デジ研合宿!!(佐藤)

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10月6日、久しぶりにデジタル教科書研究会(中学校数学)こと「デジ研」がありました。この日は、中学1〜3年それぞれのデジタル教科書の活用法を確認し合い、そこから見い出された共通点をまとめていました。

お互いにデジタル教科書の活用法を確認し合う中で、共感してもらえるものもありましたが、観点がズレていて指摘されたものもありました。それでも、自分1人では広げられなかった考えが、話し合うことによって広げることができたのは収穫でした。また、数学の教材そのものについてもう一度考えさせられることもありました。

私が最も議論が盛りあがったと感じたのは、画像の問題を考えた時です。玉置先生から「内側の四角形PQRSが長方形、正方形、ひし形になる時の条件を簡潔にまとめてみよう。」と言われ、私は外側の四角形ABCDの形によって決まるものだとばかり思っていました。しかし、正解は「外側の四角形ABCDの対角線が直交する時に長方形、対角線の長さが等しい時にひし形、どちらの条件も満たす時に正方形」という、対角線に注目するものでした。(完全に盲点で足元をすくわれました...笑)これを「結合化」と言い、考えを1つにまとめるとシンプルで分かりやすかったです。

このような交流の中、現段階で以下のように共通点がまとめられました。
・アニメーションから考えを読み取らせる。(生徒に説明させる)
・ドラマ性(例.エラトステネスの気持ちになって考えてみましょう)
・やり方でなく、考え方を尊重する。⇒他の場面でも生きる
・次の伏線として教師はわざと間違えるなどボケを挟む。
・子どもの発言から確かめ方を聞く。(デジタル教科書のコンテンツには確かめるものが多い)
・統合化(例.中点連結定理の利用)
・数学的な見方や考え方を深める。(例.このコンテンツを作った人は何が言いたいの?⇒あいまいな意見が色々出る)

今後は先行研究を調べたり、自分の考えをまとめるなど、いよいよ本格的に論文を書くところに入ってきます。これまでの交流をフルに活用して、卒業論文の完成を目指したいと思います。(佐藤)
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