生きる力

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生きる力とは何か。

有田和正先生は次のように言っている。

「時代の変化に対応して、新しい知識や新しい学習技能を生産し続けていく力」

とてもわかりやすい。自分の言葉で、「生きる力」が何であるのかを表せるように日々勉強しなければ。(中田昂)

評価の工夫

先日から読んでいた「無気力の心理学」に効力感を伸ばす学校教育として、評価の工夫が書かれていた。


1.自分の活動のどこが良かったか、どこが悪かったかが分かるような評価
→具体的に示すことでその子どもが考え、次の活動に生かすことができる。

2.自分の進歩のあとが自分で分かるような評価
→50m走のタイムをずっと記録していくなど、努力や頑張りが見えることが効力感につながる。

3.ある目標に照らして、自分がどこまで達成したか分かるような評価
→いわゆる到達度評価。自分がどこまで到達したか、目標に対してこれから何を頑張ればいいのか分かることが効力感につながる。


聞いたことのある評価だったがどれを見ても次につながる形になっていた。たしかに先生からマルだけうたれたノートやプリントが返ってくるより、コメントがある方が嬉しかったことを思うと、効力感を引き出すのにも納得ができる。機会があれば教育実習で実行してみたい。(松井)
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行動の主人公

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玉置先生に薦めていただいた本、「無気力の心理学」に効力感を獲得する前提が書かれていた。

それは「自分の行動は自分がはじめ、自分がコントロールしているのだ」という自律性の感覚である。やはり、「人にやらされている」「仕方なくやっている」などといった状況では効力感は生まれない。子どもが自律性を感じるために自己選択の機会を設けることも必要だと学んだ。

ではどうやったら子どもたちが効力感を得られるのか…この本の続きで学んでいこうと思う。(松井)

ほめことばのシャワー

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9日に教師力アップセミナーに参加させていただく。その日話をしていただける先生は、「ほめことばのシャワー」などで有名な菊池省三先生だ。

セミナーがとても楽しみなので、先生の本を読んだ。どれも素敵な実践だが、今回はほめことばのシャワーを取り上げたいと思う。

この本は前半と後半で別れていて、前半では実際に小学校で行われた様子が書かれている。ここでもやはり、クラスみんなのいいところを見つけて発表する、ほめことばのシャワーが行われていた。

ほめことばのシャワーを通して、子供たちが成長していく過程が手に取るように分かった。それにももちろん感動した。しかし、もっと感動し、涙してしまったところがある。

それは、卒業式の時に子供たちが涙しながら、先生に向けてほめことばのシャワーを行う場面だ。

一年で子供たちがここまで成長するのかと、思わされた場面だ。

自分が実際に教師になった時、ここまで愛される教師になれるだろうか。ことばの力を改めて実感させられる本であった。(中田昂)

登山型の授業

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先日から相馬一彦先生の『数学科「問題解決の授業」』を読んでいる。
説明中心の授業と問題解決の授業が上の写真のような
「バス型」と「登山型」に例えて説明されていた。

「バス型」の説明中心の授業では、生徒はバスに乗って山頂(=指導目標)まで向かう。景色は見えるが、気温の変化や草花を自分の肌で感じることはできない。仮に眠っていても山頂までは連れていってもらえる。

一方、「登山型」の問題解決の授業では、山頂はひとつでも登山ルートはいろいろあり、遠まわりでも景色のよいルートや、道のりは短いが険しいルートもある。「バス型」に比べて楽ではないが、自分の足で歩き、いろいろな発見をしながら、困難を克服して山頂にたどり着いたときの喜びは大きいと書かれていた。

どんな山であっても生徒自ら登りたくなり、たくさんの喜びが味わえるような授業づくりをぜひしていきたい。(松井)
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