7月18日第2期生ゼミ記録(白井)

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7月18日、第2期生のゼミがありました。今回の発表は、社会専修の佐久間君と寺坂くん、数学専修の石川君でした。

1人目に、佐久間君は、今までの自分の発表や、ゼミの中のみんなの発表を受けて、研究テーマの変更をしました。今回から教える技術について研究をしていくということで、向後千春さんの『いちばんやさしい教える技術』という本を参考に発表をしていました。
発表の一部の「教え方のルール10カ条」を紹介します。

1.熱意よりも何をどうすればいいのか具体的な指示を
2.「教えた」かどうかは「学ぶ側が学んだかどうか」で考える
3.結果が思わしくないのは、すべて教える側の責任
4.上手に教えたいならコミュニケーション上手になる
5.教えるときは相手をよく観察して、相手の状況をつかむ
6.相手にとってちょうどいい知識を与える
7.相手に教えたことを練習させて結果をフィードバックする
8.相手にできるようになってほしい具体的なゴールを決める
9.相手の「心」は変えられないが、「行動」は変えられる
10.ゴールは必ず「行動」として設定する

私も、この10カ条から、自分の中の「教える」という概念の甘さに気付かされ、一度考えてみるとてもよい機会になりました。特に、「3.結果が思わしくないのは、すべて教える側の責任」は、勉強のやる気を起こさせるところから教師の責任であると聞き、子どもたちにどんな時にでも、興味を持たせる授業の入り方を考えていく必要があると感じました。

2人目は、寺坂君でした。今回は、前回の発表で、ステーション授業とは何かについて、ゼミ内で疑問に上がったので、ステーション授業の模擬授業をしてくれました。私たち他のゼミ生は、生徒として参加しました。
相手を傷つける言葉を言ってはいけないということが主題となった授業でした。実際に言われたら嫌な言葉「チクチク言葉」と、言われたら嬉しい言葉「ふわふわ言葉」を書き出し、言われてどう思ったのかを考えました。そして、どちらの言葉がたくさん飛び交うクラスにしたいかを考えました。

授業から感じたことは、「相手を傷つける言葉を言ってはいけないよ」と言われたから気をつけるのでなく、このように体験することで、なぜ言うべきでないかという理由が理解できると思いました。また、理解したうえで行動ができるので、とても心に残るだろう思いました。こういった道徳とはまた違った授業を受けたのが初めてでしたが、日常に生かすことのできる学びで、自分もこのような授業をしてみたいと思いました。

3人目は、石川君でした。今回は、学級経営の中の掃除に注目するということで、家本芳郎先生の「たかが掃除、されど掃除」を参考に発表をしていました。発表の一部の掃除サボりの実態を紹介します。

掃除サボりの原因
・学校への愛の欠如
・掃除よりも大切な塾
・掃除の仕方が分からない
・貧乏な学校掃除

石川君が、本から抜粋した掃除サボりの原因がいくつか挙げられ、自分の小学生、中学生のころの掃除への姿勢を振り返りました。そして、どう掃除指導をしていくべきか考えました。ゼミ内でも、塾に行く子どもへの掃除指導について話し合いをして、どう対応していくべきかの意見が活発化に飛び交いました。

最後に、今回を含んだこれまでのゼミの中で、他のゼミ生の発表と自分の研究内容が関わっていたり、中には違う考えであったりというのが、たくさんありました。それは、どのゼミ生にもあり、違う研究内容であっても、つながりがあってとても面白い話し合いへと発展していきました。これからも、そのように互いの研究を高め合っていくゼミにしていきたいです。(白井)
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