5月7日10期生ゼミでの学び(石川)

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 こんにちは!10期生の石川です。第5回ゼミでの学びを記事にさせていただきます。

 佐藤暁先生の『対話と協力を生み出す協同学習』第3章もいよいよ終盤に差し掛かってきました。今回のゼミには素敵なゲスト、林先生にもお越しいただきました!

●自分の発表を振り返って
 「授業って本当に難しい!!」これが今回発表を通して感じた私の素直な感想です(笑)。自分でかなり準備したと思っても全く思い通りには進められず、悔しさが残る発表となりました。私が今回の発表を通して特に学んだことを2点振り返りたいと思います。

【発問の仕方が学びの深さを決める】
1. 今回の発表を作るにあたって、自分自身佐藤先生の本を何度も読み、一生懸命理解しようと準備をするとは当然です。ですから、授業の作成者である私は自分の中で話を理解し、なんとなく頭の中で枠組みが出来上がった状態で発表を作り始めることができます。なので問いかけの内容も、これをこう質問したら相手はこう答えてくれるだろう。と都合の良い連想をしてしまっていました。その結果、的が絞られておらず、分かりにくい発問でもその落ち度に気づかずに進めてしまっていたということを引き起こしてしまいました。

 実際自分の聞き手は初めての内容を聞く人なので、しっかりと順序立てて要点がまとまっていなけば話は全くもって通じず、逆に混乱させてしまいます。この状況を作り出してしまった今回の私の授業で、発問の仕方・内容の検討の重要性を改めて実感しました。

【授業者が発表内容について混乱してしまっては受け手も混乱を招くのは当然⠀】

2. 発表者、授業者が混乱してしまっては、当然受けても混乱します。授業者として意見を寛容に取り入れる能力は必要ですが、それは必ず意見、授業が深まります。しかし、意見のブレは、深まるどころか混乱を招く。そんなことがよくわかりました。だからこそ授業者の内容理解、解釈そして。教材研究がどれだけ大切かを学びました。

 私はもうひとつのテーマでも発表担当させて頂けるので、次こそは今回の発表よりレベルアップした授業を展開し、リベンジを果たしたいです!
 
● 尾崎くんの発表から
 言葉は届けるものであり、受け取るものである。というテーマの発表でした。授業者である尾崎君は本に書かれている内容をみんなに伝えようと説明してくれました。授業者になると、どうしてと説明したくなってしまう気持ち。私もとても分かります。
 
 しかし、説明だけでは、教科書を1人で読む学びと何も変わりません。深い学びはやっぱりみんなで考えて、意見を出し合って、聞き会うことが大切です。だからこそ、そんな学びの場を提供できる教師の役割は、深い学びを起こさせる授業展開を考えることなんだと。尾崎君の発表から改めて学ぶことが出来ました。

 尾崎君の今回の担当である、言葉は届けるものであり、受け取るものである。というテーマはものすごく大事な内容が詰まっています。もう一度このテーマの発表を尾崎君はしてくれます!!!次回の発表に期待が深まります!

○ できたてほやほやの言葉を語る児童生徒は体が動く!!
 上に記述した言葉は、玉置先生からの宝の動画からの私の学びです。今回のテーマであった、できたてほやほやの言葉とは、頭の中のもやもやの状態の考えを言語化することで自分の考えが出来上がる。まさにその時に発した言葉のことをできたてほやほやの言葉と述べられていました。

 この言葉を引き出すためには、子どもがまず「考える」ことをすることが大切で、その考えることをしてくれるようにアプローチすることが教師としてとても大切なんだと学びました。

 また、何かを伝えようと必死な子ども、できたてほやほやの言葉を発しようとしている子どもは気持ちを伝えたいという心が前面に出て、体が勝手に動いてしまいます。それこそが、できたてほやほやの言葉を発したいというサインなのだと学びました。このような、子どもが学びに積極的に向かおうとしているサインを見逃さずに、子どもの学びを深めるアプローチができる教師になりたいと思いました!

 毎回、ゼミを重ねるために色んな視点から教育について、授業づくりについて見られるようになってきているように思います。さらにゼミでの学びに一生懸命励み、自分の引き出しを増やしていきたいです!!(石川)
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