中学校実習を終えて(1)

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私は中学校実習を通して、大きく2つのことを学びました。

1つ目は、生徒に対する教師の明確な働きかけの重要性です。私にとって分かりやすい例えとして、指導の先生には「授業は駅伝だ」と言われました。駅伝には次の中継所までの『コース』があるように、授業にも生徒の「?」というスタートから、スモールステップを積み重ね、「!」というゴールへたどり着くまでには『コース』があります。私の授業にはその『コース』が足りませんでした。生徒にとってはよく分からないまま、私がゴールまで一方的に説明してしまっていたので、もっと生徒に発言させる場面を設けるべきでした。最後は全員が「分かった」と思えるような授業づくりのためには、教師が上手く働きかけることで、少しずつ生徒の理解を深めることはやはり欠かせないと痛感しました。

2つ目は、生徒と関わる時間の大切さです。授業中の机間指導や給食、掃除など生徒と積極的に関わってきました。特に、私の実習先は12月初旬に合唱祭を控えているので、合唱に対する取り組みは活発でした。そこで、私も生徒に交じって合唱練習をしつつ指導していました。こうして生徒との距離を少しずつ縮めることができました。実習最終日には、至らない所ばかりだった私の授業を「先生の授業、分かりやすかったよ」と言ってくれたり、「絶対先生になってね」と励ましてくれたり、本当にありがたいことだと思いました。どんなときも生徒と関わることは欠かせないと実感することができました。

小学校実習よりも悩み、苦しむことも多かったですが、自分を一段階成長させてくれた中学校実習は大変貴重な経験となりました。ここで学んだことを糧に、さらに自分を成長させられるように努力していきたいです。(佐藤)
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