2020年ふりかえり

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 2020年のふりかえりを「三楽の仕事日記」に書きました。

 コロナ禍で大変な1年でしたが、1年間無事過ぎたのも、皆様とつながり様々な点で支えていただけたおかげであると感謝しています。

 ふりかえりは長文ですが、よろしければここをクリックしてお読み下さい。

2021年あけましておめでとうございます

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 2021年となりました。

 あけましておめでとうございます。コロナ禍で迎えた新年です。

 今年も新型コロナウイルス感染は続きそうですが、その中であっても十分注意の上、学びを止めず、玉置ゼミ生一同で、ゼミでの学び、(オンライン)セミナーや学校訪問での学びなどを中心に発信します。

 稚拙な内容もあるとは思いますが、「書くことによって学ぶ」というゼミ方針のもと、わずかな成長でも目指して発信し続けたいと思います。

 おかげさまで、4月には玉置ゼミHP開設7年目に入ります。今年もどうぞよろしくお願いします。(玉置)

12月24日一宮市立今伊勢小学校で講演

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 7時30分ごろ家を出て、一宮市立今伊勢小学校へ向かう。今年最後の講演。渋滞があちこちであって、当初のナビ表示の2倍の時間(1時間弱)かかって学校到着。

 さっそく講演準備。コロナ禍でソーシャルディスタンスを保つため、会場は体育館。動画音声も確認して開始時刻まで校長室で四方山話。7期生・今井さん、下野さんも到着。

 9時から途中10分間の休憩を入れて11時までの講演。演題は「主体的・対話的で深い学びを実現するために」。これまで何カ所かで話してきた講演の集大成のつもり。ストーブが入っているとはいえ、冷え込んでいる体育館にも関わらず、皆さん熱心に聞いていただけた。日常授業においての具体的な手立てを織り込みながら、テーマにしっかり迫ったつもり。話し手としては今年の締めくくりができたと満足。

 いつものように拙著PR。二人のかわいいゼミ生が販売してくれたおかげもあってか(笑)、なんと持参した書籍完売。皆さんが僕を受け入れていただいた証(笑)と勝手に解釈して気分上昇。

 講演後はいつものとおり、ゼミ生とふりかえり。7期生とは初のふりかえり。学校近くのラーメン屋で。対面だからこそ聞ける話があって貴重な時間。

12月18日北広島市立大曲小学校で講演

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 今日は昨年に引き続き、学校力向上に関する総合実践事業実践指定における公開研究協議会での講演で、北海道北広島市立大曲小学校へ向かう。

 中部国際空港から新千歳空港へ。車で迎えに来ていただき、12時少し前に北広島市立大曲小学校着。お陰様で付近の雪も少なく、駐車場から玄関までゆっくり歩く。過去に凍結していた駐車場で転び右手首骨折で手術という痛い思い出が蘇る。

 校長室で歓談。体育館で講演準備。目の前で聞いていただく方はこの学校の先生方。その他の方はzoomで視聴していただくとのことで、持参した動画や音声がオンラインで届くかを確認。授業アドバイスツールも流れることも確認できて、授業参観法を決める。

 13時30分から5年生算数授業「面積の求め方を考えよう」。例によって授業アドバイスツールでポイントを撮影。今年度はこの学校は「対話」と「ふりかえり」がテーマ。それに対する助言をしようと意識して撮影。授業規律ができていて、とても良い雰囲気の教室。明るく交わり合う子どもたちの姿はこちらを温めてくれる。

 そのまま体育館へ。持参PCをつなぎ、iPhoneも接続完了。研究主任のプレゼンを聞きながら講演の再調整。

 14時50分から1時間30分の講演。演題は「主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善」。昨年に引き続いての講演なので、できるだけ新情報を入れて話す。後半30分は、授業アドバイスツールで撮った動画をもとに授業者に助言しつつ、全体で共有していただきたいことを意識して話す。時間通りに終了。

 校長室に授業者が訪問。かなり込み入った助言をしたが喜んでいただけたようでなりより。

 再び教頭先生に新千歳空港まで送っていただく。空港までの車の中もすこぶる楽しい。充実の時間。(玉置)

第13回教育と笑いの会オンライン開催(玉置)

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 160名ほどのオンライン視聴の皆さんに支えられて、「第13回教育と笑いの会」が無事終了しました。

 冒頭の私の会長としての小咄を含む挨拶は、かなり新ネタ。目の前にはスタッフだけでしたが、けっこう笑っていただき、気持ちよく話すことができました。

 初登場の教育漫才「山へ芝刈り」はネタが新鮮。学校RRはこれまで以上にリズムがよくて、やり慣れた感あり。スタンディング落語の野口芳宏先生には、会長が至らないところを名誉会長が補っていただく。耳寄りの話は8分間の持ち時間では無理だったようで次回ご期待を。

 柳亭小痴楽さんは、子どもが生まれたことをまくらにたっぷり笑わせて落語「芋俵」へ。桂雀太さんは、ますます独自性が出てきたまくらで雀太ワールドを作っての「天狗裁き」。この二人がレギュラー陣になっているこの教育と笑いの会。これが大きな自慢。

 対談は野口先生、雀太さん、小痴楽さんと僕とで「落語のまくらに学ぶ」と題して25分間。最後はなんとか教育と落語を結びつけることができて進行役としてほっとする。他では聴けない耳寄りな話を聞いていただけた。落語ファンで喜んでおられる方が多数と推測。

 最後は支援していただいているEDUCOM柳瀬社長のご挨拶。EDUCOMがあっての当会。会長として感謝するばかり。(玉置)

※ 写真は平林哲也先生がFBで使われたものをいただく。良いシーンをとっていただき組み写真にしていただけた。大感謝。

11月27日東員町立笹尾東小学校で指導助言

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 11時少し前に家を出て、本年度2回目の東員町立笹尾東小学校へ向かう。美味しい給食をいただき、校長先生から地域や学校の実情をお聞きする。早々に2年後までの指導助言依頼を受ける。最近は長く関わらせていただく話が多く、お引き受けのたびに重い責任を感じる。

 5限の算数授業参観。「授業アドバイスツール」で指導助言で活用できそうな場面を録画。相手のことを思いやったり、相手の立場で発言したりする子どもが多く、見ていても気持ちが学級集団。学級担任のこれまでの指導の積み上げを感じることができる。

 授業検討会での先生方の話し合いは、小規模校を生かして少人数で協議。協議後に出された事柄はもっとものことばかり。三重県教育委員会の指導主事から写真をもとにした授業の価値付けと授業のねらいの提示方法について助言。

 その後、僕が指導助言。よく考え、よく発言する子どもたちだけに、教師の出場が重要であること。今日の授業であれば、表の数値を明らかにしてからきまりを見つけた発言をするように整理すべきだった、そこだけが残念と話したあと、授業アドバイスツールの動画をもとに、子どもたちの姿をもとに今後の授業作りのために皆さんで共有化したいことを話す。

 終了後、校長室で今後の相談を受ける。学習評価法の研究を基軸にしてより良い授業作りを目指したらどうかと助言。また「心の天気」「学びの天気」が入るようなので、その活用もまさに研究の基軸になるとも補足。

11月15日みんなで育てよう!こまきこども未来館ワークショップで提言と進行(玉置)

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 11月15日午前は、こまきこども未来館体験ひろばで、「みんなで育てよう!こまきこども未来館 ワークショップ」に関わらせていただきました。

 参加していただいた方に、まずは施設見学をしていただき、体験ひろばの概要説明を運営の10人村さんから聞いていただいた後が私の担当です。

 こまきこども未来館講座運営会議会長として「こども未来館に期待すること」と題して提案。一番伝えたかったことは、こども未来館は単なる大型遊戯施設場ではないこと、遊びを学びに繋ぐための一言価値付けをしていただきたいこと。

 全体トークでは、皆さんに「私の関わり方カード」と「つぶやきカード」を書いてもらい、カテゴリー分けされたカードをもとに、皆さんに考えを発表してもらうように進行。副会長の長江先生や10人村の古谷さんと打合せなしのほどよい展開ができた。

 ますます期待と会長としての責任を感じた午前。新たな皆さんと縁ができたことにも感謝。(玉置)

11月14日尾張小牧歴史文化振興会第48回歴史勉強会で講話(玉置)

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 尾張小牧歴史文化振興会から依頼を受けて2時間の「落語の歴史」講話。

 参加者は歴史好きな方が多いことから、歴史物語を語る講談と落語の違いを入れて、参加の皆さんが少しでも知的に楽しんでいただけるように務めたつもり。

 玉置先生ファンです(笑)と参加していただいた方もあって感激。地元で話をさせていただくのは有り難い限り。(玉置)

11月13日各務原市生涯学習講座「落語の楽しみ方」(玉置)

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 今日は各務原市西ライフデザインセンターへ。10時から12時まで生涯学習短期講座「落語の楽しみ方」で講師を務めました。ソーシャルディスタンスをとるために、応募者から抽選された36名の市民の皆さんに、落語の基本のことを学び、落語そのものを楽しんでいただきました。

 主催者からすぐに届いたメール文を紹介して記録とさせていただきます。

 本日はとても素晴らしい講座にしていただき本当にありがとうございました。

 講座が終了したあとのみなさんの大きな拍手と、満足そうな表情を見て玉置先生にお願いして良かったなあと心から思いました。

 アンケート用紙をちらっと見ましたら、楽しかった、とても分かりやすかった、また玉置先生のお話を聞きたいといったことが書かれていました。先生の落語を聴きたいという方も!(私もです)

 受講生の方に書いてもらったアンケート用紙はこれから詳細をまとめますので、来週にはデータでお送りしたいと思っています。

 以上です。(玉置)

11月12日飛島学園8年生数学飛び込み授業(玉置)

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 11月12日、飛島村教育委員会の依頼を受けて、8年生で数学飛び込み授業をさせていただきました。

 見ていただく先生方に伝えたかったことは、「子どもに考えさせる、つなげる、子どもが語る、対話する授業の具体像」です。必死でした(笑)。なんとか伝えることができたのではないかと思っています。

 ちなみに和田裕枝先生は5年生で算数飛び込み授業、終了後、二人で授業の在り方を伝えました。(玉置)

11月11日岡崎市立額田中学校研究発表会で指導助言(玉置)

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 3年前から関わらせていただいている岡崎市立額田中学校の研究発表会で指導助言をさせていただいた。とはいえ、コロナ禍で発表は紙上発表で、参観者は教育長をはじめ教育委員会、新任研修を兼ねているので対象者というわずかな人数。とても残念。

 コロナ禍でさえなかったら、全国の先生方に見ていただきたい子どもの学ぶ姿。1時間に6クラスの授業を参観したが、研究主題のテーマ「学びに向かう力を発揮する生徒の育成〜小集団の学習を核とした授業への転換〜」が、見事に子どもの姿で示されている。どこの学級、どの子どもを見ても、主体的に仲間と学び合っている姿。取材の中日新聞社記者さんも感激の表情で、その興奮ぶりもこちらに伝わってくるほど。「努力の成果は加速度的に現れる」という言葉も思い出した。10月に訪問させていただいたときは、ようやく授業が順調に進み始めたところで、まだしっくりきていなかったが、今日はこれまでの先生方の取組の成果がよく見えた!一気に上位に駆け上ったと確信。関わらせていただいていることに深く感謝。(玉置)

11月5日東員町立東員第一中学校で指導助言

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 「わからない」から始まる授業を創り出すために〜安心感で学力を伸ばす〜」をテーマにして実践研究を進めている東員町立東員第一中学校を訪問。

 3時間目、4時間目のいくつかの授業を参観。例によってポイントを写真に撮りながらメモ。

 お弁当をいただき、写真をもとに先生方に話すための写真プレゼンづくり。

 5時間目は特設授業で社会科授業。「地形図を活用しよう」というタイトルの意欲的な授業。とても良い課題のため、最後まで生徒の集中力は持続して、4人で熱心な話し合い。僕は「授業アドバイスツール」を活用。今日も級友の学びをつなぐ素敵な女の子の映像を撮ることができた。

 研究協議会での先生たちの様子はこれまで同様に、それぞれの視点で鋭い意見交流が続いていて活発。若手を温かく見守り育てようとする空気にあふれていて、とても良い空気。

 僕は「コロナ禍が学校につきつけたこと」を話した後、写真と動画でそれぞれの授業について改善案などを提示。

 コロナ禍でいろいろと制限がある中、テーマの具現化に向けて一丸となって取り組んでおられる学校に今年度も関わることができて嬉しい。

10月30日関西教育ICT展で登壇

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 10月30日インデックス大阪で開催された「関西教育ICT展」でパネルディスカッションの進行役を務めました。

 テーマは「有益なデータの見える化により教育の質の向上へ〜大阪市スマートスクール・次世代学校支援システム活用〜」です。

 ダッシュボードという児童生徒の様々な情報を集約するシステムを活用して、次の観点でどう変化をしたのかを語っていただきました。やはり実践者の声は会場に強く伝わります。大好評でした。

1 実証校となっての心情は?
2 ダッシュボードデータを、生徒指導、学習指導、保護者対応などで生かすことができた事例
3 職員室での会話は変化したか?(例 心の天気で)、学校運営は変わったか?、ダッシュボード活用は どこでも可能か?

 

5期生が誕生日お祝いケーキ

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 今日(10月28日)のゼミ後、5期生が写真のような素敵な特製ケーキで、誕生日のお祝いをしてくれました。こんな幸せなことはありません。

10月22日豊岡市立弘道小学校で指導助言(玉置)

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 8時25分地元駅、名古屋、京都、福知山と乗り継いで八鹿(「ようか」とはまず読めない)駅に着いたのは12時25分。ちょうど4時間。

 13時過ぎに豊岡市立弘道小学校へ到着。学校を見てびっくり。校長先生曰く、全国でも3本の指に入る小学校とのこと。何度、凄い!と声を出したことだろうか。すでにTVでも何度も取り上げられているとのこと。大いに納得。

 13時30分から低中高学年それぞれの授業参観。いくつの記録。

 14時40分から16時30分まで講演。「会話から対話へ 自己の考えを広げ深める授業づくり」という演題は、今年度のこの弘道小学校の研究テーマ。去年までこの学校に勤めておられた西村徹先生も聴いていただいた。西村先生が書かれた私の講演の感想ならびに車中の記録が有り難い。

 玉置先生の研修講座は楽しかったですね。聴講している我々の気持ちをそらされません。話術も巧みで、ユーモアもいっぱい。説得力もあります。本当に楽しい2時間でした。講座後、玉置先生とは、お互いに再会を喜び合い「ご縁って不思議ですね」感を強くしました。校長室で、また、八鹿駅までの車中で楽しい話の連続。最後は、八鹿駅で二人自撮り。おじさん二人が仲良く顔を並べての自撮りに周りの高校生は困惑顔(笑)。楽しく、おかげさま、感謝の一日でした。

 西村先生に八鹿駅へ送っていただき、福知山まで普通、そこから特急で京都、名古屋、地元駅へ。到着は22時19分。久しぶりの長時間の外出。さすがに疲労困憊(笑)(玉置)。

10月20日岡崎市立額田中学校で指導助言(玉置)

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 10月20日は、2年前から関わらしていただいている岡崎市立額田中学校校内研修会で、11の授業を見せてもらって指導助言。

 EDUCOM開発(アイデアは授業と学び研究所フェロー提供)の「授業アドバイスツール」を使って、主に生徒の学び合いの様子をポイント録画。

 皆さんにお話する場面では、その動画を使い、時折、授業者に質問をしながらの展開。研究概要の価値付けに時間を使いすぎて、お約束の時間から15分間も延長。このことに気づいたときには、もう遅し(泣)。「この内容なら延長よし」と言ってもらえる話だったはずと自分を慰めるしかない(汗)。

 それにしても授業アドバイスツールは機能のよさを実感。環境さえ整えば、これからの指導助言はこれを使おうと決意。

 額田中学校の研究で学んだことはあらためて記事にしたい。ちなみに研究テーマは「学びに向かう力を発揮する生徒の育成〜小集団の学習を核とした授業への転換〜」。コロナ禍で研究発表会を行わず紙上発表となったのがとても残念。

 写真は「授業アドバイスツール」の画面の一部。いずれこのツールも紹介したい。乞うご期待を。(玉置)

寝屋川市教育総合センターオンライン講演2本(玉置)

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 12時45分から寝屋川市総合教育センターの指導主事さんとzoomでつないで、今日の講演の最終打合せ。13時講演開始で終了はお約束のとおり14時30分まで。演題は「学校を元気にする教頭の在り方・心得」。時々、指名をして発言をしてもらいながらの90分間。

 30分休憩をして、15時から再び総合教育センターとつないで、9年目経験者研修受講者や希望参加の方々に随時zoomにはいってもらい、講演開始まで待つ。

 15時30分から17時まで講演。「新時代の学びと学校を支えるミドルリーダーのあり方」。教頭研修と同じように、指名をして意見をもとめながら展開。この手法はかなり慣れてきた。対面よりいいかもしれない(笑)。

 午後から合わせて3時間話したことになる。自宅での研修講師なので移動での疲れはない。時間的にも楽。とはいえ、3時間の疲れはある。(玉置)

20171222_2期生吉田君による玉置授業分析レポートアップ

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 3年も前のことですが、祖父江市で私が先生方に行った模擬授業を通して、2期生の吉田航平君が「玉置授業技術分析文」を書いてくれていました。すでにアップしたかと思いますが、とてもよくまとまっていますので、再度アップします。

 ここをクリックしてお読みください。15項目にわたって分析をしていてくれます。(玉置)

愛知教育大学附属名古屋中学校同窓会誌に掲載

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 2020年10月15日号(第174号)の愛知教育大学附属名古屋中学校同窓会誌「附中以後の私」に登場させていただきました。

 生徒に授業力を高めてもらったことを書きました。ぜひお読みください。

10月12日小牧市立味岡小学校で指導助言(玉置)

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 9時に家を出て、徒歩で母校・小牧市立味岡小学校へ。9時10分には到着。教頭、教務主任から今年度の研究の概要を聞き、最後の講演内容を打診。これまでもすべての学級を見せてもらっているが、今回は各授業のめあてと指導の力点一覧が作成されていた。頭の中にあることを文章化することはとても重要。

 9時30分から1年、2年、5年、特別支援、10時25分から3年、6年、4年、国際学級を参観。どの教室も2分程度。授業進度回復のために、小牧市は全市で小学校は35分間授業が行われているため、一教室の参観時間は例年以上に短くなる。とはいえ、短時間でも普段の教室の様子はわかるというもの。以前に校長先生にお願いをして学校再開直後に近い日に参観させていただいたときに感じた、何かしら落ち着かない雰囲気はまったく感じられず。子どもと教師の関係がきっちり構築されていて、落ち着いた学校生活が送られていることがよくわかる。

 4時間目1年国語、5時間目4年生算数(実はここまで午前中日程)、6時間目6年生理科は特設授業。マスクをしていても、子どもたちの表情はわかる。よいつぶやきも耳にすることができた。だからこそ見えてくる教材研究の重要性。教材研究に際して大切にしていただきたいことは授業終末に見たい子どもの姿を明確にすること。そのような姿を具現化するためにどのような授業展開をすればよいかと逆思考していくことが大切と話す。またコロナ禍だからこそ、いつもより重要性を増す子ども同士のつなぎ。今日の授業を受けての講演は、この2点にしぼって話す。
 
 講演のメインは「学習評価」、特に「主体的に学習に向かう態度の評価」について。「主体性がある子どもの姿?」と問いかけ、エピソードで語ることが重要。職員室で子どもの姿が交流されることが頻繁にあると、自ずと評価も明確になってきます、というのが僕の主張。
 
 「主体的に学習に向かう態度」については、学習指導要領と評価ガイドブックをもとに、「ふりかえり」の重要性を伝え、いずれ導入されるというスクールライフノート(心の天気、学びの天気)は、まさに子どもたちの「メタ認知」を高める良いツールと紹介。

 最後はふりかえりを子どもにどう伝えたら良いかを、ゼミ生と和田先生、栗木先生で収録した動画を見てもらい終了。時刻は16時20分。

 その後、校長室で特設授業者にあらためて助言。理科の授業は科学的思考を高める上でとても良い展開で、学びの共同体が推奨するジャンプの課題も素晴らしい(これは子どもたちが考え話し合う様子を見ていれば歴然)と伝える。17時近くに学校を出る。久しぶりの8時間ほどの学校滞在。(玉置)
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