第4回教師力アップセミナー(野口芳宏先生)に参加して (松井)

大口中学校で行われた第4回教師力アップセミナー。野口芳宏先生の講演でした。私は第2部について書きます。

第2部は伊藤彰敏先生による国語の模擬授業。それを見て野口先生がコメントをするというもの。生徒役はゼミ生が担当させていただきました。私はカメラ係だったため、外から授業を見て学びました。

「語感を磨く」という教材で、先生はまず厠の写真を生徒に見せました。ゼミで「導入は重くしない」と学んだばかりですが、先生もリズムよく生徒に写真を見せて意図的指名をされていて、学んだことがよく分かりました。
次にトイレの別の呼び方を考えます。雪隠やはばかりなど私は聞いたことがないものもありましたが、1つの物を指す言葉がたくさんあることを知る機会となりました。
驚いたのは次の発問の「いまからこの言葉を臭い順に並べましょう」 言葉を臭い順に並べるという発想にびっくりしました。並べ終えると、なぜその順番になるかを考えます。「なんとなく」という生徒の声にも切り込み、言葉から説明させたり、他の生徒の発言を説明させたりしていたのが印象的です。玉置先生の仰る「ものわかりの悪い教師」を実践されていると感じました。

模擬授業が終わり、野口先生がどうコメントするか。野口先生はとてもおもしろい授業だと仰いました。ただ、漢語・和語・外来語を教えていくべきだという野口先生に対し、あえて教えなかったという伊藤先生。それぞれの先生に思いがあり、ぶつけ合うことで新たな発見や学びがあることが分かりました。
伊藤先生は「集中できない生徒」を演じていた寺坂君を中心に授業を回そうとしていたそうです。関係性のない初めての授業で、生徒の様子をつかみ、おもしろい授業を展開される伊藤先生からは学ぶことがたくさんありました。また、それに対しての「そういった生徒にはもっと活動させるべきだ」という野口先生のご意見にもなるほどと思いました。生徒役もしてみたかったですが、外から授業を見ることができてよかったです。


セミナーの後には懇親会にも参加させていただきました。「玉置先生の魅力を1つ笑いを入れて1分で話してください」という野口先生から突然の課題も出ましたが、みんなが笑顔になる楽しい時間でした。「進みつつある教師のみ人を教える権利あり」という言葉を野口先生が何度も仰っていました。やはり「からの努力」が大切です。卒業論文を進めつつ、今日購入した野口先生の本を読んで勉強していきます。(松井)
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