6月4日10期生ゼミでの学び(道下)

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 こんにちは!10期生の道下です。第9回から新たに始まった模擬授業での学びを記事にさせていただきます。
 模擬授業を行うにあたり、指導案を作成して授業に臨むまでの過程での学びと、模擬授業を実際に行なって得た学びの二つの学びについて記述させていただきます。

 まずは、模擬授業に臨むまでの過程での学びです。私は、道徳の「手品師」の模擬授業を行いました。この教材は「誠実」を主題にしたもので、当初指導案には子どもたちに誠実に生きることを考えさせ、終着点は誠実に生きることが大切であると記載しました。しかし玉置先生に「道徳は教材から想像させることが重要である」と助言をいただき、子どもたちが考えたり想像したりできる授業へと指導案を修正していきました。自分では子どもたちみんなが考えられるような授業をしたいと思っていても、考えさせたい問題や価値観があるとどうしてもその部分について意見や考えを求めてしまいます。指導案を書く際には、この発問は子どもたちみんなが考えられる発問であるかどうか、教師がねらうことではなく、自分の考えを深めたり、自由に考えたりすることができるかどうかなど、チェックする視点を得ることができたことは大きな学びです。

 次に模擬授業を実際に行なって得た学びについてです。これが驚くことに、ゼミで学んできた意図的指名や机間指導、子どもどうしをつなぐことが自然に実践できたことです。日々ノートに書いて重要であると学びを深めていたことは実践の機会でも発揮できることを実感しました。しかし、これまでの学びがあるからこそ、今は挙手して指名をするのか、意見がある子みんなに当てていくのか、何人に意見を話してもらうのがいいのか選択肢が頭の中に浮かんできて迷ってしまう場面が多々ありました。ここでも、授業名人の方は「自然にできる」ことが多くあるのでやはりすごいなと感じました。これも自分が実際に黒板の前で迷ったからこそ改めて気づくことができた学びです。

 もう一点は指導案に書いていない発問についてです。今回の授業で学びを深めていきたいと思った場面で指導案にない難しい発問をしてしまいました。指導案に書いている発問は自分が子どもの反応までじっくりと考えたものですが、授業の場面に応じてそのときに問いかける言葉には注意をしないと授業の混乱を招きかねないと思いました。指導案を書く上で展開を予想する力も必要であり、なにより分かりやすい発問をすることは基本として大事にしていきたいです。

○松野さんの模擬授業からの学び(道徳4年・笑顔の花大作戦)
 これまでに学んできた授業技術を実践し、自分の意見を書かせたり、少数派の意見を共有したりすることができていていました。(松野さんの次が自分の模擬授業だったため、頭の中が自分の授業のことでいっぱいでした…)

 模擬授業を終えて、指導案を作る段階から実践するまで本当に多くの気づきや学びがありました。まだまだ足りないところだらけですが指導してくださる玉置先生や、いつも学ぼうとする姿勢のある10期生の仲間、実践の機会をいただいていることに感謝してこれからも多くのことを吸収したいと思います!(道下)

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