6月13日第2期生ゼミでの発表(佐久間)

画像1
6月13日(月)、ゼミの発表(2回目)を行いました。私は前回に引き続き、菊池省三先生が書かれた『菊池省三流 奇跡の学級づくり』という本をもとに発表しました。

前回は、主に1学期の学級づくりである「学級成長期」についてまとめました。今回は2、3学期の学級づくりである「学級成熟期」についてまとめました。

この「学級成熟期」では、子ども同士の横の関係を強くし、“集団”として育てることに重点を置いています。横の関係を強くする方法としてまとめたことが、様々な場面での話し合いについてです。

菊池先生は話し合いの授業のポイントは“人と意見を区別する”ことと述べています。人と意見を交流すると、自分の意見が否定されただけなのに、自分の全てを否定された気がする時があります。私もありました。

しかし、教室に信頼関係が生まれれば、反論と人格の否定は全く違うことが分かるはずです。自分の言いたいことを言える安心感のある学級づくりが大切だと学びました。

2回の発表を通して、1年間の学級づくりについて学びました。まずは教師が子どもの学びを認め価値づけ、子どもたちもそれを真似て成長していき、子ども同士で高め合い、1人の成長がみんなの成長につながる学級づくりをしていくという菊池先生流の学級づくりが分かりました。とても勉強になる本でした。ゼミ生のみんなにオススメしたいです。

質疑応答の時間では、「話し合い」の授業を算数の授業で行うことは難しいのか?という疑問をゼミ生のみんなと意見を交流しました。玉置先生に分からない子が、分かっている子に「教えてください」と言いに行く授業のほうが良いとおっしゃいました。ゼミ生みんなはきっと今まで「分かった子は分からない子に教えてあげてください」という形の授業をしてきたので、驚きを隠せませんでした。よく考えると、分からない子が分からないと言える学級になっているということだ、と気付きました。なかなか言えないことを言える学級は良い学級の条件の1つだということを学びました。

次回からはこの話し合いの授業について研究していきたいと考えています。(佐久間)
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30