5月25日尾張旭市立三郷小学校での学び(新谷)

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 こんにちは、八期生の新谷です。先日、尾張旭市立三郷小学校へ、玉置先生の授業を観に行きました。初めて玉置先生の授業を観たのですが、一言でいうならば「感動」でした。授業の最初から終わりまで、終始、これ授業名人の玉置先生か、、、と圧倒されました。本当に凄いという言葉では言い表せない授業でした。今回、特に三つ、自分の学びを書かせていただきます。

【玉置先生は褒めのプロ、とにかく子どもを褒める】
 今回の授業では、玉置先生が子どもを褒める回数を数えさせていただきました。なんと、53回です!一分に一回のペースで子どもを褒めていたことがわかりました。

 玉置先生は、子どもがどのような意見を言っても、「いいねえ」「すごくいいこと言い出したなあ」といったように、決して否定せず、子どもをとにかく褒める姿が印象的でした。特に、ある子どもが計算をする活動の時に、すぐに鉛筆をおいてどやっと待っていた姿を捉え、その姿を笑いに変えながらも褒めている姿がとても印象的でした。後の話では、その子どもは普段自分を主張しない子で、玉置先生がその子どもの姿を捉え、その子どもを輝かせてくれたと三郷小学校の先生がおっしゃられていました。

 普段あまり意見を言えなかったり、自分を出すことが苦手な子でも、玉置先生のように子どもをよく観察し、価値付けできるところを積極的に価値づけしたりすることで、子どもが輝く機会を生み出すことができることを学びました。
 
【授業しながら学級指導】
 玉置先生の授業は、授業だけに留まらないということがわかりました。例えば、最初、子どもが玉置先生の名前を呼んだときに、先生ってつけたのすごいねと褒めた後に、これは大人の言葉で「社会性」があるっていうんだよと子どもに教えたり、みんなで役割分担をした時に、係活動でもこうやってみんな責任をもってやるんだよというように、算数の授業だけでとどまらない子どもの知識や人間性や、の道徳性育てるところにもつなげていました。

 子どもの何気ない姿や言動から、算数以外の学びをサラッと教えることのできる先生の姿はとても印象的で、私も教員になったら、できるようになりたいと憧れの気持ちがさらに増す瞬間でした。

【子どもに確かな学びを】
 玉置先生は、子どもが意欲的に学びたくなるような取り組みや、子どもに学ばせたいところを確実に学ばせるための取り組みが印象的でした。例えば、最後、子どものおーという言葉を聞いた時に、子どもに、おーって言ってるけど先生信用してないよ、もう一回どういうことか隣同士で話し合ってごらんと思考の追体験をさせたり、授業の途中途中で子どもに疑問やもやもやを聞いて、子どもが自ら気になることを追求しようという思いを持たせながら授業を進めたりしている姿がありました。

 玉置先生は、どの子供も決して取り残さず。みんなで話し合って、問題を解かせたり、できていない子へ机間指導で教えたり、子ども全員を確実に学びに向かわせたいという意識があるからこそなせる行動なのかなと思いました。

 今回、初めて玉置先生の授業見させていただき、45分間玉置先生の授業から学ばないと、と必死に脳と手を動かしました。玉置先生の授業技術を早く自分が教師になってできなくても挑戦してみたいです。私も子どもがあんなにも生き生き輝いて、学ぶことが楽しいという目をしてくれるような授業をできるようになりたいと強く思いました。さらに教師になりたいという思いが強まる半日となりました。(新谷)
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