佐藤暁先生の「見て分かる困り感に寄り添う支援の実際」を読んで(牧野紘)
次回の教師力アップセミナーで講演をしていただく、佐藤暁先生の本を読みました。
大学の図書館には、佐藤先生の本がたくさんあり、どれを読もうか迷いましたが、自分の研究内容と共通している「係活動」について述べられているこの本を選びました。 佐藤先生は、『どんな小さなことであっても、学級の一員として活躍する場を与えたい。「役に立つ私」を実感できる子どもに育てたい。』 と、本の中でおっしゃっています。 私は、子どもたちに学級に対して所属感をもってほしいと考えて研究を進めているので、とても近いものを感じました。 印象に残った活動は、いつ、誰が、どんな仕事をしてほしいのかを示した掲示物を作ることです。 この活動は、本人が仕事を忘れないようにするためであったり、誰がどの係か把握するために行うと考えられますが、佐藤先生はさらに、掲示物の中にも「居場所」を作るのだと述べていました。 私は今まで掲示物に対して、そのような考えをもっていなかったので、なるほどと思いました。 そして、このような小さな工夫を積み重ねることによって、子どもたちの所属感を高めることができるのではないかと感じました。 セミナーでは、さらに貴重な話を聞かせていただけると思うので、今から楽しみになりました。 積極的に学びたいと思っています。(牧野紘) |
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