四日市市立山手中学校・玉置先生の飛び込み授業を参観して(寺坂)

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 10月20日に、四日市市立山手中学校で玉置先生が数学の授業をされるということで、見に行かせていただきました。私は、大学で社会を専攻しているので中学で数学をやるということはないのですが、2つの授業で通ずるものがあると思い参加しました。また、◯×法を小学校でうまく使うことができなかったので実践でどのように使うのかをもう一度学びたかったことや、道徳の授業をする玉置先生を見たことはあるのですが、専門の数学の授業をする姿を見たことがないなと思ったのも参加した理由です。

 とはいえ、まったく情報がないクラスに対してどのように授業をされるのか、中学生がそんな簡単に受け入れるのかいろいろな思いがありました。

 しかし、私なんかが余計な心配でした(笑)予鈴の時間を使って、巧みな話し方と生徒一人一人持っているホワイトボードと◯×法を用いてクラスのことを聞き出し、授業が始まる時間には生徒の心をがっちり掴んでいました。

 授業が始まると、つぶやきがたくさん出ていることを感じました。周りでたくさんの先生方が見ていると緊張してなかなか自分を出すのはためらわれますが、生徒たちは気にせず玉置先生の発問に耳を傾けていました。もともと担任の先生の学級経営が良かったのだろうなということと、生徒の学ぶ姿勢というものが高かったのだと思いますが、授業前の雑談が効いているのかなと感じました。そこで私は、授業に対しての安心感を作り出すことの大切さを学びました。

 授業は、生徒たちにとってはどうして?知りたい、が止まらない内容でした。1つの疑問が解決しても次の疑問が提示され考えることを、止めさせないものでした。授業の終末でも、短くすると規則の見つけ方が簡単になるということに全員がたどり着いていたように感じました。要所で、◯×を使ったり、話し合わせたりなど考えを補助する工夫もありました。

 授業の終わりでは、生徒たちから「もう終わり?」「めっちゃ早く感じた」のような声が多く聞くことが出来ました。中学校実習後では、生徒からそんな声が聞ける授業をしたいなと思います。(寺坂)
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