「主任から校長まで 学校を元気にするチームリーダーの仕事術」3刷目に!&書評紹介

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 この3月に発刊した拙著「主任から校長まで 学校を元気にするチームリーダーの仕事術」(単著、明治図書)の3刷が決まったとの連絡を受けました。多くの皆さんが手に取っていただいたおかげです。ありがとうございました。

 拙著の書評を前小牧中学校PTA会長の斎藤早苗さんが書いていただいています。許可を得ましたので、3刷になった機会に紹介させていただきます。

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「最強コンビ」(と勝手に自負している)の相棒、玉置崇先生の新刊を拝読しました。
管理職の経験豊富な玉置先生が、ご自身の実践も交えながら書かれているので、それぞれのリーダーの役割や、やるべきことがとてもわかりやすい。
リーダーになったばかりの人には、とってもオススメ。

最近よく聞く「チーム学校」というスローガン。
学校だけでなく、保護者や地域も一丸となって、子供を育てていきましょう!ということのようだが、実は学校自体が一枚岩ではない場合もあるのではないだろうか。
保護者や地域のことを言う前に、学校の内部コミュニケーションがしっかり取れていることが重要だろうと思う。
多忙な学校現場では、自分の仕事だけで手一杯…という状況の先生が多いだろう。
しかし、「学年」「学校」というチームで動くことを考えた時、自分以外の人やリーダーの仕事を知っている、ということは大きなポイントとなるはずだ。
リーダーの仕事がわかるということは、自分の位置だけでなく、全体が見えるようになるということだと思う。
みんながお互いの役割を理解して、関わり合いながら仕事をしていくことができれば、学校がチームとして動き出すのではないかと思っている。

リーダーの仕事を知れば、自ずと自分の仕事が周りとどう関わってくるのかが見えてくる。
だから、いずれリーダーになるであろう若い先生方にも、ぜひオススメしたい一冊なのだ。
若い先生方にとっては、この本の内容は、自分がリーダーになった時のための、先を見越した学びになるだろう。

この本を読んで思うのは、学校という特別な環境においてのリーダー論が書かれているのだが、根底にある考え方は、他の組織でも十分に通用するということだ。
企業でも、スタッフが働きやすい環境を作っていくことは、リーダーの大切な役割だし、それぞれのパフォーマンスを上げるための仕掛けも、リーダーは考えていかなければならない。
日ごろ、なかなか実践できていない自分を反省しつつ、折に触れて読み返そうと思う。

序章で「いい学校」とは何か?という問いに、玉置先生は「職員が気持ちよく働くことができる学校」と答えている。
私だったら「みんなに愛される学校」と答えたい。
先生が気持ちよく働き、子供が楽しく学び、保護者が安心して子供を通わせることができる…そんな、みんなから愛される学校は、きっととびきり「いい学校」だ。

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 とても有難い書評です。平成27年3月発刊なので、書籍表紙に「愛知県小牧市立小牧中学校長」と入れることができたことが喜びです。(玉置)
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