11月23日授業づくり1期生ゼミ記録(佐藤)

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4年生後期のゼミから始まった授業づくり。この日はその最終回でした。私は中田昂樹くんの模擬授業を受けて気付いたことを述べたいと思います。

6年生の社会で江戸末期の「開国」を取り扱った授業という設定でした。私は正直歴史が得意ではありませんでしたが、中田くんの授業は素直に面白かったです。入念に準備されたしかけが多く、飽きる間もなく楽しめる授業でした。数あるしかけの中で、私は以下の3つのしかけが印象に残っています。

◯第一声で子どもの心を掴む
「日本に最初に時計を持ってきたのは誰でしょう?」この発問に「えっ!?誰だろう?」と思わず考えました。実はその答えがこの授業のキーパーソン「ペリー」ということが後から分かり、繋がった時はとても納得できました。
◯実物を多く用いる
開国に伴って持ち込まれた蒸気機関車、ピストル、そして時計。特にピストルは模型だったとは言え、子どもの興味・関心は充分に高まると感じました。
◯クイズ形式
ペリーの似顔絵が4枚提示され、どれが本物のペリーかを当てるというクイズ。実は全てペリーなので全員正解になるというオチ付きでしたが、その後に日本人とアメリカ人の描いた似顔絵の違いまで考えさせることで、ペリーが来日した際の日本人のイメージまで深めることができていたのが良かったと思いました。

ただ、模擬授業の振り返りでは授業のテンポが早すぎる反省点も出てきました。しかけが多く、中田くんの思うように授業が進んでいた反面、主発問が弱くなってしまった印象はありました。本人が一番分かっていると思いますが、重要なところでは一呼吸置いて、時間をかけるのが必要なようです。

お互いの模擬授業を見て、良かった点や改善点を確かめ合うことを通して、改めて授業を行う難しさを感じました。ここで学んだことは今後の糧にして、自分のものにしていきたいです。(佐藤)

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