の授業での善悪を混ぜ合わせ、多角的に心情を捉えさせる方法はとても道徳的に感じ、教材の見方について学び得ることができました。悪者の心情に焦点を当て、悪者は悪者扱いをされているだけで真っ直ぐな思いがあるという意識をもたせることによってこんなにも教材の見方が変わるものなんだと感じました。これからの教材研究にその意識を取り入れていきたいと思いましたし、また今まで扱ってきた教材も違う解釈で見れるのではないかと思ったので、見返してみようと思います。

 またこのような心情を捉えさせてから具体的な解決策を考えるというのが国語にはない要素であると思います。これによって登場人物を自分の中に落とし込むことができるので、ゼミ生である私たちもとても深く考え込んでしまいました。とても道徳の授業をすぐにでもしたくなるような、本当に学びの多い模擬授業を受けることができました。

 午後では教育と笑いについて色々な話を聞くことができました。教育には笑いは必要なのか、それについての先生方の話し合いはとてもおもしろく、様々なエピソードも聞けて、笑いもありとても楽しかったです。

 私自身学校であったり部活であったり、様々な場所に所属してきましたが、先輩後輩など関係なくくだらない話を多くしてしまいます。たまにゆるすぎるのではと思う場面もありますが、そのおかげかどこのグループよりも打ち解けあっていて、お互いが素直に意見を言い合えるという雰囲気が形成できています。他のグループの子から仲良くてなんでも言い合えて謎に団結があって羨ましいという声をよくもらったりします。そのような内容がシンポジウムの中でも取り上げられており、今まであまり意識はしてこなかったのでとても納得しました。

 笑いは様々なことに影響を与え、信頼関係を構築させていく柱となるものであると改めて思いました。きっちりしっかりやっていくことももちろん大事ですが、少しくずれたやわらかく温かい笑いがある場所こそが本当の自分の居場所になっていくのだなと思います。自分だけではなく、周りの人もここが居場所だなと思えるような温かい笑いの絶えない雰囲気をこれからも大切にしていきたいと思いました。

 とても多くの学びを得ることができました。ありがとうございました。(小谷川)

11月27日 安藤さんの模擬授業記録(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。安藤さんの授業記録を書きたいと思います。

 今日の発表は3人とも本当に素晴らしかったです。授業後のゼミ生からの助言もとてもレベルの高いものでした。前回、玉置先生に喝を入れていただいたこと、本当に感謝しています。

 さて、安藤さんは小学校2年生の道徳の授業を行いました。教材名は「およげないりすさん」でした。

 導入で、登場人物である、かめ、白鳥、りす、あひるを提示し、「この4匹で仲間外れはどれか」という発問をしました。小学校2年生を意識して、子どもの頭に登場人物がすんなり入ってくるようにする工夫が素晴らしいなと思いました。

 玉置先生からいただいた助言は以下の3点でした。

1.「島で遊んでいた3匹はどんな気持ちですか」という発問は3匹の気持ちを教科書から読み取るという意に聞こえる。子どもが教材から自分ごととして考えられるような発問の言葉を考えることが大切である。

2.道徳の授業ではまず、自分だったらどうするか、行動を考えさせる。その後、どうしてそのような行動を取るのか、意図を問うことが大切である。そうすることで、行動の裏にある気持ち、何でそのような行動をする必要があるのかを子どもから出させることができる。今回の教材であれば、「自分がかめさんだったらこのあとどうしますか」という行動を考えさせる。その後、「どうしてそんなことするの?」と問うことで、「りすさんもかめさんたちもみんなで仲良く遊べるようにしたいから」という価値に迫る言葉が子どもの口から出るはずである。

3.今回は仲間外れにしてしまう、かめさんに寄せていったが、仲間外れにされるりすさんの気持ちに寄せていくのも一つの方法である。りすさんの立場を考えさせることで、仲間外れにされる側の気持ちを考えられる子どもに育つのである。

 低学年ほど道徳の授業は難しいのではないか、最近私が感じることです。模擬授業の発表を通して授業について深く考えるきっかけになります。安藤さん、素敵な授業をありがとうございました。(安部)

11月27日4期生ゼミ 3分間スピーチの反省(高桑)

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 こんにちは、4期生の高桑です。今回は、ゼミでの3分間スピーチの反省を書いていきたいと思います。

〈原稿〉
 おはようございます。今日の先生のお話では、みんなに「笑顔の大切さ」について伝えたいと思います。

 先生は最近、ある国に行きました。どこだと思いますか?(3人の子どもに聞く)

 今の中に答えは〜、、ありませんでした。実は、タイという国に行ってきました。タイってわかるかな?一年中気温が高い国で、ご飯がおいしくて、なによりも日本よりもものを安く買えるっていうのが先生は魅力的だな〜って思いました。Tシャツは1枚300円で買えるくらいです。

 その反面、タイにいて日本との違いに、心がモヤモヤすることもありました。ご飯食べようと思ってお店に入ったら、日本だったら「いらっしゃいませ」って店員さんが笑顔で迎えてくれるところを、タイではスマホを触ったままの店員さんがお店の奥の方でムスッとしていました。他にも、服屋さんで先生が商品を下に落としてしまったときに、日本だったら「大丈夫ですよ」と笑顔で対応してくれるけど、タイではなんと店員さんに舌打ちをされました。

 先生はタイに行って、笑顔って本当にいいなあって、大切だなあって身をもって実感しました。先生が実感したように、みんなにも実感して欲しいので、今日は「スマイルデー」にします。いつも以上に笑顔で1日を過ごしましょう。じゃあ、笑顔の練習です。口角を上げて、目尻を下げて、さっきよりも笑顔を意識してあいさつをします。おはようございます!これで先生のお話を終わります。

*****

 私は、今までは人前に立つことに対して苦手意識があり、本番では緊張して頭が真っ白になるという経験が多くありました。しかし、教員採用試験の面接練習を半年続けた結果、人前に立つことが苦ではなくなりました。今回の3分間スピーチでは、話す前から、「子ども役のみんながどうしたら楽しんで聞いてくれるかな、どんな反応をするのかな」と、わくわくする余裕さえありました。

 玉置先生にも、声に表情があり、「今の中に答えは〜、、ありませんでした」と意識的に間をとったのが良かったとお褒めのお言葉をいただきました。これからも話術を磨き続け、朝の会や帰りの会のちょっとした時間で子どもを楽しませたり、ハッと大切なことを気づかせられる教師になりたいと思いました。(高桑)

実習を終えて(生田)

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 こんにちは!5期生の生田ともやです。もうすぐで今年も終わりですね。

 自分は小学校実習、中学校実習と約8週間の教育実習を終えました。あまりにも濃すぎる8週間であっという間に終わってしまいました。いまだに実習での早寝早起きスーツに着替えの習慣が身についてしまっています。

 今回は中学校実習を終えてのことについて書いていこうと思います。

 中学生は小学生とは違い自分からはよってきません。わかっていたのですがここまでとは思っていなかったです。自分がこのいかつい顔のためか生徒から煙たがられてるのかと思いました。
 
 しかし、小学校実習の時とは違い比較的良い子が多く仲良くなるのにさほど時間はようしませんでした。毎日沢山の子に一人一人話しかけて、体調が悪そうな子がいたら大丈夫?髪の毛切ったこがいたら似合っているね!と声をかけたり、交換日記みたいなものがあって全員の交換日記にコメントを一人一人つけたり、昼休みは男子と外で遊んだり、時には女子とバスケットボール、そして授業によって子どもとの関係をどんどん作っていきました。

 授業では自分は国語をやらせてもらいました。自分は国語を専攻しているので授業は国語をやったのですが、今回は小学校実習の授業とは違い深く内容に入っていくのでしっかり国語だけに力をいれていきました。結果から言うと上手くできませんでした。そもそも自分は国語が苦手で、国語の苦手を克服するため国語を専攻したので覚悟はしていたのですがここまでできないものだと痛感しました。まず自分は知識が乏しいので、話に説得力がありません。なので毎回毎回教材研究と国語の勉強の両立でした。

 さらに、授業技術の面では国語という科目に必死になりすぎて、ゼミでの学びを意識することができませんでした。小学校実習の時は授業内容に余裕があったのでゼミで学んだことを意識する余裕があったのですが中学校では上手くいきませんでした。研究授業終わったあと玉置先生からアドバイスをもらったら思い出したように意識でき、落ち着いてやることができました。

 中学校実習は最後の3日間急性胃腸炎で入院するというトラブルもありましたが最後は別日にお別れ会を担任の先生が開いてくださってしっかりと締めることができました。

 と、順調にいったような中学校実習でしたが、どうも中学校実習中から終わったあとも違和感を感じていました。とある赤坂真ニ先生の本をよんでいてこんなことがかいてありました。

 静かなる荒れ「しらけ型」学級崩壊

 低意欲で緊張感に欠け、活気が見られない状態。かと言って明確な反発をすることもなく、指示をすればそれに従い、立ち歩く子もいなければ奇声をあげる子もいない。しかし淡々と授業はすすむ。

 自分は崩壊までにいってないにしてもこれに近いものを感じました。終わってからこれだと思いました。現場に居た時にはこの違和感がわからなかったのです。そう、彼らには熱を感じませんでした。日々の活動をこなすだけなのです。一見上手くいっている様に見えますがいずれ学級崩壊、上達が見られない、クラス会にまとまりがなくなってくるなどが起こってくるのではと思いました。こういったことについてもこれから学んでいきたいです。こういった形の学級崩壊はこれから増えていく様な気が自分はします。実際自分がかつて所属していたクラスもこれに近かったです。

 実習ではこういったことも学んでくることができました。こっからはこれを生かして教育採用試験に挑みたいと思います。(生田)

11月27日4期生ゼミ秋田さんの模擬授業での学び(鏡味)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。今回は、秋田さんが行った模擬授業での学びを述べたいと思います。

 模擬授業は4年生の道徳の授業で、内容は、「世界に1つだけの花」の歌詞を考えるものでした。

 秋田さんは、授業の主発問に、「オンリーワンとナンバーワンどちらが大切?」と言いました。生徒役をしてくれたゼミ生からは「この発問はとても難しい」という意見が出ました。どちらが大切なのかは、時と場合によるからです。

 また、この主発問の前に「一人ひとり違う種」はオンリーワンのことだねとオンリーワンに重きを置いた流れが授業の中にありました。その中で、ナンバーワンが良いという意見が出にくいのではないかという意見も他のゼミ生からありました。

 玉置先生からは、「1人ひとりがオンリーワンな存在である」と子どもが気付くことが大切なのではないかという意見がありました。そのことに気付き考えさせることが課題だと思いました。

 道徳の授業は、どこで子どもを揺さぶるか、どこで子どもに考えさせるのか、とても難しいと改めて感じました。授業を受けていて、難しいながらも、秋田さんがこの教材と向き合い、一生懸命に教材研究をしたことが伝わってきました。教師になった時、秋田さんのように子どもたちのために教材研究や授業を頑張る気持ちを大切にしたいと思いました。秋田さん、授業お疲れ様でした!(鏡味)

11月27日 4期生ゼミ 模擬授業の反省(秋田)

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 こんにちは。4期生の秋田です。今回は、ゼミでやらせていただいた道徳の模擬授業の反省を書いていきたいと思います。

 私は今回、4年生を対象にクラスが始まって最初の道徳の授業という設定で、「世界に一つだけの花」の歌詞を教材にしてやらせていただきました。

 私は以前の模擬授業でも道徳の授業をやらせていただいたのですが、前回の反省点をもとに教材研究を何度もしました。しかし、どこを主発問にしようか、ここでどんな発問をしようか、考えれば考えるほど分からなくなってしまいました。

 今回私は、歌詞の中にある「ナンバーワン」と「オンリーワン」を取り上げて、主発問は「ナンバーワンとオンリーワン、みんなはどちらが大切だと思いますか?」というものにしました。私は、子どもたちの中でどこか議論する場、「ん〜確かにそう考えればそうだな〜」と葛藤する場面を作りたいという思いがありました。しかしこれは、私たち大人でも難しい発問でした。また、この発問に答えはなく、それぞれの感性になってしまうものになってしまいました。

 私も卒論のテーマでとりあげている「考え、議論する道徳」ですが、どこで子どもたちに議論させたいか、揺さぶりをかけたいか設定するのは、本当に難しいものであるなと実感しました。

 ゼミ生からの助言として、この後クラスの友達のオンリーワン、一人一人がもつ種(良いところ)を見つけあって、カードに書いて渡すという活動をするというものがあったのですが、それはまだクラスが始まったばかりだとむずかしいのではないかという意見をいただきました。この意見をいただいて、確下にまだお互いをそんなに知らない子どもたちもいるので、これからやっていこうなど次の時間に結びつけたり、学級経営につなげていくのも良いなと感じました。
 
 また、子どもたちからきいた発言を1回束ねるということの大切さもゼミ生から気づかしてもらいました。私は、子どもの言葉をただ黒板に並べて次に進めてしまうという場面もあったので、数人の発言からそれを全体が納得できる形で1回束ねるという確認は必要であるとまなびました。

 今回も反省点、改善点がたくさん見つかる授業となりました。ご指導してくださった玉置先生、4期生のみんな、ありがとうございました。(秋田)
 

11月23,24日 UD学会からの学び(加藤奨基)

 こんにちは、4期の加藤奨基です。11月23日と24日に、東京の筑波大附属小で行われたUD学会に参加しました。あまりにも多く、深すぎる学びだったので全ては記事にしきれません!よって、田中博史先生の公開授業をもとに、赤坂真二先生が分かりやすく解説してくださったポイントを記事にしたいと思います。

 田中博史先生は算数の、割合の授業を行われました。(2/3倍などです!)以下は、赤坂真二先生が述べた3つのポイントです。
・子どもの理解レベルの共有
 A君になったつもりで、A君の考えを考えてみて」「A君はどういう図を描こうとしているか分かる?」「この線はどうして引いたか分かる?」というように、一部の子どもの新しい発想がきちんと全体に伝わっているかを、授業中に何度も何度も繰り返し確認する。こうすることで、分からないままの子どもを出さないようにしている。
・ハンドサインによる、不安度の可視化
 自分の答えには、誰しも不安を持つものである。それを、指で5段階の不安度として表すことで、みんな自分と同じように不安があるのだ、と安心することができる。
・行動、考えの意味付け
 子どもの誤答に意味を添えることで、「誤答=失敗」の認識を防ぐことができる。「もしも(誤答)の場合だったらどうなるかな?」と問うことで、「その場合は〜」と場合分けして考えることができる。そして、子どもの間違いには必ず子どもなりの根拠がある。そこを認めてあげることが重要である。

 もう一つ、田中先生の授業技術として、「他人事として問題を考える」という技術がありました。例えば、5年生に「4年生だとどのように間違えると思う?」と問いかけることで、間違いを恐れずに様々な意見を出すことができます。また、基本的ですがとても大切な働きかけとして、「子どもの名前を呼ぶ」「称賛、労いの言葉をかける」「目線を合わせて話を聞く」ということも赤坂先生は価値付けていました。これらの働きかけを丁寧に行うことで、はじめて上記の3つのポイントが生かせる、と仰っていました。

 2日間学び通しということで、かなりハードなスケジュールでした。しかし、ハードスケジュール以上の学びをすることができました。伝説級の先生方の生の姿を見ることもできました。玉置ゼミの真骨頂というカンジがしました!玉置先生、竹内君、米満君、2日間ありがとうございました!(加藤)

※下図は日本授業UD学会HPより
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11月13日模擬授業の反省(高橋)

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 こんにちは!4期生の高橋です。今回は、2回目となる模擬授業の反省を書いていきたいと思います。

 反省点は2つあります。

 1つ目は、自分の想定した順番で意見が出てこなかったときの発言の生かし方です。最初に発言した中澤くんは、「2400を100で表すとき、4×6×100をした」と言ってくれました。正直、この意見が初めに出るとは思っていなかったため、どう対応していいか分かりませんでした。中澤くんは黒板に式を書いてくれましたが、それをその後の授業で生かすことができないまま終わってしまいました。

 玉置先生からは、その場合、最終的に教師が子どもの意見を繋げる必要があると助言していただきました。具体的には、その後に出てきた10+10+4という意見が、中澤くんが言ってくれた4×6と同じことを言っているから、式の下に24と板書し、授業の最後に「さっき中澤くんが言ってくれた、4×6はここのことだったんだね」というように繋げていくとよいそうです。子どもから意見を出しっぱなしにするのではなく、きちんと内容を捉え、結びつけることが教師の役割だと学びましたが、無駄な付け足しはせず、というのが難しいところです。

 2つ目は、子ども役に前に来て説明をしてもらっているとき、教師側が勝手に紙を動かしてしまったことです。玉置先生からのご指摘で気がつきましたが、それも全て子どもにやらせないといけなかったと反省しました。

 教師がわざとボケて見せるという、物分かりの悪い教師になることができていませんでした。子どもの言葉で、他の子どもにも説明が伝わるように意識して、足りない部分は、補わさせる導きができるようになりたいです。

 2回の授業を終えて、やはり前に立つと緊張もしますし、自分の想定を超えた意見が出ると戸惑ってしまいます。どうしよう、と焦る度、自分の至らなさを感じます。自分が授業をする機会は終えてしまいましたが、残りの他のゼミ生の授業を見て、吸収したいと思います!(高橋)

11月27日 関口さんの模擬授業の記録(高橋)

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 こんにちは!4期生の高橋です。今回は、関口さんの模擬授業の記録を書いていきたいと思います。

 今回、関口さんは、3年生の円の単元で授業をしてくれました。授業のあちこちに、◯×法や、「今日来てよかったね」など、野口先生の要素が散りばめられていて、関口さんらしいなと思いました!

 関口さんの授業は、ひとつひとつの活動に工夫が見られました。

 例えば、課題へのつながりも、「今日のめあてなんだと思いますか?」と一旦子どもたちにパスすることで、一方的にならないようにされていたところが上手だなあと思いました。

 また、全体交流では3つのパターンの意見が出ました。そのとき、「いつも『はかせ(早く、簡単に、正確に)』って言ってるけど、どれが1番『はかせ』でできそう?」と子どもたちに尋ねて、答えを吟味させているのもよかったと思います。

 授業後、みんなからは、発問が明確だった、意図的指名ができていた、今なにをするのかやることが分かりやすかったという意見が出ました。

 一方、円の中心を見つけるために何故2回折らなければいけないのかをしっかり押さえるとよかった、キーワードを押さえておくと良かった、というアドバイスがありました。

 玉置先生からは、円を1回おるだけだと、この線のどこかに中心があるということだけしか分からないが、2回折ることで、その線上にある点が1つに定まるからだと、教えるべきことは教えるべきだという助言がありました。

 また、関口さんは個人追究に入る前に、予想できる人、できない人、と尋ねて実態把握をしていました。そこで、授業の最後に、「予想できない」と言った子どもを指名し、今日の授業でできるようになったことを褒めてあげるとよい、というご指導もありました。

 関口さんの授業は、発問や活動1つ1つに仕掛けがあり次はなんだろう?とワクワクする展開で、とても楽しく受けることができました!関口さんの話し方や、間の取り方、声の出し方は何か惹きつけられるものがあり、とても勉強になります!いつも、教材研究にまで話が及ぶゼミ生の授業から学ぶことは大変多いですが、こういった基本的な技術もどんどん真似ていきたいと思いました!関口さん、お疲れさまでした。(高橋)

11月27日4期生後期ゼミで模擬授業を行なっての学び(関口)

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 こんにちは!4期生の関口です!今回は自分が行なった模擬授業について書きます。

 私は3年生の算数で「円」についてやりました。前時で、まるいかたちを「円」その真ん中を「中心」、円のまわりから中心までを「半径」ということを学んでいる状態です。

 最後に子どもに言わせたい言葉は、
「円を半分に2回折って交わったところに中心がある」
「直径は円の中で1番長い直線なんだ」
「直径は半径の2倍なんだ」
 という3つでした。

 そこで、円を子ども役のゼミ生に渡して好き放題に中心を見つけてもらいました。期待通りにハサミを使う安藤さんや、真ん中の点を大きくすれば中心になるんじゃないかとずる賢い竹内くんもいて見ている側も楽しませてもらいました。

 3人の違うやり方を当てて、「はかせ」というワードからどのやり方が一番早くて簡単で正確か選ばせました。

 竹内くんの中心の大きさに関しては、以前玉置先生が「直線は永遠にかけるか否か」話されている模擬授業で取り扱われていたため、私に力があれば触れたいところでしたが、今回はスルーしました。

 そして、円の中心の見つけ方は、円を半分に2回折って交わったところだということをみんなに納得させた後、「なぜ2回なの?1回や3回ではいけないの?」と揺さぶりをかけました。

 玉置先生と考えたこの発問の大きさや意図を私自身わかりきってないまま使ってしまった発問でした。後からのゼミ生からのアドバイスで、ここで「半分」というキーワードを大切にする必要があるということを学びました。

 なんだか、ゼミ生の顔がすっきりしていないのに私はそのまま直径へと進めました。直径の定義を教えて、配ってある円に直径を書かせ、「半径3センチの円から7センチの直線を探してほしい」という発問をしました。

 ここで20分が経ちました。

 最後の発問の意図は、子どもの口から、「直径が1番長い」「直径は半径の2倍」だということを出させるというものでした。

 早めに取り掛かり玉置先生と一緒に授業研究をさせていただきました。やる前何度も声に出したり頭の中でリハーサルしたりと完璧なつもりでした。しかし、自分のできている発問に疑問をもとうとしなかったところや子ども役の発言の予想が足りていなかったところが事前の反省点であると考えます。また、指導案通りに進めようと子ども役の表情に気付きながら進めてしまったことを後悔しております。

 もうゼミでの模擬授業は終わってしまいました。しかし今回行なったことで、より授業研究の楽しさを感じることができました。ゼミ生からのアドバイスや玉置先生のご助言を今後に生かしていきたいです。卒論もがんばります!!!(関口)

11月6日 4期生ゼミ 山田さんの模擬授業の記録(秋田)

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 こんにちは。4期生の秋田です。今回は、山田さんの国語の模擬授業の記録を書いていきたいと思います。

 山田さんは、今回詩の授業をしてくれました。まず、導入からカエルの絵をかいて「これなんの動物だと思う?わかった人から教えて!」と絵の上手な山田さんだからこそできる明るい雰囲気の授業の始まりでした。
 
 詩の音読も、たけのこ読みというおもしろい読み方をしていました。これは、子どもたち一人一人に自分の好きな一文を選んで、全体で読んでいく際にその一文の時に立ち上がって読むというものです。これはとてもおもしろくて子どもたちも楽しくできる点がある一方、まだ授業の最初の段階では、子どもたちが詩を味わいながら読むことができず効果があまりないのではないかという意見もありました。

 また、山田さんは発問も端的でわかりやすく、声色や表情もとても暖かいので子どもが安心して受けられる授業であるなと感じました。途中、発問のなかでもやはり子どもたちからの言葉があいまいのまま次にいってしまう場面もあったので、私自身も子どもからなかなか引き出せなかった際に、どう教師が切り返していくかというその切り札をたくさん持っていかなければならないと思いました。
 
 そして、玉置先生の助言から「主人公のカエルの絵をあえてださなかったらどうか?詩の中にはどこにもカエルがでてくるとは書いてない」というお言葉もありました。教科書のイラストにとらわれがちだが、そこをあえて隠して、子どもたちにそれぞれの詩のイメージをつくるということも大切だなと感じました。

 ゼミの終わりには玉置先生が、私たち四期生に「詩を楽しむとはどういうことか?」と投げかけてくださり、詩の楽しさについて改めて考えることができました。私たちの中で出た意見としては、「子どもたちがいろんな自分の感性を言い合えること」「リズムを楽しみながら読むこと」などがでました。

 玉置先生の助言を聞いて、詩の授業はあまり深くやりすぎるとかえって良くないのだと感じました。詩を専門家のように分析したり鑑賞したりせず、また技巧ばかりに焦点をあてるのではなく、子どもたち一人一人の感じたこと、思ったことを大切にして、「詩を楽しむ」という忘れがちなことを大切にしていかなければならないと思いました。

 ゼミの回数を重ねるたびに、教材研究のポイントをたくさん学べたり、教師の基本的な授業技術を再確認できたりできるこのゼミの時間があることが本当にありがたいです。玉置先生、ご指導ありがとうございました。(秋田)

11月6日 第5回4期生ゼミ 模擬授業の反省(山田)

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 こんにちは、4期生の山田です。今日は11月6日にやらせていただいた模擬授業の反省を書きます。

 今回わたしは4年生の国語の「春の歌」という時の教材を扱って授業をさせてもらいました。教育実習でも詩は扱わなかったのですが、わたし自身、詩の授業が好きだったので今回挑戦してみました。初めてやる詩の授業でしたが、やって初めて教える側の難しさを痛感しました。

 根本的な部分で恥ずかしいのですが、大きな反省点として、詩の授業の進め方があります。わたしは、詩を分析して読み深めることで、イメージを膨らませて、まとめの音読でそれぞれが思い思いの表現をできたらいいなと思い、授業展開として、音読を数回した後、読み取りに入りました。全体で読み取って、黒板の模造紙に書き込むという形を取ったのですが、その結果、一文ずつにこだわりすぎてしまい、詩の楽しさを伝えきれずに終わってしまいました。
 
 詩の面白さとは、絵がないので自由に想像を膨らませられるところや、声に出した時に、リズミカルで、イメージ次第で自分らしい表現ができることだと思っています。その部分を感じさせる活動が足りていなかったなと感じます。
 
 子どもたちが、授業を通して詩の面白さを存分に味わうことができるよう、玉置先生から2つ改善案をいただきました。
 1つ目は、座学で読み取りを重視するのではなく、何度も詩を繰り返し子どもに読ませて、「今、どうして〇〇のように読んだの?」と子どもたちから自然に出てきた体や声の表現から、その子がイメージしたものを学級で共有し、深めていくという授業展開です。
 2つ目は、詩の中心が「かえる」であると 明かさずに授業を進めるという授業展開です。
 
 どちらもわたしは無かった視点でした。授業技術だけでなく、1番の根本となる教材研究のご指導をいただけることが有難いと感じます。それと同時に、教材研究の視点から自分や、4期生のみんなの授業を批評できるような力をつけていきたいなと思いました。(山田)

中学校実習で学んだ大切なこと(大久保)

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 こんにちは!玉置ゼミ5期生の大久保です!今回は中学校実習を通しての感想を書いていきます。

 私が中学校実習で最も勉強になったことは、生徒との関わり方、距離感についてです。

 小学校実習では、初日でも児童から寄ってきてくれて、たくさん話すことが出来ました。しかし、中学校実習初日は、どこか警戒されているようで、生徒から寄ってくることはなく、そこのギャップから、上手く関わることが出来ませんでした。

 私は生徒との関わり方、距離感についての悩みを実習ノートに綴りました。

 そして、担当の先生からある言葉を掛けていただきました。
「例えば中3だとして、15年間家庭環境や友人との関わりで、生き方を貫いてきているのだから、否定せずに、生徒の価値観を認めて接してみるといいよ。」
というものでした。関わり方に悩んでいる私にとって、有難い言葉でした。

 私はそれを意識して、生徒と関わっていきました。すると、徐々に生徒との距離感が縮まっていきました。多くの生徒と関わることができました。この経験を通して、分かったことが2つあります。

 生徒も大人と同じように様々なことに考え、悩んでいるということ。ただしそこには、中学生ならではの危うさが内在しているということ。この2つです。

 そういった時に間違った方へ進まないように、正しい方向へ導くことが教師の役目なのではないかと中学校実習を通して、強く感じました。担当の先生に教えていただいた通り、否定はしません。一人一人を認めながら、間違った方へ進みそうな生徒がいたら、こんな生き方もあると教師が示していく必要があるのではないかと思います。

 実習最終日まで、生徒と上手く関われているかという心配は消えませんでした。しかし、帰りの会が終わって、校門に立っていると、クラスの子や学年の子が来てくれて、「先生が居なくなるの寂しいよ」と言ってくれました。実習中ずっと関わり方について悩んでいた私にとって、救いの一言でした。その言葉が今でも胸に残っています。

 中学校実習前までは、小学校の先生になりたいという気持ちが強かったのですが、実習を通して、中学校の先生にもなりたいという気持ちになりました。これから教採に向けて本格的に動き出しますが、実習で学んだことを忘れず、児童生徒に進む道を示していけるように、恥じることのない生き方をしていきたいです。(大久保)

※写真は6月のゼミでの大久保君です(玉置)

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