玉置ゼミ 6期生 中江真帆 自己紹介

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 こんにちは!玉置ゼミで勉強させていただくことになりました!特別支援教育専修2年の中江真帆です。初めて記事を書かせていただくので自己紹介します。

 私は三重県の伊勢市出身で現在は大学に通うため岐阜市でひとり暮らしをしています。ひとり暮らしをする前はホームシックになったりするものなのか心配していましたが、ひとり暮らしを始めるとホームシックの「ホ」の字もでないほどでした…笑。(家族はよく寂しがります)

 そんな私ですが、地元伊勢市は自慢の町だと思っています!伊勢市といえば伊勢神宮が1番有名だと思います。初詣にはいつも伊勢神宮を訪れていて今年も参拝してきました!
 
 1枚目の写真は外宮の勾玉池です。私が幼い頃によく遊んだ思い出の場所です!今は私の子ども時代よりきれいになっていて昔の姿を懐かしく感じます。家から神宮まで行くのは苦ではないのでふとした時にふらっと立ちよることができます。成人式の日も神宮に参拝する伊勢市の新成人は多いです。私もそのひとりです(笑)。

 また、余談が重なりますが伊勢に帰れば私の大好きな愛犬に会うことができるので帰省するときはいつもそれが楽しみです(笑)。

 2枚目の写真を見てください!今年で5歳になりますがとっても小さくて彼の背中は靴のサイズほどしかありません。私が帰ると毎回出迎えてくれる優しいわんこです!

 さて、私の教師像の話を少しさせてください。私は子ども一人一人に向き合うことのできる教師になりたいと考えています。特別支援教育を勉強したいと思ったのも通常学級を超えていろんな特性をもつ子どものことを知りたいと考えたからです。

 玉置ゼミ加入のきっかけは、1年生の時に玉置先生の授業を受けて多くの教師像を知って玉置先生のもとで勉強したいと思ったことでした。玉置ゼミでは学級経営や授業づくりを学び、自分の理想の教師を目指していきたいと思っています。これからたくさんのことを学んで日々努力を重ねていきたいです!よろしくお願いします!(中江)

玉置ゼミ6期生 伊藤 幹太 自己紹介

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 初めましての方ははじめまして、記念すべき玉置ゼミ6期生として玉置先生のもとで学ばせていただけることになった伊藤幹太です。

 いきなりですがこの世には2種類の教師しかいません。

 授業の中に沢山の工夫があり、子供が学びつつ学ぶことに対して楽しいと思えるような授業づくりができる教師。そして、その他の教師、私は前者を目指しています。玉置先生の教師論で授業工夫のヒントをいただき、玉置ゼミでもっと学びたいと思いました。希望どうり玉置ゼミの6期生にさせていただけたからには、様々な先生から技術を盗み理想の教師像に近づけるよう頑張っていきます!

 少し真面目な話ばかりしてしまったので雑談をしたいと思います。興味がある方は読んでくださるとありがたいです。

 私の自己紹介をさせていただきます。手短に済ませるのでお付き合いください。岐阜市に住んでおり私の家は、母、私、弟、弟、犬(オス)猫(オス)猫(オス)という母以外男という環境で育っています。そのため女性の方の扱いがわからないため、たまに失礼な言動をする恐れがありますが、広い心と温かい目で許していただけると嬉しいです。

 また一番好きなものは「友達」で1日の睡眠時間以外のほとんどの時間を友達と過ごしています。一人でいるのが苦手で暇さえあれば小学校、中学校、高校、大学それぞれでできた友達と遊んでいます。ゼミの同期とも仲良くなりたいです。そのためにも沢山自分から話しかけていきたいです!(伊藤)

玉置ゼミ6期生 金子奈央 自己紹介

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 こんにちは!玉置ゼミ6期生になりました、金子奈央といいます!教育学部保育専修の2年生です。今回は初めての記事ということで、自己紹介をします!

 わたしは岐阜県中津川市出身です。すごく田舎ですが、自然豊かで美味しいものもたくさんあっていいところです。現在1人暮らしをしていて、すごく楽しいですが寂しくてすぐ帰りたくなります!

 わたしは、食べることが大好きです!大学になって一人暮らしをして友達とご飯に行くことも多くなり美味しいものと沢山出会いました!二枚目の写真は大学の友達ですが、みんな食べることが好きなので美味しいものを探してみんなでおいしいを共有しています。おいしいお店があったらぜひ紹介してください!(笑)

 さて、わたしは現在、保育専修で学んでいます。玉置ゼミには今まで保育専修の先輩がいなかったとお聞きしました。その中で不安なことも沢山ありますが、自分なりに頑張っていきたいと考えています。

 保育で重要とされるものの中に『子ども理解』があります。私は子どもに寄り添える教師になりたいと考えています。これまで学んできた保育学を強みにして玉置ゼミで自分の理想像を明確にしながら取り組んでいきたいです。学級経営や授業づくりについてはゼロからの学習となりますが、その分たくさんのことを得られるように精一杯がんばります!
これからよろしくお願いします!(金子)

玉置ゼミ6期生 松浦遥菜 自己紹介

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 こんにちは!玉置ゼミ6期生になりました、松浦遥菜(まつうらはるな)です。これから玉置ゼミの一員として活動していく上で、私のことを皆さんに知って頂きたいと思うので、簡単な自己紹介をしたいと思います。

 私は岐阜県の大野町出身です。5人家族で父、母、弟、妹がいます。私は現在、実家から車で通学しています。

 大学内では、「岐阜聖徳学園大学 柳」というよさこいサークルに所属しています。このサークルでは学部や専修などは関係なく、様々な人と関わります。同期はもちろん、先輩や後輩との関わりも強く、柳でしか経験できないようなことが沢山あります。ハードなスケジュールで大変な時もありますが、仲間たちと一つの目標に向かって、一緒に頑張るというかけがえのない経験をしています。ゼミや授業などの学業とこのサークルとの両立を4年間保っていけるよう頑張っています!

 私が玉置ゼミを希望した理由は、私が学びたいことが学べるゼミだと思ったからです。具体的には学級経営や授業作りについて深く学べるという点です。模擬授業やセミナーを通して、実践的な学びができるところや現場の声を多く聞けるところにとても魅力を感じました。私は先日初めてセミナーに参加しました。そこで強い衝撃を受けました。詳しくはまた記事を見て頂けると幸いです。

 そのセミナーに参加して、玉置ゼミの強みを改めて実感しました。これから約2年間様々なことに積極的に取り組んで、より多くのことを吸収できるよう、精一杯頑張ります!よろしくお願いします!(松浦)

玉置ゼミ6期生 中野 紗希 自己紹介

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 こんにちは!玉置ゼミに6期生として参加させていただくことになった中野紗希(なかのさき)です!はじめての投稿ということで少し自己紹介をさせていただきます。

 私は愛知県犬山市出身で、大学には毎日2時間ほどかけて電車で通学しています。サッカー部に所属しているので、帰りも遅くなることもあるので、電車通学は大変ですが、年子の兄が下宿生なので、私は四年間電車通学になりそうです。

 中学校では、ソフトテニス部に所属しており、高校では陸上部に所属しており、先ほども少し話しましたが、今はサッカー部のマネージャーをしています。このように、何かを長く続けたことがなく、何かに熱を注いだ経験があまりありません。

 しかし、唯一ずっと私の中で変わらずに存在しているものが、将来の夢です。それは教員になることです。

 私が教員を目指したきっかけは、兄によく勉強を教えてもらっていたということです。兄が教えてくれると今までが嘘のように勉強がわかり、分かるのが楽しいと感じるようになりました。なので、私は尊敬する先生がいたわけではないので、理想の教師像の具体例が私の中にはありません。ですが、大学に入り、学んでいるうちに、自分が尊敬する先生が思いつかない分、私自身が児童生徒たちに尊敬される先生になりたい。と思うようになりました。玉置ゼミで、児童生徒たちに尊敬され、いつまでも児童生徒たちの心に残ることが出来るような先生を目指していきたいと思っています。これからよろしくおねがいします(中野)

玉置ゼミ6期生 池戸颯 自己紹介

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 はじめまして!岐阜聖徳学園大学 玉置ゼミ6期生になりました!教育学部2年の池戸 颯(いけど そう)です!初の記事投稿ということで自己紹介とこのゼミに入りたいと思った理由について書きたいと思います!

 出身地は愛知県名古屋市港区です。所属しているサークルはよさこいサークルの柳で毎年8月下旬に行われる日本ど真ん中祭りに向けて日々練習に励んでいます!僕のスケジュールはほとんど柳が中心となっており、かなり力を入れて活動しています。中学生の頃はサッカー部に入っており、高校では卓球部に入っていましたが、大学にはこのサークルに入り、充実した毎日を過ごしています。

 趣味は食べること、寝ること、踊ることでこれで一日が終わってしまうことがほとんどです。なのでこれからこの玉置ゼミでこれらの趣味の中に『学ぶ』という新たな趣味を付け加えたいと思っています。

 次に僕がこの玉置ゼミに入りたいと思った理由についてです。まず、僕はゼミを選択するとき最初から絶対に教職ゼミに入りたいと思っていました。そして様々な実習を経験して、大学で学ぶことも大切ですが、そこでは学べないこと、理論だけではない、直接自分が学ぶことの大切さを感じ、また実習で多くのことを学んだ事からもっとより多くの授業を直接学校に行って観て学びたいと思うようになりました。この願いを叶える事ができるのがこの玉置ゼミでありここに所属し、学ぶことで自分は大きく成長できると感じた為、このゼミに入りたいと思いました。

 僕はこのゼミでより良い指導が行き届くような学級づくり、生徒作りについて学んでいきたいと考えています。このゼミに入れていただいたからには自分の成長の為、努力は惜しみません!これからのゼミの活動、それによってできる自分の成長がとても楽しみです!よろしくお願いします!(池戸)

玉置ゼミ6期生 名桐大智 自己紹介

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 こんにちは!この度、玉置ゼミ6期生としてこれから活動させていただきます、名桐大智(なぎり だいち)と申します。簡単な自己紹介をするので、もし宜しければ少し目を通していただければ幸いです。

 私は、愛知県名古屋市の出身で、大学までは毎日電車で通学しています。5人家族で、父、母、私、妹、弟という家族構成です。最近は、妹と弟も高校生になったということで、昔よりは喧嘩が減り穏やかな生活ができています。

 小中高と野球をやっていました。ポジションはピッチャーや内野を守っていました。部活の仲間とは今も仲が良く、特に中学校時代の同期と後輩とは今でも盛んに連絡をとり、日程を合わせ集まったりしています。野球をすることももちろん楽しかったですが、仲間と過ごした時間は今でもかけがえのないものとなっています。

 さて、少し真面目な話になりますが、私は将来児童生徒に信頼される教師になりたいと考えています。立派な教師像というのは人それぞれだと思いますが、私の中では子どもたちに信頼され、けじめがつけられる人が理想です。

 玉置先生のゼミでは、学級経営のことを多く学べたり、様々な講演会に参加させていただけたりと、自分の財産となり得る経験がたくさんできます。教師は、児童生徒にとって親に次ぐ第二の大人です。自信を持って教師という仕事を全うできるよう、たくさん学んでいきたいと思っています。これからどうぞよろしくお願いします!(名桐)

2020年1月4日第3回学び続ける教師の会開催(玉置)

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 2020年1月4日、1期生・2期生・3期生による「第3回学び続ける教師の会」を行いました。

 午後3時からはレンタル会議室で、それぞれから去年1年の振り返りをしながらの情報交流会。1期生はさすが教員3年目。表情にも実践内容にも余裕が感じられました。一方、1年に満たない3期生は表情が硬く、日々必死という人もいましたが、当然のことと聞いていました。

 また他地域での教育事情を聞き、自分が取り組んでいる教育活動の意義について考える機会にもなったようです。いずれにしても、それぞれの勤務校で順調に教員生活を送っているようで、元指導者としてほっとした2時間30分でした。

 場所を変えて、人数がさらに増えての懇親会では、教員生活ばかりではなく私生活の話題も飛び交い、ゼミの横のつながりばかりではなく、縦のつながりのよさを感じさせてくれました。

 この会を提案したのは私です。卒業後、ほぼ同業に就くわけですので、ゼミの横のつながりばかりではなく、縦のつながりも大切にしておきたいと思っての「学び続ける教師の会」です。

 先日も同じ地で働くことになった2期生と4期生の出会いを作りました。記事から縦のつながりのよさを感じていただけると思います。

 ゼミ生はますます教育活動の場が広がってくると思います。思わぬところで、玉置ゼミでのつながりが生きることもあると期待しているところです。

 私にとってはゼミ生から元気を出させてもらう会になっています。また教育学部の大学人として今後の講義のヒントももらっています。今回も充実の1日となりました。ゼミ生に感謝の日でした。(玉置)

※写真は懇親会後のワンショットです。実は全員が集合していると思って撮ったのですが、そうではありませんでした。研究室HPトップの写真が懇親会参加メンバーの写真です。なお、情報交流会には3期生の菱川君が特製ケーキを持って参加してくれました。ごちそうさまでした。

あけましておめでとうございます

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 2020年となりました。

 あけましておめでとうございます。

 今年も玉置ゼミ生一同で、ゼミでの学び、セミナーや学校訪問での学びなどを中心に発信します。

 稚拙な内容もあるとは思いますが、「書くことによって学ぶ」というゼミ方針のもと、わずかな成長でも目指して発信し続けたいと思います。

 おかげさまで、4月には玉置ゼミHP開設6年目に入ります。今年もどうぞよろしくお願いします。(玉置)

2019年振り返り(玉置)

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 2019年の振り返りを「三楽の仕事日記」に書きました。

 書きながら、今、自分があるのは皆様からの支えがあってこそ。
 改めて感謝する年末です。

 もっと書いておきたいことはありますが、長くなりすぎるで、このあたりで。
 よろしければお読み下さい。

 ここをクリックしてお読みください。

2019年の振り返り(高桑)

 こんにちは、4期生の高桑です。私は今日、バイト納めでした。そして、その年内最後のバイトで社員の人に怒られました(笑)怒られた原因は、レジである間違いをしてしまい、お客様にご迷惑をおかけしたからです。その社員さんは朝から機嫌が悪かったので、怒られるだろうなぁと思ったら案の定「ちょっと来て」と裏に呼ばれました。怒られた直後は、「自分が機嫌悪いからって、ちょっとの間違えで、そんなに言わなくてもいいじゃん」とムカムカしていたのですが、「あの社員さんも私のことを思って言ってくれてるんだろうな」と考えると、なぜか気持ち良くなりいつも以上に笑顔で楽しみながら接客することができました。

 これだけを聞くと、前向きな人だなぁと思われるかもしれませんが、私はもともと何事もマイナスに捉えて、落ち込むことが多くありました。変われたのは、教採合格に向けて、周りの人の良さに影響を受けながらも、知らなかった自分の良さを知り、さらに自分のことが好きになれたからだと思います。

 教採期間は正直辛かったです。ゼミのみんなには、本当に支えられました。週に何回かある面接練習では、話し下手で伝えたいことがうまく伝えられない私に対しても真剣にコメントをしてくれて、私の良さを見出してくれました。また、学食に行くと自然と玉置ゼミが集まっており、一緒に暗記単元の覚え方をつくったり、雑談をして笑いあったり、気づくと私にとって心温まる居場所になっていました。個性的な12人の仲間がいたから、私は自分にしかない個性を見つけ、自分で自分を認められるようになりました。

 最近、同じ中学と高校に通っていた友人と話す機会があったのですが、その時に「かりんって本当に変わったよね」と言われました。「前が暗かったわけじゃないけど、さらに前向きで明るくなった」と言われ、自然とゼミのみんなの顔が浮かびました。大袈裟だと言われるかもしれませんが、私の人生は玉置ゼミなしでは語れません。玉置ゼミに入って、特にこの1年は色んな面で成長することができたと実感しています。玉置先生やゼミのみんなには本当に感謝をしてもしきれない、そんな1年間でした。2020年も、大学を卒業して就職しても、一生玉置ゼミのみんなとは関わり続けていたいです。そして、みんなと切磋琢磨しながら、もっともっと成長したいです。こんな私ですが、これからもよろしくお願いします!!

 最後になりましたが、良いお年を!(高桑)
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ありがとう、2019年!(鏡味)

 こんにちは!4期生の鏡味です。最近、風邪やインフルエンザが流行っていますが、皆様体調は大丈夫でしょうか?

 さて、私はたまたま家でゆっくりする時間があり、年末ということで自分の部屋の掃除をしました。掃除をする中で、懐かしいものがたくさん出てきました。

 それは、友達からもらった手紙、卒業アルバム、中学、高校の通知表などです。

 中でも1番目に止まったのが、教員採用試験の勉強で頑張った物たちです。面接ノートや、ゼミの時間に解いたプリント、教育新聞を切り貼りしてまとめたノートもありました。我ながら、頑張ってたな〜と振り返ってました。今は、もうあの頃には戻れません笑

 ノートや参考書を見て懐かしんでいたので、掃除を終えるのにとても時間がかかってしまいました…(笑)。

 今年2019年は、間違いなく、夢に向かって努力した年だと胸を張って言えます!と同時に頑張ることができたのは、ゼミの仲間がいたからです。一緒に勉強したり、アドバイスをし合ったりする仲間がいたから、乗り越えることができました。4期生のみんな、本当にありがとう。

 そして私たちゼミ生をここまで導いてくださった玉置先生に、感謝の気持ちでいっぱいです。4月から教師として、玉置ゼミで学んだことを生かして頑張り、恩送りをしていきたいと思います。

 多くの人に支えられ、努力できた2019年は、思い出に残るとっても素敵な1年でした!来年の4月からは社会人。2020年も良い1年になりますように。

 皆さま良いお年を!!(鏡味)

※写真は以前伊豆に遊びに行った時のものです!
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「マジスター〜見崎先生の病院訪問授業〜第1集」 を読んで(矢崎)

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 こんにちは。五期生の矢崎です。今回は「マジスター 見崎先生の病院訪問授業」(原作 山本純士 漫画 棚園正一)を読んだ感想を書かせていただきます。

 この本は玉置ゼミの必読書となっています。必読書と先生が仰るのだから難しい本なのかなと思っていました。しかし、この本は玉置ゼミの蔵書としては珍しい漫画でした。だから、とても読みやすかったです。そして、なにより、力強い言葉に加えて、漫画に出てくる主人公たちの目の光からもメッセージが伝わってきて、文字だけの本とは違う魅力を感じました。

 この本は、「病院訪問教育」を題材としており、私が初めて触れる教育の種類でした。「病院訪問教育」は文字通り病院を訪問し、そこに入院する子どもに対し、週3回程授業をするものです。その週3回程の授業がその子にとっての学校となります。
 
 多くの人の「病院」という場所は風邪や骨折など、日常に多く起こりうる病気を診察してもらう場所だと思います。

 しかし、大きな病院の1つ上の階に上がってみてください。そこの空気は外来の階とまったく違います。とても静かで、落ち着いていて、優しい看護師さんがいらっしゃる安心できる空間です。しかし、どこか常に暗い影があるように私は感じます。

 1つ1つの病室に戦っている人がいらっしゃいます。その皆さんは一人ひとりがとても強い方々です。しかし、きっと常に前向きにはいられないでしょう。それが、私の感じる暗い影ではないかと思います。そんな一人で戦わなくてはいけない病室に私達より若い子どもたちがいて、戦っているのです。

 病室の子どもたちは幼い心で一生懸命、自分の状況を受け入れようともがいています。そこに健康な大人が授業をしに来て、「元気出して」「大丈夫だよ」と声をかけてきたら、きっと心がえぐられるでしょう。だから、見崎先生はじっと子どもたちをジッと待ちます。その子が自分のことを受け入れてくれる心のスペースを作ってくれるまで待ちます。

 この「待つ」という行為は大人には難しいのではないでしょうか。大人になっていくにつれ、答えを求めて、悩むのを拒んで、そのくせ綺麗事は増えていきます。人生経験が少ない、子どものならではの先の見えない不安にズカズカと大人は踏み込んでいきがちです。

 その子のペースに合わせるという「待つ」ということを大切にしなくてはとこの本を読んで改めて感じました。

 待つことで子どもたちに受け入れてもらった見崎先生は独特の授業をしていきます。その授業は子どもたちにとって「明日への希望」になり得ていました。「明日への希望」という言葉がこの「病院訪問教育」にとって重要なキーワードであると感じました。
 
 この漫画を読み、改めて自分の現在や過去を振り返って、私は、人が「明日への希望」をもてた時のサインは「目の中に光が灯った時」なのではないかと考えました。

 私は大きな病気をしたことはありません。入院をしたこともありません。ですが、私の母は長い間闘病していました。その姿をずっと見てきました。母は私に弱音を吐いたことは決してありません。とても強い人でした。でも、幼かった私にも、闘病の辛さからなのか、日に日に母の目の中の光が暗くなっていくのがわかりました。その光が消えていくのが幼い私にとって怖いことでした。だから、楽しい話をしようと努めていたのをよく覚えています。楽しい話をすると笑ってくれる母の目に光が戻るのが私にとって、とても嬉しいことでした。

 この漫画に出てくる子どもたちの目も最初、光がありません。でも、見崎先生の授業を受けたり、梅先生の一生懸命に向き合ってくれる姿を受けて目に光が戻っていきます。
 
 この光は決して闘病している人だけに関係しているものではありません。誰にでも光をなくす瞬間があります。教師という仕事をしていれば、光をなくした子どもに出会うこともあると思います。だから、私はその子の目に光が灯る関わり方をしたいです。私は決して見崎先生の様には上手に子どもとは関われません。梅先生より悲惨だと思います。でも、その子の顔を、目を見て話すことはできます。私が話していく中でその子の目に光が灯る瞬間を見逃さない教師になりたいです。(矢崎)
 

玉置先生、二期生佐久間さんとのお食事!(加藤諒太)

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 今日は、玉置先生に二期生の佐久間さんとお話をする機会を作っていただき、玉置先生、佐久間さん、私の3人でお昼にお食事に行きました!

 たくさんのお話をすることができ、とても謙虚で「さすが玉置ゼミの先輩だ‥」と大変勉強になる話ばかりでした。特に現場に出てからの教師としての学び方については大変勉強になりました。

 佐久間さんは何かに悩んでわからなくなってしまった時、「聞くより、教室を見に行かせてもらって学ぶ」と仰っていました。何をしたらいいかわからない時、いいなと思った教室をじっくり見せてもらい、自分の目で見て学ぶことが大切だそうです。まず、指導を受けた時にはやってみることが大切だともおっしゃっていました。

 また、学習指導要領をよく読むことが大切と指導を受けたそうです。教採の勉強の時のような覚えるような読み方ではありません。指導書に載っている学習指導案を参考に授業をするのではなく、学習指導要領の目標や領域をよく読み、どんな力をつけることができるのかなどを読み取り、授業を作るそうです。非常に難しいことですが大切だと仰っていました。

 佐久間さんのお話を聞いていて、学び続けるその姿勢が大切なのだと感じました。僕もその姿を見習えるようたくさんの人に教えを乞うていきたいと考えています。

 どの話も現場に出ないとわからないことばかりでとても参考になりました。それを踏まえた上で、今気張りすぎてもダメだよと、玉置先生からお言葉を頂きました。周りの環境は入ってからしかわかりません。ただ、どんな環境であっても、一人の社会人として適応していきたいと思いました。気を張って身構えて4月を迎えるのではなく、笑顔で希望を持って迎えたいと思います!佐久間さんも帰り際に、「学校・職員室を楽しむことも大事だよ」と仰っていました!職場での人間関係なども大切に、教師としての1年目を踏み出せるようにしたいです!!

 最後に、このような機会を用意して頂いた玉置先生、貴重なお話をしてくださった二期生の佐久間さん本当にありがとうございました!!(加藤諒太)

365日の親孝行を読んで  (矢崎)

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 こんにちは。五期生の矢崎です。
 今回は「365日の親孝行」という本を読んだ感想について書かせていただきます。

 この本は先日、玉置先生の研究室にお邪魔した際に、試読版の冊子が置かれており、先生に冊子をいただいていいかと伺ったところ、先生は本物を後日貸してくださると言ってくださいました。

 そして、昨日、六期生との顔合わせの為に研究室にお邪魔した際に先生が覚えていてくださって、まだ先生も読んでいらっしゃらないこの本を貸してくださいました。玉置先生、素敵な本を貸してくださり、ありがとうございます。

 私がこの本に興味を持った理由は、私が今、この「親孝行」について悩んでいるからです。
 私は父子家庭で育ちました。母が病気で亡くなり、今年で9年が経ちます。今まで父は一生懸命に私達3人兄弟を育ててくれました。とても感謝しています。
 でも、同時に私は今、家を出たいなという気持ちも芽生え始めています。今まで家にいることが当たり前でしたが、教採が無事受かったら、自分一人で暮らしてみたいと思うようになりました。私にとって「親孝行」とは今まで近くにいて父の負担を軽くすることでした。家を出たとしたら、私はそれが難しくなります。ということになると、私にとっての「親孝行」ってなんなんだと悩んでいました。
 
 昨日、この本をお借りし、とても興味があったのとこの本がすごく読みやすくて、4時間程で読み切ってしまいました。この本には様々な境遇の人たちのそれぞれの親孝行体験が書かれています。そのどれもが、とても素敵でした。私はその1つ1つに自分の過去や現在を重ね合わせました。思い浮かぶのは父はもちろん、亡くなった母や、いつも私達兄弟を心配してくれる祖父、祖母、可愛い妹や弟。

 この本を読んで私は「親孝行」とは両親に何かするということだけではないのだと気がつきました。祖父、祖母を大切にすることや、兄弟同士で仲良くすること、友達と仲良くすること、彼氏や彼女と幸せになること。これら全てが「親孝行」ではないのかと思い、これら全ては「私が幸せであること」であるのだと思いました。私が一生懸命に何かと向き合うことや、悲しむこと、笑うこと、それを父に支えてもらうこと、それに対して感謝すること、時々恩返しを形にして表すこと、日常の小さな事が全て父に対しての「親孝行」であるのではないかと思いました。

 結局、父が私によく言う、「生きてくれてたらいい」ということに尽きるのではないかと。

 これから、私は人生の大きな節目を迎えようとしています。この玉置ゼミに入らせていただき、環境は完璧です。その環境を最大限に自分のものにしたいです。その為に努力したいです。でも、きっと無理だと後ろ向きになる時があるから、その時は父に相談したり、母の仏壇に手を合わせたいと思います。

 この本は本当に素敵な本です。皆さんにとって大切なものは何なのかが見えてくると思います。
 玉置先生、貸していただきありがとうございました。
                            (矢崎】

久しぶりの大学訪問&竹本先生のお話(早川)

 こんにちは。玉置ゼミ3期生の早川です。

 先日、岐阜聖徳学園大学の大学祭があったので、久しぶりに行ってみました。もう卒業してから半年以上経つはずなのに、何も変わっていないように感じたことに、少しほっとしました。
 色々とお世話になった職員さん達、多くの講義でお世話になった先生方、顔なじみのある後輩たち。やっぱり休日だからといって家で休養するだけでなく、敢えて外にでかけてリフレッシュすることも大事だなと思いました。
 大学祭で柳の演舞を見ている時に、竹本先生と現状報告を含めてお話をする機会がありました。その際に、聞いたお話に、ハッとさせられたので記事にしようと思います。



 竹本先生のとある教え子が、保護者の方からクレームに近いようなことを言われた時のことです。その方は、自分が受け持つクラスのその子の学校での様子を「問題ない」と答えたそうです。竹本先生は、その「問題ない」の言葉に違和感を感じ、以下のように指摘をしたそうです。
 「問題ない」という言葉は、一見無難な受け答えに感じられるが、よく考えるとその子は先生の目に留まるようなことをプラスの意味でもマイナスの意味でもしていないということになる。だが、実際に考えてみるとそんな子どもはいない。絶対に何かアクションを起こしている。つまり、良い意味でも悪い意味でも両極端に目立つ子ばかりに目線が向いて、本当に先生に向かって何か伝えようとしている姿を”先生の方が見れていない”ということ。


 それを竹本先生から言われた時に、自分も同じように見過ごしている姿がたくさんあるのかもしれないと急に恐ろしく感じました。そう考えると、2学期の自分自身の過ごした方がどうだったか振り返るのが怖くなります。しかし、過去は過去。嘆いていても仕方がないと思うので、これから意識をし直して、残りの2学期と、2020年の3学期の最後まで、まず1年目をやりきりたいと思います。
(明日から、個人懇談が始まるのでがんばります・・・)(早川)


※写真は、勤務している学校から、最近見えた虹です。
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久しぶりに詞を書いてみました。(中澤)

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 こんにちは!四期生の中澤です。今回は久しぶりに詞を書きたいと思います。

君が選んだ花は 名もない花で
一番好きだと思ったから 選んだ
誰にあげようかちょっと迷ったが
野辺の地蔵さんにちょっとあげた

君が選んだ夢は 途方もない夢で
一番遠いと思ったから 選んだ
少し無理かとちょっとひるんだが
駄目で元々と歩き出す

くよくよするな 笑いとばせ
夜は悩まずに寝るが良い
明日拓ける 道もあろう
明けない夜などあるものか
そのうちきっと 報われるだろう
不器用に咲く君の花が良い

君が選んだ人は 優しい人で
一番好きだと思ったから 選んだ
誰に告げようかちょっと照れたので
水辺のとんぼにちょっと告げた

君が選んだ道は 険しい道で
一番綺麗と思ったから 選んだ
少しきついとちょっと疲れるが
いずこも同じだと汗をかく

がっかりするな 笑いとばせ
なんとかなるさと言い聞かせ
一生懸命 暮らしてる
止まない雨などあるものか
必ずいつか 報われるだろう
不器用に咲く君の花が良い
不器用に咲く君の花が良い


 中澤がこういう記事を書くときに、「中澤に何かあったのか?」と考えていただける人がいらっしゃいますが、何もありませんしあってたまるかと考えていますので大丈夫です。

 お読みいただきありがとうございました。写真は花言葉で「不器用」という意味の、コシロノセンダンぐグサを載せました。(中澤)

教育実習を終えて(酒井)

 こんにちは。ゼミ決定の日から約1年が経とうとしていることに驚きを隠せない5期生の酒井です。

 さて、記事を書いている今は中学校実習が終わった直後です。中学校実習を終え、思うことがあったので書き留めておこうと思います。

 私が担当になったクラスは問題を抱えている生徒や人間関係が存在していました。初めて教室に入った瞬間に薄々感じたものはありましたが、担任の先生のお話や様子から想像以上に大変な状況でした。これからどうなっていくのだろうという気持ちが日に日に募っていきました。それでも私はこの実習で生徒との関わりにこだわっていくつもりだったのでなんとか関係を築こうと、毎日必ず全員と話すようにしていました。それでもやはりなかなか成果は現れませんでした。

 ところが授業をさせていただくようになった頃から生徒たちが私のため、と言って一生懸命授業を聞いてくれるようになっていきました。

 それを機に授業以外の時間にも生徒たちとの関わりが生まれました。最終的に相談を持ちかけてくれる子や、自分に憧れてくれる子が出てきました。担任の先生にはクラスの雰囲気が変わった!と言っていただけました。

 こだわって関わってきたことで、授業の向上にもつながっていることも実感しました。これから先、子ども達との授業以外の時間における関係づくりを大切にし、それを基盤に授業を作っていける先生でありたいな、と強く感じました。

 自分の力のいたらなさも感じましたが、自分の強みを見つけることができた有意義な4週間の中学校実習になりました。(酒井)
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今私が思うこと(中澤)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。四方山話ではお久し振りになります。(写真は、大学三年生10月ごろの四期生です。)

 教採から時間が過ぎ、ゼミの模擬授業を終え、卒論も一区切りがつきました。それはつまり、玉置ゼミでの活動も終わりが見えてきたということになります。この二年間私にとって本当に長く、言葉通り一日一日が濃密でした。今回は、振り返るなら今だと思い記事にしていきます。

 「玉置ゼミに入って中澤は具体的にどう変わったのか?」とよく聞かれます。正直変わりすぎて自分でもうまく答えられない。本当に簡単に答えるなら、

1,頭がめちゃめちゃよくなった。

2,実行力がめちゃめちゃ身に付いた。

3,心がめちゃめちゃ強くなった。

4,メタ認知・ヒドュンカリキュラム・切り返し・アドラー心理学・授業作りの考え方(最後に児童に発言させたいことをねらいとし、そのためにどうしていくか逆算していくのかという思考)を活用することで、人間関係及び社会生活を営む力がついた。

5,以上のことからADHD、鬱病、対人恐怖がなくなり、その変化により、軽度の記憶喪失になった。

6,一生信頼できる仲間(先輩も後輩も先生も含まれる)と、心安らぐ居場所ができた。

7,笑えるようになった。

 この七つだと思います。地元の仲間から、「中澤、気がつくとお前、人間死ぬまでに手に入れたいと考えるものを手にしたように感じるんだが、羨ましいよ」と言われますが、本当にその通りに考えています。

 無我夢中に走っていた少年がいつの間にか、考えながら走る大人になったと考えています。

 また「中澤、もし玉置ゼミに入らなかったらどうなっていたと思う?」ともよく聞かれます。

 この答えは簡単です。玉置ゼミに入らなかったとしても、教育実習でしんどい思いをし、紆余曲折して名古屋市公務員になるように動いていたと思います。しかしそこにいる中澤は、笑っていないと思っています。

 このような変化がありましたが、気を付けないといけないこともできました。それは、「もう言い訳ができない」ということです。今までの自分は、衝動的であれ人の道に反した行為などを、仕方がないと許された状況にいました。治ったのだからもう許されない。また「玉置ゼミに関係する人たちの支えがありながら、それを裏切るのか」という責任を背負いました。

 玉置ゼミに入って、闘病に一年間、リハビリに九ヶ月かかったような日々を過ごしてきました。

 玉置ゼミのおかげで私は、過去を振り返り、「あの時ああだったら」 と後悔できなくなりました。このゼミと出会うまでに必要なことだったからです。

 「教師になることへの未練はないのか?」ともよく聞かれます。私は、途中で挫折したわけではありません。教育実習を終え、玉置ゼミによって現場で働く自分を正しく想像させ、模擬授業をやるなかで、自分が潰れずに確実に勤めることを考えた、妥当な決断をした。自分が変わったから自分の夢が成長した、それだけです。よって未練はないです。

 倒れそうになったのでなく、七転び八起きの二年間を過ごしました。

 振り返るだけでなく、所信表明(ずいぶん前にも記事で書いた記憶があります。その時と内容は変わっているのかな)をしたいと思います。

○ 記事について
 → これまで私は、大西さんや酒井先生を始め、以前の私を知っている人たちへ、自分がどれだけ元気になりたいのかを伝えたい一心で記事を書いてきましたが、完全に自分が変わり、もうしなくていいとようやく思いました。これからは、ようやく後輩を読者の対象にした記事を書き続けていきたいと思っています。また卒業までに、

1,私にとってセミナーは何だったのか。
2,私にとって記事は何だったのか。
3,この記事を書くまでの半年間、何をしてきたのか。
4,私にとって玉置先生はどのような存在なのか。

 この四点を卒業までに記事にしたいと考えています。

○ 名古屋市公務員試験に合格する。
 → 一番大切なことです。といっても、何もかも手探りなわけではありません。筆記試験や論文は別にして、面接に関しては、

1,なぜ教師でなく、名古屋市公務員になりたいのか?
2,大学で学んだことが名古屋市公務員として働く力になるのか?

 この二つの答えが求められるのはわかっています。上記したメタ認知などのくだりを活用すれば、十分答えられると考えています。大丈夫です。

○ 予備校で仲間を作る。
 → 特別なことはしません。今の自分が、仲間を作るというねらいのもと、関わっていく。それだけです。すごく楽しみです。

 ここまで45分間、止まらずに一気に書き進めてきましたが、今私が思うことを書いてきました。四期生のみんながそうですが、ここからが本当の人生です。ここから自分がどうなっていくのか、楽しみで仕方がありません。きっと記事にしていくと思いますので、応援よろしくお願い致します。ここまでお読みいただきありがとうございました。

 最後に、中澤を気にかけたり、支えてたりしていただいた全ての方々に感謝の気持ちを抱きつつ、期待に答えられるように決意を抱きます。(中澤)

私の夢が1つ叶った日 (矢崎)

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こんにちは。
中学校実習がどうなるのかと不安いっぱいの5期生矢崎です。
今日は小学校実習で私が読み聞かせをさせていただいた時のことを書かせていただきます。

私は昔から本が好きです。本が好きなのは小さい頃に母が寝る前に絵本を読みきかせをしてくれたからだと父から言われています。それもあって、教師になったら子どもに読み聞かせをするというのが私の夢の1つとしてありました。でも、なんの本を読み聞かせたいかが決まっていませんでした。

そんな私に出会いがありました。2018年に発行された絵本作家のヨシタケシンスケさんの「みえるとかみえないとか」です。
この本を書店で見つけた時、この本を是非子どもたちに読んで欲しいと強く思い、将来絶対にこの本を読み聞かせるぞと決めました。

そして先月、1ヶ月の小学校実習が始まりました。
私は四年生を担当させていただきました。
私が実習をさせていただく時期に四年生が国語で「だれもが関わり合えるように」という単元をやっていました。これは障がいのある方とどのように関わり合って生活していけば良いのかを調べ、自分の考えを文章にまとめて発表するというものでした。
私はこの単元をやっていると知って、「みえるとかみえないとか」を読み聞かせをしたいと思いました。
実は、「みえるとかみえないとか」は人には必ず誰にでも違いがあるから認め合っていこうというメッセージが込められた絵本だったのです。
だから、今この単元に一生懸命に取り組んでいるこの子たちに読んで欲しいと思いました。
そこで、担任の先生に読み聞かせをさせていただきたいとお願いしました。先生は快く承諾してくださいました。

そして、国語の授業の時間を使わせていただき、読み聞かせをさせていただけることになりました。
子どもたちは読み聞かせをする前から視覚障がい者の方のことを熱心に調べていました。偶然、この絵本も視覚障がい者の方に焦点を当てて描かれていたので、より深く子どもたちが考えるきっかけになればと思っていました。

いざ、読み聞かせとなると小学四年生ですので、絵本なんてつまらないかなと不安になりました。
でも、私の学級の子は熱心に静かに聞く姿勢を作ってくれました。
私は読み聞かせる前に子どもたちに「この絵本を先生がなんでみんなに聞いて欲しかったか、考えながら聞いてください。」といいました。

絵本は、可愛らしい絵で書かれています。
物語は宇宙飛行士が惑星を旅して、そこで出会う宇宙人に毎回「〇〇が無くてかわいそう」と言われ、ある惑星で4ある目全てが見えない宇宙人と出会い、宇宙飛行士の考え方が変わっていくというものです。
直接的に「違い」についてふれていないところがこの本の魅力です。

全て読み終えて、私は子どもたちに改めて「なんで、先生がこの本をみんなに聞いて欲しかったかわかる?」と聞きました。
私は「国語でやったから!」という言葉が出てくると予想していました。その言葉が出てこれば充分だと思っていました。
でも、子どもたちは「みんなちがってみんないいってこと。」「多様性!」「みんな仲良く!」と私が予想していたらよりもはるか上のレベルの答えを言ってくれました。
本当に子どもは素晴らしいなと思いました。

こうして私の1つの夢が叶いました。
これは私にとって、とっても大切な体験です。
貴重な体験をさせてくださった先生、子どもたちに感謝しています。

「みえるとかみえないとか」みなさんもぜひ読んでください。
(矢崎)
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