10月5日佐藤君の授業づくり記録(杉下)

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後期の玉置ゼミでは、学生が次々と模擬授業をしていき、その様子や内容をみんなで振り返りながら授業技術を高めていく、ということをしています。

トップバッターは佐藤くん。
今回は、算数の割り算の授業をしてくれました。授業を通して良かった点と課題点を以下にまとめます。

【良かった点】
1.子どもたちへの気配り
 課題を書いたあと、「みんな見える?」と確認したり、個人的に声をかけたりしていて、実際の子どもを予想しながら、細かい配慮ができていました。
(ただし、課題を読むときは暗記して子どもの顔を見ながら様子を把握するべきとのアドバイスもありました)

2.子どもの発言を大切にする
 子どもたちが何を言っても共感的に受け止め、笑顔で返答する佐藤くんは、優しさがにじみ出ており、安心して発言できる雰囲気ができていました。

【課題点】
1.キーワードとなる発言はメモ
 あまりのあるわり算の問題を出しいつもとちがうところを聞いた際、松井くんが「きれいじゃない」と答えました。とてもいい発言だったので、すぐに聞き返したところまでは良かったのですが、さらにこれを黒板の端にメモし、後ほどもう一度確認することで、より理解が深まる、とのことでした。

2.机間指導は大声で
 子どもが熱心に問題を解いている時、つい気を使って子どもとこそこそ話してしまいがちです。しかし、先生がそこをあえて他の子どもに聞こえる声で話すことにより、何をしたら良いのかわからない子どもへのヒントにすることができます。それにより、机間指導が回ってきていない子どもに間接的に指示をすることもでき、空白の時間を減らすことができます。

3.ヒントカードは要らない?
 佐藤くんは、2枚のヒントカードを作り、私たちに配布してくれました。しかし、返って難しくなるとの意見も…
玉置先生いわく、ヒントカードを見てわかるのであれば必要はない、それよりも答えの見つけ方を思い出させ、見通しをもたせることが大切だ、とのことでした。

たった30分ほど授業を見せてもらっただけですが、非常に深い学びが多く、これを続けたら授業が上手くなりそうだな、と思いました。授業を評価し評価されることで、授業スキルを上げ、質の高い授業を作り上げることができるよう、努力していきたいです。

佐藤くんお疲れさまでした!!(杉下)

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