9月3日 第3回教師力アップセミナーに参加して(浦)![]() 講師の先生は特別支援教育の第一人者である佐藤暁先生です。 私はこのセミナーに参加し、新たな考え方を持つことができました。 それは、子どもはいい意味でも、悪い意味でも、大人の言葉や態度に影響されるということです。 特に印象に残ったことは、私達大人が、子どもを見るときについてです。 子どもは「できる」「できない」の視点、観点そのものがなく、大人が言うから気にし始めるということをお聞きました。 これは、大人が勝手に子どもを「できる」「できない」という2つの枠に入れているとも言えます。 言葉に出さなくても、対応や態度次第で子どもは勘づくかもしれません。 それが劣等感や自己否定にも繋がると考えると、枠で括る視点は持ってはならないものだと思いました。 これは障がいのある子に対しても言えることで、「障がいのある困った子」という枠に入れないという言葉にも繋がります。 枠で括らない、ありのままの子どもを見ることが大切なのだと学びました。 また、現在の状況次第で今までのストーリーが変わってくるというお話も、なるほど、と思いました。 今幸せならば「やってきてよかった」と思えるものも、不幸せならば「こんなことしなければ…」と今までのことを否定する見方をしてしまいます。 佐藤先生は、「過去は現在と無関係に過去」とおっしゃっていました。 成功したとしても、今回は上手くいかなかったとしても、今までの過程は意味のあるものだと思います。 これまでの自分の頑張りを自分で否定しないように、働きかけることも必要なことなのだと思いました。 特別支援教育について詳しく学びたいという思いもあり、大学で障害児教育の授業を受けたりと支援方法等は理解したつもりでいました。 もちろん支援できるに越したことはありません。 しかし、1番の基本となるのは考え方だと思います。 誰一人として同じ人間はいません。 様々な個性が溢れる教室、そして学校で、教員が勝手に子ども達を枠で括ること、決めつけた見方をすることをせず、一人ひとり、ありのままのその子を見れる教員になりたいと思いました。 そして、子ども理解と支配は紙一重であるということも忘れず、子ども達と接していきたいです。 今回も多くのことを学び、考えることができました。 ありがとうございました。(浦) 第3回教師力アップセミナーに参加して(松井)![]() 2時間ついていくのが必死で、これから教師として、いろいろな経験を積むことが必要であると感じたのが一番の感想です。その中で私が気をつけたいと思ったことは「理解と支配は紙一重」ということ。教師が一方的に何かを押しつけるのは支配でしかありません。その子どもが望むような理解をタイミングよく認めることが理解なのです。なかなか難しいことではありますが「この子は〇〇な子どもだ」という固定的な考えを持たないようにしたいと思いました。 また、解釈学の観点から「いま」が幸せと感じるか不幸せと感じるかで、過去の出来事が全て幸せ、もしくは全て不幸せな出来事として捉えられるという話が印象に残っています。自分自身もそうですが、特に子どもには「いまが楽しい、幸せだ」という気持ちを感じ、過去をいい思い出として振り返ってほしい。そのためには、子どもたちにとって学級・学校が楽しい場所であるよう努めていく必要がある。そんなことを感じた今回のセミナーでした。(松井) 9月3日第3回教師力アップセミナーに参加して(石川)![]() 今回の講演に対しての正直な感想は、「難しい」の一言です。 私自身の力不足な面が大きいとは思いますが、自分の中にしっかりと落とし込むのにものすごく時間がかかりました。(未だに落とし込めていないところの方が多いですが...)そんな中、実体験をもって解釈することが出来たのが、「青い鳥」の《解釈学》のところでした。 佐藤先生は、解釈学について「人間は過去の出来事に対して自分の都合のいいように解釈する」と話されました。そこで出てきた例えが今回のオリンピックで惜しくも銀メダルを獲得したレスリングの吉田選手でした。吉田選手が獲得したメダルの色に対して、 ○金メダル→「努力のおかげ」と、あたかもサクセスストーリーかのようになる。 ○銀メダル→サクセスストーリーは作られず、むしろ金メダルの時とは真逆な解釈がなされてしまう。 と話されました。他にも不登校を例えとしていましたが、実体験において思い当たる節しかありませんでした。私自身、何か悪いことやちょっとした出来事が起こるとつい「あの時が...」と考えてしまいます。その逆も同じです。 今のところ、今回学んだことが子どもや特別支援教育にどう結びついていくのか捉えきれていません。しかし、昼食時の意見交流の時間に大西先生が「今回は佐藤先生の考えの根本について聞くことが出来た。これを覚えておくと今後何かしらの場面で必ず生きてくる。」と話されていました。この言葉を胸に、勉強を重ねて、今回学んだことを少しずつでも自分の中に落とし込んでいきたいです。 ありがとうございました。(石川) 第3回 教師力UPセミナーに参加して(岩田)![]() 二時間の講演は正直言ってすごく難しい内容でした。話を聞こうとするのですが、理解できずに自分の中で考える、少し理解できたのかなと思う頃にはまた次の疑問が生まれているというように、次から次へと終始考えさせられる内容でした。 そんな講演の中で、わたしが最も印象に残った内容は、「理解させることと支配は紙一重」ということです。わたしは以前ゼミの発表内で、教育と洗脳の違いについて考える機会がありました。自分の中で、その答えをはっきりとだすことはできませんでしたが、先生のお話を聞いて少しつながるものがあるのではないかと感じました。教師は子どもたちに理解させたいという気持ちがあります。それは当然のことであるし、教師なら必ずしも持っていなければならないことであると思います。しかし、その気持ちがあまりにも強く前に出すぎてしまったとき、それは支配に転じ、子どもたちの可能性を教師が都合のいいように変えてしまっているのだと気づきました。教師には子どもたちの可能性に気づいて、それを伸ばしていく責任があると思います。それを理解にするか支配にするかは、教師の力量次第だと知り、とても深いと感じました。 本日のセミナーで聞かせていただいたことをすぐには理解することはできないと思いますが、ふとした瞬間にこういうことだったのかと気が付くことができれば自分の成長につながると思います。How toのもっと前に大事なことを学ばせていただきました。ありがとうございました。月曜日からの実習を全力で頑張りたいと思います。(岩田) |
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