12/21、22 5期生ゼミ合宿での学び(大久保、中西、二村、古川、酒井)

 12月21日、22日のゼミ合宿での学びを酒井、二村、中西、古川、大久保の順で報告します。

***

 こんにちは!雪が降るのを毎日心待ちにする今日この頃な5期生の酒井です。さて今回は12月21日.22日で行われた5期生のゼミ合宿での学びについて書かせていただきます。

 私は合宿で大きく2つのことを学びました。ひとつは自分の知らない自分の良さについてです。面接練習にあたって事前に質問内容を教えていただいていたのですが、私にはどうしても内容が思いつかない項目がありました。

 それは自分の長所です。自分にとことん自信の私は面接練習中も自分の力の無さに涙が止まらなくなってしました。周りはできてるに「私はなんて弱いんだ」とまた自信がなくなりました。考えれば考えるほどいても経ってもいられなくなり私は指導に来てくださった方に相談しました。そしたら思いだけないことを言われたのです。困ったとき助けを求められるのはすごいことだとおっしゃったのです。これからの社会で生きる上でこの力は必ず生きてくるそうです。今まで人にすぐ助けを求めてしまうのは自分の短所だと思っていたので耳を疑いました。けれど、その方は私に優しく語りかけてくださり、だんだん心が落ち着きました。と同時に自分では全く気がつかない良さに気づかせてくださったことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。自分のことをもう一度見つめ直し、教員採用試験に臨むぞ!という気持ちが高まりました。

 2つ目は周りの存在の有り難みです。合宿は玉置先生をはじめ酒井先生、斎藤さん、4期生さんなどの先輩方からたくさんのご指導をいただきました。実体験をもとにした具体的なアドバイスや、豊富な経験や統計的なデータを元にしたお話など、どれもなるほど!と思わずメモを取りたくなることばかりで大変勉強になりました。合宿後の友人に話すとすごいねなどと言われてより、あの環境で学ばせていただけたことのありがたさを感じました。
 
 そして、合宿を共にした5期生の仲間にも感謝したいです。14人だからやり遂げられたしこれからもっと大切にしたと思う瞬間がたくさんありました。お互い至らぬ点はまだまだありますが全員で支え合っていきたいです。

 ゼミ長も言っていた通りこの合宿はあくまでスタートです。気持ちを新たにして教採に向けて精進していきたいです。最後になりましたが、合宿において私たちを支えてくださった全ての方、本当にありがとうございました。(酒井)

*****

 こんにちは!5期生の二村です。今回は12月21〜22日に行われた5期生ゼミ合宿で学んだことについて書かせて頂きます。

 この2日間を通して、自分の教育観を確立していくことが必要であることを学びました。面接練習をさせていただき、エピソードが弱く、具体的ではないことが浮き彫りになりました。自分の中で、どんな教師になりたいか、どんな学級経営をしたいのか、などのはっきりとした教育観が自分の中に確立されていないので、自分の核を作り、自分のしたい教育を確立していきたいと思います。知識不足だと感じる場面が多かったので、文科省のサイトを見たり、教育書を読むなど、出来ることからコツコツ始めていきたいです。自分と向き合う時間が多く、自分自身を見つめ直すことができました。目を見て話すことが苦手ということが明らかになったので普段の生活から意識して直していきたいです。

 酒井先生、斎藤さん、4期生の先輩方、お忙しい中、私たち5期生のためにお時間を割いて下さりありがとうございました。貴重なお話ばかりでとても勉強になりました。これから教採に向けて取り組んでいく心の準備ができたと同時に、相談に乗ってくださる方がたくさんいらっしゃることに心強さを感じました。

 最後に玉置先生、2日間ありがとうございました。ゼミ合宿が始まる前、不安な気持ちが大きかったです。しかしこの2日間を通して、玉置先生をはじめ、たくさんの方のおかげで成長できたと自信を持って言えます。素晴らしい環境で勉強させていただいてることを改めて実感し、玉置ゼミに入ったよかったと強く思いました。至らぬ点ばかりだと思いますが、分福の精神を常に持ち、14人で支え合いながら教採に向けて取り組んでいきたいと思います。

 教採に向けての第一歩をいい形で踏み出せたと思うのでこれからレベルアップしていけるように環境に感謝し協力して頑張っていきたいです。これからもご指導よろしくお願いします!(二村)

***

 こんにちは。スキーにスノーボードと冬を満喫している5期生の中西です。今回はゼミ合宿での集団討論と面接練習の2点について書かせていただきます。

 合宿1日目に集団討論の練習を行いました。最初の率直な感想は、自分の考えを話すことがこんなに難しいのか!ということです。自分が伝えたいことを簡潔に述べるには、最初の一言目で言いたいことを言ってインパクトが残るようにすることが大切だと学びました。

 実際に行ってみて、意見を聞いたり考えたりすることに必死で、出された課題から外れていっても、それに気付くことができませんでした。課題にそった討論ができているかを意識していくことが必要だと感じました。

 2日目の面接練習では、酒井先生と斎藤さん、4期生の先輩方にご指導していただきました。私がご指摘を受けたことは、表情と内容の具体性です。緊張のあまり、表情を意識することができませんでした。表情が明るいと、面接官からの第一印象も良いものになります。話している時の自分の表情を見ることはできないので、鏡などで確認しながら練習していくことが必要だと思いました。

 内容については、どの質問に対しても具体性に欠けた答え方しかできませんでした。具体的な場面や、具体的にどんなクラスにしていくためにどんな指導をしていくかなど、自分の教育観をしっかり持っていなければ答えることはできないと学びました。しっかりとした自分自身が考える教育観をしっかりともってこれからの面接練習に臨んでいきたいです。

 今回の合宿を通して5期生の絆が深まったと感じました。これから助け合いながら14人で教採に向けて頑張っていきたいです。

 面接指導では、酒井先生、斎藤さん、4期生の先輩方に本当にお世話になりました。沢山の方の支えがあって、充実した合宿となりました。このような環境で学ばせていただけることに感謝し、精一杯教員採用試験に向けて取り組んでいきます。酒井先生、斎藤さん、玉置先生、4期生の先輩方、本当にありがとうございました。(中西)

****

 こんにちは!5期生の古川です!今回は先日のゼミ合宿を通しての学びについて書かせて頂きます。

 面接練習をする際に、玉置先生はまずは「自分の中で教育観を持つこと」が重要であると教えて下さりました。

 この2日間を通し、初めて卒論や教採の面接などに対して、時間をかけて真剣に向き合いました。その中で自分は何故教師になりたいのか、どんな教師になりたいのか、自分の中にあった抽象的な教育観が少し整理でき、具体的になった気がします。これらは卒業する上だけでなく、自分自身が教員になった時も必要なものであり、多いに役に立つものであると思います。自分の中の教育観をより明確なものにしていくことができるよう、これから本中的に自分自身と向き合っていきたいです。

 今回、玉置先生を始め、酒井先生、斉藤さん、4期生の先輩方がサポートして下さりました。熱心な指導や激励をして下さる姿から、改めて玉置ゼミの温かな人との繋がりを実感し、このゼミに入って良かったなと思いました。感謝の気持ちを日頃から忘れずに仲間と共に切磋琢磨していきたいです。最後に、今回支えて下さった皆さま、この様な機会を本当にありがとうございました。(古川)

****

 こんにちは!5期生の大久保です!今回はゼミ合宿について書いていきます。

 私がゼミ合宿で学んだことは、数多くあります。2日間でこれほどまでに学ぶという経験は、これまでにしたことがありませんでした。今回はたくさん学んだ内の2つを書いていきます。

 1つ目は、教員採用試験の難しさです。1日目集団討議というのを初めて経験しました。

・周りの人の話を聞きながら上手く自分の話を発言する。
・どんなテーマにも対応できる知識。

 この2つが大切だと思いました。しかし、私にはこの2つが足りていないと思いました。
ただ、どちらも練習や勉強によって、何とかなるものなので、私は努力していきたいです。

 初めての集団討議でも、落ち着いて発言し、意見をまとめているゼミ生がいました。その姿をみて、とても感心すると同時にとても焦りました。私は0からのスタートです。今まで楽して生きてきた分、人の何倍も努力しなければいけないので、気を引き締めていきたいです。

 2つ目は、私自身の教育観です。2日目に酒井先生、斎藤さん、4期生の先輩方に来ていただき、面接練習をしていただきました。

 面接前に質問内容を教えてもらっていたので、
「なぜ教職を目指したのか」
「どのような教師になりたいか」
などについて考えました。たくさん悩み、考え抜きました。これまで玉置ゼミで学んできたことをぶつける気持ちで考えました。すると、私の中でフワッとしていたものが、固まっていくような感覚を覚えました。

 その考えたことを面接練習で伝えました。アドバイスとして、もっと具体的に、話すではなく語ることを意識するということ、学級について話す際は、面接官がその学級を想像出来るようにといったことを言っていただきました。これらはとても難しいことだと思います。しかし、これから努力を重ねて、良いものにして行きたいです。

 4期生さんからたくさんアドバイスをいただき、思ったことがあります。4期生さんは、5期生の面接をみて、もっとこうした方がいいと丁寧に教えて下さり、面接以外の部分で5期生の悩みを聞いて下さりました。

 本当にカッコイイ先輩方だと思いました。私も一年後には4期生さんのような立場になるのですが、あの様になれることが想像できませんでした。しかし、6期生のためにも、これから学ぶことを生かし、成長して、4期生さんのように的確なアドバイス、全てを包んでくれるような温かさを兼ね備えた先輩になりたいです。

 これから私は本格的に教員採用試験に向けた勉強が始まります。ゴールは、教員採用試験合格ではなく、実際に教壇に立つことです。そのために、教育観をしっかりもち、知識を身につけ、指導力・授業力といったものを学んでいきたいです。

 このような貴重な場を設けていただいた玉置先生、お忙しい中面接練習を見ていただいた酒井先生、斎藤さん、4期生のみなさん本当にありがとうございました。ゼミ合宿での学びを今後に生かしていきます。(大久保)
画像1

12/21・22 ゼミ合宿での学び(生田・杉山・木下・長谷川・宮野)

画像1
 12月21日、22日のゼミ合宿での学びを宮野、長谷川、生田、木下、杉山の順で報告します。

***

 私は、2日間の合宿で、卒論に対する意欲を高められたこと、そして面接試験のイメージを掴むことができました。

卒論に関して、合宿前は漠然としたテーマしかありませんでしたが、1・2日を通じて、集中して取り組んだことで、自分がなにを研究したいか、どうしてそう思うのか、最終的に目指すものは何かを明確にすることができました。学校現場でしっかりと活用できるような具体性のある研究にしたいです。そして、自分にとっても、そして同期のゼミ生や聞いてもらった人にとっても、プラスになるような、そんな卒論を書きたいと思います。

 次に面接についてです。酒井先生・斎藤さん・4期生の先輩方から、面接においての重要点をたくさん教えていただきました。いよいよ教採に向けて本腰を入れて取り組まないといけないのだと、スタート地点に立った気がしました。中でも、自分の教育観をしっかりと持っておくことが面接において大切だという言葉が印象に残りました。これからの約半年間、ゼミの仲間たちと切磋琢磨しながら、自分なりの教育観を見つけていきたいです。

 最後に、このような貴重な機会を作ってくださった玉置先生、朝早くから私たちのためにご指導にきてくださった酒井先生・斎藤さん・4期生の先輩方、本当にありがとうございました。玉置ゼミに入って改めてよかったと感じられる合宿でした。これから分福の精神を大切に、教採の勉強に励んでいきたいと思います。(宮野)

*****

 こんにちは。5期生の長谷川です!今回は12月21~22日の5期生ゼミ合宿を通して学んだことをまとめます。

 私はこの2日間、なぜ私は教師を目指しているのか、私の長所はどんなところで、どこが教師に向いているのか、などと「自分に問いかける時間」がとても長かったように感じました。そして、自分に対して自問自答を沢山繰り返していたような気がします。そうすることで、私は今後も「自分に問いかけること」が必要であり、今一度自分と向き合うこと、自分を知ること、が大切だと実感しました。

 なぜならば、今まで私は「自分のことは、自分が1番知っている」と思い込んでおり、自分の考えや価値観であれば、ある程度話せるものだと思っていました。しかし、実際に面接指導をして頂くことで、自分に関する質問や自分の考え、価値観をこんなにも話すことができないのか、と痛感しました。これからは、自分に問いかけることで、自分の考えをもっと固めて、さらに、話す力も身につけて、自分の言葉で伝えることができるようになりたいと強く感じました。

 このようなことは、面接や教採に限らず、生きていく上でも必要なことなのではないかと考えました。また、自分ひとりで考え込むのではなく、教採という1つの目標に向けて5期生の仲間と一緒に勉強し、自分の考えを相手に伝えたり仲間の考えを聞いたりすることも大切にしていきたいと思っています。

 そして、4期生さんからは、教採に向けて自分の教育観をしっかり持つことや、考える際は自分の中で何か単語を決めて、それを派生し、一本の筋を通すと考えやすい、というアドバイスを頂きました。考える際の手立てとして、大変参考になるアドバイスであり、横だけでなく縦の繋がりも、しっかりしている玉置ゼミに入れて本当に良かったなぁと改めて感じました。私たちも、このような伝統をしっかり受け継いでいきます。

 2日間のゼミ合宿は、あっという間で、沢山考え、気づくことのできた密度の濃い時間となりました。しかし、このような合宿ができたのは、玉置先生をはじめ、酒井先生、斎藤さん、4期生さんなど、沢山の方々のご協力やサポートがあったからこそだと思っています。

 本当にありがとうございました。私たちのために沢山の方々がサポートして下さっていることは、本当にありがたいことです。常に感謝の気持ちを忘れず、これからの教採に向けて、5期生みんなで団結して頑張っていきたいと思います。(長谷川)

*****

 こんにちは!玉置ゼミ5期生の生田朋也です。12月21日、22日と2日間に渡って長良川スポーツプラザで玉置ゼミ5期のゼミ合宿を終えました。

 今回は玉置ゼミ5期生のゼミ合宿を終えて感じたこと、学んだことについて書いていこうと思います。

 まず初日は卒業論文の書き方と、集団討論、お楽しみ会の3つでした。

 卒業論文というものがまだ全く分からず、全く未知のものだったので卒業論文の書き方が書いてある本を少し時間かけて卒論論文というものがどういうものなのかを学びました。なかなか難しそうで自分に書けるか心配でしたが、気合がはいりました。

 そして次は集団討論。グループディスカッションです。自分としてはこれが一番頭を使い、難しかったです。ゼミ生を半分にして、お題にそって討論しました。はじめのの討論はお題が出されたのにも関わらず、お題からそれて全く関係ない話になってしまい全く話がまとまらないということがありました。自分も緊張な上に必死だったので全く気づきませんでした。その後も何度か行いましたがなかなか上手くいきませんでした。

 この集団討論から学んだ事として、まずはお題からそれないこと、しっかり発言すること、そして一番大事なのが聞くことでした。確かに当たり前なことではあるのですが、どうしてもアピールしたくなってしまい自分の意見ばかりを言ってしまいがちでした。まずはしっかり落ち着いて話を聞き、人の意見を踏まえて話していきたいです。

 次の日は集団面接でした。お題は、教職を目指した理由、どんな学級をつくっていきたいか、どんなとこが教師に向いているか、自分が教師に向いていると思うところの4つでした。そしてこの集団面接はとても刺激的でした。色んな先輩、色んな先生方から沢山見てもらい、同じ内容の面接をし、それぞれ違ったアドバイスをもらえたりなど大事な主軸となってくであろう自分の教育観を深めることがでしました。初めはガチガチでしたがやっていくうちに自分の考えがどんどん深まっていき、先輩、先生方と沢山話すことによってより楽しく学ぶ事ができました。あれほど夢中になれた学びはとても心地よいものでした。

 このゼミ合宿で自分のレベルの低さを身に染みて感じました。しかし全く未知のものであった教育採用試験にむけて大まかな見通しは持つことができました。そしてこのゼミ合宿では感謝の大切さも学びました。とてもいいスタートがきれたと思います。ゼミ生全員で団結して学んでいきましょう。

 玉置先生はじめ、面接指導ご指導してくださった斎藤さん、酒井先生、4期生のゼミ生のみなさんありがとうございました。(生田)


*****

 こんにちは。5期生の木下です。今日は12月21日〜22日にあったゼミ合宿について書きたいと思います。

 毎年玉置ゼミで行われるゼミ合宿に私も参加することで特に変わったことは「教採への意識」です。2日間を5期生の仲間や玉置先生と過ごし、時には酒井先生や斎藤さん、4期生の先輩方にお世話になる中で、今までぼんやりとしていた教採への意識がはっきりしたものに変わり、エンジンをつけるにはとても良いきっかけになりました。
 
 2日間の合宿の中でも特に私の頭を悩ませたことは、面接練習です。面接練習では普段見ることのない角度から自分を見て、そもそもなぜ自分は教師を目指したのか、どんなところが教員に向いているのか、長所は何か、自分は今まで何を頑張ってきたかなどを考えました。自分とあらためて向き合うことで自分はどんな人間か、考え直すことにもつながりました。またそれを考えるだけでなく人に発信することで、面接の難しさを感じました。「こう言いたいのに伝わらない。」「どうすれば相手に伝わるのか。」と言う疑問に対して多くのアドバイスをいただきました。

 また、面接練習を本番の面接に近づけて5期生の仲間とすることで色々な人の考えを知ることができてとても良い刺激を受けました。

 ゼミ合宿最終日には卒論のテーマを明確化し、5期生の前で自分が何を研究していくかをプレゼンしました。私は教育実習での自分のなかの大きな課題であったことをそのまま卒論のテーマにしました。どのように研究していくか、最終的にどんなことに繋げていくかまで考えることができました。自分の中でテーマをはっきりさせ、他の5期生の仲間の卒論テーマも聞くことでモチベーションが上がり、卒論を作成することへのワクワクも生まれました。

 今回のゼミ合宿は5期生の仲間だけでは到底成り立つものではなく、玉置先生や酒井先生や斎藤さん、4期生の先輩方など多くの人に助けられた合宿でした。本当にありがとうございました。周りの人に支えられているという感謝を忘れずにここから夏まで走り抜けたいと思います。(木下)

*****

 こんにちは。5期生の杉山です。2日間に渡って行われたゼミ合宿では、本当にたくさんの学びを得ることができました。

 1日目の集団討論の練習では、真剣な雰囲気の中、難しい教育の諸問題について語り合うものでしたが、自分の教育に対する知識の無さに打ちひしがれると同時に、「これから力をつけていかないと」というやる気スイッチが入りました。今後のゼミや教採の勉強、ニュースなどを通して常に頭を教育モードにしていきたいと思います!

 2日目は、面接練習と卒論の構想を行いました。面接練習では、酒井先生や斎藤さん、多くの4期生の先輩方に来ていただき、濃密な時間になりました。話し方や姿勢といった基本的なことから、自分の教育観を持つことや教育に対する思いを持つことといったことまでみっちりと教えていただきました。

 卒論に関しては、私は中学校の社会科の教師を目指しているので、課題を追及し続ける子供を育てる社会科授業の在り方とはどういったものかを研究します。私は社会科という科目が大好きだからこそ、より良い社会科授業を目指して頑張ります。

 これから先不安でたまりませんが、玉置先生を始め、本当に素晴らしい講師の方々や優しい先輩方に囲まれて、そして5期生の仲間と一緒に教採という大きな試練を乗り越えるという意識を改めて持つことができました。試練の2020年になりますが、この玉置ゼミという強い絆でこれからも頑張っていきます。改めて玉置ゼミの凄さ、素晴らしさを感じ、入ってよかったなと改めて思うことができました。(杉山)

12月18日4期生ゼミ 模擬授業の反省(高桑)

画像1
 こんにちは、4期生の高桑です。今回は、ゼミで行った模擬授業の反省を書いていきたいと思います。

 今回の模擬授業では、小学3年生を対象とした音楽の「リズム」の授業をしました。三三七拍子をアレンジして、自分だけのリズムをつくろうという内容です。まずは、なぜこの授業を行おうと思ったのかというと、「より多くの子どもに音楽の魅力に気づいてもらいたい」という思いからです。

 私は小さい頃から音楽が大好きで、長年吹奏楽部に所属していました。音楽のある環境で育った私にとって、「音楽が嫌い」と言う人を見ると「音楽の魅力に気づけてないなんて、本当にもったいない」と思います。

 ボランティア先の音楽の授業での子どもたちの様子を見ていると、ピアニカがうまく弾けず置いてきぼりになったり、ただ教師に言われるがまま歌を歌っていたりする子どもがだんだんと音楽嫌いになっていくのかなぁと予想することはできます。私は音楽には、人を元気にしたり、気持ちを楽にさせる力があると思います。音楽に対して苦手意識がある子どもに「音楽っていいなぁ、素敵だなぁ」と少しでも音楽の魅力に気づいてほしいと思い、今回の授業を考えました。

 そして、この目標を達成するため、今回は子どもが「楽しい」と思えるような工夫がより多く必要だと思い、実行しました。例えば、活気づけるために授業の始めにはみんなで歌を歌ったり、「今日は自分だけの三三七拍子をつくってもらいます」と教師から提示するのではなく、教師が笛で三三七拍子を吹いて子どもたち自身に今回の本題に気づかせたりしました。他にも、ただリズムをつくるだけでなくテーマを決めさせることでイメージをしながら手拍子できるようにしたり、何よりも教師である私が「音楽って楽しいなぁ」と思っている気持ちを前面にだして楽しみながら授業を行いました。

 楽しませることは大方できたと思いますが、みんなで手拍子をする時間をたくさんとって、三三七拍子のリズムのしくみの心地よさを実感してもらいたかったのですが、途中焦ってしまって端折ってしまったのが悔いに残っています。

 授業後のゼミの仲間からの助言は的を射たもので、自分自身もこのままではだめだと気づいてはいたけれど上手くできず流してしまった点を指摘されました。悔しい気持ちをバネに今回の助言や自分の反省を生かして、音楽が大好きな私にしかできない、クラス全員で音楽を楽しめる授業をこれからも考え続けていきたいと思います。

 そして、最後になりましたが、4期生後期ゼミ全体について振り返りたいと思います。教育学部で4年間過ごしてきましたが、なかなか授業について実践的なことを学べる機会はなかったため、来年から教壇に立つ私たちにとって本当に貴重な学びの機会でした。授業を見たり、仲間の助言を聞くたびに、自分にはない考えに出会えて、13人という大人数だからこそできる多くの学びがありました。時に、玉置先生にお叱りをいただくこともありましたが、そのおかげで大切なことにも気づけました。

 個人的には、人前で話すことが苦手だった私は、2年間で少し成長した姿を玉置先生に見ていただけたのではないかと思ってます。これからも、玉置先生に「成長したなぁ」と思っていただけるように日々努力し続けます。玉置先生、4期生のみんな、素晴らしい学びをありがとうございました。(高桑)

12月4日4期生ゼミ 安倍さんの授業記録(竹内)

画像1
 こんにちは。4期生の竹内です。今回は12月4日に行われた4期生ゼミの安倍さんの模擬授業について書きたいと思います。

 今回、安倍さんは「お客様」という教材を用いた道徳の授業を行いました。私も教育実習では「きまり」についての道徳の授業を行ったことがあります。その授業では、導入の段階で「きまりの意義」について考え、「みんなが気持ち良く生活するために、きまりを守る」ということを言わせたかったのですが、最終的には「みんなが気持ち良く生活するために、元気よく挨拶をする」などとズレてしまいました。

 安倍さんの授業では、導入で身の回りの「きまり」について考え、守れているか、みんなに意識の差があるのは何故かということを考えました。そして展開では、教材に入っていき、中心発問では、「あなたならどのような声かけをしますか」と問いかけていました。最後に終末では、あなたなら「どのようなきまりをつくるか」と考えさせるという流れの授業を行いました。

 ゼミでの振り返りでは、次の2つがありました。
・中心発問で、今まで女の子の視点だったのが、女の子と男の人を見ている人に視点が変わり、意見が出にくかった。
・きまりを守れない男の人に寄せて考えれば、もっと考えやすかったかもしれない。

 そして、玉置先生からのご指導では、
・中心発問が「どのような声かけをするか」だと、「きまりを守ること」から「どのような声かけをするか」に変わってしまう。
・道徳では子どもの心情変化で終わらず、行動変化までするように考える。
という事を教えていただきました。

 安倍さんの授業を受け、教師からの発問や子どもの発言によって、授業の流れが、ねらいからズレてしまう事が道徳の難しい所だと改めて感じました。道徳に限らずですが、玉置ゼミで大切にしている最後に子ども言わせたい言葉を言わせるために、どのような展開、発問をするのかが、授業を作る上では核にしてかなければいけないと思いました。安倍さん授業お疲れ様でした。(竹内)

12月11日3分間スピーチの振り返り(竹内)

画像1
 こんにちは。4期生の竹内です。先日ゼミでやらせていただいた、6年生の朝の会を想定したスピーチについての振り返りを書かせていただきます。

*****

 おはようございます。1月が始まり、小学校も残り3ヶ月になりました。そこで、みなさんには、挑戦し続ける姿勢を大切にしてほしいです。

 今の時代は「変化の時代」と言われています。例えば、10年前、まだみんな生まれて1年2年の頃、スマホというものはありませんでした。このように、みんなが社会に出る頃にはどんな社会になっているかなんて誰にも予想ができません。

 そういった変化していく社会で、チャンスを掴むためには挑戦し続けることが大切だと思います。

 アメリカの有名な映画監督でチャップリンという人がいます。チャップリンは優れた作品をたくさん作りましたが、記者に「今までの作品の中で、最高傑作は?」と聞かれると必ず「ネクストワン」すなわち次の作品と答えたそうです。

 これからの人生で楽しいことや嬉しいこと、つらいこと、かなしいことなどいろいろあると思います。しかし、みなさんの目の前には無限の可能性があります。

 チャップリンのように、さらなる高みへ挑戦し続けることを残りの3ヶ月、大切にして、次の中学校へステップアップしていってほしいと思います。

*****

 スピーチの後に、玉置先生からは『ネクストワン』の大事な所には、間を入れた方がより伝わるというご指導をいただきました。これは、自己反省にもなるのですが、実はスピーチをする前に、その点は意識していました。しかし、模擬授業の時もそうなのですが、ゼミ生の前で話すとなると緊張してしまい、本番で余裕が無くなってしまいます。準備不足だからという点もあるのかもしれませんが、2年経った今でも、発表の際には緊張感がある4期生の雰囲気に負けてしまったというのが素直な感想です。

 大学のゼミとしての4期生の活動はもう少ないですが、セミナーなどで会って勉強する機会はこれからも続くと思います。このスピーチの内容のように、「次はもっと良いスピーチを、良い授業を発表する!」と4期生に挑戦し続ける姿勢を自分自信も大切にしていきたいと思います。(竹内)

11月25日蟹江町立蟹江小学校での学び(中澤・竹内・中西)

画像1画像2画像3
 こんにちは!四期生の中澤と竹内と五期生の中西です。今回は、11月25日に蟹江町立蟹江小学校で行われたセミナーで学んだことを記します。

***

 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は蟹江町立蟹江小学校でのセミナーで学んだことを書きます。

 今回大きく学んだことは、子どもへの働きかけです。お互いに話を聞き合うことを促すときに、相手の目を見ること、聞くことを具体的に伝え価値付けることで、学びあいに繋がっていくと考えました。

 また、わからないことへの向き合いかたについても考えました。私たちはどうしてもわからないことは恥ずかしいと考えてしまいます。これは大人になると、わからないことをわからないと伝えないことで、仕事にも大きく支障が出てしまう危惧です。だからこそ僕たちは、わからないことを教え合う環境を作ることで、わからないことを解決することに前向きになるようにすることが大切だと考えました。

 今回も大変貴重な学ぶ機会を与えていただき、ありがとうございました。(中澤)

 こんにちは。4期生の竹内です。私は先日、蟹江町立蟹江小学校での玉置先生による指導助言に参加させていただきました。玉置先生は、主に「対話」について焦点を当てていました。今回はその中から2つの事について書きたいと思います。

 1つ目は「対話の姿を褒める」という事です。来年から、私は指導をする側になりますが、「隣の人と話してみてください」という指示をしているだけでは、いつか授業の中での流れ作業になってしまうと思います。子どもは褒められることで、心がけようとしたり、真似したりするので、話し合う前に「相手の目を見て話したり、聞いたりするとお互いに嬉しいよね」と具体的な姿を伝え、価値付けをする事が大切だと学びました。

 2つ目は「子どものつなげ方」です。ある子の発言に対して、賛成や反対、付け足しなどを挙手させ、発表させるだけでは、なかなか挙手しない時もあると思います。そういう時こそ、子どもの表情を見て、「うなずいてるね」や「首を傾げたけど、どう?」などと表情からつなげていけることを学びました。反応があるということは、発言している子の話を聞いており、それに対して自分の意見をもっているからだと思います。普段手を挙げなかったり、つぶやかなかったりする子にも表情から意図的指名をしていくことが大切だと思いました。

 蟹江町立蟹江小学校は私が学習支援ボランティアとしても行かせていただいており、いつも大変お世話になっております。今回参加させていただいた事のみならずいつも本当にありがとうございます。そして玉置先生、私たちへのご指導をありがとうございました。(竹内)

***

 こんにちは。5期生の中西です。11月25日に蟹江小学校へ玉置先生の指導助言の場に参加させていただきました。そこでの学びを書きたいと思います。

 一つ目は授業で「声のトーン」を教師が意識するということです。1時間の授業のなかで、すべて同じ声のトーンで話すということはなく、要所要所で変化をつけます。重要な発問やキーワードは、少し低いトーンにしたり、道徳教材での登場人物に合った心情や情景を意識した声のトーンで話すことが大切です。

 また、重要な発問をする時に、話すスピードや間の取り方にも変化をつけることを教師が意識することによって、子ども自身が「今重要なことを先生は話しているな。」と気付くことができます。教師は話す内容以外にも、声のトーンやスピード、間の取り方を意識することが必要だと学びました。

 二つ目は『「分からないから教えて」と言える環境を作る』ということです。必ず授業で分からないという子は出てくると思います。そしてそれを表に出そうしない子がいます。いろいろな能力の子がいるから学びが深まるのであり、「分からないことは恥ずかしい」という環境にしないことが大切です。子ども同士で教え合う環境を作っていくために、最初は分かる人が分からない人に教えてあげる場面を教師側が作り、何度もやり続けることが必要だと考えます。これに慣れていくことで、自然と分からないから教えてほしいと言える環境を作っていくことができると思いました。教える子も本当に自分が理解できているかを、分からない子に説明することで確認ができます。深い学びの授業を作っていくために、こうした環境がとても大切だと感じました。

 今回も私にとって新たな学びを得ることができました。こうした学びの場を与えてくださった玉置先生はじめ蟹江小学校の先生方、本当にありがとうございました。(中西)

12月12日 あま市立美和東小学校での学び(高桑・中澤)

 こんにちは、4期生の高桑です。先日、美和東小学校で子ども役として玉置先生の模擬授業を受けました。「17番目の秘密」という算数の授業です。今回は、特に印象に残った場面を2つ挙げ、学んだことを書いていきたいと思います。

 まず1つ目は、価値づけの仕方です。玉置先生は子どもの細かなところまで褒めて価値づけをしていました。そうすることで、子どものしぐさやつぶやき一つ一つが無駄じゃないこと、クラスに貢献していることを子どもに伝えていました。

 特に、授業中に出た何気ないつぶやきを黒板の右端にメモしておいて、最後に振り返ることで価値のあるものにしていた場面が印象的に残っています。価値づけされることで、子どもは意欲的になり、自分の価値に気づくことができます。それだけではなく、新たな価値を見出し、教師の影響を受けて周りの仲間を多くの言葉で評価できるようになります。

 しかし、ただ「そうだね、素晴らしい」と教師が一律に評価するだけではいけません。この1対1の対応では、教師が正誤判定者になってしまうからです。玉置先生は授業の中で、答えた子どもの隣の席の子どもに「どう?」と聞いて、子ども同士で評価させ、それを価値づけることを行っていました。玉置先生のように、教師が意図的に価値づけができる場面を増やし、適切な評価していきたいと思います。

 2つ目は、子どもに発見させることの大切さです。自身で発見した学びは、誰かに教えてもらったこと以上に自分の学びとして今後も生き続けます。授業の中で印象的だったのは、玉置先生が「5、3、7、9、、」と子どもから上がったバラバラな順番で板書をしていた場面です。意図的にこれを行うことで、「見づらいから、1、2、3、4、、と順番に書いた方がいい」という発言を子どもから引き出すことが大切だとおっしゃっていました。

 つまり、「ものごとのきまりを見つけるためには整列させた方がよい」という汎用性のある重要な学びを子ども自身に気づかせるために、教師が仕組んだのです。この場面を見ていて、自分自身の勉強の教え方を振り返りました。私はバイト先の塾で小学生に勉強を教えてるのですが、問題の核となる部分を子どもが気づけるように上手く仕組むことができず、私からの説明がどうしても多くなってしまいます。教師が丁寧に一つ一つ説明していく方が良く見えがちだが、実際は子どもの学ぶ機会を奪うことになってしまうということを今回学び、改善すべきだなと思いました。玉置先生のように、時に遠回りしても余裕をもって振る舞えるように、子どもを理解し、信頼して、また教材をもっと研究した上で勉強を教えていきたいと思います。

 玉置先生の授業は細かなところまで考え尽くされていて、でもそれが誰も気づかないくらい自然に仕組まれているため、気づいた時に「やられた〜」となるようなとても深い授業でした。玉置先生の素晴らしさを肌で感じ、少しでも先生に近づけるように、はやく教師としての経験を積みたいという気持ちになりました。最後になりましたが、玉置先生、美和東小学校の先生方、素晴らしい学びの機会をありがとうございました。(高桑)

***

 こんにちは!四期生の中澤です。今回は12月12日木曜日に美和東小学校で行われたセミナーについて、新たに学び得たことを書いていきたいと思います。

 私が今回新たに学び得たことは、『確信ついたら対話確認をする』ということです。今回玉置先生は17番目の秘密という模擬授業を行いました。この時学生と美和東小学校の先生が生徒役を担いました。教師の問いかけに対して、子どもの答えは多種多様です。当然いきなり確信をつくことをいう子もいます。多くの先生は、確信をつかれたら、それで子ども全員が理解をしたと認識して次へ進めようとしたり、確信をつかれたことを嫌がり、子どもに発言の自由を制限させてしまうということがあります。そのため、玉置先生がこの時行ったように、確信をつかれたら、「今彼がいったことがわかるか確認し合おう」と対話をさせることが、子ども全員を授業についていかせるためにも効果的であると学びました。

 多くのセミナーに参加することを通して、大人社会の雰囲気や発言を丁寧にするために頭と体と心を鍛える場になっていると実感しています。このような素敵な場を与えていただいていることに、改めて感謝の気持ちを抱いています。本日も素敵なセミナーに参加させていただき、本当にありがとうございました。(中澤)
画像1

12月14日飛島学園での学び(木下・大久保)

画像1画像2
 こんにちは、5期生の木下です。今日は12月14日に飛鳥学園で行われたセミナーのことについて書きたいと思います。

 セミナーの内容は、和田先生と玉置先生の道徳の授業を飛鳥学園の先生方が児童生徒役となり受ける様子を私たちゼミ生が見学させていただくという内容でした。和田先生は小学校低学年向けに、玉置先生は中学2年生向けに授業をしてくださいました。今回は、セミナーの中で特に自分の心に響いたことや驚いたことを3つ書きたいと思います。

 1つ目は、板書についてです。和田先生、玉置先生のどちらの先生にも共通して板書が型にはまっておらず構造的でした。私は2人の先生方の板書に自由帳のような印象も受けました。小学校の時に使った自由帳といえば、小学生が自由に好きな物を描いていくイメージです。それと同じように板書が自由で、しかし後から見てわかりやすい板書であることに感激をしました。発問を書いて横に児童生徒の考えを書いていくという型にはまった私の道徳の授業の板書とは全く違い、「このような板書の仕方もあるのか!」ととても勉強になりました。

 2つ目は、児童生徒になりきって教材研究をすることの大切さをあらためて感じました。そうすることで児童生徒の答えに対しての切り替えを考えることにもつながります。
 3つ目は、授業の中での「ライブ感」の難しさです。いくつか児童生徒から答えが出た時に次にどの答えをつなげるかという場面で、「なぜその答えを取り上げたのか?」と聞くと先生方は「児童生徒をよく見て、ライブ感を大切にする。」とおっしゃいました。

 一歩間違えると授業が大失敗につながることもあります。その中でも、どの答えを取り上げるかライブ感を大切にして決定するというのです。とても難しいことであるなと感じると同時に私も児童生徒をよく見て、ライブ感を大切にした道徳授業をしたいと強く感じました。

 今回のセミナーでは和田先生と玉置先生2人の先生方の素晴らしい授業を見させていただくことができ、とても充実したものとなりました。(木下)

***

 こんにちは!5期生の大久保です!今回は12月14日に行われた飛島学園でのセミナーについて書いていきます。

 和田先生、玉置先生の模擬授業から様々な道徳の授業テクニックを学ばせていただきました。

 和田先生の授業で、印象に残ったことは2つあります。

 1つ目は、教材を読み終えてから発問しないということです。和田先生は、教材を途中まで読み、「ここでの主人公はどういう気持ちだろう」「どうして小さな声でただいまって言ったんだろう」と細かく切って、発問していました。そうすることにより、先の話が分からないため読み取りの授業にならないようにしているのかなと思いました。

 2つ目は、考えを書けていない児童の実際を生かすということです。和田先生は、児童に気持ちを紙に書かせて、発言させる際に、「迷った人手を挙げて」と児童に手を挙げさせていました。

 気持ちを書けている児童だけで進めるのではなく、迷ったという児童の考えを大切にし、なぜ迷ったかを聞くことによって、その子自身の考えも整理され、周りの子も一緒に考えることができると思いました。

 私は小学校実習の授業で、児童が書けていない時、焦って、考えやすくなるよう言い直していました。しかし、そこで一旦待って、児童が悩んでいる気持ちを生かしていくことべきだと知り、とても自分の中で衝撃的でした。

玉置先生の授業で印象に残ったことも2つあります。1つ目は、登場人物の行動を考える際に、「どんなことを主人公はできるか。ただし、自分がやらなくてもいい。こんな行動があるっていうのをありったけ書いて、出来ても出来なくてもいいよ」と伝えていました。

 自分が取る行動と絞るのではなく、自分が出来ない行動を考えさせることで、生徒の考えが広がるて思います。また、出来ない行動の方にもその生徒の道徳性が現れるはずです。そういったところを深めるための玉置先生の考えがあったのではないかと思います。
 
 2つ目は、その時の子の様子、ライブ感で発問を変えるということです。玉置先生の授業は、私が今までに受けてきた道徳とは全く別物の道徳の授業でした。1つ目に書いたように、自由に生徒に考えさせていました。そこには、先生自身が予想していない発言が数多くあったと思います。その中で玉置先生は、対立しやすそうなものを選んで、話し合わせていました。そういった児童生徒のその場の様子を見極め、ライブ感を大切にするのは、数多くの経験と力がないと出来ないことだと思います。

 私は玉置先生の授業に、大変感銘を受けたので、今回見せていただいた道徳の授業を目指していきたいです。

 和田先生、玉置先生、貴重な機会をいただきありがとうございました。今回の学びを、私の力にしていきます。(大久保)

※写真は、昨年のゼミでの発表時のものです。

12月11日3分間スピーチの振り返り(秋田)

画像1
 こんにちは。4期生の秋田です。今回私は、以前行ったスピーチの振り返りについて書いていきたいと思います。

 私は四年生を対象にスピーチをしました。内容としては、自分の長所短所を知ろうというものでした。以前、ゼミの道徳の模擬授業で「世界に一つだけの花」の教材からオンリーワンについて考えた後という設定で行いました。この一人一人のオンリーワンであったり、長所短所を知るという話は教師になってから必ずすると思い、この内容をスピーチとしました。

 まず初めに、自分の幼い頃の写真を見せ「これは先生の長所をあらわしています。何かわかりますか?」と聞き子どもたちがぐっと話に入り込めるようにしました。その後、自分の長所短所を知ることは簡単そうでむずかしいがとても大切なこと、友達や家族など周りの人に言われて気づくこともあること、このクラスの友達のもみつけていこうという話もしました。

 話してみて、伝えたいことがたくさんあって言葉をどんどん足してしまい締まりがないなぁと感じました。玉置先生からは、伝えたいことを言うときに「一番伝えたいことは、…」と言わずに子どもたちにそれを汲み取らせたほうがよいというお言葉をいただきました。子どもたちが先生が何を伝えかったのかがわかれば、それは本当に子どもたちに響いている話なのだと思いました。
 
 4期生の仲間たちのスピーチを聞いて、話の組み立て方、話し方、表情など本当に上手で見習わなければならない点がたくさんありました。玉置先生の他の4期生への助言もふまえて、4月から子どもの前で話すときにいかしていきたいです。そして、話すネタもたくさん作れるようにしていきたいと思います。(秋田)

12月16日 春日井市立押沢台小学校での学び(安部・加藤奨基・高桑)

画像1
 こんにちは。4期生の安部、加藤奨基、高桑です。12月16日に押沢台小学校に行かせていただきました。玉置先生による、本物の子どもの前での模擬授業、その後の講演を含め、多くのことを学ばせていただきました。

***

 こんにちは。4期生の安部です。先日、春日井市立押沢台小学校に行かせていただきました。今回はなんと、初めて玉置先生の講演のお手伝いをさせていただきました。それは私と高桑さんで、行われた授業について玉置先生にインタビューをするというものです。私と高桑さんは数日前に違う学校の講演で、「17番目の秘密」を先生方相手に授業されているいるのを見ていました。そのこともあって、玉置先生は今回、インタビュー方式のお手伝いをしてみないか、という提案をしていただきました。どんなことを質問したら深い内容になるのか、とても緊張しましたが、何とか任務を果たすことができました。玉置先生からもお褒めの言葉をいただき、とても嬉しかったです。

 先生の授業を本物の子ども相手に改めて見させていただいて、目の前の子どもとのやりとりが本当に上手いなぁということを実感しました。前回は先生たち相手だったため、もしかすると、先生が意図する発言が出てくるのは当たり前かもしれません。

 しかし、今回の授業は本物の子ども相手でした。1番前で、先生が指示する前からどんどん計算してしまう子、「計算するのがめんどくさいなぁ」という素直な気持ちを話す子どもなど様々な子どもがいました。そのような中で、先生は、なるべく多くの子どもを巻き込んで、それぞれの特性を生かしてみんなで作り上げる授業展開をされていました。

 例えば、先ほど挙げた、自分で勝手に計算を進めてしまう子どもに対して、厳しく指導するよりも、その子のノートを黒板にそのまま書いて「彼女、何やってるかわかる?」という発問をしました。その女の子がノートに書いていたものはこの授業の核心に迫るもので、それをみんなに共有する、しかもどうしてこの行為をしたのか、全体に問うことで、ぐっと解決に向かうのだということに気が付きました。この発問を聞いた時は、さすが玉置先生だなぁということを感じました。一人一人の子どもの行動、発言、つぶやきをどのようにつなぎ、コーディネートするか、それが教師の腕の見せどころだと思います。自分には到底できるものではありませんが、先生の授業を頭に焼き付けて自分もいつかあのような素晴らしい授業ができるように頑張りたいと思います。

 今回も多くのことを学ぶことができました。玉置先生をはじめ、押沢台小学校の関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 こんにちは、玉置ゼミ4期の加藤奨基です。春日井市立押沢台小学校で、玉置先生の飛び込み授業と講話を見学させていただいたので、記事にしたいと思います。押沢台小学校は小高い丘の上に建っていて見晴らしが良く、周囲をぐるりと囲んだ山が紅葉しており、とても綺麗な景色の学校でした。

 今回の講話は新しいスタイルでした。玉置先生の授業を見ていたゼミ生が、授業中の先生の気になった働きかけについて質問し、それに先生自身が答えていくというものです。自分は記録行ったので、それらを記していきます。

〇子どもに、「17番目の秘密」というタイトルから、何を思ったかを質問したのはなぜか。
 授業では何を言っても良い、ということを分からせるため。子どもの「えっ!」という発言も褒め、「何か思うということはいいことだ」と価値付けした。

〇子どもの気持ちを黒板の隅に板書していたのはなぜか。
 対話のタネにする意図があった。「こう言ってたけど、どう思う?」と後から発言を生かすことができる。また、グループ活動中に子ども同士の繋がりを書いておくことで、後で拾うこともできる。

〇ペア交流を多めにしたのはなぜか。
 どこまで子どもが理解しているか、確認するため。また、子どもの頭の中を整理し、束ねるため。できる子どものペースで進めると全体がうまくいかないと感じ、ペア交流を多くとった。

〇後ろ席の子どもの食いつきがよくない。「(問題に対して)どう思う?」声をかけると「面倒くさい」と反応。それでも、「『面倒くさい』も良い」と価値付けしたのはなぜか。
 「面倒くさいから簡単にしよう」という気持ちの転換を図りたかった。馬場先生の言葉に、「教師は、子どものどんな発言でも舞台に乗せられる」というものがある。ふざけている発言でなければ、深い教材研究が必要だが、価値付けすることでどこかで生かすことができる。

〇褒め言葉がとても多かったが、どういった意識だったのか。
 事実を基にして褒める。ヨイショで褒めるのは逆効果。また、褒めすぎもあまりよくない。対象の子どもの様子を見ながら、褒めるところは褒め、注意するところは注意する。

〇一人だけでどんどん問題を進めてしまう子どもにはどう対応すればよいか。
 どんどん問題を進めていくということは、授業にのめり込んでいる証拠。全体へ繋いで、子どもを生かしていく。

〇「(子どもの発言に対して)今、なんて言ったか分かる?」と発問し、もう一度子どもに返しているのはなぜか。
 発言の核となる、「一番おいしいところ」は子どもの言葉で言わせたいため。教師はよく、子どもの発言の足りない部分を補って、言い過ぎてしまう。子どもに問い返すことで、子どもに言わせている。

〇「法則」「仮説」などの小学生には難しい、数学的な用語を使ったのはなぜか。
 子ども目線で、大人の言葉を使って褒められると嬉しいため。また、難しい言葉に触れる機会を設けることで、子どもの経験値にもなるため。

〇「17番目の秘密」の法則を見つける活動の際に、「動き回って探す」という指示をしたのはなぜか。
 法則を見つけるには、必要なやることが多いので、役割分担が必要である。その役割分担を価値付けするため。また、子どもの様子を見ていて、「動き回る」ができそうなクラスだと判断したため。「役割分担する」ということは、授業の枠を超えて一生使えることである。そのため、役割分担を価値付けした。

〇グループ活動を指示した際、一人でいる子どもに、どのように声を掛けたのか。
 グループになり、繋がれるように声をかけた。グループ活動にした時は、離れている子どもがいないかをよく見る。また、グループの隊形になっていても話し合いに入れていない子どももいるため、そのような子どもを見つけて声をかける。

 以上が、ゼミ生の質問と玉置先生の答えになります。先生の働きかけで特に印象的だったことが、子どもの様子をみて働きかけを変えていく、ということです。自分が授業者だったら、子どもが予想外の行動をした時に、すぐに調子が狂ってしまいそうです。玉置先生のように、落ち着いて子どもの様子を見て、これから行う働きかけが子どもにとって最高のものになるように対応する力を身に付けていきたいと感じました。

 また、授業をみて質問をしていた安部さんと高桑さんも凄いなと感じました。自分には、まだまだ二人のような授業を見る目が足りません。これから、どんどん精進していきたいです!玉置先生、校長先生をはじめとする押沢台小学校の先生方、ありがとうございました。(加藤)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 こんにちは、4期生の高桑です。先日は、押沢台小学校に伺い、玉置先生の「17番目の秘密」という算数の授業を見ました。本物の小学生を相手に玉置先生が授業をする姿を生で見るのは初めてのことだったのですが、子どもとのやりとりが絶妙で、授業を見ながら何度も感動しました。今回は、そこから学んだことを書いていきたいと思います。

 玉置先生はよく、教師と子どものつながりでなく、子ども同士のつながりを重要視すべきとおっしゃっています。私が今まで受けてきた授業は、先生が発問を投げかけてそれにわかる子や自信のある子が答えて解決すると流れが一般的でした。

 しかし、それでは、教師と子どもの1対1のつながりで終わってしまうと同時に、できる子だけで進んでいく授業が当たり前となり、教師の知らないところで苦しむ子どもが増えていきます。それに対して、玉置先生は、華麗に子どもをつなぎ、巻き込みながら、全員で授業を受ける意味を見出していました。例えば、子どもが作業し終わったあとに「はぁ」とため息をついていた様子や「そういうことか!」というような反応をもとに「どう思ったの?」と発問をし、子どもから言葉を引き出していました。

 また、子どもの返答をそのままにせず、「今、〇〇くんどういう言い方してた?」と他の子どもにつないでいました。他にも、しっかりと押さえる必要のあることは「隣同士で説明しあって、確認して」と促したり、最後子どもたちに秘密を見つけ出させる場面では「1人でやっていたら辛いよ、自由に動き回っていいからね」と促し、子どもたちが自然とつながり合える機会を何度もつくっていました。

 このような玉置先生の自然な促しに子どもはのせられ、周りの仲間と協力して学びに向かおうとする姿が多く見られました。私は、いきいきと学習に向かう子どもたちの姿を見て、この授業を通して子どもたちは算数の学び以上に大切な「仲間の大切さ」「学習の面白さ」を学んでいるなぁと感じました。私たちゼミ生にとっても、子どもたちにとっても、学びの多い素晴らしい授業でした。

 そして、授業が終わった後の講演会では、先生方の前で安部さんと2人で玉置先生に質問をするという大役を務めました。とても緊張したのですが、「伝えたかったことを余すことなく聞いてくれた、幸福感に満ちている」と玉置先生にお褒めのお言葉をいただいたので、その日はいい気分で過ごせました(笑)やはり、玉置先生に褒められるのは何ごとにも代えがたい喜びがあります。何を言われるかよりも、誰に言われるかが大事。私も子どもたちにとって、「あの先生に褒められたら嬉しくて、やる気が出る」と思ってもらえるような教師になりたいなと思いました。

 最後になりましたが、玉置先生、押沢台小学校の先生方、素晴らしい学びの機会をありがとうございました。(高桑)

12月16日 春日井市立押沢台小学校での学び (中西・北神)

画像1
 こんにちは。5期生の中西です。12月16日に春日井市立押沢台小学校で実際の子供たちをまえにして玉置先生が実際に授業を行う場面を見させていただきました。そこでの学びを書かせていただきます。

 今回は「17番目の秘密」という内容の授業でした。私が印象に残っている場合は、17番目の秘密を見つけるために、「動きまわって探していいよ」と玉置先生が子どもに指示されたところです。このことについて玉置先生は講演会で、「法則を見つけるために、1人ではなく何人かで分担しながら考えていったほうが効率的。仕事分担を行うということは、これからも使っていくことができる」とおっしゃりました。

 17番目の秘密を見つけることだけを目的とするのではなく、これからの生活で活かしていくことができる「仕事分担」について子どもに意識させます。動きまわって探すという玉置先生の指示だけで、仕事を分担していた子を価値付けし、クラス全体に仕事分担の大切さを伝えておりました。私が授業を見ていて近くに座っていた子が、プリントに「仕事分担」と書いて赤で囲んでいました。授業の狙いを意識させることは当然必要なことですが、これから生活していく上で大切なことを、授業という枠組みを超えて学ぶことができるような展開も必要だと学びました。

 玉置先生はちょっとした子どものつぶやきや反応を見逃さずつないでいくことや、子どもとの自然なやりとりが本当にお上手だなと感じました。「どうして〜な反応をしたの」「〜についてあなたはどう思う?」「〜さんはみんながまだやってないことをやっているよ。〜さんは何をやっているのか分かるかな?」など、どの問い掛けも子どもの学びが深まるものです。私も子どもが主体的な深い学びにつながる発問を意識していきたいと思います。

 今回も多くの学びを得ることができました。このような学びの場を与えてくださった玉置先生、押沢台小学校の先生方、本当にありがとうございました。(中西)

― ― ―

 こんにちは!五期生の北神です。先日、押沢台小学校で、玉置先生が授業をされました。今回はそこでの学びについて書きます。

 今回、玉置先生が授業をされたのは、算数の「17番目の秘密」という教材です。子ども達は17番目にどんな秘密があるのか、とても真剣に考えていました。「分かった!」「すごい!」という声が聞こえてきたかと思ったら、「あれっ?」「何で?」という声が聞こえてきました。ああでもないこうでもないと何度も仮説を立て直して考えていました。子ども達の表情を見ていても、本当にこの教材に興味を持って取り組んでいることが伝わってきました。

 私が一番印象に残っていることは、「ふざけていない限りは舞台にのせる」ということです。規則性を見つけるために、何回か計算をして表を埋めていくという活動がありました。その時に、ある男の子がため息をつきました。玉置先生は、その男の子に、「何でため息をついたの?」とお聞きになりました。すると、男の子は、「めんどくさかった。」と答えました。それに対して、玉置先生は、すぐに、「算数は、めんどくさいって思うことが大事なんだよ。算数はめんどくさいって思うことを簡単にするためのものだから。」とおっしゃいました。すごく上手な返し方だと感じました。

 私は、教育実習の研究授業で、自分が想定していなかった意見が出てきて時に焦ってしまいスルーしてしまいました。しかし、その子はふざけていて間違えた訳ではありません。その子は真剣に考えていました。この男の子も、真剣に取り組んでいたからこそ、めんどくさいと感じたのだと思います。だから、それを否定したり無視したりしてはいけないと思いました。子ども達が真剣に考えた発言ならば、プラスの方向に持っていくことが教師の役目だということを学びました。「ふざけていない限りは舞台にのせる」ということを心掛けたいです。

 玉置先生、押沢台小学校の先生方、貴重なお時間をありがとうございました。(北神)

12月7日 教育と笑いの会からの学び (生田・中西・二宮)

画像1
 こんにちは!5期生の生田朋也です。今回のセミナーは丸の内駅近くでの開催でしたが、間違えて丸ノ内駅に行ってしまい危うく遅刻するところでした。とても焦りました。

 さて今回は「教育と笑いの会」ということでセミナーの名前からもとても興味を惹かれました。やはり教師もパフォーマーとして、話がうまく、引きつけることのできる話の仕方をしていかなければなりません。自分は玉置先生の「落語家直伝 うまい!授業の作り方」を読んでから教員と笑いの関係についてとても興味が出まして、今回このセミナーに参加させて頂きました。

 今回色々なゲストが来てくださったのですが自分は道徳とわかりやすい話し方について書いていこうと思います。

 まず山田貞二先生の道徳です。「かぼちゃのつる」というお話です。話の内容としては主人公のかぼちゃがわがままにつるをのばしみんなをこまらしてしまい、最後にはツルが切れてしまいかぼちゃが泣いてしまうお話です。山田先生の授業は2回目でしたが、大人の僕でさえも小学生に戻ったかのように引き込まれてしまう授業でした。そこまで特別な事はしていないのに、タイミングと話の間と話し方の抑揚が一層雰囲気をつくっていました。

 そして役割演技では子ども2人だけでやるのではなくインタビュー形式でやっていました。これにより沢山子どもから引き出せるのと、なんとなくやるだけの形式的に役割演技をやることを防げ、追質問や切り替えしにより、より深く考えれるなと思いました。自分は役割演技をなんとなく入れてしまっていたのでしっかり考える部分を伝えて、子どもだけでやらせるのもありだとは思いますが、こういったインタビュー形式も面白そうだし、他の子もドキドキしながら真剣に聞く雰囲気をつくれるのではないのかなと思い、やってみたいと思いました。

そしてわかりやすい話の講演で印象に残ったのが、話す目的、話す相手を明確に意識していることです。

 話す相手というと自分は実習子ども相手に話すことは強く意識していましたが、話す目的ということについては少し自信がありません。子どもに対して、なんでいま先生がこの話をしているのか、という意識が弱かったので子どもたちも理解しにくかったと思います。やってそうで意外と意識が低いなと思いました。なんとなく話していることが多すぎました。そして内容、技術、熱意はわかりやすい話には欠かせません。

 「教育と笑いの会」という斬新な題名で、とても濃い一日で教育について色んな視点から学ぶことができました。玉置先生はじめ、教育と笑いの会に携わった方々ありがとうございました。(生田)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 こんにちは。5期生の中西です。12月7日に行われた授業深掘りセミナー・教育と笑いの会で学んだことを書かせていただきます。

 授業深掘りセミナーでは山田貞二先生が道徳の模擬授業を行いました。そこで学んだことは先生と子ども1人が行うインタビュー型の役割演技についてです。子ども同士で行う役割演技は自分ごととしてとらえにくく、役割演技に重点が置かれ、授業のねらいを子どもが意識しにくい場合があります。それに比べて先生が入って行う役割演技では、子どもの率直な思いを引き出すことができ、出された良いワードを先生がとらえ、広げていくことができます。少し難しい問い掛けをするよりも、この役割演技を行うことで、子どものさまざまなな意見を引き出すことができると学びました。

 午後から行われた「教育と笑いの会」では、先生がよく笑うと、その先生のクラスの雰囲気が良くなるということを感じました。あまり笑えない子は、自分だけ笑っていてはいけない、と周りの人を気にしてしまいがちです。このような子は、どんなことにおいても他者からの評価を気にしてしまい、消極的になってしまいます。先生がたくさん笑えば、笑える子ばかりになり、他者の評価をきにしすぎず、気持ちにゆとりができていろいろなことに挑戦する子どもが増えていくと思います。私が教師になったとき、笑いの絶えない明るいクラスの雰囲気を心がけていきたいです。

 今回のセミナーでも、沢山の学びを得ることができました。このような学びの場を与えてくださった、玉置先生はじめ関係者の皆さま、ありがとうございました。(中西)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 こんにちは!5期生の二宮です。今日は12月6日に参加させていただいた「教育と笑いの会」に参加させて頂いて学んだこと二点について書いていきたいと思います。

 一点目は、自分事にするということです。山田先生の模擬授業を受けさせていただいて、小学校1年生の物語でも自分の立場に立って考えることが大切だということを学びました。山田先生の授業の中で自分が「南瓜は、」「蜂は、」「蝶は、」とそれぞれの立場に立って、「自分だったら」の考えを持つことができました。そのことが「考え、議論する道徳」の第一歩になるのかなと思いました。

 そしてそれを生み出す方法の一つとして山田先生から「聞き合う」活動というヒントを頂きました。まだまだ何もイメージは出来ていないですが、自分の理想の「考え、議論する道徳」を探していきたいです。

 二点目は、先生が子どもを写す鏡だということです。シンポジウムの中で「失敗をも楽しもう」とすることで余裕が生まれてくる一方で「失敗を何とかしよう」とすると固くなるということを話されていました。教育実習を終えた今だからこそこのことがよくわかり、自分を見直すことができました。今の自分は後者であり、特に実習でも失敗を恐れて、失敗を重ねてしまうということがありました。なのでまずは「失敗をも楽しもう」とゆとりを持つことが大切だと感じました。そして、そのゆとりから生まれる表情が子どもたちに反映し、いい雰囲気の学級ができると思いました。野口先生や玉置先生や和田先生、池田先生のようなベテランの先生方が行われていた実践をお聞きしましたが、そういったことは出来なくても、自分なりの実践を見つけていきたいと感じました。

 懇親会を含め朝から夜までとても勉強になり、「自分がやりたい」と思うことだけでなく、自分自身と向き合い考えるいい機会になりました。玉置先生、関係者の皆様、本当にありがとうございました。(二宮)

12月16日 4期生ゼミ 模擬授業の反省(山田)

画像1
 こんにちは、4期生の山田です。今日は先日行った2回目の模擬授業の反省を書きたいと思います。

 今回は算数に挑戦しました。単元は「計算のきまり」で、坪田耕三先生の授業を参考に模擬授業を行いました。

 今回自分で感じるの反省点は、子どもの気づきや理解のスピードのばらつき、子どもの発言の可能性を考えきれていなかったことです。

 授業序盤の「37×9=333」「37×12=444」から気付いたことを発表する場面で、授業に真剣に取り組んでくれていたからか、奨基さんと優里さんからいきなり授業の核心を突くような発言が出てしまいました。自分の想定外のことに、私はとても焦ってしまいました。

 自分なりに子ども役の立場になって様々な角度からの発言を考え、本番でそれに対応できるように準備していたつもりでした。しかし、どこかで自分のやりやすい授業のシナリオを作ってしまっていて、その流れに合う範囲でしか発言を考えられていなかったと気づかされました。

 また、玉置先生からは、「ものわかりの悪い(フリができる)教師」になれと教えていただきました。

 例えば、奨基さんの、「37×12=444だから37×15=555になるのかなと思った。」という発言に対して、私はそのまま受容してしまっていたのですが、それでは何も深まりませんでした。ものわかりの悪い教師はそこで、「え、なんでいきなり15が出てきたの?」ともう一度奨基さんに問い返すことで発言を引き出し、「同じところと違うところをみつける」という数学的に意義のあることを価値づけるのだと言います。

 さらに、優里さんの「37×9の9を3×3×3にして」という発言は、「分解してみる力」を価値付けるチャンスだったと教えていただきました。

 模擬授業も2回目となりましたが、本当にまだまだだなあと痛感します。課題は沢山ありますが、子どもと子どもを繋げて全員参加の授業になっていたことや、全体的に柔らかい雰囲気で授業できていることなど、みんなが良さだと言ってくれたことを大切にしながら残り3ヶ月、自信を持って教壇に立てるように、玉置先生やゼミの仲間から学べることは、学べるだけ学んで過ごしたいです!(山田)

12月14日飛島学園での学び(山田・高橋)

 こんにちは!4期生の山田です。今回は、先日飛島学園で行われたセミナーでの、玉置先生の飛び込み授業ついて書きたいと思います。初めて見せていただく玉置先生の道徳の授業ということもあり、たくさん学ばせて楽しみにしていました。

 玉置先生も、和田先生同様、飛島学園の先生方を生徒役として模擬授業をしてくださいました。

 教材は中学生対象の「茂の悩み」。バスケ部で部長を務める茂が、対立する部員の意見に、部長としてどう行動すれば正しいのか悩む場面が描かれた話でした。代が変わり部を引っ張る立場になる学年にぴったりの教材です。年齢によって、今置かれている状況によって、同じ生徒が同じ教材を読んでも感じ方は違うと思います。だからこそその時々の学級の生徒にとって1番ぴったりの教材を選ぶのも教員の力量であり、大切なことだなと感じました。

 玉置先生は、授業の最初に「道徳は人から嫌な人だなあと思われない為に学ぶ」とおっしゃっていました。どうして道徳を学ぶのかというのは、子どもたちも疑問に思うことだと思うし、自分の中で授業に芯を持つ為にも、考えを持っておくことが大切だと思います。玉置先生のこの考え方はとても納得させられたので、これをきっかけとして自分でも考えてみて、さらに自分の言葉で伝えられるようにしておきたいなと思いました。

 玉置先生の道徳の授業で特に特徴的なだったのは、生徒が、「自分が主人公の立場だったらしないこと」を考えて、それについて議論する場面です。新学習指導要領の内容にも記載されている、道徳の核となる学習活動は「取り得る行動の検討」であるという考えのもと、今回このような授業をしてくださったそうです。

 何より驚きなのは玉置先生がまだ中学校で学級を持っていた頃に行った授業だということです。その頃から熱心に教材研究に打ち込まれていたからこそ今の玉置先生があるのだなあと思わせるエピソードだし、そのことを少し自慢げに話されていたちょっぴりお茶目な玉置先生の親しみやすさも、多くの人から慕われる理由だなと和ませていただきました。

 自分がしない行動を議論するというとはとても新鮮で刺激をいただいたので、とても教師の技術のいる授業だと思いますが、将来、高学年の担任になったら挑戦してみたいなと思いました。

 セミナー後に玉置先生が時間を作ってくださった和田先生との交流の時間もとても勉強になることばかりでした。セミナーやお話を聞いている最中は、少しでも学ばせていただかなければと必死ですが、こうやって後から記事を書いて振り返っていると、こんな貴重な経験をさせていただいている学生は他にいないとしみじみありがたさを感じます。お話を聞かせてくださった和田先生、素敵な場を用意してくださった玉置先生、ありがとうございました。

 また、飛島学園の先生方をはじめとする関係者の方々も素敵な学びの場をありがとうございました。(山田)

***

 こんにちは!4期生の高橋です。今回は12月14日に伺った、飛島学園での和田先生の模擬授業からの学びを書いていきたいと思います。

 和田先生の模擬授業で印象的だったのは、子どもの発言に切り込んで質問するときのスピード感です。

 子どもの一瞬のつぶやきも逃さず、「まだこの時は思ってない?じゃあどの時言おうと思ったの?」「そのあとが大事!」「嘘を重ねた、重ねたってどういうこと?」と矢継ぎ早に質問を続けられていました。

 わたしは、授業での和田先生と子ども役の言葉を一言一句記録していこうと思っていたのですが、途中から、追いつけなくなる場面がありました。そこが、授業のテンポが一気に上がり、より深まっていったポイントであったように思いました。そこでは和田先生の発問も続きましたし、子ども役の発言数も多くなっていました。

 和田先生の授業は、全体に流れがあり、とても自然に展開が進んでいきました。発問ごとに展開が途切れ、物語をぶつ切りにしたようになってしまう自分の授業とは大きく違う点だと感じました。

 和田先生は、きちんと言わせたい、考えさせたいところはしっかり止まり、流すところは流すというように発問にも優劣をつけながら、進めていくとよいとおっしゃっていました。

 止まりたいところというのは、玉置先生がいつもおっしゃっている授業の最後に子どもに何て言ってほしいか、というところに繋がっていると思います。

 話は戻りますが、子どものつぶやきを逃さず、ぐっと踏み込んだ切り返しをするためには、止まって考えさせたい言葉を確かに持っておくことが本当に大切なんだと学びました。

 和田先生の授業を見て、道徳の難しさも感じましたが、それ以上に道徳の面白さや、わたしもこんな風な授業をやってみたい!という思いを感じることができました。
すばらしい授業を見せていただいた和田先生、玉置先生、貴重な学びの機会をありがとうございました。(高橋)
画像1

12月14日飛島学園での学び(中澤・安部)

画像1
 こんにちは。4期生の中澤と安部です。 12月18日に飛島学園にて、和田先生と玉置先生による道徳の模擬授業と対談が行われました。道徳についてさらに深く考える、とても良い機会になりました。学んだことを書きたいと思います。

***

 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は12月14日土曜日の飛島学園でのセミナーについて書きたいと思います!

 今回玉置先生の模擬授業を久しぶりに拝見しました。そのなかで新たに学んだことがあります。それは、「人からみられていやだなぁって思われないようにすることが道徳」ということと、「自分はやらないと思う行動について考える」ということです。

 道徳の授業では、物語の内容を踏まえて、人間として正しい行動は何かを考えていくということがよくあります。そのため子どもたちは、人間として正しい行動は何かを当てようとしてしまいます。

 それに対して玉置先生は、自分はやらないと思う行動は何かと考えさせました。「なぜやらないかは、その人の行動論理があるから考えさせる」と授業後玉置先生はふりかえりでおっしゃっていました。

 この発言を聞いて私は、やらないと考えることは、確かにその人の人格を表していて、そこから物事の考え方をより良い方向へ考え深めていくことができると考えました。大変参考になる模擬授業でした。

 中学校実習で道徳の授業を行ったときに、生徒の考えを引き出すことの難しさを痛感したため、今回のセミナーでは胸を打つ会となりました。本日も学ばせていただき、ありがとうございました。(中澤)

**********************************

 こんにちは。4期生の安部です。昨年に引き続き、飛島学園に行かせていただきました。和田先生と玉置先生の授業を見させていただいて、学んだことを書きたいと思います。

 まず、和田先生の道徳の授業では、小学校1年生を対象に「どんぐり」という資料を使って行われました。和田先生は、初めから資料をあえて子どもに渡さないやり方を取られました。一年生にはとても難しいのではないかと思いましたが、場面ごとに教科書の挿絵があり、そのときの気持ちが端的に示されいる板書はとても構造的で見やすかったため、資料を見なくても黒板を見ているだけで授業の流れがよく分かるものでした。

 授業後に、和田先生は以下のようなことをおっしゃっていました。「授業を考えるときにまず板書計画を考えて、それを文章化したものが指導案である」「板書計画を常に手元に置いておき、授業中はそれしか見ない」なるほど、たから和田先生の授業は子どもからどのような言葉が出てもそれを黒板に整理して書くことができるのかということを感じました。

 私は実習の時も、ゼミで模擬授業をするときも、指導案作成に力を入れて、板書計画はいつもなんとなくで終わってしまいます。今回、和田先生に板書計画の大切さを改めて気付かせていただいたので、これからは私も板書計画を元に授業を展開するようにしたいと思います。

 また、和田先生は「瞬間に追究する」ということを道徳の授業で意識されているそうです。低学年の子どもは特に、もやもやした気持ち、すっきりした気持ちなどそのとき思ったこと、感じたことを瞬間に問われないと忘れてしまうそうです。だから和田先生の授業はテンポがとても良くて1人の発言をそこで終わらせない、追質問して、心の奥にある思いを引き出したり、他の子どもに繋げて考えを深めていっているということがわかりました。「瞬間に追究する」というのはそう簡単にできることではなく、4月からすぐにできることではないと思いますが、和田先生のような授業を頭で描きながらそこを目指して頑張りたいと思います。

 次に玉置先生の授業から学んだことです。私はこれまで玉置先生の道徳の授業を見たことがなかったので、今回、とても楽しみにしていました。対象は中学生、資料は「茂の悩み」というものでした。

 まず、資料の読み方に工夫がありました。長い文章を読む中で、ところどころ板書にメモをして、登場人物の関係を図示し、生徒が早く物語に入り込めるように時々先生自身の感想を入れながら気持ちを込めて読む音読の仕方、それらを自然にされているのが素晴らしいなと思いました。

 また、授業の展開として目から鱗だったのが、「自分が取らない行動を挙げさせる」ということです。今回の資料は特に、自分が茂の立場に立ったとき、様々な行動が取り得るとは思います。どれが正解なんて話し合っても拉致が開かないと思います。最終的にどのような行動を取るかは人それぞれ違っていい、道徳の授業で教えなければならないのは、「人として取ってはいけない行動」であるということです。だから、自分ならこの行動は絶対に取らないという行動を挙げさせ、人との違いを確認し、それぞれ自分の考えを話す中で、道徳性が養われていくということです。

 私は以前、道徳の模擬授業をやらせていただいた際に、「本当はこう思うよなあ」という自分の思いと、「でも子どもたちにはこういうことを教えなければならない、こういう思いにさせなければならない」という2つの思いで揺れていました。本来、道徳の授業は教師も子どもと共に考える中で、道徳性を養っていくものであるのに、上から押さえつける、教えてあげるというふうに私は間違った考え方をしていました。前回の山田貞二先生のお話、そして今回の玉置先生の授業を見て、自分の道徳の授業に対する考えはまた一つレベルアップした気がします。まだまだ学ぶことはたくさんありますが、4月まで残された期間、出来る限り多くのことを学んで卒業したいと思います。

 玉置先生、和田先生をはじめ、飛島学園の関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)


12月18日(水) ゼミ模擬授業からの学び(加藤奨基)

画像1
 こんにちは、4期の加藤奨基です。12月18日の最後のゼミで、模擬授業をさせていただきました。そこからの学びを、記事にします。

 扱わせていただいた題材は小学校5年生の算数で、以前にUD学会に参加した時に見た田中博史先生の割合の授業を行いました。結果的には、課題の多く見つかった模擬授業でした。
 
 自分は、UD学会で田中先生が行っていた、「子どもたちが、間違えることを恐れず自分の考えを出す」ということをしたいと思っていました。しかし、実際に授業者という立場に立つと、題材の難易度や自分の発問の具合により、田中先生のようにはいきませんでした。何より、子ども役のゼミ生の発言が減り、流れが途切れたように感じました。

 振り返ると、田中先生の授業に比べて、自分の模擬授業では発問や声掛けの仕方やタイミングが全く違っていました。玉置先生にいただいたご指導では、授業を見る際のノートのとり方に問題がある、ということを指摘していただきました。

 自分は今まで、教師の働きかけやその内容をメインにメモをとっていましたが、それよりも発問や働きかけで教師が実際に話した言葉や、それに対する子どもの言葉をメモするほうが、後々効果的であるということを実感して学びました。他のセミナーで和田先生の授業メモをいただく機会があったので、それを参考にこれからはメモのとり方を試行錯誤していきたいと思います。玉置先生、子ども役をしてくれたゼミ生のみなさん、ありがとうございました。(加藤)

12月18日4期生後期ゼミ山田志摩さんの模擬授業記録(関口)

画像1
 こんにち!4期生の関口です!今回は最後のゼミで行われた山田志摩さんの模擬授業記録を書きます!

 山田さんは算数科で「計算のきまり」という単元の授業を行いました。

 最初に37×9と37×12という式を提示しました。これを子ども役に解かせて、気づくことをあげさせました。
しょうきさん「37×15をしたら555になりそう」
ゆりさん「37×3×3に分けると111×3になる」
となかなか核心を突く発言がすぐに出ました。

 そこで山田先生が「答えが222になる計算式を作ってみましょう」と指示しました。この後どうしてすぐに解けたのか問うことできまりに気づかせようとさせていたと思います。

 わたしはゆりさんの先の発言を引用して子ども役として発言しました。それを山田先生は、「このはさんが行ってることわかるよって子いる?」と問い、わからなかったよしともさんにわかるようにと、ゆりさんに自分の言葉で同じことを発言させました。その後も「高橋さんも頷いてるからよしともくんにわかるように説明して」と指示し、発言させました。それからよしともくんに戻して、「よしともくんどう?わかった?」と聞き、頷くよしともくんに「言えるところまで言ってみて」と伝えました。

-ゼミ生から-
◎どの子にもわかるように工夫されていた
◎子どもとのやりとり
◎井上くんに戻す、取り残さない
△時短をするために省くところは省くべき
△子どもの発言に付け足さない

-玉置先生から-
物分かりが良すぎる。
例えば、しょうきさんの発言である「37×15」に対して、物分かり悪く「なんで15が出てきたの?」ときく。このように子どもの発言に対して「どうして?いいの?」と物分かり悪く子どもを揺さぶったあと価値付けすることで、単に答えを出す授業ではなく、子どもに「違いがどのように違うかを見つける力」と「数を分解する力」など、一生役に立つ力をつけることができる。

 私は、自身の模擬授業で、わかる子わからない子をきいたにも関わらず、そのまま突き進めました。今回山田さんはわからないと言ったよしともさんにしっかり戻して、全員参加の授業を見事に作りました。また柔らかい山田さんの授業はとても居心地のいい時間で、子どもとのやりとりもスムーズだったのだと思います。

 今回でゼミは終わってしまいました。もう教壇に立つまで残り少なく、玉置先生がそばで教えてくださる時間もわずかです。すごくさみしいですが、自分の力として来年度から発揮できるよう今までの学びも振り返りながら前進していきたいです。
ゼミでの卒業旅行がたのしみだあああ!
の前に卒論発表会も楽しみですね、、(関口)

12月9日 味岡小学校訪問&玉置先生講話からの学び(加藤奨基・高桑)

画像1画像2画像3
 こんにちは、玉置ゼミ4期の加藤奨基です。今回は、日頃からインターンシップでお世話になっている味岡小学校へ、玉置先生の講話として伺わせていただきました。味岡小学校にはタブレットが本格導入されていて、先生方もタブレットを用いた授業をいくつも展開されていました。そこからの学びを、記事にしたいと思います。

 今回いくつかのタブレットを用いた授業を見させていただいて、タブレットを用いると子どもの個人学びが深まる、ということを特に感じました。タブレットを用いた学習に対する子どもの意欲は非常に高く、ほとんどの子どもが、与えられたタブレット教材に積極的に取り組んでいました。

 学習の基礎を学ぶ際には、タブレットを用いた個人学習が非常に有効だと学びました。また、基礎学習を個別で行うことで授業時間数の短縮を図ることができます。そして、空いた時間で学びに本当に必要な部分を話し、議論することもできます。

 しかし、その後の先生方による分科会や校長先生から、タブレットの欠点になる点もいくつか学ばせていただきました。まず、どうすれば深く学べるのかが曖昧である、ということです。タブレットを授業に取り入れるだけなら、比較的簡単にできると思います。

 しかし、「深い学び」を達成しようとすると、とたんに難易度が上がってしまいます。その理由は、タブレットが個人作業になりがちなアイテムということです。欠点にも関連しますが、タブレットは基本的に傾けて操作することが多いモノです。すると、反対側にいる子どもからは、タブレットの背面が邪魔をして壁になってしまいます。座席を移動するなどしなければ、操作している子どもの手元はほとんど見えません。これでは子ども同士で繋がることは難しいです。

 また、子どもの「困った!」の内容が、タブレットの操作に関する困ったがほとんどである、という点も挙げられます。本当は学習面で困り感を共有し学び合ってほしいところですが、操作に関してはできる子どもが教えればすぐに解決してしまう、ということがあります。このように、子どもが繋がりづらく、深い学びに到達しづらい、ということがタブレットの欠点であると学ばせていただきました。

 早いもので、去年の今頃に初めて味岡小学校を見学させていただいたことが信じられません。4月からインターンシップとして入らせていただき、ゼミ生としては約半年ぶりの味岡小学校見学でした。その中で学びのない時はなく、常に学ばせていただくことができました。この記事があがる頃には2学期も終わり、残すは3学期のみです。残りの約3か月間も、子どもとの関わりを大切にし、学びを深めさせていただきたいなと思います。本日は玉置先生、味岡小学校の先生方、本当にありがとうございました。(加藤)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 こんにちは、4期生の高桑です。先日、味岡小学校で多くの授業を参観させていただき、その後ゼミ生で意見を出し合いながら授業について深く考える機会をいただきました。今回は、そこから学んだことを書いていきたいと思います。

 まず、玉置先生に授業の見方を教えていただきました。授業は子どもが変わるための場であり、授業内でおさまらず「〇〇ってこういうことか、こうすればいいのか」と子どもが汎用性の高いことを学んでいる姿があれば、よい授業であると言えます。つまり、板書の仕方やタブレットの効果的な使い方など教師に注目するのではなく、つぶやきなどから子どもの変容を見るべきだとおっしゃっていました。

 このお話を聞いていて、授業づくりをするときも同じく大切にすべき観点だと思いました。私は、指導案を考えるときに「これをやったら子どもたちが楽しんで授業に参加できるかも」と教師の手段メインで考えてしまうことがよくあります。そして、いざ授業をやってみると、「結局自分は何がやりたかったんだろう」とゴールを見失ってしまいます。これでは、教師メインの授業に子どもが付き合わされているだけになってしまいます。

 玉置先生が口を酸っぱくして何度もおっしゃってくださる、「授業終わりに子どもが何と言ったら成功か」というゴールを明確にして、それを軸に授業を考えていくことが大切であるということを改めて実感しました。

 その後、多くの教室を周り、授業の様子を見させていただきました。そこで、子どもたちのいいなぁと思える姿が多くありました。「〇〇くんいいこと気づいたねぇ」と仲間を称える言葉が上がったり、表情豊かに朗読をしたり、外国籍の子どもが見慣れない私たちにも目を見てあいさつをしてくれたり、子どもの輝く姿が多くあり、感動しました。

 特に心に残ったのは、研究授業で見たAくんです。Aくんは、タブレットの使い方がわからず個人追究の時間も小声で「わかんない」と言って意味もなくタブレットをいじっている姿が印象的でした。それに気づいた教師が直接教えるのではなく、Aくんを前に呼び、困っている状態をみんなに見せて、クラス全員で解決策を考える時間を設けていました。その後、Aくんは「わかった!」と得意げにタブレットを使い、同じグループの子どもに教える姿がありました。私はAくんのことを1時間しか見ていませんが、授業の始めと終わりのAくんの様子の違いから、子どもが少しでも変化できる授業をつくり、その変化を積み重ねていくのを見守るのが教師の役目なんだと感じました。今回、味岡小学校で見させていただいたこと、感じたことをこれからの授業づくりに生かしていきたいと思います。

 最後になりましたが、玉置先生、味岡小学校の先生方、素晴らしい学びの機会をありがとうございました。(高桑)

12月11日3分間スピーチのふりかえり(安藤)

画像1
 こんにちは。4期生の安藤優里です。今回は12月11日に行った3分間スピーチについて振り返りを書かせて頂きます。

 私は中学年を対象に「ちょっと視野を広げて見よう」というメッセージのスピーチを行いました。

 これはもうすぐ冬休みのこの時期にする話をしたいな、と自分なりに考えていたところ、お恥ずかしい話、冬休みの宿題をずるずると溜め、休みの終盤に慌てていた小学生の頃の自分自身の経験を踏まえて(泣)、「ちょっと先を見て行動することの良さ」を話そうと思った次第です。

 最近、私は自動車学校に通い始め、人生で初めて車を運転しました。そこでは私は、目先の道路を見るのに必死で、教官に「目線はもっと先に」と言われていました。道路がこの先どうなっているのか、先を見ないとうまく走れないとのことですが、それが目の前のことでいっぱいいっぱいな自分とすごく重なるところがあるなあと思い、車の運転を例に「ちょっと先を見て行動することの良さ」を伝えることにしました。

 宿題もあらかじめ全体の量を把握して、前半にこれだけ、1週間ではこれだけ、じゃあ今日はこれをやろう!と逆算しないと、目先の課題をとりあえずやっていては、中々終わりが見えず、進みません。授業づくりもゴール(子どもたちに最後に言って欲しい言葉)から考えます。少し目線を先にして、ゴール(目標)を自分の中で持ちながらそこまでの道のりを着実に進めていくのが、「コツコツやるコツ」なのかな、と自分自身感じたので、スピーチにしました。

 このようなことを伝えたかったのですが、話にすると中々伝えられたのか微妙な感触でした。玉置先生からは、「子どもたちとのやりとりの中で笑いが取れていてよかった」というコメントを頂きました。今回他に5人スピーチを行いましたが、悔しいくらい話が上手い同期で、なるほど!と思うネタと、伝えたいこと、話し方の3つが揃っていてすごいなぁと思いました。

 来年から今回のスピーチで玉置先生や同期から学んだ話し方を生かして、子どもたちに良い話ができるように普段の生活や様々な経験をしたいです。ありがとうございました。(安藤)

11月27日4期生ゼミ模擬授業の学び(安藤)

画像1
 こんにちは。4期生の安藤優里です。今回は11月27日に行った模擬授業の学びを書きたいと思います。

 私は道徳で、2年生の『泳げないりすさん』を題材に選びました。これは、教育実習で1度授業をしたのですが、実習の時は全然うまくいかず、自分は道徳の授業をするのが苦手だなぁ、と思うようになりました。そこで今回ゼミでもう一度リベンジしたいという気持ちで同じ題材に挑戦した次第です。

 今回はまず、事前に玉置先生に、指導案の相談をさせて頂きました。教育実習の時にうまくいかなかった、ということを伝えると、何がうまくいかなかったと思う?と尋ねられ、役割演技がごっこ遊びのようになってしまい、意味のある活動にならなかったことを伝えました。すると、玉置先生が仰るには、道徳で役割演技を入れると、子どもも照れてふざけるなど、あまりいい授業にならないそうで、改善点を見つけることができました。

 そして、役割演技をやめて、発問を、「仲間はずれにされたりすの気持ち」を問うものから「仲間はずれにした3匹の気持ち」を、考えるものに変えました。

 実際に授業をしてみて良かった点は、りすではなく、仲間はずれにした3匹の気持ちを問うことで、前回より意見に深みがでて、よかったです。

 反省点としては、意見の収集がつかなくなってしまったことです。私は「甲羅で運ぶんだね〜なるほど」で終えてしまったのですが、玉置先生は「行動の裏に気持ちがある。なんでそういうことをするの?とその行動に至る心情を問うと良い」とアドバイスをくださいました。板書も、子どもから出た心情をキーワードでメモして、心情や行動の変化が一目で分かる板書を作りたいです。

 後々感じた反省点としては、3匹が「泳げないからダメ」と言った時に、りすは泳げないから仕方ないよね、一緒にいられないことは悪いことなのかな?と揺さぶって、3匹がりすを置いていったことを後悔していることに触れられたらよかったな、と感じました。

 玉置先生に相談させて頂いた時に、発問についての提案をくださいました。その際に玉置先生から、これから先、現場でも、先輩の先生方に相談して、アドバイスを頂けることがたくさんあるだろうが、それをそのまま全部やろうとすることが、良いわけではないということを教えて頂きました。その方法が自分ができそうなことなのか、そして子どもたちの実態に合っているのかを考えて、最終的にその方法をやるかやらないかは自分で決めなくてはいけないよ、という教えを頂きました。先輩方に学ばせて頂きながらも、自分の意思や意図を忘れないように気をつけたいと思います。

 ご指導くださった玉置先生、授業を受けてくれた4・5期生のみんな、ありがとうございました。(安藤)
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31