第3回教師力アップセミナーに参加して(牧野紘)

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今回は佐藤曉先生が講演をしてくださいました。

佐藤さんのお話は、一言で言うと「刺激的」でした。
講演中、私の頭の中にずっと刺激が加えられているような感じがしたからです。
今まで気にとめることのなかったことを、佐藤先生が訴えかけてこられたので、私はその訴えを頭の中で受け止め、自分に問い直すことで、精一杯でした。

その中で一番心に響いたことは、私たちは子どもたちを既成の言葉で表しているが、これは教師側が言うことであり、子どもには良い迷惑かもしれない、という話です。
私は初め、この話を聞いた時は、私たちはどうすれば良いのだろう、と思いました。
私たちは現場での経験がない上にまだまだ未熟で、今は将来教壇に立つための勉強をしています。
その勉強には、子ども理解、自己肯定感、発達障がいといった「既成の言葉」をもとに勉強しています。
子どものために勉強していることが、実は子どものためにはなってないのではないか、とまで考えてしまいました。

けれども、同時に佐藤先生のお話を今聞くことができて良かった、と思いました。
佐藤先生の考え方に出会っていなければ、私は自分が学習した内容だけを信じ、頭でっかちになっていたと思います。
これからも多くのことを学んでいきたいとは考えていますが、その時に、本当にそうかな、この子はどんな子なのだろう、とまずは何も飾らず見ることを大切にしていきたいと思いました。

そして、自分が教員になることができ、経験を積むことができたら、もう一度、佐藤先生のお話を思い出したいと思います。
頭でっかちな先生にならぬよう、時折自分に問いかけていきたいです(牧野紘)

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