必要だから学ぶ

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玉置先生に参考文献として貸していただいた「人はいかに学ぶか」を読み始めた。

人が学ぶ動機はいくつかあるなかで、本書の第2章では生活上必要だから人は学ぶと書かれていた。
ブラジルでは子どもたちが道端で大人を相手にキャンディーを売っている場面を見ることができるそうなのだが、その子どもたちは学校に行ってないのにも関わらず足し算引き算や割合の考え方を知っている。誰に教わったわけでもないのだが、学校に行っている子どもよりも工夫して計算を行う傾向もあったそうだ。

なぜ計算能力が身についたのか、それは言うまでもなく彼ら彼女らにとってそれが必要なことだっただからである。人は必要性を感じるものには自ら学ぶ傾向があり、さらに「必要」を越える域まで学ぶことができるそうなのだ。

「数学って大人になって本当に使うの?」と子どもが思うような授業ではなく、少しでも生活につながるような工夫をし、子どもに少しでも数学の必要性を感じてもらえるような授業づくりをしていきたいと思った。(松井)
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