4月28日犬山市立犬山中学校での学び (新谷)

画像1
 先日、犬山中学校へ授業を見に行かせて頂きました。犬山中学校は3回目の参加となりましたが、毎回生の授業を見させて頂くことで、自身の学びになっています。

 今回の授業の中で、まず印象に残ったことは先生方の明るさです。校長先生を筆頭に、犬山中学校の先生方ははとても楽しそうに授業をしている姿が印象的でした。先生の楽しそうな姿を、見ていると私まで楽しい気分になってきます。きっとこの先生の楽しそうな姿は子どもにも移るのだろうと感じ、教師の明るさという大切さを学びました。

 次に授業についてです。私は国語専修なので、今回は特に、国語の授業について感じたことを話させて頂きます。

 今回の単元は、孔子の考えから、自分たちの生き方について考えようというものでした。

 まず印象に残ったことが、先生の子どもへの声かけです。子どもが孔子の考えに対し、「楽しくやってた方が、、なんて言えばいいんだろう」と言葉をつまらせていた時に、先生は、そこの表現を自分で言えるようになったら国語力アップだねと声をかけていました。教師があえて表現について助言をしないことで、子どもが自ら思考し、より良い言葉を探し出そうとする、話す力が身につくような声掛けだと思いました。

 また、子どもが「この子いい意見を言ってたよ」と言ってた時に先生が取り上げて価値付けしていました。子どもは恥ずかしそうにしていましたが、嬉しそうな表情が私にも伝わってきて、子どもの良さを積極的に価値付けすることは子どもの喜びになり、自信にも繋がるということを実際に目で見て学ぶことが出来ました。

 このように机間指導から、子どもの話す力を伸ばす声かけや、子どもの意見を価値付けができるのは、日頃から子どもを見て、観察して、子どものためにという思いをもたれて指導をしているからなのだろうと感じることが出来、自分が教師になってから生かしていきたい姿でした。

 次に、この活動を見ている時に、対話について考えました。子どもはお互いの意見を聞いて「なるほど」「あー」というような、聴く姿勢があることが見られましたが、その意見について何か具体的な反応や返しをする姿があまり見られなかった印象がありました。「なるほど」「あー」といった反応の裏に、何か意見に対しての思いは持っているのかもしれません。また、このような姿が対話ということになっているのであれば、私の知識不足です。

 しかし、そのような反応だけで終わるのではなく、子ども同士で意見を交わし合い、思ったことを伝えたり、相手の意見に共感して話を発展させたり、子ども同士がお互いの話を聴きに行く、聴くことでなにか感じ取ったりできる対話にするにはどうすれば良いのかと、対話的な学びについてゼミのみんなでもっと追究したくなりました。

 今回も、書ききれないほどの多くの学びを得ることが出来ました。教員採用試験が近いので、今回の学びも生かしていき、残りの期間も頑張っていきます!貴重な機会をさせていただき、ありがとうございました。(新谷)
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30