小学校教育実習を終えて(佐久間)

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9月5日から4週間、小学校教育実習を行いました。内容の濃い4週間だったので、気づけばあっという間に終わってしまったというのが最終日に感じたことです。

私は5年生の学級で実習をさせていただきました。休み時間は児童と外で遊ぶなど多くの時間を学級の児童と関わることができました。担任の先生は高学年になった5年生に対して厳しい指導をしていた印象を受けました。しかし、高学年としての行動を児童が自ら進んで行っていくように4週間の間になっていました。1年の中のたった1ヶ月ですが、先生の学級経営を見ることができました。

研究授業では有田和正先生の授業をやってみないか?と担任の先生に提案され授業をしました。漁業の第1時で、児童に魚に興味を持ってもらうための授業でした。鯖と鯛どちらが赤身でどちらが白身なのか、本物の鯖と鯛をさばいて児童に見せたり、底魚か浮魚か予想させたり、児童が積極的に参加できるような教材になっていました。実際に研究授業では、挙手が多く、児童同士で話し合う場面が見られ、最終日にもらった手紙からはこの授業が面白かったと多くの児童から言ってもらえました。有田和正先生の授業を参考にして行った授業だったので、自信を持って楽しく授業をすることができました。1番の思い出です。

今までは授業の中で、児童の予想外の発言は教師にとって困るものと思っていました。教育実習で私がやらせていただいた授業や、担任の先生の授業を見させていただいて、予想外の発言は困るものではなく、授業をよりおもしろくさせるものではないか、と思いました。もちろん予想外の発言を私が上手にまとめられず失敗した授業もありました。ただ、「困る」よりも「そんな考えもあったのか!?」と思いました。教師は授業を結論まで導かなければいけませんが、児童の考えを大切にし、それを教師が上手にまとめることの方が大事なのかもしれないと実習で感じました。

小学校教育実習は、行く前からとても楽しみにしていたので、とても良いモチベーションで臨むことができました。また、実習先の先生方、児童のみなさん、すべてが良い環境で実習ができたことが充実した時間を過ごせた理由です。実習校のみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。そして、たくさんのことを学びました。この実習で学んだことを、絶対に生かしたいと思います。(佐久間)
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