野口芳宏先生の本を読んで

画像1
中学校実習特講で、自分の教科の本を読む、という宿題が出されたこともあり、私は10冊借りる時に、野口芳宏先生の本を借りようと決めていました。

以前から、玉置先生から話を聞いていましたが、実際に野口先生の本を読んだことがまだなかったからです。

この本には、野口先生がどのような先生方と出会い、どのような経験をされ、どのようなことを学んだのか、書かれています。また、その文章は、分かりやすく、また正直で、自分の考えがしっかりと述べられていて、なんだか野口先生の人柄までも垣間見ることができたようか気がします。

その中で、特に心に残った点は、教材研究についてです。野口先生は、教材研究についてこのように述べています。

まず、授業研究は3つの研究で成り立っている。
素材研究が50%→読者としての研究(何を読み取るか)
教材研究が30%→教師としての研究(何を教えるか)
指導法研究が20%→授業者としての研究(どう教えるか)

私はこの成り立ちを見て、ハッとしました。もうすぐ小学校実習を控え、授業を実際にするという不安ばかりが大きくなっていたが、その不安を気づかぬふりをして、何にも努力をしていなかったことを、思い知らされました。

同時に、成り立ちの半分も占めている素材研究なら、今の私でも十分に取り組めるのではないかと、気づきました。教師や授業者としての研究はまだまだ不十分な点は多いけれど、読者としての研究ならできると思ったのです。

実習に向けて、やるべきことが一つ見つかりました。野口先生の本を読んで、実習に対して前向きになれたように思います。(牧野)
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

27ゼミ生レポート

教育資料