5月29日藤山台中学校での学び(新谷)

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 こんにちは、八期生の新谷です。先日、春日井市立藤山台中学校での授業に参観させていただきました。今回はそこでの学びを書かせていただきます。

[先生の教えは0.1割]
 今回、社会の授業で、気候から人々の暮らしを考えるという授業を行っていました。その授業では、子どもが学習の主体であり、子どもの予想から、子どもが自分で調べる学習が行われていました。先生は子どもの予想を引き出したり、子どもがグループで調べているところに疑問を投げかけて子どもの学習をさらに深めたりしている姿が印象的でした。

 今回の授業で一番驚いたことは、先生は授業の一番最後に乾燥帯であるということしか教えていなかった事です。社会の授業はICTを使うことによって、こんなにも子ども主体となって授業ができるのかととても驚きました。子ども主体で学習を行うために、ICTは必須であり、ICTがあることで、子どもがやらされるのではなく、自分の予想に基づいて調べたいという思いで学習を進めることができることを学びました。私が中学生の時にもこのようにICTが普及していたら、自分の気になることを気軽に調べたりして、もっと社会の授業を楽しく学べたのかなと思いました。

[グループ学習について]
 今回、社会の授業でグループワークを行っていました。私はその中の1班について観察をしていました。その班は、四人のうち、二人は話しながら学習を進めていましたが、一人は黙々と調べて書いている子、もう一人は教科書をめくって読んではいましたが、ジャムボードに書いている姿はあまり見られませんでした。もう一人のゼミ生に様子を聞いたら、そこの班は一人が発した疑問をみんなで解決しようとしており、全員が関わって行っていたということで、班によって活動の様子は様々であることがわかりました。

 グループ活動は全員で話を進めながら疑問を解決したり、他の人の意見を聞いて、そこから生まれた疑問をさらに深めて追及し、学習を深めるための場であると思うので、グループで活動をしているときに、参加していない子を教師がどのように声掛けをして支援していくのか、玉置先生の講話でも言っていましたが、とても難しいと思いました。今回は、先生の授業だけでなく、子どもの個々の様子も観察することができました。

 藤山台中学校はICTを使って、子どもの主体的な学びを導く技術がとてもすごく、私が教員になったら、先生方のように、ICTを使って、子どもが自らの疑問を解決したい、気になるから調べたいと思ってもらえるような授業をしたいと思いました。今回も授業を参観させてくださり、ありがとうございました。(新谷)

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