10月21日5期生ゼミでの学び(古川)

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 こんにちは、5期生の古川です。今回は、10月21日のゼミで行った社会の「 これからの食料生産と私たち」の授業の振り返りを書いていこうと思います。

 今回の授業内容は、最終的に自給率等、日本の食品産業の現状に目を向けて、どうしていくべきかと自分達の生活について考えていくという内容でした。しかし、導入が雑談のような形になってしまい、長くなったことで「出口の見えない授業」になってしまいました。今回は、そのことについて中心に書いていこうと思います。

 まず大きな失敗の原因として資料の吟味ができていなかったということが挙げられると思います。事前に参考になる写真を撮りに行ったり、実物を用意したりと事前準備はしたつもりでした。しかし、授業の時間は限られています。その資料を扱う為に他の時間をどう使うのか、という計画が甘かったのだと思います。

 本時で私は、実物を含め5つの資料を用いるつもりでした。食料自給率の方向へ進める為にはキーワードとなる資料があったのですが、そこに行き着くまでに時間が取られてしまいました。

 何を授業の重点にしたいのか、そこを考える時間を確保する為にどう時間を配分するのかということを考えることの大切さを改めて痛感させられました。用意していた資料の中に、1枚で産地と値段を比べられる写真があったので、そこに重点を置き、導入の資料を端的に終わらせる為、当て方、板書を工夫出来たら良かったのではないかと思います。

 場面にあった、挙手当て方、事前準備の大切さを実感させられました。私がゼミで授業ができるのはあと1回です。最後、後悔の残らない授業ができるように頑張りたいです。(古川)

10 月21日5期生ゼミでの学び(酒井)

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 こんにちは!最近肌寒いと感じることが増えたなあと思っている5期生の酒井です。

 今回は10月21日のゼミでやらせていただいた発表での学びを書かせていただきます。4年になって初めてみんなの前で授業をしたのでとても緊張したのをよく覚えています。取り扱ったのは小学校4年生の算数です。

 ここからは成果2つ、課題1つの3つに絞って書かせていただきます。

 1つ目の成果は子どもの目線で一緒に考える姿勢でいられたことです。問題提示の際や、分からない児童がいた時にもの分かりの悪い先生となり一緒に悩んだり、教えてほしいと頼ったりして授業を展開していきました。そのかいあってか子ども役からたくさんのつぶやきが生まれ、それを拾いながら共に考えることができたのではないかと思っています。

 2つ目の成果は一人の発言を周りの子どもとつなげられたことです。例えば一人の子が自分の考えを発表したらまずおなじよう考えた子がいないか確認しました。おなじように考えた子がいればそのまま指名して、その子の言葉で説明してもらいました。ひとりの子どもとのやりとりにならないように発言をつなげたり広げたりすることは対面の授業だからこそできる事だ思うので常に大切にしたいです。

 最後に課題点です。いくつか出していただきましたが、特に適切に伝わる指示をすべきだというところには今後力をいれて改善していきたいです。言いたい内容が同じでも話す順番や遣う言葉で伝わり方がかなり変わってくるので、普段から聞き手の立場にたって話せるようにしたいです。

 授業を経て改めてゼミ生同士で高め合う楽しさを感じました。自分では思いつかないアイディアを教えてくれたり、気づいてなかった抜け目を指摘してくれたりこの仲間でよかったなあとしみじみ思いました。自分の残り2回の発表での改善はもちろんですが、発表を見る立場としてもはりきって取り組みたい気持ちが増しました。

 実は、先生が授業に考えるのがゆっくりな子に対して心ない言葉をかける児童がいる設定をつくってくださったのですが、とっさの対応に大変困りました。その時私は分からない子もいるよね、気持ちはわかるけどね、と返してしまいました。濁してよかったのか不安ではありましたが、一回目はそれくらいにして繰り返されたら厳しく指導せよとの助言を玉置先生からいただいたのでそれを踏まえて今後は対応していきたいです。貴重な機会をありがとうございました。(酒井)

10月21日模擬授業での学び(中西)

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 こんにちは。5期生の中西です。後期ゼミになって初めての模擬授業を行いました。そこでの学びを書かせていただきます。

 今回は小学5年生の道徳で、「命」という詩を取り上げました。小児ガンの子どもが亡くなる4か月前に書いた詩です。

 この授業を行ってみて学んだことは、命について取り上げるにあたって、子どもの実態を教師がしっかり把握しておかなければならないという点です。ここ最近家族の誰かがガンで亡くなってしまったという子どもにとっては、この授業は精神的に大きな負担となってしまう可能性があります。実際に大きな病気にかかった子どもにとっても辛い記憶がよみがえるかもしれません。事前に保護者の方からの同意をとるなどの対応が求められます。「命」や「病気」「死」について授業で取り上げるときには、これらのことを意識して臨まねばならないと学びました。
 
 今回の反省点は、詩の読み取りに時間をかけすぎてしまったことです。内容把握も必要ですが、それ以上に子どもがその作品を通してどんなことを考えたか、なにを感じたかが大切です。その意識をもっと高くもつ必要があると学びました。

 道徳授業で私は「命」について取り上げたことがなかったので、正直かなり不安でした。「命の大切さ」についてその子なりの答えを出させることは、思っていたより難しく、まだまだ授業の改善が必要だと感じました。この反省や学びをいかし、次の模擬授業につなげていきたいです。(中西)

※良い授業に集中して写真を撮ることを忘れました。中西君の横顔でお許しを(玉置)

10月14日模擬授業での学び(長谷川)

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 こんにちは。5期生の長谷川です。10月14日のゼミで行った道徳の授業「今度は、ぼくの番」についての振り返りを書きたいと思います。

 今回行った授業内容は、題名にある通り「今度は、ぼくの番」と、主人公が決意をして、行動に移す場面です。私は教材研究を進めていく中で、揺さぶりの発問を、どんな発問にしようか、とても悩みました。今までは、主人公の心情変化に着目して「本当にそうなのか?」などと、揺さぶり発問をすることが多かったです。しかし、今回の教材は、揺さぶるような場面がなく、どうしたら子どもたちの考えを、もっと深められるのだろうか、と何度も発問を考え直しました。

 私が道徳の授業を終えて学んだことは「雪を降り積もらせるような道徳授業の展開」です。私なりの解釈ですが「雪を降り積もらせる授業」とは、まず、主人公の決意をしたときの気持ちを子どもたちに、じっくりと考えさせます。次に、自分の考え方や価値感を自分の言葉で多くの子どもたちに語ってもらいます。そして、雪のように、沢山同じ価値感を積もらせ、それらを蓄積することによってより深く、主人公の心情を想像し、自分ごととして考えることができるようになるのだと思いました。

 板書計画では、教育実習での反省を生かし心情曲線を取り入れたり、物語を読みながら「この時、ぼくはどんな気持ちだったのだろう?想像でいいよ、教えて」と、子どもたちに聞いたりすることで、主人公の気持ちを想像させて、少しでも物語に入り込めるような工夫を取り入れました。

 上手く行ったところもあれば、まだまだだなあ、と感じたこともあります。後期ゼミでは、総まとめとして、今までに学んだ知識を1つでも多く、模擬授業の中で実践していきたいです。(長谷川)

10月14日ゼミでの学び(二宮)

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 こんにちは、5期生の二宮です。今日は10月14日のゼミで模擬授業をして学んだこと二点を書いていきます。

 一つ目は問い返しに執着しすぎないことです。私は25分の授業の中で価値導入の発問、人物理解の発問、価値理解の発問の3つをしました。価値理解の発問は自分事として「身近な自然を大切にすること」を考えて欲しくて、誘導とも捉えられるような発問をしてしまいました。

 自分の中ではこの発問が、低学年で自分事として考えられるものだと思っていましたが、人物理解の発問と似てしまったり、選択肢の意味がなくなったりしました。授業が進んでいくにつれ、考えるポイントを絞っていきたいですが、絞りすぎて選択肢をなくさない発問を作れるようになりたいと思います。

 二つ目は学習規律についてです。「これ何分でやりますか?」のように考える時間を教師から提案していましたが、「これは3分でやってね」のように時間は教師が定めても良いというものでした。私は自分で決めていく主体性を少しでも育めたらいいという思いでやりましたが、発言しているのは元気な子でありその発言には意図が少ないということや時間が守られなかった時によくないということをアドバイスしていただきました。自分の実力で将来どんな授業ができるかわかりませんが学級の状況や発達段階にあわせて指示が出せるようになりたいです。

 今回の模擬授業は小学校2年生の道徳で自然愛護をねらった「かえってきたホタル」という教材で自分の卒業論文を意識しながら行いました。9月からお世話になっているボランティア先で実際に先生がされていた授業を自分なりにアレンジして挑戦したので、子どもの姿がイメージできなかったり、自然愛護の考えをどのように自分事にさせたりするかということが苦労しました。

 その中でも自然な雰囲気で授業をすること、授業全体をイメージする力や子どもの発言を予想する力がついてきたと感じることはできましたが、発問の精選や全体への指示の出し方がぎこちないことなど、改めて課題がわかりました。残り2回の模擬授業で課題を少しでも克服し、そして新しい課題を見つけ、向き合いたいと思います。ありがとうございました。(二宮)

10月14日模擬授業での学び(宮野)

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 こんにちは、5期生の宮野です。今日は後期ゼミ初めての模擬授業をさせて頂きました。今回は算数の志水廣先生の授業DVDを参考にさせていただき、授業を行いました。その中で自分の中で、反省点が3つあります。
 
 1つ目に、自分の用意していた教材を一部使い忘れていたことです。せっかく前に来て書きに来てくれたにも関わらず、うまく活用できませんでした。教材を出す順番を書いてはいたのですが、あまりに多くて焦ってしまったので、次から使う教材を精選して、もう少し減らしたいと思います。
 
 2つ目に、授業を流すことに必死になってしまい、自分の意図した意見が出たときと、そうでなかったときに表情に出てしまったことです。もっと、子供の意見を引き出したり、繋げていったり、子供の意見を活かせるよう心がけたいです。
 
 3つ目に、一生役立つ見方・考え方を意識した展開ができなかったことです。自分の中で、子供が最後にこう言って欲しいとイメージしていた具体像がありましたが、その目標までは、到達できていなかったように思います。次から、そのポイントを外れないように、強調したり、色んな子に話させるなどして改善していきたいです。
 
 今回模擬授業をさせて頂き、改めて授業の難しさと、自分が意図した流れに無意識に持っていこうとしてしまっていたことに気づきました。次の模擬授業では、この反省を生かして子供の意見を大切にした授業を行いたいです。(宮野)

小学校教育実習を終えて(金子)

 先日10日間の教育実習を終えました。実習で学んだことは数え切れません。その中でも特に心に残っていることをまとめたいと思います。
 
 はじめに、私は実習で日常生活から子どもたちと積極的に関わることを心がけたいとここでも記させていただきました。その意識を忘れず授業だけでなく休み時間にも多くの子どもたちと遊びました。授業をやるなかで子どもたちが「なお先生の授業楽しみ」「先生頑張ってね」という声をかけてくれました。それは日頃からの関わりがあったからこそ生まれた言葉だと思います。日常の信頼形成の大切さを感じました。
 
 実習で特に感じたことは、子どもにわかりやすく伝えるための工夫、授業のねらいの設定とそこに関する振り返りの大切さです。
 
 1つ目の子どもにわかりやすく伝える工夫に関しては授業外でも感じました。私は二年生に入って勉強させていただきました。子どもたちには大人の言葉では全く伝わりません。私自身、研究授業のとき書き方の見本を示しましたが、言葉での説明が足らず書き方に困っている子どももいました。実習先の先生が3分の1の児童がわからなければ先生の説明が悪いとおっしゃられました。

 また低学年の先生方はただ書いてみようとかではなく、「〇〇名人になろう」「説明マスターは誰かな?」という言葉をかけて活動をしていました。わかりやすく伝える声かけや子どもたちが楽しみながら活動できる言葉選びの工夫についても改めて考えさせられました。
 
 次にねらいの設定と振り返りについてです。授業のねらいを明確にすることの大切さを考えさせられました。私は書く活動と発表する活動を取り入れ、そこにねらいを設定しましたが、両方の軸がぶれた授業になっていたと実習先の先生からご指導いただきました。ねらいがぶれてしまったため、それに対する振り返りもできず、授業を終えました。2年生ならばどちらかを軸としそこをしっかり設定していくべきで、そこができていれば、1番大切な振り返り活動もできたと反省しました。子どもたちにこの授業で何を身につけてほしいか、学んでほしいか、授業をつくる上で一番大切な部分だと痛感しました。
 
 この10日間は本当に多くのことを学び、現場でしか得られないもの、見られないものを近くでたくさん学びました。ゼミで得た学びを活かせた!と感じた部分もあり嬉しくなりました。子どもたちも先生方も本当に暖かく、この状況下の中で実習をさせていただいたことに本当に感謝の気持で一杯です。得られた財産をこれからも大切に生かしていけるようにゼミ活動に望みたいと思います。
 
 次は、幼稚園実習を迎えます。小学校とは全く別物になると思うので、多くの実りある実習にするために目的を明確にして望みたいと思います。(金子)

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小学校実習を終えて(池戸)

 こんにちは!玉置ゼミ6期生の池戸です!未だコロナウイルスの流行は収まっていないこのご時世ですが、ありがたいことに9月7日から9月18日の2週間、小学校へ教育実習に行かせていただきました。

 実習を必ず充実したものにさせるために自分が絶対やろうと心がけていたことがあります。それは実習期間中必ず、最低一人一つは子どもの素敵なところを見つけることです。僕は実習期間中これを徹底させ、帰りの会で子どもに伝えたり、毎朝書かせていただいた黒板のメッセージに書いたりして毎日教室に発信をしていました。

 実習に行ってみて子どもの素敵なところは様々な場面から見えるということを発見しました。例えば、授業の態度、わからなくて困っている友達への対応、また、毎日チェックさせていただいた宿題にもその子がどんな子なのか分かるようなことがたくさんありました。
 
 また、1週間で子どもの顔と名前を、2週間目で子どもの夢を覚えました。そうした甲斐もあり、子ども達とはすぐに打ち解けることができ、自分がどうやって子どもに向き合おうとしているかを子ども達はちゃんと見ているということを実感しました。
 
 授業については子ども達と打ち解けることができたおかげか、子ども達は積極的に授業に参加してくれて、それに何度も助けられました。ただ、そうした場面に出会うたび、どうして自分はこんな自分に応えてくれる良い子達にこんなレベルの授業しかできないんだろうと毎時間悔しさでいっぱいになりました。
 
 授業については悔しさが残るものになりましたが実習はその悔しさも含め、本当に充実したものになりました。小学校実習で学んだことを生かして中学校実習も最大限充実させられるよう頑張っていきます。 (池戸)
 
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小学校教育実習を終えて(松浦)

 こんにちは!6期生の松浦です。今回は、小学校教育実習で学んだことを記事にしたいと思います。

 私が小学校教育実習で学んだことは沢山ありますが、その中でも特にこれからもずっと大切にしていきたいと思ったことが2つあります。

 1つ目は事前に授業の展開パターンをいくつか考えておくことです。これは私が前期のゼミで学んだことです。前期のゼミで算数の模擬授業をした時に、自分の計画とは全く異なった方向に授業が展開してしまい、上手くゴールへと繋げることができませんでした。その経験から、授業を計画する時には主となる授業展開とは別にいくつかの展開パターンを想像し、その時の発問や対応を予め考えておくようにしました。

 私は2週間の実習の中で、授業は6つほどさせて頂き、研究授業には道徳を選びました。道徳では様々な意見が出ると思ったし、目指すゴールから逸れてしまうパターンも予想していました。そのため、展開パターンを3.4個イメージして、どんな意見が出てもゴールに繋げられるように自分なりに工夫しました。実際に授業をしてみて、指導案通りの意見が出ない部分や予想通りゴールから少し逸れてしまいそうになる時もありましたが、いくつかのパターンを考えておいたおかげで、慌てずに、ゴールに繋がるような発問や考えを深めるための切り返しができたと思います。とても緊張したし、まだまだ反省点も沢山ありますが、ゼミでの学びを大いに発揮できた授業となり、実習校の先生方からもお褒めの言葉を頂けて、改めてゼミでの学びがとても素晴らしいものであることを実感しました。
 
 また、全ての授業において意識したことは、和田先生から教えて頂いた時間配分です。「時間配分さえ間違えなければ大失敗はしない」と仰っていたので、授業の展開全てに細かく時間を決め、それ通りに進めていくことを大切にしました。そのおかげで、大失敗という授業は1つもなかったので、このこともずっと大切にしていきたいです。

 2つ目は子どもたちが楽しいと思える授業を作ることです。これは担任の先生から学んだことです。授業を計画している際に、私が「自分がこんな授業がしたい」「こうしたら良い授業になるのではないか」という視点で考えていたのに対し、担任の先生は「こうしたら子どもたちは楽しいかも」「こうした方が楽しんでくれそう」という視点で授業を考えていることに気付きました。自分が授業を上手くやることだけを考えていて、子ども目線で考えることをしていなかったことに気付き、とても大切なことを忘れていたと自覚しました。自分が学んだことを生かすことも大切ですが、一番大切なのは目の前にいる子どもたちです。

 それから、子どもたちが楽しく学べる授業を作りたいと思い、担任の先生からのご助言を頂きながら、授業計画を何度も練り直しました。本番の授業では子どもたちの表情をたくさん見て、自分も楽しみながら授業を終えることができました。授業後には子どもたちが「楽しかった」と言ってくれて、授業をすることのやりがいを強く感じました。これは私にとって、とても大きな経験となりました。

 この2つのことの他にも本当に沢山の学びがありました。小学校教育実習を経て、教師になりたいという思いがより強くなりました。ゼミでの学びを生かして、中学校教育実習も頑張りたいです。(松浦)
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10月7日5期生ゼミでの学び(杉山)

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 こんにちは。5期生の杉山です。今回は、10月7日でのゼミでの学びを記します。
 
 今回のゼミで、私は中3公民の、日本の投票率の低下というテーマで授業をしました。個人的には、導入も割とスムーズにでき、課題もみんなの言葉で作るものとなり、展開もグラフから投票率低下の現状と、世代間の投票率の差を発見して課題解決するものという流れで授業をしたので、全体的にそこまで悪いものではないと思っていました。

 しかし、玉置先生からのご講評では、「普通にする授業であれば特に問題はないが、生徒に課題意識を持たせて解決する授業をするのであれば全く駄目だ。これまでの社会科授業の典型例だ」とご指摘を受けました。この「投票率の低下」という問題を、私は教科書を用いて淡々と、敷かれたレールに沿って授業をしており、生徒にこの難しい社会問題をどうしたら自分事としてとらえさせることができるのかの吟味、そのための資料選びや発問準備が不十分であると実感しました。

 私は、中学校社会科授業を通して、社会問題に関心を持ち、課題を探求・解決し続ける生徒を育てていきたいと考えています。その実現をするためには、今回のような授業ではもちろん良くなく、より生徒の「身近」と絡めた授業づくりをすべきであると改めて実感しました。社会科授業に限らず、全ての授業に共通する「当事者意識」という概念を教師がしっかりと持って授業に臨む姿勢をこれからしっかりと養っていこうと思います。

 まだまだ自分の教材研究が甘いということを実感しました。次回のゼミでは、この失敗を活かして、知的好奇心も湧きつつ、課題解決を自発的に行う授業を提案できるように頑張ります。玉置先生やゼミ生のみんなから、今回もたくさん学ばせてもらいました。ありがとうございました。(杉山)

10月16日EDUCOM事業計画発表会でゼミ生実践報告(玉置)

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 5期生・6期生はEDUCOMの「スクールライフノート」の実践に取り組むことを約束して、EDUCOMから一人ずつにchromebookが貸与されています。

 今日のEDUCOM事業計画発表会にて時間をいただいて、12分間ほどの実践報告をゼミ生製作動画によってさせていただきました。

 教育現場におけるスクールライフノート活用のねらいを外さず、自分たちが取り組むことを通して感じた子ども側、教師側の両面から価値付けと新たな仕様提案がありました。こう表現するのは出来上がるまで関与せずで、一切を任せていたためです。

 動画が進むにつれて、EDUCOMの皆さんから感動の声が書かれてチャットに書かれて、このチャットをきちんと保存してゼミ生に見せてやれば良かったと少々後悔。

 僕は10分ほどのお礼を含めた動画を作って欲しいと指示しただけで、これだけのものを作ってくれるので、本当に素晴らしいゼミ生を持ったと幸福感いっぱい。(玉置)

【紹介】玉置ゼミでの2年間(玉置)

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 本日16日は来年度に向けての教職専修ゼミの説明会です。そこで見てもらう動画の内容とほぼ同じですが、我がゼミの内容を書いておこうと思います。玉置ゼミとしては、7期生になります。

 玉置研究室では主に以下のことを研究テーマとしています。
○ 子どもとともに創る学級・授業づくりの在り方はどうあるべきか。
○ 授業名人といわれる人の授業づくりは何が違うのか。
○ 魅力的な学級経営を生み出している教師に共通することは何か。


 これを具現化するために、以下の内容でゼミ運営をしています。

<3年生前期> 
 様々な教育実践者の書籍を読み、その書籍から自分が他のゼミ生にぜひ知らせておきたいことをレポートにまとめます。ゼミでは、その内容を授業形式で伝えることを通して、授業の基本を学び合います。
 優れた授業実践者のDVD授業映像をもとに、まずは模倣授業してみます。9月以降の教育実習での授業に生かすために、授業技術の基本を学び合います。

<3年生後期>
 小中学校教育実習が、合わせて8週間ありますので、全員が集まってのゼミはなかなかできません。その代わり、玉置が主催している教育セミナー、玉置が指導助言に入っている学校での研究授業と協議会などに参加して、より実践的な学びをします。
 12月末頃にゼミ合宿を行い、卒業論文のテーマを決めたり、教員採用試験に向けての助言を始めます。

<4年生前期>
 教員採用試験に向けての学びを意識して、教育課題を決めて、話し合います。  例えば、「不登校」の実態をもとに、学校ではどのような取り組みをしているのかを明らかにしたり、学級担任としての不登校児童・生徒への関わりとして、どのようなことをすべきかなど、様々な教育課題を現場レベルで考え、話し合います。
 教育全般に対する自分の考えをしっかり持てるゼミがゼミ生により運営されます。

<4年生後期>
 授業力の基本を習得するために、それぞれの興味関心に応じて模擬授業提案をします。他のゼミ生は子どもの気持ちになって授業を受け、そこでの気づきを出し合い、様々なセミナーや学校参観での学び、自身の教育実習で得た知見などをもとに、力を高め合います。
 各自で研究テーマ(3年生前期からの学びを生かすテーマ)を決めて、卒業論文を書きます。いわばゼミでの学びの集大成です。ゼミ主催の卒業論文発表会を行います。
 
<2年間を通して>
 我がゼミは「書くことによって学ぶ」を揺るがないゼミ方針としています。したがって、ゼミにおいても、外部機関での参加においても、終了後は、必ず文章にまとめること、そしてそれを研究室HPの記事としてアップすることを常としています。
 また、土日に関わらず、玉置が主催あるいはスタッフとなっている各種教育セミナーや、学校での授業ならびに講演に積極的に参加するように呼びかけています。こうしたセミナー等に参加できるのは、玉置ゼミの特長の一つです。模擬授業などは、児童生徒役として関わってもらいますので、無料参加という特典もあります。これを利用して学ばない手はありません。

 さらに研究室には、優れた教育実践者の書籍など、「学級作り」や「授業作り」の基本や実際がわかる本がたくさんあります。教員となる前に、こうした書籍に触れておくことは、教員人生を送る上で、必ずや役に立ちます。これらの書籍をもとに、ゼミ発表をおこなったり、関心をもった教育実践者の書籍を次から次へ読んだりしている人もいます。
 また、私の36年間の学校現場での経験をもとに、安定した教員人生を送るためのアドバイスをしています。
 
 このような展開をしている玉置ゼミですが、すべてに自分のとらえ方と関わり方によって、身につく力は左右されます。ゼミに加入すれば、力がつくわけではないことを当たり前ですが、付記しておきます。

 なお、写真はプロカメラマンの美崎正雄さんに撮っていただいたものです。(玉置)

9月23日のゼミでの学び(古川)

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 こんにちは、5期生の古川です。今回は先日のゼミの模擬授業での学びを書いていこうと思います。

 今回、私は算数で単位量あたりの大きさの模擬授業をしました。準備はあるしっかり程度していったと思っていたものの、なかなか思うような展開にはなりませんでした。その原因として大きく3つのことが挙げられると思います。

 第1に授業の前提が崩してしまったことです。何かを学ぶ時、その前に子ども達の既習事項があり、それと繋げて思考が広がっていくことが多いと思います。しかし、今回、模擬授業が30分ということで45分授業の中の省いた15分の説明があまりできていませんでした。そうすることで、前提が崩れ、展開が予想とかなり異なったものになりました。子ども達の学びが日々繋がっていること、キーワードを押さえることの大切さを学びました。
 また、ここから派生して学校を欠席してしまった子どもへの対応の配慮もきちんとしなければ、その子どもにとって大きな困難になる可能性もあるということも感じさせられました。

 第2に、子どもの意見を拾いきれなかったことです。模擬授業では、子どもに予想を立ててもらい、理由を聞く場面がありました。私は3つの選択肢があったのにも関わらず、一番多かった選択肢しか理由を聞けていませんでした。一人ひとりをその選択をしたのには理由があります。全員に聞くことはできないとしても、それぞれの選択肢を選んだ子どもに意見を聞くことができたら、より考えがより深まったのではないかと考えさせられました。

 第3に問いかけ方です。私は問いかけをする際に「言ってくれる人」「答えてくれる人」と言ってしまっていました。それでは、手を挙げない子どもは、言わなかった人、答えなかった人となってしまいます。ちょっとした言葉ではありますが、大切な配慮だと思います。一人ひとり何か書いてもらった際、書いたものにはそれぞれに理由があるはずです。理由があるという前提で意図的に使命をしたり、子ども同士を育てて繋げたりしていくことや何気ないように見える言葉選びの重要性を学びました。

 まだ、幸いにもこれから教壇に立つ前に模擬授業ができる機会があります。これらの学びを生かして再チャレンジしていきたいと思います。(古川)

小学校教育実習を終えて(名桐)

 お久しぶりです。6期生の名桐です。暑さも和らぎ、過ごしやすい季節となりました。季節の変わり目ですので、体調管理には気をつけていきたいです。

 さて、先日、岐阜市の小学校で教育実習をさせて頂きました。今年の教育実習は、コロナ禍の影響で2週間という限られた期間でしたが、そこで学び得たことを以下に述べていきたいと思います。

 1つ目は、子どもたちの実態です。私は、5年生のクラスに配属させて頂きました。ギャングエイジと呼ばれる時期に差し掛かる子が多いという前情報を持ち、子どもたちの様子を観察していたところ、クラスの一部の女子にそのような特徴が見受けられました。いつも友達と一緒にいて、担任の先生や私が話しかけても、友達と話している時の方がイキイキしている様子でした。ギャングエイジの実態を観察することが出来て良かったという気持ちと、少し寂しい気持ちにもなりました。ただ、私が担任の先生になったら、そういった子にも響くような声掛けをしていきたいと力が漲りました。

 また、外で遊んでいる子どもたちの様子を見て、すごく楽しそうで健康的だなと感じました。小学校では、休み時間の遊びの時間でも子どもたちが学ぶ姿が見受けられたので、私が担任のクラスを持ったら、外で遊ぶことを積極的に促していきたいです。

 2つ目は、学校の先生という職業の大変さです。特にそう感じた場面は、担任の先生が生徒指導の対応しているときです。5年生という年頃の子たちは、エゴを抑えられる子とそうでない子の差がハッキリしていました。エゴを出してしまう子同士の喧嘩や小競り合いが、実習期間で何回かありました。そういったとき、担任の先生の対応や発端を抑える言動を観察していて、現場でしか学べないスキルや緊張感があり、多くのことを考える良いきっかけになりました。

 私が担任の先生だったらどういった声掛けをするか、また、喧嘩や小競り合いが起こりにくい学級作りをするためにどういう取り組みをするかなど、具体的な課題が見つけられた機会でした。実際に、生徒指導の先生にお話を聞いたり、担任の先生にどういった意図を持って生徒指導をされているかなどを聞けたので、自分の学びとして活かすとともに、ゼミ生の中でも共有できたらなと思います。

 とても文章では書ききれないほど、多くのことを学び得ることができました。このような社会状況の中で実習を受け入れてくださった小学校へ感謝をするとともに、そういった難しい状況の中でこそ学び得ることができた考えや取り組みを、これからの私の活動に反映させていきたいです。(名桐)
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10月7日5期生ゼミでの学び(二村)

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 こんにちは!5期生の二村です。 今回は10月7日に行われた5期生ゼミでの模擬授業について書かせていただきます。

 模擬授業では、教育実習で行った道徳の授業での反省を生かし、練り直して授業を行わせていただきました。

 今回の模擬授業では仲間のアドバイスや玉置先生のご指導のおかげで反省点や課題がたくさん見つかりました。

 一つ目は、「子どもの言葉でなにを言わせたいか」を明確にすることです。それにより、そこに向かうために、より明確で端的な発問を工夫することができたり、より的確な主発問を考えることができたり、深みのある授業にすることができると改めてご指導を頂きました。

 二つ目は、単語だけで返してくる児童への教師の声かけの大切さです。例えば、「悲しい」と単語だけで書いている子に対し、「なにに対して悲しいの?」「なんで悲しいの?」と追質をすることで深まりが出て、本質に迫っていくことができるとアドバイスをもらいました。教材研究の時点で、この発問をした時に児童はどう考えるだろうともっと児童目線に立って考えることを意識していきたいです。

 模擬授業を通して、改めて難しさを感じました。子どもたちを授業に引きつけることが出来ていないことを表情を見てて、感じていました。しかし、臨機応変な対応をすることが出来ず、流れを変えることが出来ませんでした。卒論で学んでいることを意識して、次の授業ではもっと活用していき、より成長した姿を玉置先生やゼミの仲間に見せられるようにしたいです。今までゼミで学んできたことをもう一度振り返り、基礎基本をしっかりと行なった上で自分の工夫をプラスできるよう、今一度初心に戻り、授業作りをしていきます!(二村)

教員とレジ店員(酒井)

 こんにちは。10月に突入に今年も残り3ヶ月となったことが信じられていない5期生の酒井です笑

 今回は普段私がアルバイトの時大切にしていることを書かせていただきます。私は1年生の頃から接客業のアルバイトをしています。入学したての頃に始めたコンビニエンスストアでのアルバイトを辞め、今は近所のスーパーで食品レジを担当しています。勤めているお店にはご高齢の方を中心に小さい子や学生、社会人の方など様々な世代のお客様が毎日いらっしゃっています。

 先ほど述べた通り、4年間ずっと今のお店で働いているわけでありません。10年20年と勤めていらっしゃるパートの方が多くいらっしゃる中で1年半ほどの私はまだまだ半人前にも至らないなあと頼りながら、習いながら励む毎日です。学生のアルバイトを数人いるのでそこの子達とも声かけ合いながらやっています。

 そんな私がアルバイトの時大切にしていることは、

 お店を出る時、「ここレジに並んでよかったなあ」と思っていただける接客をする

ということです。ベテランではないのでできることは少ないし、社員でもないので重要な役目を果たすことはできないけれど、数あるレジの中でここに並んだという偶然を大事にしたいと思っているのです。

 おそらく空いていて一番速くお会計が済みそうなレジに並ぶお客様がほとんどで店員で選んでいる方はゼロに近いのではないでしょうか。そんな状況でも、例えば重そうなものは台やカートまでお持ちしたり、袋に入れやすいようにカゴにつめたり、重さが均一になるようにカゴに詰めたり、お子さんがご自分でもっている物は最初にスキャンしたり、目をみてお礼や謝罪をしたり、余裕があればひとこと添えておつりをお渡ししたり…など一見ほんの些細なことかもしれないようなことを私は心がけています。全員にこのレジでよかったと思ってもらうには至りませんが、嬉しそうに帰えられるお客様を見たり、「頑張ってね」と声をかけていただいたりする中で幸せを感じでいます。

 私はこれを勝手にではありますが学級担任とにているなあと思っています。お客様がレジの店員を選べないように子ども達も担任を選ぶことができません。そんな状況でも、この学級最高だなあ、あわよくばこの先生でよかったなあと思ってもらいたのです。そのためには私自身が働きかけるべきことや挑戦すべきことたくさんあると思っています。いつ学級を持てる日が訪れるかわかりませんが、少しずつでも確実にできることが増えるように意図的に経験を積んだり、本を読んだりしつづけたいです。あーーーやっぱり先生になりたいなあ!(酒井)
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9月30日5期生ゼミでの学び(北神)

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 こんにちは!5期生の北神です。今回は9月30日のゼミで行った模擬授業について書きます。模擬授業を行うのは久しぶりで、とても緊張しました。

 私は、第6学年国語の「生活の中の言葉」という単元で授業を行いました。この単元は、教育実習の研究授業でも扱いました。その時に先生方から頂いたアドバイスをもとに授業を考え直しました。

 研究授業では、例をもとに、敬語を使うべき場面とそうでない場面があることにを気付かせ、5年生で学習した敬語について復習をしました。復習はさらっとする予定でしたが、理解できている子と理解できていない子の差が大きく、説明に思っていたよりも時間をかけてしまいました。その後、例文を適切な言葉遣いに直し、役割演技をして確認しました。

 苦手な子にも理解してほしいと思いながら説明をしていましたが、塾のように教えること中心の授業になってしまいました。

 この反省点をもとに、今回は教えること中心の授業にならないように心がけました。模擬授業の25分は、子どもが活動したり考えたりすることが中心でしたが、後半はやはり敬語について教えることが中心の授業展開でした。

 ですが、その後、ゼミで話し合ったことで、授業のゴールを忘れていることに気がつかされました。今回の授業のゴールは、場に応じて適切な言葉づかいで話すことができるようになることです。敬語の種類を覚えることではありません。あれもこれも教えたいと思っているうちに、いつの間にかゴールが変わっていた気がします。授業のゴールから展開を考えることの大切さを改めて感じました。(北神)

9月30日の模擬授業を終えて(矢崎)

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 こんにちは。5期生の矢崎楓子です。今回はゼミでの模擬授業を終えての反省を書かせていただきます。

 今回の模擬授業で私は「子どもたちに授業で得てほしい価値を伝える」はとても難しいということを実感しました。

 私は今回の授業で、藤井風さんというアーティストの「帰ろう」という曲を道徳の教材として使わせていただきました。

 この曲の題名を伏せて、歌詞だけを読んで一人ひとりに題名をつけてもらうことを通して「生きる」ということを考えてもらおうという授業構成でした。

 私がこの授業でこだわったのは「一人ひとりの考えを殺さない」ことです。極端な表現になりましたが、教師の発言で子どもたちの考えを否定し、消すことがないようにしたいと考えました。

 だから、子どもの発言に全て同じ温度で対応しました。しかし、教師の発言を意識するあまり発問まで「どう?」といった、子どもが何を答えれば良いのか分からない発問をしてしまいました。そういった発問では子どもたちが価値に気づくことは難しいです。

 実際に、今回の授業で「自分ごと」として価値に気づけなかったという人が多くいました。また、今回授業自体がとても静かで教師として不安になりました。

 でもこの静けさは考えている証拠だと先生が教えて下さいました。その静けさの価値に私が気づけていなかったのも反省点です。絶対にこの静けさは道徳にとって必要なものです。「みんなよく考えてくれていますね」と静けさを褒め、いかせばよかったと感じました。

 今回の授業で私は子どもたちに「生きる」ことを考えるという価値に気付いてほしかったです。正直、今回の授業をどのようにしたら、この価値に気づけるようにできたかは検討がつきません。それだけ発問や教室の空気感づくりは難しいのだと感じました。

 私は「生きる」ということを考えることは人生の本当に大事なことに気づかせてくれるものだと思っています。今回の授業はうまくいきませんでしたが、もっと発問を研究して、「生きる」ことについて子どもたちに考えてもらう授業を作れる教師になりたいと強く思いました。(矢崎)

9月30日 5期生授業ゼミからの学び(木下)

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 こんにちは。5期生の木下です。今日は9月30日のゼミで私が挑戦した道徳の授業について書きたいと思います。

 後期ゼミはゼミ生がそれぞれ授業をするということで、まず何の教科の授業をしようか迷いました。自分の専攻科目の社会、それとも実習中に何度も授業をさせていただいた算数、難しかった道徳…。この中から迷いに迷って、1番授業をするのが難しく悔しい思いをした道徳の授業に挑戦することを決めました。

 題材は「ブランコ乗りとピエロ」です「ブランコ乗りとピエロ」は皆さんもよく聞いたことがあるのではないかという有名な題材です。今実習をしている一個下の学年の子に聞いてみると、実際「ブランコ乗りとピエロ」で道徳の授業をしたという声もよく聞きます。

 最初は考え方が違いぶつかり合っていたピエロとブランコ乗りのサムが、最後には笑顔で一緒に料理を囲むという内容です。5年生対象ですが、5年生にはやはり難しい内容だなあとあらためて感じました。

 1番の反省点は、最初から丁寧に教科書を読んでいくのではなく、必要ではない部分は省き、子どもたちに考えてほしいところをしっかりと読むべきでした。道徳は国語の読み取りではないし、時間短縮にもなります。時間を短縮することで「なぜピエロとサムは最後、一緒に笑顔で料理を囲むことができたのか?」という最も大切な問いを時間をかけて考えることができたなと思います。

 しかし、実習中と比べて自分が成長できたなと感じたことは予想外の答えが返ってきても動じず、一緒に子どもと考える余裕ができたということです。これは、週1回ボランティアを地元の小学校でさせていただいている経験が生きているのかなあと感じます。(色々な子どもがおり、私は補助が必要な子どもの支援をすることが多いため)

 教員採用試験も全てひと段落して、気が抜けてしまう時期です。学生最後なので遊ぶ時は思いっきり遊びたいと思います。しかし、今から4月に教壇にたつ教師としての準備もしっかりとしていきたいです。授業ゼミ、卒業論文、興味のある教育書を読んでみる…などやれることはたくさんあります。気を抜きすぎず、ここからがまたスタートだと思って頑張りたいです!(木下)

9月23日5期生ゼミでの学び(大久保)

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 こんにちは!5期生の大久保樹です!今回は9月23日に行ったゼミについて書いていきます。

 今回のゼミでは、模擬授業を行いました。教科は道徳を選択し、教材は「ぼくはMVP」というものを扱いました。

 私はこの教材を用いて小学校教育実習で道徳の授業を行いました。その授業後、最終的に子どもの振り返りで多く書かれたのは「ドッジボールで当たったら正直に言う」という、私が意図していなかった振り返りが多く書かれ、授業の難しさを痛感する出来事となりました。実習から何ヶ月も経ちますが、心にはずっとモヤモヤしたものが残り、「あの道徳の授業はどうすれば良かったのか」と悩むことが多くありました。

 そんな中でゼミでの模擬授業を行う機会があったので、これを逃す手はない!と思い、この教材を選びました、

 授業をしてみて、ゼミ生から多くの感想、意見を貰いました。そのどれもが的を射るものばかりで、とても勉強になりました。

 1番の反省点は、発問するのは良いものの発問が似ており、ずっと平行線のまま議論を進めることができなかったということです。

 考えさせたいポイントは絞って、ここを聞いてみよう!と意気込んでいましたが、いざ授業をやってみると予想だにしない発言ばかりで焦ってしまい、上手く意見をまとめることが出来ませんでした。

 授業は思い通りいくものではないということは重々承知していますが、私に足りないのは思い描いている方向に進まない時の対応力、柔軟性だと痛感しました。どうしても授業準備で考えたシナリオ通りに進めてしまう、イレギュラーは受け付けないと私自身の欠点を知ることができたので、今回の模擬授業は大変勉強になりました。

 次模擬授業を行うのは先になりますが、ゼミ生の模擬授業をしっかりと見て学び、私自身の力としていきたいです。ご高欄いただきありがとうございました。(大久保)
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