第5回教師力アップセミナー(田中博史先生)に参加して(浦)![]() 今回の講師の先生は、田中博史先生でした。 田中先生のお話は、具体例が多く、現場経験のない私にとっても授業展開や子どもの反応がイメージできる、楽しいものでした。 1番心に残り、今後授業をする際に気をつけようと思ったことは、集中して問題に向かえる環境づくりです。 「先生違うよ!」という声が授業中に聞こえないことは、子どもがちゃんと聞いていない、見ていない証拠であるとおっしゃっていました。 子どもは、目の前の先生がやっていることは絶対に正しいと思い込んでいるのです。 その思い込みが、ただ写す、ただ書くという動作化に繋がるのだと思います。 そこで、わざと板書を間違えたり、算数の問題に出てくる数とイラストの数を異なるものにしたりと、よく観察しないといけない環境をつくります。 間違い探しのようで、楽しみながら、問題に集中できるのではないかと思いました。 また、問題を出し、「これを◯年生(下の学年)に尋ねると、どんな間違いをすると思う?」という発問も、はっとするものでした。 間違い方を尋ねることで、自分も解く時にはどこに気を付けるべきか、はっきりと分かります。 また、下の学年の子達に教えるということで、説明も、より分かりやすくしようという思いも生まれます。 分かりやすい説明ができるということは、本人の理解度も高いと考えます。 ですので、ただ解くのではなく、どうしてこうなるのか説明したくなるように少し発問を変えるだけで、理解度も上がるのだと思いました。 さらに、間違い方を尋ねるということで、「人間は間違いをするのだ 、恥ずかしいことではない」という大切なことも伝えることができます。 なるほどと思うやり方で、新しい技術を知ることができました。 最後に、子どもの「どうして算数(数学)を勉強しなきゃいけないの?」という問いにどう対応すれば良いか質問させていただいたところ、子どもが興味を持てていないことが原因であるとお答えいただきました。(日常生活で使われる例を出す対応もあり!) 確かにと思うのと同時に、とても心が痛かったです…。 興味が持てる教え方、授業づくりをしていかなければと強く思いました。 「どうして◯◯を勉強しなきゃいけないの?」という疑問を持たせず、進んで「もっと知りたい!」と思えるような授業ができるように、頑張っていきます!(浦) |
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