10月19日ゼミ記録 末松さんの模擬授業

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10月19日のゼミでは末松さんが模擬授業を行いました。
江戸から明治にかけての人々の暮らしの変化についての6年生社会の授業です。

「江戸の次の時代は?」という質問に対して「昭和」と答えた子どもがいました。もちろん昭和も間違いではありませんが、ここでは「明治」という言葉が欲しい場面でした。
求めている答えと違う答えが出たときは、
「なるほど」向きを変えて「どう?」
という方法を玉置先生は使うとおっしゃっていました。
正解、間違いということをはっきりさせるのではなく、「どう?」と子どもたちに戻すことでもう一度他の子どもも考える機会ができます。たとえ正解であったとしても「どう?」と他の子どもたちにも振ることで先生と発言した子だけのやりとりからその子の発言をクラス全体で共有することができると思いました。
1期生の初ゼミのとき玉置先生が「なるほどは魔法の言葉」とおっしゃったことを思い出しました。

また、課題について「くらしはどう変わっただろう」よりも「何がどう変わっただろう」の方がシャープになり良いというお話もありました。
これは授業の中で変化を「〇〇→△△」と比べるように取り上げるという展開があったことと、「何がどう変わった」とすることで「どう変わっただろう」という漠然とした課題がより明確になるからです。
さらに、授業の中で「比べてみて、違いを見るとよく分かるね」などと伝えることで社会科での見方、考え方について子どもたちに教えることも大切だと分かりました。

末松さんのの模擬授業で私は授業に前向きに取り組めない児童役を演じました。このことに気づいた末松さんはちょっとした指示をした後、大丈夫かなとちらっと私のことを見てくれたときがありました。設定上での役でしたが私はこのときとても嬉しかったです。
後で聞いてみると意識してこちらを見てくれたそうです。
子どものそばに行って気になる児童に働きかけることもできますが、黒板の前に立っていても、気になる子から離れていても「先生は見ているよ」というサインを送ることはできるのだと感じることができました。
私もまねしていきたいです。(渡部)
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