教育の情報化ビジョンの中の一文

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 国の会議にかかわったことが数度あります。その中の一つに「学校教育の情報化に関する懇談会」があります。

 この懇談会では、児童生徒一人一人が情報端末をもって、デジタル教科書などを活用して学習を進めることについての検討がされました。その検討結果は、「教育の情報化ビジョン」として、平成23年4月に発表されています。

 懇談会で。私が特に主張したことは、一人一人が情報端末を持つ状況となれば、授業中ばかりではなく、学校生活のあらゆる場面で活用できるようにした方がよいということです。このことが反映された文章は、報告書の以下に入っていると思っています。

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 子どもたち一人一人の能力や特性に応じた学び、子どもたち同士が教え合い学び合 う協働的な学びを推進するためには、随時、子どもたちが自分の調べた内容を他者の ものと比較吟味しながら課題を解決したり、考えを他者に分かりやすく説明したりす る中で自らの理解を深めていくことや、教員が子どもたちの日々の学習履歴を把握で きること等が有用である。また、日々の学校生活のあらゆる場面において、子ども たちが協力し合いながら活動するために情報通信技術を活用することも有用である。 このためには、子どもたちに 1 人 1 台の情報端末環境を整備することが重要な鍵とな る。

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 国は、先日からデジタル教科書についての本格検討を始めています。近い将来、教室の様子が大きく変わると考えています。

 なお、私が所属している「愛される学校づくり研究会」でも、一人1台の情報端末時代の学校のあり方の研究を始めています。(玉置)
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