10月5日 味岡小学校授業研究会に参加して(光川)
こんにちは。今回特別に参加させていただきました、4年生の光川です。
味岡小での授業参観は今回で二回目になりますが、前回感じたこととはまた違ったことを感じたり、学ぶことができました。その中でも今回二つのことを特に感じたので書かせていただきます。 一つは味岡小学校の学校の雰囲気の良さです。前回は5月に味岡小に行かせていただき、その時にも学び合いの授業の中での子ども達の表情や聴きあう関係に感心した覚えがありました。 しかし、今回はその時以上に学校全体の雰囲気の良さ、良い意味での落ち着き、子どもの表情の良さなどを感じました。それは低学年の姿を見て強く感じました。5月の段階では、新学期が始まり、一ヶ月ほどのことだったので、低学年の中には少し気持ちが高揚した児童もいた記憶がありました。 今回の低学年の姿は本当に落ち着いており、先生が話し始めるとすぐに聴く姿勢ができたり、二年生のクラスの中には早くも4人グループでの学び合いがなされており、その中での聴き合い、学びあう子ども達の姿に感心しました。また、一年生の公開授業の中で、とても難しい課題が出されました。普通なら難しすぎて諦めてしまう子がでてもおかしくないような内容でしたが子ども達は見事に最後まで持ちこたえました。その姿には本当に驚くと同時に、一年生でもここまで学べるのだということも感じました。このような子どもの姿も日常の先生方と子どもとの良い関係性あってのことだと思うので、現場に出た際にも日常を大切にしていきたいと思います。 二つ目は教材研究の大切さです。前回に引き続き、玉置先生は“深い学び”“見方・考え方”についての話をされていました。深い学びを生み出すためには今日の授業を忘れても、その先ずっと使えるものは何かということを考えることが大切とのことでした。そして、今日の二つの特設授業の中から見方・考え方についての話をされていました。 例えば一年生のかたちづくりの授業の中で、ものを動かすときに“ずらす”“まわす”“うらがえす”ということを学んでいたがそれは中学で平行移動、回転移動、対称移動という図形の移動にあたる部分に繋がる大切な見方・考え方にあたります。このように、小学校でやる内容とその先への繋がりを見据える必要があるということでした。このことは8月の終わりに鈴木ゼミで行った算数合宿の中でも強く感じ、学ばせていただいたことでしたので、今回改めて教材研究の大切さを学び直せました。最後に玉置先生が言われていた子どもが何をつぶやいたらその授業は成功といえるのかというコツを参考にし、教材研究もしっかりと行っていきたいと思います。 今回は大きく二つのことに関して書かせていただきましたが、卒論のテーマでもある学び合いの授業に関しても学ばせていただいたことがたくさんありました。今回学ばせていただいたことも卒論や来年からの現場でも活かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。(光川) 10月1日大治町立大治中学校の玉置先生飛び込み授業(中澤)
こんにちは。四期生の中澤佑太です。今回は10月8日大治町立大治中学校の授業参観と玉置先生の飛び込み授業の記事を書きます。
参観した国語の授業では、平家物語の序文について、CDで聞き、音読をし、序文の内容を教え、再び音読をするという構成の授業でした。私は授業内容自体が複雑でなく、指示に躊躇いがないため、生徒ものびのびと授業に参加していたと思いました。 数学の授業は、玉置先生が授業を行いました。私は、玉置先生が生徒の前で授業をする姿を見たのは、実は今回が初めてでした。玉置先生の授業を観察して気付いたことがあります。それは。 1,プリントの内容が授業の進行手順を示すことを前提としたものでした。 2,プリントに書いた子どもの答えからはじまり、先生の発問で子ども達をリードし、子どもの考えをつなぐことを意識して授業内容をおさめていました。 ゴールを定め、逆算し、授業を構成する。このことを頭でわかっていましたが実際にどういうことかを学ぶことができました。 小学校教育実習を終えて、授業を参観するときの着眼点が根本的に変わりました。これまでの授業参観は何だったのかと考えてしまうほどです。学生と授業者の違いだと私は考えています。自分が変われば授業も成長し、その結果が子どもの反応で明らかにわかる。私はこのわかりやすさが教職の魅力だと考えています。 以上、物事を簡潔にまとめ、それで長文を作っていく魅力がわかりつついる。中澤佑太でした。(中澤) 10月3日(水)3期生ゼミ 早川君の模擬授業検討記録(嶋藤)
こんにちは。3期生の嶋藤菜月です。今回は、後期ゼミ第一回で行った早川君の模擬授業について、意見を出し合ったことをまとめていきます。
早川君は小学4年生の社会、教科書の上にある「わたしたちのまち みんなのまち」の単元の「絵地図から地図記号を使用した地図に書き換える」部分の授業をしてくれました。 模擬授業の話し合いで出たことを以下に書いていきます。 <良かった点> ・「地図を見て気づいたことがあるか?」という発問に対し、子どもが「方位記号がある」と言い、どんな形なのか子ども全員に空書きさせていた。 ・子どもの発言をしっかり聞いている。 ・子どもの発言に対する返しが上手。 ・地図記号の出し方が、小・中学校→高校、交番→警察署のように、丸をつけると進化していると子どもが気付くような出し方をしていた。 <改善点> ・前時に書いた絵地図を子どもたちに配った状態の方が、絵地図に書いた絵と地図記号を見比べることができたのでは。 ・「地図に何を書き入れるか?」の時の子どもの「学校を書く」という答えに対し、「基準となる場所だもんね」と子どもが言っていないことを言ってしまっていた。 ・「先生が注目していきたい」と今日やることを言う時に言っていた。先生が注目するのではなく、子どもが注目するべき。 良かった点、改善点それぞれ意見は出ましたが、早川君はとてもはきはき話すので、とても聞き取りやすく、また子どもの発言をしっかり聞いているので受けている子ども側からしたら楽しく授業を受けることができました。地図記号の出し方はなるほどなと思ったので、見習いたいと思いました。模擬授業お疲れ様でした。(嶋藤) 10月3日 3期生 ゼミ記録(早川)
こんにちは。3期生の早川です。いよいよ大学生活最後のゼミがスタートしました。4年生最後のゼミは、模擬授業を行うことで、その後に全員で指摘しあって授業力を相互に高め合うこを目的としています。
そんな一発目の模擬授業では、私は社会の授業にチャレンジしました。社会は特に自分が専門というわけでもないので、正直自信も何もなかったですが、これから先生になるにあたってそんな事も言ってられないと思い、挑戦しました。 今回は、自分の町を探検して作った絵地図を地図記号を用いた地図と見比べるという単元を取り上げました。地図記号の成り立ちをクイズ形式で教えることによって、子どもたちの興味を刺激し、授業に引き込もうと取り組みました。 実際、板書計画やどんな発問をするのかなどを黒板の前ですることができなかったのでぶっつけ本番になってしまいましたが、反応を先生の立場から見ている限り、そこまで悪くはなかったのかなと感じました。 1回目の模擬授業を終えて、教育実習中の自分と変わったなと思うことが一つあります。それは、授業後にこうなっていてほしいという子どもたちの姿がちゃんと言えるようになっていたことです。1年前の教育実習中には、「子どもたちにどうなってほしいの?」と何度も言われていました。聞かれるたびに、「そんなのねーよ。内容理解ができればそれでいいんじゃねーのか」と思っていました。(言葉が悪くてすみません)でも、それじゃだめなのだと今だからこそ気づきました。(玉置先生が話をされていたのもあって) しかし、実際に今回の授業を作ろうとしたときに、こんな子供の反応が見られたらいいな、こんな発言も出てくるかな、などがということが心なしか、昔よりも出てくるようになっていると感じました。 そんな自身の成長を少し感じることのできた今回のゼミ。自分がやる模擬授業はあと1回ですが、他の3期生の模擬授業を含め、学ぶものが多くあればいいなと思います。(早川) 10月3日 3期生ゼミ菱川君の授業検討記録(丹羽)
こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。今回は、ゼミで行った菱川くんの模擬授業について意見を出し合ったことをまとめていきます。
菱川くんは小学校4年生の国語、4月の初めの単元である「春のうた」という題材の展開部分の授業をしてくれました。 模擬授業後の話し合いでの論点は2点でました。一つ目は、詩の中に「くも」というワードが出てくるのですが、それは空の雲か、生き物の蜘蛛かということです。この詩の主役はカエルなのに、あえてカエルを取り上げず、くもというワードを使ったのはとても面白いと思いました。それと同時に、最初の授業にしては、難しすぎるのではないか、教師が誘導してしまう授業になりかねないというような意見も出ました。 二つ目は、板書についてです。菱川くんは子どもたちの意見をしっかり聞きながら、黒板に板書をしていました。わたしも、板書することで、子どもたちは、先生はしっかり聞いてくれている、というように安心感を与えられるため、いいと思っていました。しかし、玉置先生からの講評では、後で使う意見の場合は板書を残し、子どもたちの声を聞きたいときは、しっかりと聞くことに徹する大切さを教わりました。実際にすべての意見を板書するわけにもいかないですし、板書をすることによって、子どもたちの発言のリズムが崩れてしまいます。なので、板書をするタイミングや、意図をしっかりと考えることを学びました。 菱川くんの授業はとても先生としての温かみを感じることができ、受けていてとても楽しい授業でした。子どもの意見を価値付けるのがとても上手なので、わたしも子どもから出た意見を大切にできる授業がしたいと感じたゼミとなりました。(丹羽) 10月3日三期生ゼミ記録(菱川)
こんにちは三期生の菱川です。後期最初のゼミで授業をゼミ生の前でやらせていただきました。
授業をしたのは4年生の最初にやる「春のうた」という題材の展開部分をやらせていただきました。 授業をやると決まった時から教育実習で一番失敗した国語をやろう!と心に決めていたので国語の授業をやったのですがダメ出しばかり受けてしまい残念極まりない結果になってしまいました。 その要因として子供の発言をやはりイメージすることができていないなと改めて感じました。授業する前にたくさんイメージしているつもりですが全然たりませんでした。何を子どもたちに投げかければ子供たちからよい発言が返ってくるのか。本当に正直わかりません。 他にも教師が誘導してしまうこと。子供の発言の良い生かし方。発問をした後に付け加えてしまう。指示が明確でない。等々たくさんの課題が見つかりました。 再来週にまた僕の授業があります。それまでにできることをやって少しでも自分がこれから先少しでも自信を持てるようにしたいです。頑張ります。(菱川) 玉置ゼミでの2年間紹介(玉置)
そろそろ次年度、再来年度のゼミ決定時期になりますので、我がゼミの内容を書いておこうと思います。玉置ゼミとしては、5期生になります。
<3年生前期> 様々な教育実践者の書籍を読み、その書籍から自分がぜひ他のゼミ生に知らせておきたいことをレポートにまとめます。ゼミでは、それをもとに、授業風に要点を伝えます。単に説明するのではなく、どのようにしたら、よく伝わるかを考えて発表(授業形態)を行います。9月以降の教育実習での授業に生かすために、授業技術の基本を学び合います。 <3年生後期> 教育実習が、小中学校で8週間ありますので、全員が集まってのゼミはなかなかできません。その代わり、玉置が主催している教育セミナー、玉置が指導助言に入っている学校での研究授業と協議会などに参加して、より実践的な学びをします。 なお、12月末頃のゼミ合宿は恒例になりつつあります。 <4年生前期> 教員採用試験に向けての学びを意識して、過去の教員採用試験に取り組みながら、その中から教育課題を決めて、話し合います。例えば、「不登校」の実態をもとに、学校ではどのような取り組みをしているのかを明らかにしたり、学級担任としての不登校児童・生徒への関わりとして、どのようなことをすべきかなど、様々な教育課題を現場レベルで考え、話し合います。 <4年生後期> 授業力の基本を習得するために、それぞれ2本の授業提案をします。提案は、授業の一部を実際に行うことにしています。他のゼミ生は子どもの気持ちになって授業を受け、そこでの気づきを出し合い、様々なセミナーや学校参観での学び、自身の教育実習で得た知見などをもとに、力を高め合います。 また、各自で研究テーマ(3年生前期からの学びを生かすテーマ)を決めて、卒業論文を書きます。いわばゼミでの学びの集大成です。ゼミ主催の卒業論文発表会を行います。 <2年間を通して> 我がゼミは「書くことによって学ぶ」を揺るがないゼミ方針としています。したがって、ゼミにおいても、外部機関での参加においても、終了後は、必ず文章にまとめること、そしてそれを研究室HPの記事としてアップすることを常としています。 また、土日に関わらず、玉置が主催あるいはスタッフとなっている各種教育セミナーや、学校での授業ならびに講演に積極的に参加するように呼びかけています。こうしたセミナー等に参加できるのは、玉置ゼミの特長の一つです。模擬授業などは、児童生徒役として関わってもらいますので、無料参加という特典もあります。これを利用して学ばない手はありません。 さらに研究室には、優れた教育実践者の書籍など、「学級作り」や「授業作り」の基本や実際がわかる本がたくさんあります。教員となる前に、こうした書籍に触れておくことは、教員人生を送る上で、必ずや役に立ちます。これらの書籍をもとに、ゼミ発表をおこなったり、関心をもった教育実践者の書籍を次から次へ読んだりしている人もいます。 また、私の36年間の学校現場での経験をもとに、安定した教員人生を送るためのアドバイスをしています。 このような展開をしている玉置ゼミですが、すべてに自分のとらえ方と関わり方によって、身につく力は左右されます。ゼミに加入すれば、力がつくわけではないことを当たり前ですが、付記しておきます。 なお、写真はプロカメラマンの美崎正雄さんに撮っていただいたものです。(玉置) 8月28日 真打会に参加して(丹羽・菱川・岡田)
こんにちは。先日、真打会で行われた模擬授業と、それに対する検討会に参加させていただきました。以下は3期生の丹羽・菱川・岡田が学んだこと等です。
*********************** こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。先日、真打会に参加させていただきました。3期生の嶋藤さんの授業から学んだことを書かせていただきます。 嶋藤さんの授業を見ていて感じたのは、子どもの声をしっかりと聞いていたことです。教育実習で失敗したのですが、私は子どもの意見を少し言葉を変えて言ってしまうことがありました。ですが、嶋藤さんは子どもが言った言葉をそのまま拾い上げていて、子どもからすると、「先生はちゃんと自分の話を聞いてくれているんだ」と安心できるのではないかなと思いました。 授業が終わった後の検討会では、嶋藤さんの悔し涙を見ましたが、それだけこの授業に思いがあり、一生懸命に向き合ったのだということが伝わってきて、私もこれから教壇に立つ身として、自分の授業に責任を持てるよう、たくさん教材研究や実践を積んでいきたいと思いました。嶋藤さん、おつかれさまでした。真打会のみなさんも、貴重な授業を受けさせていただきありがとうございました。(丹羽) *********************** こんにちは!久しぶりのゼミのみんなに会えて少し嬉しい気持ちの菱川です笑 今回は一期生の先輩の大澤さんと三期生の嶋藤さんが模擬授業行い、その検討会に参加させていただきました。 一期生の大澤さんはもう教師2年目ということもあり、すごく落ち着いて全員参加の授業をされていました。自分は去年の教育実習の国語の授業で何もできなかったことを思い出して、改めて経験のある先生はすごいなぁと感じました。 また三期生の嶋藤さんの授業も同学年ながら子ども達の反応を良く考えているなとすごく感じました。授業の中で子どもがどんな発言をするのかそして発言させるためにどんな発問を教師は考えなければいけないのか?という大切さを今日改めて感じさせていただきました。 12月にまた授業研究会があります。三期生の中で次は誰が授業をするのか楽しみです!(菱川) *********************** こんにちは。3期生の岡田です。先日の真打会に参加させて頂いたことについて書きたいと思います。 まず初めに授業をされたのは、大澤さんでした。ゼミの大先輩であり、現職の先生である大澤さんの授業を児童役として受けられて、とても嬉しかったです。また、起立読みやたけのこ読みなど、多くの読み方を実践されていたことや、真似したくなるような褒め方をされていたことなど、勉強になることがたくさんでした。 次に授業をしたのは3期生の嶋藤さんでした。多くの先生方の前で、そして3期生の代表として授業をするというのは、とてもプレッシャーで、勇気のいることだったと思います。そんな中でも、堂々と、元気で明るい先生であり、また、きちんと児童の意見を拾う姿は、とても素敵でした。 なっちゃんお疲れ様。3期生の代表を自分から進んで務めてくれて、ありがとう! 後期のゼミでは、全員が模擬授業を行います。まだまだ至らぬ点ばかりではありますが、少しずつでもみんなで磨き合い、成長していきたいと思います。今回はそのための学びの場を頂きました。ありがとうございました。(岡田) |
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