7月1日5期生ゼミ記録(酒井)
梅雨の時期となり傘が手離せない日が増えた5期生の酒井です。
さて今回は7/1のゼミでした発表について書かせていただきます。2年前期における最後のゼミ発表で、私は盛山先生の「11の視点で授業が変わる!算数教科書アレンジ事例40」という本を参考に模擬授業をさせていただきました。 この本には題名の通り11の視点から考えられた教科書アレンジの事例が紹介されていました。 11の視点とは以下もののことです。 1、 逆をたどる 2、 きまりを仕組む 3、 迷う場面にする 4、 比べる場面にする 5、 考察の対象をする 6、 考察の視点を与える 7、 単純化する 8、 条件をかえる 9、 隠す 10、視覚化する 11.オープンエンドにする これらを元とした事例が書かれている2章の前の1章ではそもそも教科書とは何か、から始まり、教科書アレンジの意義等について書かれていました。そんな第一章の締めくくりの文に出てきたこの言葉が「目の前の子どもたちに合わせた柔軟な授業を」でした。 日本の教科書は日本の平均的な子どもを想定して作られているものの、地域によって学校によってクラスによって子どもは異なります。それなのにどの子たちに対しても同じように授業を行うのは平等な教育であり一見聞こえはいいが目指すべきなのは公正な教育なのではないでしょうか。そこで子どもたちの実態に応じて教科書教材の扱い方を変えるのが教師の役目だとも盛山先生は述べています。 教科書アレンジの目的については以下のようにまとめられていました。 ・子どもの意欲を喚起する。 ・子どもに問題意欲をもたせるため。 ・授業のねらいをよりよく達成するため。 ・次の授業(内容)にスムーズにつなげるため。 自分の中になんとなく授業がどう進むのかイメージできているつもりでしたが、実際前に立つと、予期せぬことがたくさん起きてイメージしていたものは頭からふっとんでしまいました。その分度々いただく玉置先生や仲間からアドバイスが身にしみました。 例えば ・1人の子の発言から周りに考えを広げてみんなで考えを深める。 ・何度でも同じことを複数の児童に説明させて、話すことで定着をはかる。 ・子どもからその授業のキーワードを引き出す発問、声かけをする。 などです。どれも欠かせないポイントだと思うので、それを実際にできるように教育実習までにもっと練習をしたいなあと感じました。待ち受けている実習は不安でいっぱいですが、やってみることの偉大さを痛感できてよかったです。(酒井) |
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