6月1日小牧市立味岡小学校での学び(安藤)

 こんにちは、8期生の安藤です!
 教員採用試験まであと約1か月。“やっと試験か“という気持ちと、”もう試験か“という気持ちが入り混じってなんだか複雑です…!後悔のないよう、もうひと踏ん張り頑張ります!

 さて、6月1日に、小牧市立味岡小学校へ授業参観させていただきました。授業を観させていただいて、子どもありきの授業を進めていくことの難しさを感じました。私は、指導案や、自分の計画にとらわれすぎてしまうことがあるので、とても勉強になりました。
 早速、子どもの言葉で授業を進めていく秘訣を学んだので、3つに絞ってまとめてみます!

【待つ】
 ある児童が、中々答えられない場面がありました。しかし、先生は子どもが発言するまでまっていました。さらに、手を挙げている子をすぐに当てるのではなく、他の子も手が上がらないのか、間がありました。
 先生が説明するのでなく、分かる子だけで進めていくのでもなく、全員で子どもが学んでいくことが大切だと気付きました。子どもを信じて託してみる、そして、教師が出るときと、控えるときのメリハリをこれから学んでいきたいと思います。

【机の隊形は子どもがつながる授業秘訣】
 味岡小学校では、机が中心を向いて子どもが向き合っているクラスが多く、印象的でした。
 このようにお互いに向き合って、顔が見えることで何か伝える時、先生に向かって話すのではなく、他の子に伝えようとするので、繋がり、学び合う授業になっているのだと気付きました。
 繋がり合う授業にも、先生のちょっとした工夫が重要だと学ばせていただきました!

【子どもの呟き・反応を拾う】
 「さっき、〜って言っていたけれど、どういうこと?」と子どもの呟きをそのまま生かしている場面がありました。自分の発言を拾ってもらうと、子どもは嬉しそうに、夢中になって授業に参加していました。
 これは子どもありきの授業をつくるうえで、必要不可欠なことだと思います。また、子どもの呟きやちょっとした反応を拾うことで、その後、子どもたちが考えを言いやすい雰囲気にも繋がっていると気付きました。子どもの呟きに耳を傾けること。先生の都合のいいように言い変えてしまわないこと。この二つを特に気を付けて取り組んでいきたいと思います。

 今回も貴重な学びの機会をいただき、ありがとうございました。味岡小学校へ伺うと、毎回自分の思い描いていた授業観が180度変わります。子ども9割先生1割と言っても過言ではない、授業の進め方や机の隊形など、衝撃をうけます。
 さらに、子どもが一生懸命学びに向かう姿を見て、教師は子どもの学びの鍵を握っている、という責任も感じました。子どもが“やらされている“と感じるのではなく、”気になる・知りたい”という気持をもって取り組める授業ができるように、アップデートし続けていきます!
 改めて、味岡小学校の先生方、玉置先生、ありがとうございました!
(安藤)

※ 写真は味岡小学校のサイトから(玉置)
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5月30日8期生ゼミでの学び【面接対策】(柴山)

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 こんにちは!久々のゼミ参加でエネルギーを充電した柴山です。今回のゼミは、面接の問答集からの質問に答えていき、玉置先生にご指導いただきました。

〇(あなたが関心のある教育問題は何か)
→「あなたの考える不登校の理由について。」
 不登校については、教師が行う「居場所づくり」、子ども同士が行う「絆づくり」と絡めて答えると話しやすいことを学びました。子どもがいやすい場をつくるために、どうサポートしていくかを上手く伝えていけるようにします。

〇教師はブラックだといわれているが、どう思うか。
 教師の「やりがい」について追質された際、この部分にやりがいを感じたということを、具体的に答えられるようにしておく必要があることを学びました。本当にやりがいを感じていることを伝えることができるようにしていきます。

〇学校のここを変えるべきだと思うことは何か
 政治家の改革レベルではなく、ささいなことを回答すればよいことを学びました。「子どもがゆったりと食事をするために、給食の時間を1時間にしたい。」のように、子どもの実生活を見て、素朴に感じたことから答えていきたいです。

〇コミュニケーションが苦手な子とはどう接していくか
 コミュニケーションは話すだけではなく、書くことやジェスチャーなどもあることを意識する必要があることを学びました。無理に話させるのではなく、子どもが表現したことを教師が拾うことでコミュニケーションを広げていくことを伝えたいです。

〇先輩や周りの人と教師について話すことはあるか
 この質問では、本当に日ごろから教育に関心を持っているかどうかを問われていることを学びました。日頃、興味を持っていることをすぐに話せるようにする必要があることを学びました。

●特別支援教育を大学で学んだのに、なぜ小学校教員志望なのか
 本当に小学校でよいかを確かめるための質問であることを指導していただきました。特別支援教育で学んだことを、どのように小学校での教育に生かしていくかを答えることが大切であることを教えていただきました。

●これは読ませたいという小説はあるか(中学国語)
●古典が嫌いな子にはどのように国語を伝えていくか。(中学国語)
 教材を、授業でどう追究していくか。どのように内容を扱っていくかを答える必要があることを教えていただきました。国語科的な視点から、読ませたい本で何を学べるようにしたいのかを考えていく必要があることを学びました。

一次試験まで残り51日。悔いが無いよう、頑張ります。(柴山)

5月30日9期生ゼミでの学び(9期生一同)

 こんにちは、9期生代表の古賀です。今回は玉置先生が「17番目の秘密」で模擬授業をして下さったのでその学びを9期生全員の学びを記事に記していきたいと思います。

 今回、玉置先生の授業を受けて、生徒の言葉を拾う力と褒めることの重要性を学びました。授業中、先生がよく仰っていた「褒める事」は生徒のやる気を促進し教室全体の空気も良くするため、最初は意識しながらでも沢山褒める授業をしていきたいと感じました。また、生徒の言葉を拾う力は子供たちの何気ない発言や行動を机間指導や授業態度から拾い上手く使っている印象を受けました。この力は場数の差からすぐには出来ないと思いますが少しずつゼミを通して力づけていきたいです。(古川)

 今日のゼミでは、「17番目の秘密」を使って、考える過程を大切にし、いかに子どもたちに思考させるか、授業の工夫やポイントなどを学びました。中でも思考の追体験というのが印象的で、誰かの意見に対して、子どもたちが納得した素振りを見せた時は、そのままにせず隣同士で改めて自分の言葉で説明させるというものです。この思考の追体験によって、自分の中で曖昧な考えを整理したりまとめたりすることができ、確かな理解に繋がるということを学びました。私もペア活動などで子どもたちに自分の言葉で説明させる機会をつくり、より理解が深まる授業作りをしたいと感じました。(石上)

 今日のゼミでは、玉置先生が「17番目の秘密」というタイトルで、算数の模擬授業をしてくださりました。子どもの考える過程を大切にする授業で、玉置先生のテクニックが詰まった、楽しい授業でした。どんな子どもの意見も受け止め価値付けすること、求めていた答えが出なかった時は他の数人にも聞いてみること、思考の追体験、授業中の学級経営につながる一言、つぶやき板書など、どんな教科にも生かせられる学びが沢山あり、とても勉強になりました。次回のゼミからはまた模擬授業が始まるので、前回の自分よりもレベルアップした姿で教壇に立てるように、授業準備を頑張りたいと思います!!(荒木)

 こんにちは!9期生の長谷川です!今回のゼミでは、玉置先生の算数の授業を見させていただきました。まず初めに感じたことは、「褒めることの大切さ」です。授業が始まってから5分経たないうちに、先生は何度も子どもの発言やつぶやきまでを受け止め価値付けしていました。褒められて悪い気のする子どもなどいないと思います。玉置先生からの褒め言葉が授業のやる気に直接繋がるのだと子ども役を通じて実感しました。
 また、間の開け方や呟き板書など授業で役立つテクニックを1つの授業からいくつも学ばさせていただきました。貴重な機会をありがとうございます。来週からは自分たちが模擬授業をする番です。前より成長した姿を見せることができるよう頑張ります。(長谷川)

 こんにちは、9期生の安田です。今回の第7回ゼミでは、玉置先生の授業から学びを深めるものでした。「17番目の秘密」という授業で、小学生役のはずなのに大学生の私がとてもワクワクする時間でした。この授業の中でとても大切だと思ったものは、教材研究と価値づけの2つです。教材研究は何を扱うかだけの検討ではありません。どのタイミングでどんな質問や声かけが効果的かまで考えることで、子どもたちの思考力を高めることができると感じました。子どもたちから引き出したことに対し、根拠を持って褒めることでそれが価値となります。言葉や感性を価値づけることは、他の授業にも、学級づくりにも繋がってくるのだと学びました。玉置先生、ありがとうございました!次回からの模擬授業でも、新しい学びが増えることがとても楽しみです。(安田)

 教師は最後のまとめで答えに辿り着かせようとしてしまうことが多いが、大切なのはそこにいくまでの考えだということを玉置先生の授業をうけて思いました。授業の流れも、この授業を終えた時に子どもたちからどんな言葉がでれば成功か、ということを考え、後の展開は子どもたちに任せていて、授業はあくまで子どもたちがつくる、という意識が大切なのだと学びました。その場で授業の展開をつくっていくのはとても難しいと思いますが、実習で今日の授業のコツを少しでも取り入れていきます!!(由原)

 「17番目の秘密」の授業を受けて、タイトル名からワクワクして導入に繋げられる題材は、子どもたちの関心を引きつけられてとても良いと思いました。私は算数、数学があまり得意ではなかったので、小中学生時代、あまり発言をしてきませんでした。しかし玉置先生の授業スタイルのように、どんな発言でも根拠を持って褒めてもらえたら、きっと算数が苦手な子どもたちも発言したくなるだろうなという印象を持ちました。次回模擬授業をする際には、前回以上に「褒める」ということを意識していきたいです。(小林)

 今日のゼミでは玉置先生の授業を受けました。そこには、子どもが惹きつけられるたくさんの工夫がありました。子どもに、何で?と思わせることは重要だと思います。つい何で?と思わされるような教材研究、発問の仕方がありました。
 また、私は前回の自分の模擬授業で、出た意見をそのままにしてしまうような事がありました。今回の模擬授業では、出た意見から思考の追体験であったり頷きや誰かの意見に対してのちょっとした素振りを見落とさず当てたりして意見の付け足しを求めたりするなどといった工夫が多く見られました。このような工夫は、子どもたちが授業でやってやる!正解してやる!と思う工夫に繋がっていくと思いました。自分ができる範囲のことは、今日学んだことを活かして実践してみたいと強く感じました。貴重な授業をありがとうございました。(久保)

 玉置先生の授業を受けてみて1番に思ったことは「めちゃくちゃ褒められた…」です。
 玉置先生は生徒役の発言のほとんどを褒めて価値付けしているほか、細かい行動や仕草にも反応して褒めていました。授業が開始してから2分も経たないうちに玉置先生は4回も褒めの言葉を使っていたことからも、褒める回数の多さが分かります。
 これまでのゼミで沢山褒めた方が良いことを教わりましたが、生徒の視点に立ってみて、改めてその大事さや褒められることの嬉しさを実感しました。ありがとうございました。(榊原)

 今回のゼミでは、玉置先生が小学校から中学校までどの学年でも使える題材で模擬授業をして下さりました。とても勉強になる細かな授業技術がたくさん詰まっていて、全員が参加できる手立てや子の思考を言語化させてあげることなど、多くの技術を学ぶことができました。なかでも、生徒の反応を大切にし、それを褒めたり次の発言に繋げるテクニックは、2回目の模擬授業で不自然になってしまったとしてもやってみたいと思いました。(古賀)

※ 写真と記事は関係がありません。あこがれの野口芳宏先生とのツーショットです(玉置)
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5月29日藤山台中学校での学び(新谷)

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 こんにちは、八期生の新谷です。先日、春日井市立藤山台中学校での授業に参観させていただきました。今回はそこでの学びを書かせていただきます。

[先生の教えは0.1割]
 今回、社会の授業で、気候から人々の暮らしを考えるという授業を行っていました。その授業では、子どもが学習の主体であり、子どもの予想から、子どもが自分で調べる学習が行われていました。先生は子どもの予想を引き出したり、子どもがグループで調べているところに疑問を投げかけて子どもの学習をさらに深めたりしている姿が印象的でした。

 今回の授業で一番驚いたことは、先生は授業の一番最後に乾燥帯であるということしか教えていなかった事です。社会の授業はICTを使うことによって、こんなにも子ども主体となって授業ができるのかととても驚きました。子ども主体で学習を行うために、ICTは必須であり、ICTがあることで、子どもがやらされるのではなく、自分の予想に基づいて調べたいという思いで学習を進めることができることを学びました。私が中学生の時にもこのようにICTが普及していたら、自分の気になることを気軽に調べたりして、もっと社会の授業を楽しく学べたのかなと思いました。

[グループ学習について]
 今回、社会の授業でグループワークを行っていました。私はその中の1班について観察をしていました。その班は、四人のうち、二人は話しながら学習を進めていましたが、一人は黙々と調べて書いている子、もう一人は教科書をめくって読んではいましたが、ジャムボードに書いている姿はあまり見られませんでした。もう一人のゼミ生に様子を聞いたら、そこの班は一人が発した疑問をみんなで解決しようとしており、全員が関わって行っていたということで、班によって活動の様子は様々であることがわかりました。

 グループ活動は全員で話を進めながら疑問を解決したり、他の人の意見を聞いて、そこから生まれた疑問をさらに深めて追及し、学習を深めるための場であると思うので、グループで活動をしているときに、参加していない子を教師がどのように声掛けをして支援していくのか、玉置先生の講話でも言っていましたが、とても難しいと思いました。今回は、先生の授業だけでなく、子どもの個々の様子も観察することができました。

 藤山台中学校はICTを使って、子どもの主体的な学びを導く技術がとてもすごく、私が教員になったら、先生方のように、ICTを使って、子どもが自らの疑問を解決したい、気になるから調べたいと思ってもらえるような授業をしたいと思いました。今回も授業を参観させてくださり、ありがとうございました。(新谷)

5月29日春日井市立藤山台中学校での学び(前野)

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 こんにちは!8期生の前野です。5月29日に春日井市立藤山台中学校を訪問させて頂きました。藤山台中学校を訪問するのは2回目でした。前回の訪問で生き生きと学びに向かっている子どもたちの姿を見て刺激を受けたので、今回もとても楽しみにしていました。

 今回見た授業は社会の授業で乾燥帯の地域について学ぶという内容でした。授業全体を通して子どもが活動している時間が大半を占め、先生が教えた単語としては「乾燥帯」の1つのみでした。まさに子ども主体の授業だ!と感動していました。授業は雨温図から人々がどのような生活を送っているか予想し、その予想を踏まえて子どもが教科書、インターネット等を駆使して乾燥帯に住む人々について学習を進めていました。

 最初に予想を立ててから実際に調べる活動に入っていたので、子どもたちの興味、やる気はとても高く、子ども一人ひとりが一生懸命学ぼうとしていました。子どもの「学びたい!」という思いを引き出すためには、自分なりの予想を立ててその答えを知りたいと思わせるような授業の仕掛けが重要だと感じました。このような意欲を引き出してこそ、子どもが主体の授業が作れると思うので、私もこんな風に子どもの意欲を引き出せる授業を作っていきたいなと思いました。

 また、「個」が学んでいたのかという視点でも学びがありました。話し合いやグループでの活動、または個人で学ぶとき、よく学べている子どもがいる中で上手く学びが進められていない子どもがいる場合があります。そんな子どもを見逃さず、その子どもに合った学び方で学べるよう支援するために教師は常に広い視野を持たなければなりません。中学校であれば教科担任制のため、複数のクラスで多様な子どもを見ていくことになります。そんな中で「個」の学びを充実させるには、子ども一人ひとりが何を学び、目標をどのくらい達成できたのかということをよく捉え、教師として次に生かすことが大切だと感じました。

 今回もたくさんの学びがあり、子どもたちが生き生きと明るく学んでいる姿にパワーをもらいました。貴重な学びの場を作ってくださった藤山台中学校の先生方、玉置先生、ありがとうございました!(前野)

5月22日〜24日 江南市立古知野中学校自然教室での学び(前野)

 こんにちは!8期生の前野です。5月22日〜24日の2泊3日、ボランティアとして古知野中学校の自然教室に参加してきました。古知野中学校は普段スクールサポーターとして活動させていただいている学校で、今回自然教室にも参加させていただく運びとなりました。場所は、郡上八幡。ここは、私自身が中学生の時に自然教室で訪れた場所で、懐かしさもありながら3日間を終えることができました。

 自然教室に参加して感じたのは、子どもが短期間でグンと成長するパワーです。飯ごう炊さんを1日目と2日目に行ったのですが、1日目には慣れない火起こし、調理にとても苦戦している様子でした。しかし、2日目はグループ内で役割分担して調理を進めて1日目の半分くらいの時間で作ることができていました。普段の学校生活でも子どもが日々成長する姿を見ることができますが、自然教室など普段とは違う環境で様々な活動をしていく中で、より逞しく成長するパワーを感じました。

 また、先生方が子どもにとって良い経験になるよう沢山の子どもに配慮し、細かな計画を立て動いていらっしゃるということも学びました。先生方が安全に、楽しく活動できるよう常に様々なところに気を回して動かれている姿は、とにかく学ぶことばかりでした。楽しむときは全力で楽しむ、真剣な場面では緊張感を持って、そんな先生方のメリハリある姿はとても印象に残りました。そして、子どもにまずは考えさせ、子どもなりの行動を大切にしようとする先生方の思いも3日間でひしひしと感じました。そして、ボランティアの私達を温かく受け入れて様々なことを教えてくださった先生方には、感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。

 また、古知野中学校の子どもたちの挨拶にはとても力をもらいました。爽やかに挨拶をしてくれる子どもたちの姿は3日間を乗り越える元気の源になったと感じています。改めて古知野中学校の子どもたちに感謝を伝えたいです!

 3日間、子どもたちと長い時間関わることができ、貴重な時間を過ごすことができました。学生の間にこのような経験ができたのは、私の中で大きな財産になりました。古知野中学校の皆様、今回このような機会をいただきありがとうございました。そして、一緒に参加した安藤さん、柴山くんもありがとう!教採まであとわずか!突っ走って頑張っていきます!!(前野)

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5月25日 尾張旭市立三郷小学校での学び(柴山)

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 5月25日、尾張旭市立三郷小学校、6年生、算数の授業での玉置先生飛び込み授業の記事です。教材は「17番目の秘密」でした。 
 玉置先生は、今回の授業の冒頭でも「思ったことは言っていい。ふざけたことはダメだよ。」と話し、どのような意見を言ってもよいことを伝えていました。間とテンポが素晴らしく、ユーモアにも溢れた授業でした。

〇児童との接近
 授業の流れを崩さないよう、児童のつぶやきをうまく拾いながら進めていました。授業中に多くつぶやく児童が、「先生は5という数字が好きだね。」とつぶやき、玉置先生は「僕は5が好きだけど、君は僕が好きだね。」とユーモアを交えて返していました。
 このようなやり取りを通じて、授業に関係のあることならば発言してもよいことを伝え、意見を言いやすい雰囲気をつくっていました。ただ年数を重ねるだけでは、咄嗟にできない、柔らかいやり取りだと思いました。

○メリとハリをつけた授業
 授業で児童が話した時間は19分。玉置先生が話した時間は12分でした。児童の声から、児童同士の学習につなげる声掛けがほとんどで、間延びした話がありませんでした。
 話し合い活動後の児童の発表の前に、「人の意見は違ってないか聴くことが大切。聴いて、考えよう。」と、要所で切り替えの声掛けも行っていました。
 子どもが話し、考える場を整える声掛けを行うのが教師の役目なのだと思いました。

〇授業と日常生活との関連
 2番目のマスに、1〜9までの数字を一つずつあてはめて計算していけば法則を見つけることができる場面がありました。ここで出た 「このやり方では時間がかかりそう。」という児童のつぶやきに対し、玉置先生は「係活動と一緒で分担してやろう。1人がいいかげんなことをやるとダメだよ。」と声掛けしていました。日常生活と関連した部分があることを伝えることで、やらされている感のない活動を行えるのだと思いました。

〇思考を追体験するためのつなぎ
 児童の発表に対して、多くの児童が「おー」とつぶやいた場面がありました。このつぶやきに、玉置先生は「反応はしたけど、実はわかってない人がいるこを先生は知っている。みんなと話し合ってみよう。」と声掛けしていました。
 児童の些細なつぶやきからも、思考を追体験する機会につなげることができることを知りました。 「もう1回言ってごらん」くらいしか声掛けを知らなかった私にとって目からウロコのつなぎ方でした。

 初めて関わる児童でありながら、柔らかく関わっていました。つぶやきをもとに、児童同士の心をつなぐ声掛けをつなぎ方ができる玉置先生の技量はやはりすごいと思いました。大きな刺激を受けました。玉置先生、三郷小学校の皆様、本当にありがとうございました。私も、子ども同士が楽しく学びあえる柔らかい授業ができるよう、学び続けていきます。(柴山)

5月25日尾張旭市立三郷小学校での学び(新谷)

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 こんにちは、八期生の新谷です。先日、尾張旭市立三郷小学校へ、玉置先生の授業を観に行きました。初めて玉置先生の授業を観たのですが、一言でいうならば「感動」でした。授業の最初から終わりまで、終始、これ授業名人の玉置先生か、、、と圧倒されました。本当に凄いという言葉では言い表せない授業でした。今回、特に三つ、自分の学びを書かせていただきます。

【玉置先生は褒めのプロ、とにかく子どもを褒める】
 今回の授業では、玉置先生が子どもを褒める回数を数えさせていただきました。なんと、53回です!一分に一回のペースで子どもを褒めていたことがわかりました。

 玉置先生は、子どもがどのような意見を言っても、「いいねえ」「すごくいいこと言い出したなあ」といったように、決して否定せず、子どもをとにかく褒める姿が印象的でした。特に、ある子どもが計算をする活動の時に、すぐに鉛筆をおいてどやっと待っていた姿を捉え、その姿を笑いに変えながらも褒めている姿がとても印象的でした。後の話では、その子どもは普段自分を主張しない子で、玉置先生がその子どもの姿を捉え、その子どもを輝かせてくれたと三郷小学校の先生がおっしゃられていました。

 普段あまり意見を言えなかったり、自分を出すことが苦手な子でも、玉置先生のように子どもをよく観察し、価値付けできるところを積極的に価値づけしたりすることで、子どもが輝く機会を生み出すことができることを学びました。
 
【授業しながら学級指導】
 玉置先生の授業は、授業だけに留まらないということがわかりました。例えば、最初、子どもが玉置先生の名前を呼んだときに、先生ってつけたのすごいねと褒めた後に、これは大人の言葉で「社会性」があるっていうんだよと子どもに教えたり、みんなで役割分担をした時に、係活動でもこうやってみんな責任をもってやるんだよというように、算数の授業だけでとどまらない子どもの知識や人間性や、の道徳性育てるところにもつなげていました。

 子どもの何気ない姿や言動から、算数以外の学びをサラッと教えることのできる先生の姿はとても印象的で、私も教員になったら、できるようになりたいと憧れの気持ちがさらに増す瞬間でした。

【子どもに確かな学びを】
 玉置先生は、子どもが意欲的に学びたくなるような取り組みや、子どもに学ばせたいところを確実に学ばせるための取り組みが印象的でした。例えば、最後、子どものおーという言葉を聞いた時に、子どもに、おーって言ってるけど先生信用してないよ、もう一回どういうことか隣同士で話し合ってごらんと思考の追体験をさせたり、授業の途中途中で子どもに疑問やもやもやを聞いて、子どもが自ら気になることを追求しようという思いを持たせながら授業を進めたりしている姿がありました。

 玉置先生は、どの子供も決して取り残さず。みんなで話し合って、問題を解かせたり、できていない子へ机間指導で教えたり、子ども全員を確実に学びに向かわせたいという意識があるからこそなせる行動なのかなと思いました。

 今回、初めて玉置先生の授業見させていただき、45分間玉置先生の授業から学ばないと、と必死に脳と手を動かしました。玉置先生の授業技術を早く自分が教師になってできなくても挑戦してみたいです。私も子どもがあんなにも生き生き輝いて、学ぶことが楽しいという目をしてくれるような授業をできるようになりたいと強く思いました。さらに教師になりたいという思いが強まる半日となりました。(新谷)

5月25日 尾張旭市立三郷小学校での学び (安藤)

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 こんにちは、8期生の安藤です!

 5月25日に尾張旭市立三郷小学校へ伺いました。今回、なんと玉置先生の算数の授業を参観させていただきました!!玉置先生は”緊張している“と仰っていましたが、私も授業にのめり込んでしまうほど夢中になる授業でした。

 さっそく、私なりに玉置先生の授業を分析してまとめていきます!

 玉置先生の授業を受けている子どもたちの表情は授業が進むにつれギラギラしていました。これには、主に3つ秘訣があると思います!

【秘訣その1 子どもを褒める】
 一コマの中で先生は53回、褒めていました。約1分に1回は褒めています。これは、玉置先生の中で授業が成功した時、子どものどんな姿が見られたら成功なのかイメージが明確にあるからこそだと思います。何を子どもが言ったりできたりしたら成功なのか、具体的なイメージを授業デザインの段階で固めておこうと思いました。

【秘訣その2 思考の追体験をさせる】
 教室が“おー!”と分かった雰囲気になっても“先生は騙されないぞ”と言ってもう一度隣の子に説明させる機会をつくる場面が印象的でした。雰囲気で分かった気になっている子がいるかもしれない。だからこそ、自分の言葉で語らせて、思考の追体験をさせることが大切だと学びました。

【秘訣その3 心から安心して発言できる雰囲気】
 先生はまず、間違えても全く問題ないことを子どもに語っていました。考えて言葉にしていくことが大切だと。そして、子どものつぶやきや、行動をとにかく沢山拾って褒めたり、玉置流ユーモアな返しをしたりして子どもの心をつかんでいました。子どものつぶやきは子どもの心をつかみ、授業を深めるチャンスです。安心して発言できる雰囲気を教師が最初からつくっていくことが大切だと気付きました。

 他にも聞く時、話すときの区別をつけることや、子どものモヤモヤを大切にされていました。何より先生自身が楽しみ、ありのままの思いを伝えることが、授業に夢中で取り組む子どもの姿に繋がっていると思いました。
 私には玉置先生のようなユニークな返答をして、笑いをとることは難しいかもしれません。しかし、3つの秘訣や授業テクニックは、知っていれば私も実践することができます。できないことに目を向けるより、学んできたことを実践でも生かせるように、できることを磨いていきます!

 三郷小学校の先生方、玉置先生、貴重な学びの機会をありがとうございました。教員採用試験を乗り越えて、先生方と働けるように勉強してまいります!!
(安藤)

特別支援学校教育実習での学び(柴山)

 ガリガリ君が美味しい気温になってきました。8期生の柴山です。2週間の特別支援学校での教育実習で体験したことを記事にさせていただきます。(学年は高等部3年生に入らせていただきました。)

〇 チームティーチング
 特別支援学校の授業は、個別の対応を行うために、複数人の教員で授業が進められることが多いです。授業の流れを同じ学年の先生方と確認する機会もあり、授業に関して参考になる意見をいただきました。
 最近の生徒の情緒の変化から、誰の行動に注意を払ったらよいのか。感覚過敏な子にとって、どの要素が障壁となるのか。日常での生徒の興味、関心なども知ることができ、生徒が学びに集中できる場を整えることができました。
 自分だけでは見取れない生徒の背景を、他の先生から教えていただけました。これらを基に、授業を工夫できたことから、教員同士の連携の大切さを実感しました。今回の実習では、5人で授業を考えましたが、ゼミでの学びあいのようで本当に楽しかったです。

〇 実態に応じた目標設定
 特別支援学校には、自立活動や生活単元学習などの科目があります。同じ題材であっても、一人ひとり目標設定や活動が大きく違っており、ハッとさせられました。いままで私は、全体の目標を子どもが達成できたかできていないかの二択のみで判断してしまうことが多かったと思います。
 子どもの実態によって、到達してほしい姿が違うという「個の視点」を意識し、一人ひとり成長した部分を正しく見取っていくことを大切にしようと思いました。

〇 授業実習での学び
 発語や筆記が難しくとも、選択肢を提示したら意思決定できる生徒が多い学級でした。日常生活でも、どの色のペンを使って書くかを選択する場面などがありました。
 その姿を見て、私は授業で選択肢となるイラストを用意しました。しかし、選択肢に対して反応が無い生徒が数人いました。私の願いだけが先行し、押しつけがましい提示になってしまったのかもしれません。
 3度目の授業では、発語ができる生徒から出た意見を基に、授業を振り返って感じたことの選択肢を作りました。この選択肢に対しては、全員が自己選択をし、すんなり振り返りができていました。生徒が興味を持って活動に取り組めていたことが、本当に嬉しかったです。やはり、特別支援学校でも「はじめに子どもありき」を実感しました。

 実習先の子どもは、行動が素直で、人間味に溢れていてかわいかったです。私は、小学校の教員を目指していますが、授業づくりに必要なことをこの2週間で多く学べました。ここからは教員採用試験に向けて頑張っていきます。(柴山)
※写真は最終日に生徒に配った4つ葉のクローバーしおりです。なかなか人数分見つからず、苦労しました。
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5月23日9期生ゼミ 模擬授業の振り返り(長谷川)

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 こんにちは!玉置ゼミ9期生の長谷川です。今回は第6回に行われた模擬授業の振り返りについて書いていきたいと思います。

 今回で模擬授業一巡目を終えました。久保君と荒木さんの授業を受けて一番に感じたことは、ゼミで学んだことの成果が大いに出ているということです。1人1人の模擬授業後には必ずゼミ生や玉置先生と全体で授業についての意見を出し合っています。そこで出てくる意見のレベルが日に日に上がってきていると私は感じます。

 始めは、「チョークの持ち方について」「児童の当て方について」「音読の仕方について」など授業に関する基本的なことが多かったのですが、最近では教材研究についての意見がほとんどを占めています。ほかの人の模擬授業で出た意見や課題を吸収し、自分のものにしていくことでさらに深い学びへ繋がると考えました。

 ここからは、今回の2つの授業を通じて学んだことや考えたことを書いていきたいと思います。

 1つ目に学んだことは「ゆさぶりを入れるタイミング」についてです。道徳の授業をしていく中で、心情に変化のある教材を用いる場合にはゆさぶりを授業内に入れると、学びが深まると学びました。そのため、授業内にゆさぶりを入れようと私たちゼミ生は考え、取り組むのですが、なかなかうまくいかず悩んでいます。

 今回の授業内では、話の結論を子どもたちが知っている場面でゆさぶりが取り入れられていました。結論が見えている場面でのゆさぶりは、自分の意見が出にくく、どうしても偏ってしまうと考えます。同じ発問をするにしても、取り入れる場面の重要さを学ことができました。

 2つ目は「教材研究の大切さ」についてです。道徳の教科書をただ読み進め、発問をするだけでは不十分なことが多くあり、子どもたちを混乱させてしまうこともあると思います。   授業者が納得できない授業は教材として成り立つことはないため、十分な教材研究を心がけていきたいと思います。
 
 みんなの模擬授業からは沢山の学びを得ることができたと同時に、自分自身への課題もたくさん見つかりました。2回目に行う模擬授業では1回目の模擬授業より何倍もレベルアップしていけるよう今までの学びを生かして準備をしていきたいです。来週は玉置先生の模擬授業をみることができるためとっても楽しみです。これからも玉置ゼミで多くのことを学び続けていきたいと思います。(長谷川)

5月23日9期生ゼミ模擬授業の振り返り(久保)

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 こんにちは。9期生の久保です。今回は5月23日の模擬授業の振り返りをしていきます!

 ほぼみんなが終わった中での模擬授業でした。私は、みんながみんな上手に模擬授業をしていて焦っていました。みんなで振り返る時間や、玉置先生のご指摘を参考に今回の模擬授業を考えていきました。

 まず反省点として挙がったのが「揺さぶりのタイミング」です。ある程度話が終わったタイミングで、私は揺さぶりの問いを投げました。しかし、それだとある程度答えがわかっちゃっていて揺さぶることができません。どう揺さぶるかに焦点を当てすぎた余り、タイミングまで考えられていませんでした。とても勉強になりました。

 また、質問をした後に何も返さずに続けている場面がありました。これは意図的ではなく、自分でもまさかだと思いました(笑)。ただこれをしてしまうと、子供たちは取り残されてしまいます。気をつけなければならないと感じました。
 
 最後に、問いかけ方です。私は多く「考えてみてください」と問いかけていました。しかし、これだと答えがあるような感じがするし、幅が広がりません。「想像してください」だと、話しやすくなるし幅が広がるように感じます。

 今回、初めて道徳の模擬授業をやってみて自分の未熟さを体感しました。やっぱり話を聞いてイメージするのと実際にやってみるのでは全然違いました。今回では話を少し切り取って子供がイメージしやすくしたり、読み方を工夫してみたり、自分のオリジナルを出せた部分もありました。そこは継続し、未熟な部分をもっと深堀っていきたいです。
 
 玉置ゼミ9期生は、思ったことをきちんと伝えてくれる子が多いので、一緒に学んでいるのが体感できてうれしいです。これからも、このゼミで力つけていきます!次はもっと良い模擬授業頑張ります!(久保)

5月23日 9期生ゼミ 模擬授業の振り返り(荒木)

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 こんにちは!9期生の荒木です。第6回ゼミでの学びを記事にしていきたいと思います。

 今回も、ゼミの活動内容は道徳の模擬授業。
 私は、小学3年生の「友だち屋」というの教材で模擬授業をしました。今まで模擬授業は何度もしていますが、ひとつの授業を1人で考え、1人で進めていくことは初めてで緊張しましたが精一杯やらせて頂きました!!

 「友だち屋」の構成を考える時に難しかった点は、主人公のキツネの葛藤場面がどこか分かりにくいことです。強いて言えば、ミニカーをもらってから本当の友達について考える場面、、ですが、やはり今までの教材のように2つの選択肢で迷うような教材ではないので、どこに山を持っていくか 迷いました。

 そしてゼミのみんなや玉置先生からの指摘をうけて気づいたのが、「話の内容が分かりにくい 」ということです。「友だち屋」は童話が題材となったもので、教科書では、童話の内容をあちこち省いているため分かりにくく、混乱させてしまいました。

 私は話の内容については注意して考えておらず、その問題に気づけませんでした。私自身も、もとの童話を知らなかったため、発問内容も、本来求められるものと少しズレてしまいました。もとの童話を読ませた方が良いという指摘を頂き、今後参考にしていきたいと思いました。

 授業の姿勢については、基本的なことは出来ていると褒めの言葉を頂きました。模擬授業では児童の出した意見を再度取りた あげる時に、「○○くんが言ったように〜」と 取り上げました。そのことについて、同じ9期生の榊原くんが、「自分が言ったってこと覚えてもらえてるんだって思えてうれしかった!」と言ってくれました。大学生でも嬉しいなら児童はもっと嬉しいと思うので、意識して続けたいと思いました。1人で考えるだけでは出てこないような意見を沢山頂き、仲間に恵まれたな、と感謝でいっぱいです。

 また、私が授業をする前に久保くんの授業があり、そこでの学びも参考にして模擬授業をすることが出来ました。児童の意見を求める時には、「考えて」よりも、「想像してみて」という言葉を使うこと、ペア活動で余ってしまう子への配慮、授業の中で思いやりのある行動が見られたら価値付けすることなどを学びました。そして、揺さぶりのタイミングについては、主人公の気持ちが変わる前に揺さぶるということを学びました。話が見えた状態では、意見が一方に偏ってしまいます。

 このように、ゼミの活動では毎回たくさんの学びがあり、改めて玉置ゼミに入れて良かった、と実感しています。1回1回の活動を大切に、ゼミ生のみんなと高めあっていきたいと思います。(荒木)

5月13日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び (新谷、古賀、古川)

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 こんにちは、8期生の新谷です。今日は教師力アップセミナーでした。今回は、佐藤正寿先生の、GIGAスクール構想を意識した社会科の授業づくりについての講話でした。
 
 今回の講話で印象的だったことが2つあります。
 
 一つ目は、佐藤先生の子どもが自ら学びたくなるような導入の仕方についてです。佐藤先生がコンビニのおにぎりのコーナーの隣にあるものを隠して、何があると思うと私たちに問いを投げかけました。私たちもそのことについて、とても気になり、何があるっけ、と楽しく考えていました。

 また、この講話が終わったら、すぐにコンビニに行って確認したくなりました。大学生である私ですらコンビニってどんな風だっけと気になってしまったで、この授業を子どもが受けたら、子どもは一目散にコンビニに行きたいと言い出すだろうと思い、このような子どもの興味を引き出す工夫の大切さと良さを実感することができました。(ちなみに私の地元のコンビニのおにぎりの隣はサラダでした。)
 
 2つ目は、子どもの資料活用能力についてです。佐藤先生は講話の中で、社会科では「資料発見能力」「資料読解能力」「資料作成能力」の3つが大切であると言っていました。従来の学習では、子どものこの3つの能力が乏しいために、子どもがその資料から何をすればよいのかわからず、資料を用いても中身がない発表やプレゼンテーションになってしまうという事でした。こどもの資料活用能力の低下として、教師が資料のどこに着目してみればよいのか、何を見てほしいのかという視点を子どもに与えていないというところにあることがわかりました。資料を子どもに見てもらうときは、答えは言わず、どのような視点で見てほしいのかという資料を見るスキルを子どもに学んでもらうことが大切であることを学びました。
 
 今回のセミナーからも多くの学びを得ることができました。教師力アップセミナーでは、毎回自分の全く知らない新たな教育の用語や、授業技術を学ぶことができて、嬉しいです。貴重な機会を頂き、ありがとうございました。(新谷)


 こんにちは!9期生の古賀です。先日行われた第一回教師力アップセミナーに参加した学びを書いていきます。

 佐藤正寿先生から「GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり」というテーマで講演いただきました。中でも印象に残ったのが、学級経営(記録物など)や情報収集の場面でDX化が進んでいることです。私が教師になった時には積極的に導入したいと思いました。しかし、ICTの活用を目標とするのではなく、目標達成のための手段であることは忘れてはならないと改めて感じました。また、DX化が進んでも本質的に変わらない、子の学習意欲を育てること、どのように学ぶか指導するか、授業構成など、基本的な教師としてのスキルも磨いていきたいです。

 また、教師の役割がコーディネーターのようになっても知識は必要と言われていたので、日々色んな方向へアンテナを張って生活していこうと思いました。

 模擬授業の部では、匿名でコメントを共有できる"Slido"を用いて進められ、授業技術についてICTの使い方や授業展開、発問話し合いのタイミングなど、新たな学びを得ました。

 最後に、講演いただいた佐藤先生、セミナーの運営の皆さん、8期生の先輩方ありがとうございました!皆さんから多くの刺激と学びを得ることができました。(古賀)


 こんにちは、9期生の古川です。今回は第1回教師力アップセミナーに参加しました。今までの授業作りに加え、GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科の授業作りについてとそれを踏まえた模擬授業を佐藤正寿先生から講演して頂きました。

 今回の講話で印象的だったことは3つあります。

 1つ目は導入で示されたコンビニでの「おにぎりのとなりで売られているのは?」という意欲を喚起する情報提示の際に話された事で「答えを示さない」という事です。導入で示した物の答えを示さない事で自分で見に行かせ子どもたちの意欲を高める働きかけは印象的でした。簡単で分かりやすく意欲を高められる導入は今後の授業でもたくさん活かすことができると感じました。

 2つ目はゆさぶりの上手さです。単純な質問ながら考えさせ背景を考えさせる内容で自分もこのような質問ができるようになりたいと感じました。またグラフから読み取りしチャットを用いた交流があり可視化され面白いくて印象的でした。

 3つ目は追究したくなる単純な質問をするという事です。例として「運転手は、運転しているとき、どこをみて運転しているでしょう?」という単純ではあるけど中身のある考えさせられる発問ができるようになると学ぶことができました。着眼点が今までにないもので印象的でした。

 自分は担当科目が社会で社会科のスペシャリストである佐藤先生の講話をとても楽しみにしていました。実際に講話を聞いて参考になることが沢山あってもっと学びたいと思わされました。

 佐藤先生、貴重なお話をありがとうございました。今回学んだ内容を少しでも多く吸収しゼミのみんなで高め合っていきたいと思います。(古川)

5月13日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び(柴山・荒木・石上)

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 本日の教師力アップセミナーでは、佐藤正寿先生による社会科の模擬授業から、「教えたいことは教えない」ことの大切さを学びました。

【第一部】
 佐藤先生は、コンビニのおにぎりコーナーの隣の棚を隠した画像を見せ、そこに売られている商品を考える発問をしました。「おにぎりに合う温かい飲み物ではないか。」と私は予想しましたが、佐藤先生は答えを教えてくれませんでした。

 モヤモヤを残して問題を終えたため、自分で調べたい意欲が湧いてきました。私も、子ども自身が調べたくなる意欲を高めるために、答えをそのまま見せない情報提示を心がけたいです。

【第二部】
 選挙の投票率の低さの改善法を全体で考えた後、佐藤先生は「投票率が一番高い県の山形県では少年議会が行われています。」と話しました。その後、パワーポイントの画面に「少年議会」というキーワードを提示していました。自分達が考えた事柄に関する事柄であったこともあり、どのような議会か余計に調べたくなりました。子どもが自発的に調べたくなる資料提示、キーワード提示を工夫していきたいです。

 会場では、先生方のギラギラした活力を肌で感じ、自分のエネルギーを補充できました。9期生のみんなが学んでいる姿も刺激になり、背筋も伸びました。今年は、対面で学べることが多くとても嬉しいです。(私の最寄りのコンビニのおにぎり横の棚は、パスタやお弁当でした。)(柴山)


 こんにちは!9期生の荒木です。先日行われた第一回教師力アップセミナーに参加し、GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科づくりについて学ばせて頂きましたので、その学びを記事にしていきたいと思います。

 今回のセミナーで私は、ICTを活用した授業の大きな可能性を感じました。

 まず、テクノロジーが教授方法や学習方法にどのような影響を与えるか表す尺度であるSAMRモデルについて学びました。S.A.M.Rはそれぞれ4つの段階を表します。その影響の1段階めであるSはSubstitution(代替)です。アナログでできたことをデジタルで応用することをいいます。私が紙で行っていた学級日誌の記録や、資料編集もICT端末を使えば共同で編集ができます。私たちが当たり前に紙で行ってきたことなので紙で行わなければならない固定概念があり気づけませんでしたが、自分が思っているより代替できるものが沢山あるとわかりました。

 2段階めであるAはAugmentation(増強)です。デジタルの特性を生かして学習効果が増大することをいいます。見学やインタビュー、写真動画の記録などの情報収集場面の他、資料の読み取りや、グループで考えを共有する場面でも活用でき、個別最適な学びや協働的な学びにつながります。今まで意見を関連付け、整理することだけにもたくさんの準備が必要だったと思いますが、ICTを使うことでより簡単に、わかりやすく、効果的に活動ができるようになりました。

 3段階めであるMはModification(変革)です。ICTにより授業デザインが変容し、新たな学びの実践につながります。

 4段階めであるRはRedefinition(再定義)です。実社会の課題解決や新たな価値を想像します。

 私は3段階めのICTの活用例の1つである、「反転学習」が特に印象に残っています。この言葉は今回のセミナーで初めて聞きましたが、すでに実施されている学校もあるそうです。反転学習とは、新たな学習内容は自宅でビデオ授業で視聴(予習にあたる)し、教室では、逆に従来は宿題として出されるはずの課題について協働しながら取り組み、教師は必要に応じて個々に指導を行います。私は以前から、授業で分からなかったことがそのままになり、宿題も分からないのでやる気にならない…質問に行くのも恥ずかしい…という負のサイクルが発生することが気にかかっていました。しかし、この反転学習では、子どもの「わからない」を授業の中で解決できます。ICTの活用による個別最適な学び、協働的な学びの実現により、よりよい学びが生まれるのです。

 今回のセミナーを通して、ICT活用によりこれからどんどん学習の在り方が変化して行くと感じました。GIGAスクール構想という新しい流れの中で、様々な情報や考えが溢れる世の中になると思います。ICTは便利で、画期的、そして、子どもたちが学びを深めるものとしてとても優れていると思います。しかし、ICTの活用が目的となり本来の学習目標を見失わないよう、育てる資質能力を明確にした上で活用場面や方法を考えていきたいと思います。

 素敵な学びの機会を与えてくださった先生方、ゼミ生のみんな、ありがとうございました。(荒木)


 こんにちは!9期生の石上です。今回は5月13日の第1回教師力アップセミナーでの学びについて記事にしていきます。

 今回のセミナーでは佐藤先生から教育DXやSAMRモデルなど、さまざまなことを学びましたが、その中でも特に印象に残ったことを2つ紹介します。

 1つ目は、教えたいものこそ教えないという指導方法です。佐藤先生が教えてくださった情報提示の仕方に、一部が隠されたコンビニの棚に置いてある商品の配置を問うという発問がありました。この一部を隠すという方法は、子どもたちに予想させることで、子どもたちが自ら「知りたい!」と言い出すような興味を引き出すことができます。また、答え合わせは実際に見に行くことが大切だということも学びました。
 
 このように子どもたち自身に解決したいと思う学習問題を考えさせ、子どもたちに発見させることで、学習意欲を育てるような工夫をしていきたいです。

 2つ目は、子どもたちが社会科スキルを身に付けさせるための指導スキルです。

 特に話し合い指導や情報収集方法の指導、まとめ指導など、社会科学習ならではの特質を考えた指導では、子どもたちに情報の分析をさせ、お互いに共有することで、「図解はここに使うと見やすいな」や「この人はこの部分が上手だな」など、自分とは別の見方をさせることができ、より良い方法に自ら気づくことができます。それは子どもたちの社会科スキルを磨き、伸ばすことにつながるのだと感じました。

 このセミナーで学んだことを活かして、子どもの学習意欲を引き出せるような授業の工夫を考えていきたいです。そしてこのような機会を設けてくださった先生方、ゼミ生の皆さん本当にありがとうございました!(石上)

5月13日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び (澤本・安藤・久保)

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【澤本】
 こんにちは!8期生の澤本です。今回は5月13日に行われた第1回教師力アップセミナーについて記事を書いていきます。

 今回は佐藤正寿先生のGIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくりについての講演でした。

 私が一番印象に残ったことは「答えは見せない、示さない」ということです。社会科で次時でコンビニ調査を行う際、前時ではいかに子どもが「行きたい!、調べたい!」と思えるかが重要です。そこで佐藤先生は一部を隠した状態でおにぎりのとなりに売られているものは?と聞かれていました。隠さずに「おにぎりのとなりにはこんなものがあるね。今度の授業で調べに行こうか。」と終わらせてしまっては子どもの追究したい気持ちを引き出すことができず、意欲的に取り組むことができません。答えを示してしまった時点で子どもの主体性がなくなり調べなくなってしまうことが分かりました。
 
 一部を隠すといった工夫をするだけで子どもたちは「飲み物だよ」「麺じゃない?」と自分の経験から語りだし、クラス全員で同じ課題をもち、わくわくした気持ちでコンビニにいきたくなるなと思いました。(実際私自身、何があるのか気になり、帰りに寄ったコンビニではあたたかい飲み物が売られていました)授業において、いかに子どもの追究したい気持ちを高められるかが重要であり、意識していきたいです。

 今回は、今年度はじめてのセミナーでした。多くの先生が休日にも足を運び、学ばれている姿を見て、運営側として参加させていただける状況がとてもありがたいことだと改めて感じました。9期生ともコミュニケーションをとる貴重な機会であるため、交流を深め、玉置ゼミ生として全体で学び合っていきたいです。(澤本)


【安藤】
 こんにちは、玉置ゼミ8期生の安藤です!

 5月13日、第1回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は佐藤生樹先生が】ご登壇されました。テーマは『GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり』です。さっそく学びをまとめていきます!

 セミナーを通して授業で大切なこと、それは「子どもの学習意欲を高めること」だと実感しました。そのためには教師がたくさんのアイデアを持っていなければいけません。
 
 佐藤先生はICTを色々な方法で活用されていました。調べ方、比較の仕方、意見の共有など子どもが選択する機会がたくさんありました。答えを与えることが教えるということではないと実感しました。子どもが自分で答えを見つけていく過程に、子どもたち自身が扱う課題や調べる手段を選択したり、学びへの意欲を引き出す小さなきっかけを仕組んでいくことが教えることだと思います。
 
 私はまだまだアイデア力が足りません。子どもがキラキラして学びに向かえるように、常に学びのアンテナを高く張ってアイデアを増やしていきます!そしてお会いした先生方や玉置ゼミの先輩方の温かい人柄、言葉選び、心配りに感銘を受けました。玉置ゼミの名に恥じぬよう、教師としての学びも人間性の面も磨いて参ります!!

 運営委員と言いつつも、学びあり、刺激ありの濃い時間になりました。本当にありがとうございました。第二回教師力アップセミナーも尽力いたします!よろしくお願いいたします。(安藤)


【久保】
 5月13日の第1回教師力アップセミナーに参加させていただきました。佐藤生樹先生がご登壇され、テーマは『GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり』でした。今回学んだことを記事にしていきます。

 私が特に興味深く思った内容は教育DX・SAMRモデルと協力的な学びについてです。世の中がどんどんデジタル化されていく中で、学級経営のDX・学級日誌の使い方が問われている場面がありました。ある参加者の方は、すべてをデジタル化し管理している方もいらっしゃいました。私のころは、紙で書いていたのに今では一つのコミュニケーションツールとしてクラウドなどで共同編集をしたり、コメント交流していたりとDX化が大きく進んでいることを知りました。

 ここで佐藤教授が、「デジタル技術であり方が変わる。実践者ならあり方を変える」と仰いました。この言葉は、今後デジタル化が進んでいく教育現場の中で肝に銘じる必要があると思いました。なので、あくまでもICTの活用は目標達成の手立てとして利用し、目的ではないことを改めて認識したいです。

 GIGAスクール構想により、教師も多くのデジタル化を要求される場面があると思います。しかし学びの本質は忘れずに、常に子供から引き出せれる教師になりたいと感じました。

 今回が初めての教師力アップセミナーでした。運営側としてしっかりと責任を持ち、吸収できるものは、どんどん吸収していきたいです。(久保)

5月16日 9期生第5回ゼミでの振り返り(安田)

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 みなさんこんにちは、9期生の安田です。今回は、第5回のゼミで模擬授業を行ったので、その学びを綴っていきます。

 科目は道徳。教材は『ヒキガエルとロバ』。3年生に向けての授業でした。不安から準備に準備を重ねたことが裏目に出てしまったように感じています。

 授業準備は大切です。少なくとも私は、ここで授業の質が大きく変わると思っています。
 小道具やスライド、ワークシートの作成に加えて、授業の流れや、声かけも先に決めておくことで、子どもの学びが深くなります。ただ、その準備が中途半端で終わると授業を足止めしてしまうと思いました。そんなつもりで準備していなくても、詰めが甘かったり、視野が狭いと子どもたちを困らせてしまいます。加えて、授業の本質がずれてしまいます。だからこそ授業を観察し合うことが大切なんだと改めて思いました。
 
「話し方」
 導入は子どもたちの考えを明るく受け止めることで楽しい授業、聞きたいと思う授業を展開するために大切です。つまり、笑顔とリアクションを意識することで、授業内で子どもたちから引き出すことの出来る意見も変わってくるのだと思います。反対に山場では、ある程度トーンを落とすことで、大切にしたいこと、伝えたいことを届け、みんなで考えを深めていけるのだと学びました。

「伝えたいこと」
 その教材を通して、子どもたちに気づいて欲しいことがどれだけ明確になっているかが重要です。授業の核が不安定だと、子どもたちは結局何がしたかったのかわからないままで終わってしまいます。さらに、その思いと教材がマッチしているのか、思いを伝えられる授業構成や発問なのかということも、「伝える」ために工夫しなければいけないのだと痛感しました。

 今回はじめてみんなの前で模擬授業をしてみて、まだ自分には見えてない部分がたくさんあるのだなぁと気づくことができました。これからもたくさんみんなで「授業づくり」を学んで力をつけていきたいです。がんばろうね!(安田)

5月16 日第9期生ゼミの振り返り(榊原)

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 こんにちは。玉置ゼミ9期生の榊原計人です。今回の第5回のゼミでは、前半に由原さん、後半に安田さんが模擬授業を行いました。この2つの授業とその後の反省で僕が学んだことを振り返っていきます!

1,スムーズな進行と文字の見やすさは理解度に直結する

 これは由原さんの授業で感じました。当たり前と感じることなので、新発見と言うよりも改めて再認識に近く、強く実感したことです。
 まず進行について、音読でつまることが少なく、かつ抑揚もしっかりあってとても聞きやすかったです。しかも、音読の間にいれる状況確認への以降もつっかえることなくできていました。そのお陰で話の内容の理解もしやすく、発問に対しての 「え、どういうこと?」がほとんどありませんでした。
 また、文字が大きく黒板がとても見やすかっです。黒板に書かれたみんなの意見や、状況の整理がパッと一目見てわかるので、授業の内容の理解がしやすく、置いていかれることなく受けることができました。
 由原さんの模擬授業はこの2つがしっかりのできていたことで、スムーズかつ、何をしているのか、何を聞きたいのかがわかりやすい授業になっていたと思います。
 
2,授業準備で生徒は大きく引き込まれる

 安田さんの模擬授業では画用紙で作った登場人物のカードやワークシートが用意してありました。それもカードの枚数が多く、準備の時間とそれへのこだわりが伝わってきました。
 登場人物のカードのインパクトから、一気に授業に引き込まれました。場面が変わる度に増えていくカードや、それを使った状況説明で内容の理解や心情を想像することが簡単にできました。最初から最後までずっと楽しく授業を受けていたことを覚えています。
 こういったカードなどをこだわって準備をすることにより、授業に対して興味が湧くことがわかりました。また、わかりやすさも増すので、生徒が狙った意見を引き出せるのではないかとも考えられます。

3,使う教材・場面の研究はとても大事

 2人に共通して、授業の進行はスムーズで面白いが、終着が上手くいかなかったり、他に良い終わり方が考えられたりと、その教材をつかってどんな道徳を学んでもらうかに改善が見られました。
 教材のねらいはどんなものなのか、どの場面をどんな風に使うと活かすことができるのかをしっかりと理解し、授業作りをしていくことが、生徒の道徳を育てるために大事なことなのだと思います。

 今日の2人の模擬授業はとても面白く、展開もわかりやすいもので、玉置先生も「実習でこれができたらすごい」と仰っていました。これからゼミで学んでいく中で教材研究の力がついてきたら、2人はすごい道徳の授業をするのではないかと思います。今回学んだことをに活かし、私も他のゼミ生に負けないような、先生方にすごいと思われるような授業をしていきたいです。(榊原)

5月16日9期生ゼミでの振り返り(由原)

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 こんにちは!9期生の由原希音です。今日は、5月16日のゼミでの模擬授業について記事にしていきたいと思います。

 私は、小学2年生の「さるくんはだめ」という教材で模擬授業を行いました。たくさん構成を考え直して、練習したんですが、実際やってみると緊張してしまって上手くできませんでした、(笑)

 ゼミのみんなや玉置先生からの指摘をうけて学んだことは、揺さぶり発問のタイミングです。

 今回は、私の想像の答えが児童から返ってこず、そのあとの展開がごたついてしまいました。みんなの指摘をきいて、私の揺さぶり発問のタイミングが早かったせいで、出したかった答えがでてこなかったのだと気付きました。

 心情が大きく変わる人物に焦点を当てたり、前と大きく変わった行動をした時に注目して発問をすると、教材を活かした授業ができると学びました。今回の模擬授業で、教材研究の大切さを改めて感じました。また、教材の焦点の当てるポイントについて学ぶことができました。

 1人で考えていると気付けないことも、ゼミのみんなで指摘し合うことで、毎回本当にたくさんのことに気付くことができます。上手くできなかったからといって落ち込まずに、今回得た学びを次の模擬授業で生かしていきます!次はもっと成長した姿を見せられるよう頑張ります!!!(由原)

5月13日 教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び(小林、伊藤、由原)

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 9期生の小林です。5月12日、初めての教師力アップセミナーに参加させていただきました。
 
 最も印象に残っているのは、答えを敢えて見せない教え方です。佐藤正寿先生はコンビニの商品配列を例に挙げて、おにぎりの横にある商品を隠してそこに何が売られているか想像させるとおっしゃいました。実際におにぎりの横が隠された画像を示されたとき、私は無意識にその部分に注目していました。初めから答えが見えているよりも、確実に子どもの関心を集められるだろうと思いました。

 さらにその後の授業の進め方も目から鱗でした。実際に次の授業でコンビニに行くところまで計画するそうです。子どもたちは次の授業が楽しみになるに違いないと思いました。教材研究にも、コンビニへのアポイントメントも、時間がかかる大変なことかもしれません、しかしこのような教師の工夫が子どもたちの「好き」を生む第一歩なのかもしれません。

 今回の教師力アップセミナーでは8期生の皆にも再会できてとても嬉しかったです。同い年であり、一歩先で学んできた先輩でもある8期生の皆からも、これからたくさんのことを学びたいと思っています。(小林)


 こんにちは。8期生の伊藤です。今回は、第1回教師力アップセミナーでの学びについて書いていきます。

 本日のテーマは、GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり〜変わるもの・変わらないもの〜というものでした。

 佐藤先生のお話で特に印象に残ったことは、教師が答えを言わない方が良いということです。佐藤先生は、模擬授業の中で、意欲を喚起する情報提示をしていました。発問としては、「コンビニのおにぎりのとなりで売られているのは?」というものでした。実際に、近くの人や全体で話し合いをする中で、多くの答えが出てきました。そこで、佐藤先生が答えを言うことはありませんでした。その意図としては、答えを言ってしまうと、子どもの意欲が低下してしまうからというものでした。

 このことを受け、私は、おにぎりのとなりがなんだったのか気になって仕方がありませんでした。実際にコンビニに行って見に行きたいと思ったり、インターネットで調べたいと思ったりしました。また、選挙に行かない理由について問われたときにも、知りたい!調べたい!と思い、積極的に調べ学習をすることができました。さらに、チャットでの全体交流を行ったことで、みんなの考えが目に見えたので、面白いなと思いました。

 このように、子どもに知りたい!調べたい!と思わせ、ICTを活用する授業作りについて学ぶことができました。これは、これからの授業作りにおいて大切なことだと思うので、自分にとってとても良い学びになりました。佐藤先生、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。私が教師になり、ICTを活用した授業に乗り遅れることがないよう、本日の講話で学んだことを生かしていきます。(伊藤)


 こんにちは!9期生の由原希音です。5月13日に第一回教師力アップセミナーに参加させて頂きました。今日は、そこでの学びを記事にしていきます!

 私が佐藤先生のお話で1番印象に残っていることは、教師の発問を子どもの発問にするということです。

 普通の授業なら、教師が「どうしたらいい?」「なぜ?」と発問して授業が進みますが、その言葉を子どもから引き出すことが大切だということを学びました。そのためには、子どもの学ぶ意欲を引き出す導入を行うことも大切だと学びました。

 例であったように、「おにぎりの隣に売られているものは?」と答えを見せずに、子どもに調べたい!という意欲を喚起させる導入方法を知りました。そして、この調べたい!という気持ちが「どうしたらいいの?」という発問に繋がっていくのだと思いました。主体的な授業を行うために、とても効果的な授業方法だと感じました。このことは、社会科だけに限らず、色々な教科で活用できると思うので、今日学んだ発問方法、情報提示法を今後の授業に活かしていきたいとおもいます。

 初めての対面での教師力アップセミナーで、直接プロの先生のお話を聞くことができ、たくさんの学びを得ることができました。また、8期生の先輩方と関わることができ、とても嬉しかったです。これからもゼミのみんなと楽しく、高め合いながら頑張りたいです!(由原)
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