11月12日第5回教師力アップセミナー(森本隆史先生)での学び(村松、安田)

画像1
 こんにちは!8期生の村松咲です。今回は筑波大学附属小学校教諭 森本隆史先生の「子どもと創る算数授業~見せ方と問い方を変える~ 」の講義を受けました。以下学びを二点に絞り、ご紹介します。

 まず、発問の技術についてです。私は近頃「発問力」について学びたいと考えていたのですが、今回のテーマ「見せ方と問い」も「発問力」に含まれると考えました。子供の視点に立ち、「こんな時どんなことを言うだろうか」と考えて見せ方や問いを工夫すると、子供たちの疑問や考えたい気持ちから問いが生まれ、「学びの必然性」のある授業となると考えました。

 次に、森本先生の授業は、集団で学ぶ意義を子供たちが感じられる授業だと感じました。自分が分かること=みんなが分かることとは限らないと気づいた子どもは、他者との違いを理解し、「どうすれば相手につたわるか」説明の仕方を工夫します。知識の習得は1人でも可能です。しかし、このような他者への理解(尊重)や表現の技術は集団だからこそ学べることだと考えました。

 最後に、「思いやりをもち、自分たちで高め合う集団づくり」について。最初からうまくいくことはないと思います。得た知識をそそのまま模倣するだけでなく、何度もトライアンドエラーを繰り返し、自分の型を見つけていきたいです。(村松)


 みなさんこんにちは、9期生の安田です。11月12日に行われた第5回教師力アップセミナーに参加させていただきました。

 今回は筑波大学附属小学校の森本隆史先生に「子どもと創る算数授業〜見せ方と問い方を変える〜」というテーマでご講演していただきました。現在、教育実習期間中ですが、「授業を行う前に知りたかった!」と思うことばかりで、とても充実した時間になりました。

 お話の中で、子どもたちから引き出す授業を行うための準備として、子どもがどう感じるかを考えることが大切なのだと学びました。指導案をつくっていると、予想される生徒の反応とこちらが求めている生徒の反応ばかり考えてしまいますが、目に見える反応ではなく見えない心の動きが鍵になるのです。

 また、授業を行うときは、わかっている子が中心にならないよう言葉を大切にすることがポイントなのだと学びました。「わかった?」と教師が聞くことは、教師にそんなつもりがなくても、わかった子への声かけになってしまうのです。そして、わかっていない子は置き去りになってしまい、子どもの対話を生まない授業になっていくのです。そうならないために、教師が使う言葉を選んでいくことの大切さを感じました。

 さらに、「わからない」が言える授業を作っていくためには、2つの仕掛けができるのだと知りました。1つは、学級づくりです。4月の段階から「わからない」を言いやすい環境にしていくことで、授業で子どもたちが「わかったふり」をしなくて良くなります。2つ目は、発問の工夫です。「わかった?」を「よくわからなかった人ー?」と聞くだけで「わからない」と子どもは言いやすくなります。これは、わかっていない子に向けての言葉だから当然です。私は、2つ目ならすぐにでも意識して改善いけるのではないかと思いました。

 今回のセミナーでは、教育実習を思い出して、いつもより現場のことをリアルに想像しながら考えを深めることができました。授業をつくっているのは、自分だけではないということをいつまでも忘れず、これからも学び続けていきたいです。

 今回、ご講演いただいた森本先生、そして貴重な機会をくださった玉置先生、運営の皆さん、ありがとうございました。次回の教師力アップセミナーも楽しみです。(安田)

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30