10月14日模擬授業での学び(宮野)

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 こんにちは、5期生の宮野です。今日は後期ゼミ初めての模擬授業をさせて頂きました。今回は算数の志水廣先生の授業DVDを参考にさせていただき、授業を行いました。その中で自分の中で、反省点が3つあります。
 
 1つ目に、自分の用意していた教材を一部使い忘れていたことです。せっかく前に来て書きに来てくれたにも関わらず、うまく活用できませんでした。教材を出す順番を書いてはいたのですが、あまりに多くて焦ってしまったので、次から使う教材を精選して、もう少し減らしたいと思います。
 
 2つ目に、授業を流すことに必死になってしまい、自分の意図した意見が出たときと、そうでなかったときに表情に出てしまったことです。もっと、子供の意見を引き出したり、繋げていったり、子供の意見を活かせるよう心がけたいです。
 
 3つ目に、一生役立つ見方・考え方を意識した展開ができなかったことです。自分の中で、子供が最後にこう言って欲しいとイメージしていた具体像がありましたが、その目標までは、到達できていなかったように思います。次から、そのポイントを外れないように、強調したり、色んな子に話させるなどして改善していきたいです。
 
 今回模擬授業をさせて頂き、改めて授業の難しさと、自分が意図した流れに無意識に持っていこうとしてしまっていたことに気づきました。次の模擬授業では、この反省を生かして子供の意見を大切にした授業を行いたいです。(宮野)

小学校教育実習を終えて(金子)

 先日10日間の教育実習を終えました。実習で学んだことは数え切れません。その中でも特に心に残っていることをまとめたいと思います。
 
 はじめに、私は実習で日常生活から子どもたちと積極的に関わることを心がけたいとここでも記させていただきました。その意識を忘れず授業だけでなく休み時間にも多くの子どもたちと遊びました。授業をやるなかで子どもたちが「なお先生の授業楽しみ」「先生頑張ってね」という声をかけてくれました。それは日頃からの関わりがあったからこそ生まれた言葉だと思います。日常の信頼形成の大切さを感じました。
 
 実習で特に感じたことは、子どもにわかりやすく伝えるための工夫、授業のねらいの設定とそこに関する振り返りの大切さです。
 
 1つ目の子どもにわかりやすく伝える工夫に関しては授業外でも感じました。私は二年生に入って勉強させていただきました。子どもたちには大人の言葉では全く伝わりません。私自身、研究授業のとき書き方の見本を示しましたが、言葉での説明が足らず書き方に困っている子どももいました。実習先の先生が3分の1の児童がわからなければ先生の説明が悪いとおっしゃられました。

 また低学年の先生方はただ書いてみようとかではなく、「〇〇名人になろう」「説明マスターは誰かな?」という言葉をかけて活動をしていました。わかりやすく伝える声かけや子どもたちが楽しみながら活動できる言葉選びの工夫についても改めて考えさせられました。
 
 次にねらいの設定と振り返りについてです。授業のねらいを明確にすることの大切さを考えさせられました。私は書く活動と発表する活動を取り入れ、そこにねらいを設定しましたが、両方の軸がぶれた授業になっていたと実習先の先生からご指導いただきました。ねらいがぶれてしまったため、それに対する振り返りもできず、授業を終えました。2年生ならばどちらかを軸としそこをしっかり設定していくべきで、そこができていれば、1番大切な振り返り活動もできたと反省しました。子どもたちにこの授業で何を身につけてほしいか、学んでほしいか、授業をつくる上で一番大切な部分だと痛感しました。
 
 この10日間は本当に多くのことを学び、現場でしか得られないもの、見られないものを近くでたくさん学びました。ゼミで得た学びを活かせた!と感じた部分もあり嬉しくなりました。子どもたちも先生方も本当に暖かく、この状況下の中で実習をさせていただいたことに本当に感謝の気持で一杯です。得られた財産をこれからも大切に生かしていけるようにゼミ活動に望みたいと思います。
 
 次は、幼稚園実習を迎えます。小学校とは全く別物になると思うので、多くの実りある実習にするために目的を明確にして望みたいと思います。(金子)

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小学校実習を終えて(池戸)

 こんにちは!玉置ゼミ6期生の池戸です!未だコロナウイルスの流行は収まっていないこのご時世ですが、ありがたいことに9月7日から9月18日の2週間、小学校へ教育実習に行かせていただきました。

 実習を必ず充実したものにさせるために自分が絶対やろうと心がけていたことがあります。それは実習期間中必ず、最低一人一つは子どもの素敵なところを見つけることです。僕は実習期間中これを徹底させ、帰りの会で子どもに伝えたり、毎朝書かせていただいた黒板のメッセージに書いたりして毎日教室に発信をしていました。

 実習に行ってみて子どもの素敵なところは様々な場面から見えるということを発見しました。例えば、授業の態度、わからなくて困っている友達への対応、また、毎日チェックさせていただいた宿題にもその子がどんな子なのか分かるようなことがたくさんありました。
 
 また、1週間で子どもの顔と名前を、2週間目で子どもの夢を覚えました。そうした甲斐もあり、子ども達とはすぐに打ち解けることができ、自分がどうやって子どもに向き合おうとしているかを子ども達はちゃんと見ているということを実感しました。
 
 授業については子ども達と打ち解けることができたおかげか、子ども達は積極的に授業に参加してくれて、それに何度も助けられました。ただ、そうした場面に出会うたび、どうして自分はこんな自分に応えてくれる良い子達にこんなレベルの授業しかできないんだろうと毎時間悔しさでいっぱいになりました。
 
 授業については悔しさが残るものになりましたが実習はその悔しさも含め、本当に充実したものになりました。小学校実習で学んだことを生かして中学校実習も最大限充実させられるよう頑張っていきます。 (池戸)
 
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小学校教育実習を終えて(松浦)

 こんにちは!6期生の松浦です。今回は、小学校教育実習で学んだことを記事にしたいと思います。

 私が小学校教育実習で学んだことは沢山ありますが、その中でも特にこれからもずっと大切にしていきたいと思ったことが2つあります。

 1つ目は事前に授業の展開パターンをいくつか考えておくことです。これは私が前期のゼミで学んだことです。前期のゼミで算数の模擬授業をした時に、自分の計画とは全く異なった方向に授業が展開してしまい、上手くゴールへと繋げることができませんでした。その経験から、授業を計画する時には主となる授業展開とは別にいくつかの展開パターンを想像し、その時の発問や対応を予め考えておくようにしました。

 私は2週間の実習の中で、授業は6つほどさせて頂き、研究授業には道徳を選びました。道徳では様々な意見が出ると思ったし、目指すゴールから逸れてしまうパターンも予想していました。そのため、展開パターンを3.4個イメージして、どんな意見が出てもゴールに繋げられるように自分なりに工夫しました。実際に授業をしてみて、指導案通りの意見が出ない部分や予想通りゴールから少し逸れてしまいそうになる時もありましたが、いくつかのパターンを考えておいたおかげで、慌てずに、ゴールに繋がるような発問や考えを深めるための切り返しができたと思います。とても緊張したし、まだまだ反省点も沢山ありますが、ゼミでの学びを大いに発揮できた授業となり、実習校の先生方からもお褒めの言葉を頂けて、改めてゼミでの学びがとても素晴らしいものであることを実感しました。
 
 また、全ての授業において意識したことは、和田先生から教えて頂いた時間配分です。「時間配分さえ間違えなければ大失敗はしない」と仰っていたので、授業の展開全てに細かく時間を決め、それ通りに進めていくことを大切にしました。そのおかげで、大失敗という授業は1つもなかったので、このこともずっと大切にしていきたいです。

 2つ目は子どもたちが楽しいと思える授業を作ることです。これは担任の先生から学んだことです。授業を計画している際に、私が「自分がこんな授業がしたい」「こうしたら良い授業になるのではないか」という視点で考えていたのに対し、担任の先生は「こうしたら子どもたちは楽しいかも」「こうした方が楽しんでくれそう」という視点で授業を考えていることに気付きました。自分が授業を上手くやることだけを考えていて、子ども目線で考えることをしていなかったことに気付き、とても大切なことを忘れていたと自覚しました。自分が学んだことを生かすことも大切ですが、一番大切なのは目の前にいる子どもたちです。

 それから、子どもたちが楽しく学べる授業を作りたいと思い、担任の先生からのご助言を頂きながら、授業計画を何度も練り直しました。本番の授業では子どもたちの表情をたくさん見て、自分も楽しみながら授業を終えることができました。授業後には子どもたちが「楽しかった」と言ってくれて、授業をすることのやりがいを強く感じました。これは私にとって、とても大きな経験となりました。

 この2つのことの他にも本当に沢山の学びがありました。小学校教育実習を経て、教師になりたいという思いがより強くなりました。ゼミでの学びを生かして、中学校教育実習も頑張りたいです。(松浦)
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10月7日5期生ゼミでの学び(杉山)

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 こんにちは。5期生の杉山です。今回は、10月7日でのゼミでの学びを記します。
 
 今回のゼミで、私は中3公民の、日本の投票率の低下というテーマで授業をしました。個人的には、導入も割とスムーズにでき、課題もみんなの言葉で作るものとなり、展開もグラフから投票率低下の現状と、世代間の投票率の差を発見して課題解決するものという流れで授業をしたので、全体的にそこまで悪いものではないと思っていました。

 しかし、玉置先生からのご講評では、「普通にする授業であれば特に問題はないが、生徒に課題意識を持たせて解決する授業をするのであれば全く駄目だ。これまでの社会科授業の典型例だ」とご指摘を受けました。この「投票率の低下」という問題を、私は教科書を用いて淡々と、敷かれたレールに沿って授業をしており、生徒にこの難しい社会問題をどうしたら自分事としてとらえさせることができるのかの吟味、そのための資料選びや発問準備が不十分であると実感しました。

 私は、中学校社会科授業を通して、社会問題に関心を持ち、課題を探求・解決し続ける生徒を育てていきたいと考えています。その実現をするためには、今回のような授業ではもちろん良くなく、より生徒の「身近」と絡めた授業づくりをすべきであると改めて実感しました。社会科授業に限らず、全ての授業に共通する「当事者意識」という概念を教師がしっかりと持って授業に臨む姿勢をこれからしっかりと養っていこうと思います。

 まだまだ自分の教材研究が甘いということを実感しました。次回のゼミでは、この失敗を活かして、知的好奇心も湧きつつ、課題解決を自発的に行う授業を提案できるように頑張ります。玉置先生やゼミ生のみんなから、今回もたくさん学ばせてもらいました。ありがとうございました。(杉山)

10月16日EDUCOM事業計画発表会でゼミ生実践報告(玉置)

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 5期生・6期生はEDUCOMの「スクールライフノート」の実践に取り組むことを約束して、EDUCOMから一人ずつにchromebookが貸与されています。

 今日のEDUCOM事業計画発表会にて時間をいただいて、12分間ほどの実践報告をゼミ生製作動画によってさせていただきました。

 教育現場におけるスクールライフノート活用のねらいを外さず、自分たちが取り組むことを通して感じた子ども側、教師側の両面から価値付けと新たな仕様提案がありました。こう表現するのは出来上がるまで関与せずで、一切を任せていたためです。

 動画が進むにつれて、EDUCOMの皆さんから感動の声が書かれてチャットに書かれて、このチャットをきちんと保存してゼミ生に見せてやれば良かったと少々後悔。

 僕は10分ほどのお礼を含めた動画を作って欲しいと指示しただけで、これだけのものを作ってくれるので、本当に素晴らしいゼミ生を持ったと幸福感いっぱい。(玉置)

【紹介】玉置ゼミでの2年間(玉置)

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 本日16日は来年度に向けての教職専修ゼミの説明会です。そこで見てもらう動画の内容とほぼ同じですが、我がゼミの内容を書いておこうと思います。玉置ゼミとしては、7期生になります。

 玉置研究室では主に以下のことを研究テーマとしています。
○ 子どもとともに創る学級・授業づくりの在り方はどうあるべきか。
○ 授業名人といわれる人の授業づくりは何が違うのか。
○ 魅力的な学級経営を生み出している教師に共通することは何か。


 これを具現化するために、以下の内容でゼミ運営をしています。

<3年生前期> 
 様々な教育実践者の書籍を読み、その書籍から自分が他のゼミ生にぜひ知らせておきたいことをレポートにまとめます。ゼミでは、その内容を授業形式で伝えることを通して、授業の基本を学び合います。
 優れた授業実践者のDVD授業映像をもとに、まずは模倣授業してみます。9月以降の教育実習での授業に生かすために、授業技術の基本を学び合います。

<3年生後期>
 小中学校教育実習が、合わせて8週間ありますので、全員が集まってのゼミはなかなかできません。その代わり、玉置が主催している教育セミナー、玉置が指導助言に入っている学校での研究授業と協議会などに参加して、より実践的な学びをします。
 12月末頃にゼミ合宿を行い、卒業論文のテーマを決めたり、教員採用試験に向けての助言を始めます。

<4年生前期>
 教員採用試験に向けての学びを意識して、教育課題を決めて、話し合います。  例えば、「不登校」の実態をもとに、学校ではどのような取り組みをしているのかを明らかにしたり、学級担任としての不登校児童・生徒への関わりとして、どのようなことをすべきかなど、様々な教育課題を現場レベルで考え、話し合います。
 教育全般に対する自分の考えをしっかり持てるゼミがゼミ生により運営されます。

<4年生後期>
 授業力の基本を習得するために、それぞれの興味関心に応じて模擬授業提案をします。他のゼミ生は子どもの気持ちになって授業を受け、そこでの気づきを出し合い、様々なセミナーや学校参観での学び、自身の教育実習で得た知見などをもとに、力を高め合います。
 各自で研究テーマ(3年生前期からの学びを生かすテーマ)を決めて、卒業論文を書きます。いわばゼミでの学びの集大成です。ゼミ主催の卒業論文発表会を行います。
 
<2年間を通して>
 我がゼミは「書くことによって学ぶ」を揺るがないゼミ方針としています。したがって、ゼミにおいても、外部機関での参加においても、終了後は、必ず文章にまとめること、そしてそれを研究室HPの記事としてアップすることを常としています。
 また、土日に関わらず、玉置が主催あるいはスタッフとなっている各種教育セミナーや、学校での授業ならびに講演に積極的に参加するように呼びかけています。こうしたセミナー等に参加できるのは、玉置ゼミの特長の一つです。模擬授業などは、児童生徒役として関わってもらいますので、無料参加という特典もあります。これを利用して学ばない手はありません。

 さらに研究室には、優れた教育実践者の書籍など、「学級作り」や「授業作り」の基本や実際がわかる本がたくさんあります。教員となる前に、こうした書籍に触れておくことは、教員人生を送る上で、必ずや役に立ちます。これらの書籍をもとに、ゼミ発表をおこなったり、関心をもった教育実践者の書籍を次から次へ読んだりしている人もいます。
 また、私の36年間の学校現場での経験をもとに、安定した教員人生を送るためのアドバイスをしています。
 
 このような展開をしている玉置ゼミですが、すべてに自分のとらえ方と関わり方によって、身につく力は左右されます。ゼミに加入すれば、力がつくわけではないことを当たり前ですが、付記しておきます。

 なお、写真はプロカメラマンの美崎正雄さんに撮っていただいたものです。(玉置)

9月23日のゼミでの学び(古川)

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 こんにちは、5期生の古川です。今回は先日のゼミの模擬授業での学びを書いていこうと思います。

 今回、私は算数で単位量あたりの大きさの模擬授業をしました。準備はあるしっかり程度していったと思っていたものの、なかなか思うような展開にはなりませんでした。その原因として大きく3つのことが挙げられると思います。

 第1に授業の前提が崩してしまったことです。何かを学ぶ時、その前に子ども達の既習事項があり、それと繋げて思考が広がっていくことが多いと思います。しかし、今回、模擬授業が30分ということで45分授業の中の省いた15分の説明があまりできていませんでした。そうすることで、前提が崩れ、展開が予想とかなり異なったものになりました。子ども達の学びが日々繋がっていること、キーワードを押さえることの大切さを学びました。
 また、ここから派生して学校を欠席してしまった子どもへの対応の配慮もきちんとしなければ、その子どもにとって大きな困難になる可能性もあるということも感じさせられました。

 第2に、子どもの意見を拾いきれなかったことです。模擬授業では、子どもに予想を立ててもらい、理由を聞く場面がありました。私は3つの選択肢があったのにも関わらず、一番多かった選択肢しか理由を聞けていませんでした。一人ひとりをその選択をしたのには理由があります。全員に聞くことはできないとしても、それぞれの選択肢を選んだ子どもに意見を聞くことができたら、より考えがより深まったのではないかと考えさせられました。

 第3に問いかけ方です。私は問いかけをする際に「言ってくれる人」「答えてくれる人」と言ってしまっていました。それでは、手を挙げない子どもは、言わなかった人、答えなかった人となってしまいます。ちょっとした言葉ではありますが、大切な配慮だと思います。一人ひとり何か書いてもらった際、書いたものにはそれぞれに理由があるはずです。理由があるという前提で意図的に使命をしたり、子ども同士を育てて繋げたりしていくことや何気ないように見える言葉選びの重要性を学びました。

 まだ、幸いにもこれから教壇に立つ前に模擬授業ができる機会があります。これらの学びを生かして再チャレンジしていきたいと思います。(古川)

小学校教育実習を終えて(名桐)

 お久しぶりです。6期生の名桐です。暑さも和らぎ、過ごしやすい季節となりました。季節の変わり目ですので、体調管理には気をつけていきたいです。

 さて、先日、岐阜市の小学校で教育実習をさせて頂きました。今年の教育実習は、コロナ禍の影響で2週間という限られた期間でしたが、そこで学び得たことを以下に述べていきたいと思います。

 1つ目は、子どもたちの実態です。私は、5年生のクラスに配属させて頂きました。ギャングエイジと呼ばれる時期に差し掛かる子が多いという前情報を持ち、子どもたちの様子を観察していたところ、クラスの一部の女子にそのような特徴が見受けられました。いつも友達と一緒にいて、担任の先生や私が話しかけても、友達と話している時の方がイキイキしている様子でした。ギャングエイジの実態を観察することが出来て良かったという気持ちと、少し寂しい気持ちにもなりました。ただ、私が担任の先生になったら、そういった子にも響くような声掛けをしていきたいと力が漲りました。

 また、外で遊んでいる子どもたちの様子を見て、すごく楽しそうで健康的だなと感じました。小学校では、休み時間の遊びの時間でも子どもたちが学ぶ姿が見受けられたので、私が担任のクラスを持ったら、外で遊ぶことを積極的に促していきたいです。

 2つ目は、学校の先生という職業の大変さです。特にそう感じた場面は、担任の先生が生徒指導の対応しているときです。5年生という年頃の子たちは、エゴを抑えられる子とそうでない子の差がハッキリしていました。エゴを出してしまう子同士の喧嘩や小競り合いが、実習期間で何回かありました。そういったとき、担任の先生の対応や発端を抑える言動を観察していて、現場でしか学べないスキルや緊張感があり、多くのことを考える良いきっかけになりました。

 私が担任の先生だったらどういった声掛けをするか、また、喧嘩や小競り合いが起こりにくい学級作りをするためにどういう取り組みをするかなど、具体的な課題が見つけられた機会でした。実際に、生徒指導の先生にお話を聞いたり、担任の先生にどういった意図を持って生徒指導をされているかなどを聞けたので、自分の学びとして活かすとともに、ゼミ生の中でも共有できたらなと思います。

 とても文章では書ききれないほど、多くのことを学び得ることができました。このような社会状況の中で実習を受け入れてくださった小学校へ感謝をするとともに、そういった難しい状況の中でこそ学び得ることができた考えや取り組みを、これからの私の活動に反映させていきたいです。(名桐)
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10月7日5期生ゼミでの学び(二村)

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 こんにちは!5期生の二村です。 今回は10月7日に行われた5期生ゼミでの模擬授業について書かせていただきます。

 模擬授業では、教育実習で行った道徳の授業での反省を生かし、練り直して授業を行わせていただきました。

 今回の模擬授業では仲間のアドバイスや玉置先生のご指導のおかげで反省点や課題がたくさん見つかりました。

 一つ目は、「子どもの言葉でなにを言わせたいか」を明確にすることです。それにより、そこに向かうために、より明確で端的な発問を工夫することができたり、より的確な主発問を考えることができたり、深みのある授業にすることができると改めてご指導を頂きました。

 二つ目は、単語だけで返してくる児童への教師の声かけの大切さです。例えば、「悲しい」と単語だけで書いている子に対し、「なにに対して悲しいの?」「なんで悲しいの?」と追質をすることで深まりが出て、本質に迫っていくことができるとアドバイスをもらいました。教材研究の時点で、この発問をした時に児童はどう考えるだろうともっと児童目線に立って考えることを意識していきたいです。

 模擬授業を通して、改めて難しさを感じました。子どもたちを授業に引きつけることが出来ていないことを表情を見てて、感じていました。しかし、臨機応変な対応をすることが出来ず、流れを変えることが出来ませんでした。卒論で学んでいることを意識して、次の授業ではもっと活用していき、より成長した姿を玉置先生やゼミの仲間に見せられるようにしたいです。今までゼミで学んできたことをもう一度振り返り、基礎基本をしっかりと行なった上で自分の工夫をプラスできるよう、今一度初心に戻り、授業作りをしていきます!(二村)

教員とレジ店員(酒井)

 こんにちは。10月に突入に今年も残り3ヶ月となったことが信じられていない5期生の酒井です笑

 今回は普段私がアルバイトの時大切にしていることを書かせていただきます。私は1年生の頃から接客業のアルバイトをしています。入学したての頃に始めたコンビニエンスストアでのアルバイトを辞め、今は近所のスーパーで食品レジを担当しています。勤めているお店にはご高齢の方を中心に小さい子や学生、社会人の方など様々な世代のお客様が毎日いらっしゃっています。

 先ほど述べた通り、4年間ずっと今のお店で働いているわけでありません。10年20年と勤めていらっしゃるパートの方が多くいらっしゃる中で1年半ほどの私はまだまだ半人前にも至らないなあと頼りながら、習いながら励む毎日です。学生のアルバイトを数人いるのでそこの子達とも声かけ合いながらやっています。

 そんな私がアルバイトの時大切にしていることは、

 お店を出る時、「ここレジに並んでよかったなあ」と思っていただける接客をする

ということです。ベテランではないのでできることは少ないし、社員でもないので重要な役目を果たすことはできないけれど、数あるレジの中でここに並んだという偶然を大事にしたいと思っているのです。

 おそらく空いていて一番速くお会計が済みそうなレジに並ぶお客様がほとんどで店員で選んでいる方はゼロに近いのではないでしょうか。そんな状況でも、例えば重そうなものは台やカートまでお持ちしたり、袋に入れやすいようにカゴにつめたり、重さが均一になるようにカゴに詰めたり、お子さんがご自分でもっている物は最初にスキャンしたり、目をみてお礼や謝罪をしたり、余裕があればひとこと添えておつりをお渡ししたり…など一見ほんの些細なことかもしれないようなことを私は心がけています。全員にこのレジでよかったと思ってもらうには至りませんが、嬉しそうに帰えられるお客様を見たり、「頑張ってね」と声をかけていただいたりする中で幸せを感じでいます。

 私はこれを勝手にではありますが学級担任とにているなあと思っています。お客様がレジの店員を選べないように子ども達も担任を選ぶことができません。そんな状況でも、この学級最高だなあ、あわよくばこの先生でよかったなあと思ってもらいたのです。そのためには私自身が働きかけるべきことや挑戦すべきことたくさんあると思っています。いつ学級を持てる日が訪れるかわかりませんが、少しずつでも確実にできることが増えるように意図的に経験を積んだり、本を読んだりしつづけたいです。あーーーやっぱり先生になりたいなあ!(酒井)
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9月30日5期生ゼミでの学び(北神)

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 こんにちは!5期生の北神です。今回は9月30日のゼミで行った模擬授業について書きます。模擬授業を行うのは久しぶりで、とても緊張しました。

 私は、第6学年国語の「生活の中の言葉」という単元で授業を行いました。この単元は、教育実習の研究授業でも扱いました。その時に先生方から頂いたアドバイスをもとに授業を考え直しました。

 研究授業では、例をもとに、敬語を使うべき場面とそうでない場面があることにを気付かせ、5年生で学習した敬語について復習をしました。復習はさらっとする予定でしたが、理解できている子と理解できていない子の差が大きく、説明に思っていたよりも時間をかけてしまいました。その後、例文を適切な言葉遣いに直し、役割演技をして確認しました。

 苦手な子にも理解してほしいと思いながら説明をしていましたが、塾のように教えること中心の授業になってしまいました。

 この反省点をもとに、今回は教えること中心の授業にならないように心がけました。模擬授業の25分は、子どもが活動したり考えたりすることが中心でしたが、後半はやはり敬語について教えることが中心の授業展開でした。

 ですが、その後、ゼミで話し合ったことで、授業のゴールを忘れていることに気がつかされました。今回の授業のゴールは、場に応じて適切な言葉づかいで話すことができるようになることです。敬語の種類を覚えることではありません。あれもこれも教えたいと思っているうちに、いつの間にかゴールが変わっていた気がします。授業のゴールから展開を考えることの大切さを改めて感じました。(北神)

9月30日の模擬授業を終えて(矢崎)

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 こんにちは。5期生の矢崎楓子です。今回はゼミでの模擬授業を終えての反省を書かせていただきます。

 今回の模擬授業で私は「子どもたちに授業で得てほしい価値を伝える」はとても難しいということを実感しました。

 私は今回の授業で、藤井風さんというアーティストの「帰ろう」という曲を道徳の教材として使わせていただきました。

 この曲の題名を伏せて、歌詞だけを読んで一人ひとりに題名をつけてもらうことを通して「生きる」ということを考えてもらおうという授業構成でした。

 私がこの授業でこだわったのは「一人ひとりの考えを殺さない」ことです。極端な表現になりましたが、教師の発言で子どもたちの考えを否定し、消すことがないようにしたいと考えました。

 だから、子どもの発言に全て同じ温度で対応しました。しかし、教師の発言を意識するあまり発問まで「どう?」といった、子どもが何を答えれば良いのか分からない発問をしてしまいました。そういった発問では子どもたちが価値に気づくことは難しいです。

 実際に、今回の授業で「自分ごと」として価値に気づけなかったという人が多くいました。また、今回授業自体がとても静かで教師として不安になりました。

 でもこの静けさは考えている証拠だと先生が教えて下さいました。その静けさの価値に私が気づけていなかったのも反省点です。絶対にこの静けさは道徳にとって必要なものです。「みんなよく考えてくれていますね」と静けさを褒め、いかせばよかったと感じました。

 今回の授業で私は子どもたちに「生きる」ことを考えるという価値に気付いてほしかったです。正直、今回の授業をどのようにしたら、この価値に気づけるようにできたかは検討がつきません。それだけ発問や教室の空気感づくりは難しいのだと感じました。

 私は「生きる」ということを考えることは人生の本当に大事なことに気づかせてくれるものだと思っています。今回の授業はうまくいきませんでしたが、もっと発問を研究して、「生きる」ことについて子どもたちに考えてもらう授業を作れる教師になりたいと強く思いました。(矢崎)

9月30日 5期生授業ゼミからの学び(木下)

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 こんにちは。5期生の木下です。今日は9月30日のゼミで私が挑戦した道徳の授業について書きたいと思います。

 後期ゼミはゼミ生がそれぞれ授業をするということで、まず何の教科の授業をしようか迷いました。自分の専攻科目の社会、それとも実習中に何度も授業をさせていただいた算数、難しかった道徳…。この中から迷いに迷って、1番授業をするのが難しく悔しい思いをした道徳の授業に挑戦することを決めました。

 題材は「ブランコ乗りとピエロ」です「ブランコ乗りとピエロ」は皆さんもよく聞いたことがあるのではないかという有名な題材です。今実習をしている一個下の学年の子に聞いてみると、実際「ブランコ乗りとピエロ」で道徳の授業をしたという声もよく聞きます。

 最初は考え方が違いぶつかり合っていたピエロとブランコ乗りのサムが、最後には笑顔で一緒に料理を囲むという内容です。5年生対象ですが、5年生にはやはり難しい内容だなあとあらためて感じました。

 1番の反省点は、最初から丁寧に教科書を読んでいくのではなく、必要ではない部分は省き、子どもたちに考えてほしいところをしっかりと読むべきでした。道徳は国語の読み取りではないし、時間短縮にもなります。時間を短縮することで「なぜピエロとサムは最後、一緒に笑顔で料理を囲むことができたのか?」という最も大切な問いを時間をかけて考えることができたなと思います。

 しかし、実習中と比べて自分が成長できたなと感じたことは予想外の答えが返ってきても動じず、一緒に子どもと考える余裕ができたということです。これは、週1回ボランティアを地元の小学校でさせていただいている経験が生きているのかなあと感じます。(色々な子どもがおり、私は補助が必要な子どもの支援をすることが多いため)

 教員採用試験も全てひと段落して、気が抜けてしまう時期です。学生最後なので遊ぶ時は思いっきり遊びたいと思います。しかし、今から4月に教壇にたつ教師としての準備もしっかりとしていきたいです。授業ゼミ、卒業論文、興味のある教育書を読んでみる…などやれることはたくさんあります。気を抜きすぎず、ここからがまたスタートだと思って頑張りたいです!(木下)

9月23日5期生ゼミでの学び(大久保)

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 こんにちは!5期生の大久保樹です!今回は9月23日に行ったゼミについて書いていきます。

 今回のゼミでは、模擬授業を行いました。教科は道徳を選択し、教材は「ぼくはMVP」というものを扱いました。

 私はこの教材を用いて小学校教育実習で道徳の授業を行いました。その授業後、最終的に子どもの振り返りで多く書かれたのは「ドッジボールで当たったら正直に言う」という、私が意図していなかった振り返りが多く書かれ、授業の難しさを痛感する出来事となりました。実習から何ヶ月も経ちますが、心にはずっとモヤモヤしたものが残り、「あの道徳の授業はどうすれば良かったのか」と悩むことが多くありました。

 そんな中でゼミでの模擬授業を行う機会があったので、これを逃す手はない!と思い、この教材を選びました、

 授業をしてみて、ゼミ生から多くの感想、意見を貰いました。そのどれもが的を射るものばかりで、とても勉強になりました。

 1番の反省点は、発問するのは良いものの発問が似ており、ずっと平行線のまま議論を進めることができなかったということです。

 考えさせたいポイントは絞って、ここを聞いてみよう!と意気込んでいましたが、いざ授業をやってみると予想だにしない発言ばかりで焦ってしまい、上手く意見をまとめることが出来ませんでした。

 授業は思い通りいくものではないということは重々承知していますが、私に足りないのは思い描いている方向に進まない時の対応力、柔軟性だと痛感しました。どうしても授業準備で考えたシナリオ通りに進めてしまう、イレギュラーは受け付けないと私自身の欠点を知ることができたので、今回の模擬授業は大変勉強になりました。

 次模擬授業を行うのは先になりますが、ゼミ生の模擬授業をしっかりと見て学び、私自身の力としていきたいです。ご高欄いただきありがとうございました。(大久保)

9月23日待ちに待った対面ゼミ(生田)

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 こんにちは!玉置ゼミ五期生生田朋也です!今日は9月23日に行ったゼミについての記事を書いていこうと思います。

 やっと。やっと対面授業を受ける事ができました。久しぶりの対面で皆さんの顔を見ることができてとても嬉しかったです。オンラインは便利ですが、対面は安心感と程よい緊張感がありとても質の良い時間を過ごすことができました。楽しくてこの日は2時間超えのゼミでしたが、あっという間で、改めてこの玉置ゼミという場で学べることのありがたみを感じました。

 そして前期対面で行えなかったことをら考えると正直、大変コロナが憎いです。早く安心してみんなと一緒にいれるようになることを心の底から願います。

 さて後期からは模擬授業をみんなでやっていきます。玉置先生が授業の最初に仰った「授業力は人間力」は一生忘れたくない言葉です。どんなに授業が上手くても、人として欠けていたり、子どもとの関係ができていなかったら上手くいきません。これは実習でも身をもって感じる事ができました。これを前提として後期ゼミでは授業を行っていきます。

 自分は教育実習の研究授業で行った道徳を少し改良して行いました。結果から言うと子どもの発言を整理しきれず、どうもっていくのか?という場面で終わってしまいました。

 そこで先生から出されたテーマで、「子どもに考えたこと思ったことを書かせることは⚪か×か?」が出されました。自分の模擬授業でやっていたからです。みなさんならどうお考えでしょうか。私は道徳に関しては「◯」でもいいのではないかと考えています。私の考えとしては発問は勿論大切ではありますが、初めは思ったこと考えたことを聞くことで、子どもの素直な気持ちを引き出したいと考えたからです。

 しかし結果的に自分はまとめることができていないのでまだまだ道徳は勉強不足です。道徳を教える、学ぶことは本当に難しいこととは思いますが、学級経営、子どもの自立のためにも大変大切な教科だと考えてます。しっかりとこと後期ゼミで学んでいきたいです。

 本当にゼミは楽しいです。改めて対面で感じました。こんなに全力で学びたいことを学べるのはここしかないです。玉置先生に媚び売っているわけではなく本当に全員が全力で楽しいです!(生田)

9月10日 立田北部小学校での学び(矢崎、古川、大久保)

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 校門に入った瞬間に「こんにちはー!」「今日見に来てくれた先生?」と元気よく挨拶してくれた3年生さん。学校という場所が久しぶりだった私は、とても元気をいただきました。

 そんな元気な挨拶で迎えてくださった愛西市立立田北部小学校研修会で、私は「教師は子ども達に一生付き合えるわけではない」という言葉に胸打たれました。

 「主体的、対話的で深い学び」これを実現するためにどうしたらいいのか。これは私の論文のテーマにも繋がる課題です。

 この課題を解決するための1つのキーワードが「教師は子ども達に一生付き合えるわけではない」なんです。

 この言葉を聞いただけだと、なんだか冷たい印象を受ける方も多いかと思います。しかし、これは現実です。教師は所詮、学級担任となっても、子ども達と1年間しか関わることができないのがほとんどです。だから、この「一生付き合えるわけではない」を常に頭の中に置いておかなくてはいけません。

 子ども達が自分の手から離れた後の姿を常にイメージし、子ども達がより良く生きられる技を伝えていかなくてはいけません。これはとても難しいことです。

 子ども達を常に見つつ、子ども達が成長するタイミングを潰さない様に手を出しすぎてはいけないのですから。でも、子ども達が成長するタイミングである「出力」を多く作るためには教師が、子ども達の先の姿を予想し、期待し、信じて、待てる心が大切です。

 私は根っからのお節介やきなので、子ども達のことを信じて待てる教師になりたいと思います。そのために今から多くの授業技術を学び、教養を深めたいと思いました。

 勉強をさせていただく機会を下さった、愛西市立立田北部小学校の先生方、ありがとうございました。(矢崎)

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 久し振りの小学校での授業見学、研究会に参加で多くの学びを得ることができました。特に印象に残ったのは、授業展開のきっかけは授業の至るところに転がっているのだということです。

 一つ目に子どもの挙手です。はじめに当てた子どもが正解を答えたとしても、他の子どもも挙手をしていた場合、違う考えかもしれません。また、似ているようで少し違う可能性もあります。正誤反対者ではではなく、物分かりの悪い教師になり、何人か聞いてみることにより、対話が始まったり、主体的な学びに繋がったりする可能性もあるのだと学びました。

 二つ目として、子どもの反応です。教材や教師の言動に対して、子どもたちは一つの授業の中でも様々なつぶやきや表情をしています。それを教員が触れたり、踏み込むことによって、きっかけにもなるのだと考えさせられました。

 今回、なぜかけ算を使うのか考えたとき「いっぱいだから」と答えた子どもがいました。先生は、それを褒めて、受け止めていました。

 子どもの反応は授業展開のきっかけになると言いましたがなければ、授業はとても寂しいものになり、成立しない可能性もあると思います。普段からそうやって、受け止めてくれる教師や学級の仲間がいるから、安心して子どもは反応が取れるんだと感じました。私もそんな子ども達の反応が溢れる学級をつくりたいです。

 教員採用試験を終えた今、来年から本当に授業がちゃんとできるのか等、不安でいっぱいです。もちろん卒業論文などをまとめるのにあたり勉強もしますが、久しぶりに行かせて頂いた小学校、やはり現場で学ぶことにより吸収できることの多さを実感させられました。残り半年、ゼミでのセミナー等にできるだけ参加し、学びを深めたいと思います。

 勉強をさせていただく機会を下さった、玉置先生、愛西市立立田北部小学校の先生方ありがとうございました。(古川)

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 コロナの影響によって、講演会などの学ぶ場が減っていた中で、今回久しぶりに指導助言に参加させていただき、多くのことを学ぶことができました。

 その中で特に印象に残ったことを書いていきます。

 立田北部小学校に着いてすぐ、校長室に案内していただき、そこで教科書のコピーをいただきました。その際、玉置先生が「折角だから教材研究をしよう」と仰ったので、どのように展開していくか、どのような発問をするか懸命に考えました。

 少し経った後、玉置先生が「私ならトマト好きな人? 嫌いな人?」という導入から入ると教えてくださいました。教科書を見るといきなり「30個のトマトを、6人に同じ数ずつ分けようと思います。1人に何個ずつ分けるとよいですか」という問題が記されていました。

 すぐに教科書の内容に着目させるのではなく、児童の中にはトマトが好きな人がいれば、嫌いな人もいるので、「多く貰いたい」「少なくていい」など様々な意見が出てくると思います。そうすることによって、教科書にある「同じ数」が強調されるということです。

 「教科書の内容や学習することを児童に接近させる」

 これが大切だと玉置先生から教えていただきました。

 1〜2分でここまで授業を構想する玉置先生の凄さを改めて実感すると同時にここまで瞬時に考えてしまう玉置先生の頭の中を覗いてみたいと思いました。(笑)

 この他にも、つなぐということや振り返りについてなど様々なことを学ぶことができました。やはり現場で学ぶ機会は、本当に貴重で何物にも代えがたいと痛感しました。

 今回このような機会を設けていただいた玉置先生、愛西市立立田北部小学校の先生方、本当にありがとうございました。(大久保)

9月7日 大治町立大治小学校での学び(二宮)

 こんにちは、5期生の二宮です。今回は、9月7日の大治町立大治小学校での指導助言に参加させていただいて、学んだことを大きく3点書いていきます。

 まず1点目は、「エビデンスではなくエピソードが大切」ということです。自分の目指したい授業や学級を創る中で、教師が実際に起きていることや自分の経験の中からイメージが持てるように子どもに伝えることが大切だということがわかりました。最近私は自分の卒論に直接関係はない教育書を読んでいるので、著者の先生のエビデンスやエピソードを語るのではなく、自分自身の経験や学級を持った時の「〜〜さんのこんな姿が」のようなオリジナルを増やし、大切にしたいです。

 次に2点目は、「いいです」という言葉についてです。自分も子どもの時に経験してきた言葉ですが、意見の肯定と同時に危険であることがわかりました。今回見させて頂いた研究授業で複雑な図形の体積を求める授業の中で、大人も考えつかないような発想をする児童がいました。そこでの子どもは「いいです」と小声でその児童の考えを肯定していましたが、自信はなさそうでした。玉置先生のご指導から「わからない」と言えること、「どう思った?」と聞いていくことが大切だと改めて感じました。答えがあっていても、途中の考え方を大切し、時に立ち止まって疑問を投げかけたり、深めたりすることが学び合いには必要だと思いました。

 そして3点目は、間違いを恐れさせない雰囲気づくりについてです。教員採用試験の面接の練習でもこのことについて考えることはありましたが、今回自分の選択肢として新しいものを得ることができました。「その間違いも個性として受け入れること」「思ったことをふざけない限りなんでも言っていいと思える雰囲気」の二つです。前者は大切だと分かってはいても私自身も苦手なことです。一方後者は、子どもの呟きを拾って、繋げることができるということを玉置先生の話から、自分にもできそうと感じられました。特にコロナ禍の密を防ぐ中で子どもの対話を活発にするためにも、自分のベースの考え方と照らし合わせながら大切にしたいと思いました。

 大荒れの天気の中で初めて学校での指導助言に学生1人で参加させて頂いて、困惑はありましたが、上記以外に振り返りや学習規律についてなど本当に多くのことを学ぶことができました。現職の先生方に交じって研究協議会に参加させて頂いたり、心の天気が本当にすごいもので自分達の責任を改めて感じたり、中西君と二村さんが「振り返り」について話す動画を見て刺激をもらったりすることができました。玉置先生、大治小学校の先生方、貴重な時間をありがとうございました。(二宮)
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集中講義での学び(池戸)

 こんにちは!玉置ゼミ6期生の池戸です!

 教育実習まであと一週間をきり、ついにこの時が来たかとワクワクしつつ、不安な気持ちでいっぱいな最近の気持ちですが、先月の24日から28日の一週間、教育実習の代替として大学で集中講義が行われました。一週間毎日1から5限までの講義で学んだことは本当にたくさんありますが、今回はそこで学んだ振り返りについて書かせていただきます。
 
 自分の中で今も心に残っているのが「振り返りは反省ではない」という言葉です。その時に起きたことや自分が感じたことを記録することこそが振り返りであると学びました。

 子どもに振り返りをさせるためには、まずは自分が振り返りをできないといけません。「振り返りは反省ではない」この言葉を意識しながら自分もより良い振り返りをしていきたいと思っています。
 
 またもう一つ、私がこの集中講義で学んでこの後の教育実習で心がけていきたいと感じたのが落語家の桂源太先生がおっしゃった声のトーンの大切さです。同じセリフでも声のトーンが高いか低いか、テンポがゆっくりか速いか、間を空けるかどうかで子どもがどれだけ自分の話を聞いてくれるかが大きく変わります。大事なことは間を空けてからゆっくりと、声のトーンを高くして他の言葉と差をつけ、一定な退屈な話にならないよう、教育実習で心がけていきたいと思いました。
 
 他にもこの集中講義でたくさんのことを学びました。できるだけ多くのことを自分の武器にして教育実習に臨んで行きたいと思っています。(池戸)

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教育実習に向けて(金子)

 こんにちは。6期生の金子奈央です。いよいよ教育実習が始まろうとしています。そのための集中講義が行われました。そこでの学び、そして教育実習に臨むにあたっての思いをまとめたいと思います。
 
 私は4日間の集中講義に参加しましたが、さまざまな分野の講義がありました。どの講義の先生も、外部講師の先生や動画などで見る子どもたちも、笑顔がキラキラしていたり眼差しが真剣だったり、本当に学校が好きなんだなということが伝わってきました。
 
 玉置先生の授業づくりに関する講義のなかで、「子どもは授業を受けるプロだ」という言葉がとても印象に残っています。その言葉を聞いたとき、子どもたちに認めてもらえる授業をしたいと思いました。しかし、うまくいくことばかりではないし、この不安から授業をして「全然だめだったな、、、」と思う自分の姿が少し頭によぎっています笑)。 だからこそ、準備をするべきであると思います。
 
 そのために私は、授業だけでなく日常の中で子どもと一生懸命向き合うことを心がけたいです。子どもがこの先生の話を聞こうと思うには第一に先生に対する関心や好意がなければいけません。そのための関係は何もせずに生まれるものではありません。会話やコミュニケーションを通して積極的に向き合うことで子どもたちとの信頼関係を築いていきたいです。授業を始めるにあたり、子どもたちが先生の授業どんなんだろう、先生なりに一生懸命なんだな、と思ってくれるように準備をしていきたいです。
 
 前期ゼミや今回の集中講義で○×法やオープンカンニングをはじめ多くの授業技術を学びました。このゼミで模擬授業ができたことは自分にとって本当に大きな強みです。これまでに学んだ授業技術を全て活かすことは難しいことであり、うまくいかず一つも用いることもできないかもしれません。しかし、ゼミで学んだ、授業は子どもが主役、ということは絶対に忘れないようにしたいです。不安なことがたくさんありますが、まずは子どもたちとのコミュニケーションを大切にしながら、この状況下で実習を行えることに感謝をし、価値のある2週間にします。(金子)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。
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