小学校教育実習をおえて(吉田)

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先日、小学校実習を終えました。
その学びと課題、進むべき道を書かせていただきます。
9月のはじめ、私の実習は始まりました。
子供の前に立つまでずっと不安でしたが、話し始めるとすっと消えていきます。それと共に「この子たちの為なら頑張れる」という言葉が僕の胸の中に生まれました。この思いが僕の原動力でした。
それからは4週間が早く感じられる日々でした。
恥ずかしそうに挨拶をしてくる姿、一緒にソーラン節を踊り続けた昼休み、共に頑張った掃除や授業、一緒に思い出を作った社会科見学。どの場面も時間が経った今でも鮮明に思い出します。

最初の授業はボロボロです。
あの時の子供の顔は今でも覚えています。それはまるで「困っているんだ」と語り掛けてくるのです。授業までに何をやってきたんだと失望するとともに悔しさがこみ上げてきました。私はこんな顔を作るために先生になりたいのではない、ゼミや勉強会でも授業技術や考え方をやってきたのに、なんで生かせないのだと…。彼らにとってかけがえのない時間なのに…。そんなに簡単に授業ができないことを痛感しました。

それでも私の思いなど関係なしに授業は続きます。かえってそれが私を強くしてくれました。課題が見えてきたのです。

「先生は話しすぎず、子供に気付かせ、思考を促すこと」
「子供の言葉を繰り返さない、子供同士が話を聞こうとする関係を築く」
「子供の黄金のつぶやきをしっかり聞く」
「板書は思考の過程、計画と言葉にこだわる」
「教材研究が授業の良し悪しを決める」

この言葉はすべて担当の先生からいただいた言葉です。まだまだあります。私はこの言葉を胸に少しでも「わかる」という顔を見られるように頑張るだけでした。
日を追うごとに児童からは「楽しかった、わかりやすい、またやって」と言ってくる子が増えていきました。
13回授業をさせていただき、私自身納得がいく授業は1つもありませんでしたが、この経験を絶対に生かそうと思います。

そして最終日。
私のためにサプライズをしてくれました。クラス全員からの手紙でした。
「先生と一緒に踊ったソーラン節、楽しかった。」
「もっと先生と一緒にいたい」
「先生は明るくて、朝、先生と何を話そうか考えながら登校しました。」
「僕はいつも発表しないけど先生が僕のことを当ててくれて、そのあと褒めてくれて本当に嬉しかった。」
「運動会の前に一人一人に書いてくれたコメント、本当に元気が出た。」
「本当の先生になって帰ってきてね。」
温かい言葉で溢れていました。
私のよさ・改善点、教師のやりがい、授業の難しさ、子供たちに教えてもらいました。(もちろん先生方にも)

内容の濃い4週間を過ごし、より教職を目指すことを強くすることができました。
そのためにはもっと勉強して先輩たちみたいに1発で教採に受かること、もっとこだわりもって学び続けること、多くの経験をして語れる先生になりたいです。

(吉田)

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