1月25日 安城市立安城東部小学校での学び (由原)

 こんにちは、9期生の由原です。1月25日に、安城市立安城東部小学校にお邪魔させていただきました。今回は、総合的な学習の時間の授業を見学させていただきました。その学びを、2点に絞って記事にしていきたいと思います。

 まず、総合的な学習の時間は児童自身が課題を発見し、探究することが大切ということです。私は今まで、問題を解決するためには、その分野の基礎知識や学力が必要で、探究する前に知識を得るべきだと思っていました。しかし、自ら課題を見つけ、それを解決するために自分に足りない力をつけていくことが探究の時間では大切なのだと感じました。自分の疑問を解決するために学力をつけようとするため、勉強に対する義務感もなくなり、意欲向上に繋がると感じました。

 2点目は、振り返りとICTの活用方法です。振り返りは、反省と捉えがちですが、その授業で学んだことや、次の授業で学びたいこと、モヤモヤしていること、などポイントを絞って単なる反省にならないようにすべきだと知りました。また、授業の導入で前の授業の振り返りを交流することで、本時の課題発見にも繋がると感じました。

 さらに、ICTを使うことで、教師と児童一人一人の繋がりだけでなく、児童どうしの繋がりも深めることができ、協働的に授業が行えると知りました。これからは、児童同士の交流も意識していきたいと感じました。

 安城東部小学校の皆さま、お忙しい中ゼミ生の訪問を受け入れてくださり、ありがとうございました。今日の学びを今後に繋げていきたいと思います!玉置先生、このような貴重な学びの機会を与えてくださり、ありがとうございました!(由原)

※ 写真は安城東部小学校サイトから転載しました(玉置)

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1月25日安城市立安城東部小学校での学び(石上)

 こんにちは。9期生の石上です。今日は安城市立安城東部小学校への学校訪問で参観させていただいた、森下先生の総合的な学習の時間で学んだことについて書いていきます。

 今回参観させていただいた学級の子どもたちは、「みんなで話し合って決めたい」「ここがどう言うことか分からない」など、自分から教師や学級に提案したり、疑問を共有することを積極的に行っていて、小学生でもこんなにも自分の考えを持つことができるのかととても驚きました。

 この様な学級づくりにおける一つの手立てとして、森下先生の子どもの発言に対する教師の切り返しが印象的で、「誰が」「何を」などと具体的に他の児童にも伝わる様に整理していたり、1人の児童から出た意見を全体に向けて問いかける場面が非常に多く見られました。このようにすることで、限られた児童の意見で授業が進んでしまうということを防ぐことができ、みんなが主体的に授業に参加するという姿勢を育むことができるのだと感じました。

 またその後の玉置先生の授業指導では、「探究的」という言葉が何度も登場しましたが、探究的な学びをするにはやはり森下先生の学級のように子どもたち同士が主体的に課題を見つけ、意見を共有しながら授業を作り上げていく必要があると考えます。そのためには、子どもの「分からない」なども一つの答えとして受け入れ、褒めることで心理的安全性が高く信頼関係が強い学級を築いていく必要があると感じました。

 とても素敵な学校で学ぶことができてとても嬉しく思います。安城市立安城東部小学校の皆様、そして玉置先生、貴重な学びをありがとうございました。(石上)

※ 写真は1月25日の安城東部小HPから転載しました(玉置)
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1月25日安城市立安城東部小学校での学び(荒木)

 こんにちは。9期生の荒木歩華です。

 1月25日に安城市立安城東部小学校を訪問し、森下先生の総合的な学習の時間 の研究授業を見学させて頂きました他、その後の玉置先生の講話に参加にさせて頂きましたので、学びを記事にしていきたいと思います。

 私は研究授業を参観して、探究的な学習の実現のためには振り返りが不可欠であり、これからの授業づくりにおいて大切にしていきたいと思いました。振り返りをすることで更に自分について知ることができ、学習の成果に満足しても不満足でも、「もっと学びたい」と思うことに繋げることができるからです。

 今回の授業の学習課題は前回の授業での児童の振り返りから設定したものでした。児童の声から課題を設定することで、探究的な学びの過程の一段階めである 児童による課題の設定 が自然に実現されていました。私は探究的な学びの過程において、この課題の設定が1番重要であると考えました。なぜなら、課題の設定が出来れば次の段階である情報の収集や整理分析、まとめ・表現に自然につながるためです。

 振り返りをする際には、できるようになったこと、友達のいいなと思ったこと、まだモヤモヤしていることや迷っていること、次の授業てチャレンジしたいこと といった、具体的な振り返りのポイントを示しておくことが効果的であるとわかりました。また、振り返りに線を引いたり花丸をつけて価値付けすることの大切さを学び、これからの授業づくりにいかしていきたいと思いました。

 研究授業では、森下先生がファシリテーターとなって児童同士の意見を繋げたりわかりやすくまとめたりしていました。その先生の姿をみてか、クラスでは児童たちが友達の意見を繋げたり比較したりして学びを深めていました。また、児童から「先生、1回グループで話し合ってから発表したい」「そろそろ振り返りしたい」などの意見も出ていました。

 一斉授業は一方的に教師が教える形になりがちですが、教師が教える立場としてではなく、子供と一緒に学ぶ仲間、子供同士の学びを繋ぐ者として授業に参加する姿勢が主体的な学びを作り、学びを深めるのだと思いました。

 探究的な学びは、自己の在り方生き方を考える資質能力の育成につながるため、探究的な学びは総合的な学習の時間だけでなく他の教科の学習でも大切にしていかなければならないと分かりました。
そして、実際に現場に足を運び自分の目で見て学ぶことの大切さを肌で感じました。

 今回このような素敵な学びの機会をくださった安城市立安城東部小学校の皆様、玉置先生、本当にありがとうございました。(荒木)

※ 写真は安城東部小学校のホームページから転載しました(玉置)
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1月22日 あいち子ども食育塾での学び (安藤)

 こんにちは、8期生の安藤です。1月22日に「あいち子ども食育塾」にお手伝いとして参加させていただきました。テーマは『栄養教諭としてチームを組む先生から一目置かれる授業力を高めよう』です。玉置先生による講演とワークショップ。今回も学びが盛りだくさんでした。全部書こうとするとキリがないので、大切なことを3つにまとめて書いていきます!

 1つ目。授業が成功したら子どもがどうなっているのか明確にする。これが授業を行うにあったって一番大切なことです。

 「〜の大切さを理解する」という目標であれば、大切さとは何か、理解したとは子どものどんな言葉・行動から分かるのか。このような具体的な姿を明確にしておかなければいけません。教師が明確でなければ子どもたちもなんとなく進んでしまいます。「子どもがどんなことを言ったり、書いたりしたら授業が成功したと言えるか」これが定かであれば、価値づけに繋がり、授業の取り組み方も明確なものになります。今後、全ての授業において成功した時の子どもの姿を私の中で確立させておきます。そして、玉置先生にいつ聞かれてもすぐに答えられるように備えておきます。(笑)

 2つ目。振り返りは個別最適な学び。

 振り返りは、子どもが自分自身を見つめるきっかけになります。そこから自分に見合った課題を見いだして次の活動に繋がります。さらに、振り返りを共有することで他の子の刺激を受け成長に繋がります。先生が1人1人の子どもに合わせて授業をする事は厳しいです。しかし、子どもが振り返り、共有することで自ら課題を設定し、自分の最適な学びを進められると思います。さらに、この活動はあらゆる場面において子どもが主体的に課題を見出し乗り越えていくことに繋がります。授業を行う際は、前回の振り返りを授業の最初に取りあげて本時の目標につなげるなど、振り返りを活かした授業をしていきます。

 3つ目。交流する時間をとる。

 理解を深めたり、新しく気づいたりするためには別の視点に立つことが必要です。そのための交流手段として「ワールド・カフェ」という方法を学びました。ワールド・カフェとはリラックスした雰囲気の中、少人数で意見を交流します。数分後メンバーを変えて色々な人と交流していく、というものです。この方法は、比較・検討したり、対話したりして様々な活動の要素が入っています。とても魅力的だと思いました。私は子どもが出力する機会がたくさんある授業をしたいと考えています。実際に行っているときから、ワールド・カフェを取り入れた授業を早くやりたい!という気持でいっぱいになりました。

 今回お手伝いという名目で行きましたが、しっかり学ばせていただきました(笑)。つぶやき板書法(交流中の生徒の呟きを板書、意図的指名で授業展開する方法)のお手伝いもさせていただいて、本当に貴重な学びの場となりました!今回もありがとうございました。玉置先生には言葉では伝えきれない感謝の気持ちでいっぱいです。

 “授業名人”に慣れるように、残り1年、ゼミ生として沢山研究させていただきます!!(安藤)

※ 写真は林文通先生からいただきました(玉置)
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1月22日 愛知子ども食育塾 での学び(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。1月22日に、愛知子ども食育塾 に8期生の安藤さんと共に参加させて頂きました。

 今回、私たちは玉置先生のご講演から交流を踏まえ、要点を随時まとめていくという大役を承りました。玉置先生のお話を的確に。もとより、玉置先生のご講演は明確な意図が示されておりますので、なんともお聞きしやすい話の筋が通ったお話なのですが、、、私たちのまとめるホワイトボードが議事録の役割を果たすとなるとやはり背筋がピンと伸びます。

 お話を元に戻しますと、『愛知子ども食育塾』とは一体。といったことになるかと思います。
 『愛知子ども食育塾』とは、愛知県の栄養教諭である先生方で構成される食のプロフェッショナル集団!であると私はお見受け致しました。パワフルで元気と笑顔が溢れ、ああ素敵だな、元気が出るなと一目お会いしてから私たちも笑顔になるような先生方ばかりでした。

 今回のご講演のテーマは、《チームを組む先生から一目置かれる授業力を高めよう》。食を通した教育は、家庭科、生活科、保健体育等多岐に渡る教科の指導に散りばめられています。つまり、チームティーチングが必須となってくるのです。担任の先生と食のプロフェッショナルである栄養教諭の先生が一緒になって「食」や「栄養」について教える。
 学級担任だからこそ子どもたちに最適な学びを届ける視点とプロフェッショナルとしての専門的な学びの視点が掛け合わさった時、それはそれは子どもたちの「深い学び」へと繋がるだろうと感じていました。

 玉置ゼミ流の「この授業が成功したのなら、子どもは何を言って何を書くのか」。授業を見る上でとても大切な視点です。今回のご講演でも、このワンフレーズがとても重要なキーワードとなりました。チームティーチングは、最強の味方と授業を共に創り出すことだと私は思います。

 4月から教壇に立ちます。私も、栄養教諭の先生方と一緒に授業がしたくなりました。いえ、今回の会を経て、したくてたまらなくなりました。プロフェッショナルである最強の味方と授業を創りたくてたまらないのです。そんな日がすぐそこにあると思うとワクワクします。

 愛知子ども食育塾の皆様、貴重な出会いに感謝でいっぱいです。またお目にかかれました時には、沢山お話させてください。そして、もっともっと「食」についてお教えください。
 玉置先生、私たちのアシストは良かったでしょうか。玉置先生のお話に私もふむふむと聞き入ってしまいそうなのをグッと堪えておりました(笑) 出力は大事です。今でもあのホワイトボードは、私の記憶にしっかりと刻み込まれております。貴重な経験をありがとうございました。
 安藤さん、とっても心強かった!安藤さんの笑顔が私の心の癒しだったよ。ありがとう。また一緒に行きましょう。

 皆様、ありがとうございました。(下野)

※ 写真は林文通先生からいただきました(玉置)
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1月21日 第6回教師力アップセミナーでの学び(長谷川、安田、久保)

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 こんにちは!9期生の長谷川理桜です。1月21日に、盛山先生の教師力アップセミナーに参加させていただきました。

 いくつかの教科書アレンジの中で「ゆきだるまの計算式」というアレンジがとても印象に残っています。計算式と一緒に1文字の平仮名が書かれており、答えを小さい順に並べると「ゆきるま」という言葉ができます。私は「ゆきだるま」ではないのかと疑問に思いました。

 この問題を解く子ども達も「ゆきるまって何?」と疑問に思い「ゆきだるま」という言葉を完成させるために、「だ」になる式を作りたいと考えるようになります。このような形で発問をすれば、子どもたちが自ら「だ」が無いということに気が付き、「ゆきだるま」を完成させるためにはどう展開していくかの発言も出てくることを学びました。

 お話を聞く中で、教科書を少しアレンジすることで、子どもたちが楽しみながら主体的に学んでいけるようになると考えました。また、アレンジする際には子どもたちの身近なものに関連付けると親近感が湧き楽しみながら学ぶことができると思いました。

 今回学んだことを活かして早く授業をしてみたいです。これからもゼミを通じて多くのことを学べると思うと、とてもワクワクします。このような学ぶ機会を設けてくださり本当にありがとうございました。(長谷川)


 みなさんこんにちは、9期生の安田です。1月21日に行われた「第6回教師力アップセミナー」に参加させて頂きました。

 今回の公演は、筑波大学附属小学校の盛山隆雄先生に「教科書をベースに動き出す授業」についてお話しして頂き、自分にどんな工夫ができるかについて考え、学んでいくというものでした。

 私は、授業の工夫や教材研究というと、逆指名や授業構成、追加教材を準備することばかりだと思っていました。だからこそ、考えたこともなかった大元の「教科書」のアレンジ方法について、とても新鮮な気持ちでお話を聞くことが出来ました。

 一概に小学生と言えども、個性は十人十色。勉強が得意な子もいれば、スポーツが得意な子もいます。おしゃべりが大好きな子もいれば、頭を使って考えることが好きな子もいます。同じように苦手なことも人それぞれ。子どもを輝かせようと「得意」な子だけスポットライトをあてると「苦手」な子が置き去りになってしまいます。だからこそ大切になるのが、「平均」に合わせて作られた「教科書」をアレンジすることだと盛山先生は仰いました。 

 「教科書アレンジ」の中でも、子どもたちが「なんで?」と思える問題に変えることで、内発的動機づけに繋げるという方法には衝撃を受けました。
 用意された問題だと外発的動機づけが主体になってしまうからこそ、教師の「教科書研究」がポイントになってきます。「知りたい」を引き出し、主体的で深い学びに繋げていく、これこそが私たちがこれから付けていくべき力なのではないでしょうか。

 まだ、現場での実践経験がない故に私は、授業で指導案を作ると「教科書」に沿って時間内に且つスマートに進めることばかりを意識してしまいます。お話を聞いていく中でどんなアプローチが現場の子どもに有効なのかを知ることが出来たので、まずは来年の教育実習で活かして自分のものにしていきたいなと思います。

 今回、このような貴重な体験をさせていただけたことをとても嬉しく思います。盛山先生、素敵なご講演をありがとうございました。また、ご協力頂いたたくさんの方にも感謝を忘れず、これからもみんなと一緒にたくさん学び合っていきたいです。(安田)

 
 みなさん、こんにちは。9期生の久保です。私も、1月21日に行われた「第6回教師力アップセミナー」に参加させて頂きました。

 今回のセミナーで特に印象に残ったのは、「教科書アレンジ」についてです。私の中で教科書はお手本のようなもので、アレンジすることなく、教科書通りに進めていくことが大事だと思っていました。しかし、今回のセミナーをしてくださった盛山先生が仰っていたのは、教科書の言葉を子供たちから出すことが大事ということです。教科書アレンジは、子供の意欲を喚起し、深い学びを実現できるとして必要なことであると学びました。
 
 その中で、盛山先生が実際に行ったとされる「繰り下がりの引き算」をアレンジしたものがとても印象に残りました。4種類の引き算カードがあり、それらを計算し、答えの低い順に並べると、ある単語が分かるという教材でした。そこで、教科書とは少し引き算カード変えてみるのと同時に、並び替えても変わらないような仕組みになっていました。こうすることにより、子供たちは困惑し、「なぜ?」が生まれます。また、単語を完成させるにはどうすればよいのかを考えるきっかけになります。そこで実際に計算式を考えることで、その答えを引き出すのに多くのパターン(式)があることを学びます。そうすることにより、ほかの文字も複数の式が作れることに気づき、次々に自分たちで考察していく展開が作れます。1つの工夫で多くのものを引き出すことのできるこのアレンジには、感動しました。
 
 児童たちは大人に比べて、おかしいと思うことをおかしいといえると感じます。だからこそ、それを引き出しおかしいと思わせる、違和感を持たせることは教科書アレンジするうえで大切になってくると考えました。
 
 今回、初めて教師力アップセミナーに参加させていただきました。早く授業がしたいと思わせてもらえる、リアルなお話、現場でたくさん使うことのできる技を学ぶことができました。これからの教師力アップセミナーも、どんどん自分の今後につなげていきたいと思います。盛山先生、貴重なご講演をありがとうございました。(久保)

1/21 第6回教師力アップセミナーでの学び(荒木、由原、古川)

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 こんにちは。9期生の荒木歩華です。

 1/21に、第6回教師力アップセミナーに参加させていただきましたので、学びを記事にしていきたいと思います。「教科書をベースに子供たちが動き出す算数授業」というテーマで筑波大学付属小学校教諭として活躍されている、盛山隆雄先生にご講演いただきました。

 今回の講演で特に感じたことは、内発的な動機づけは学習意欲を飛躍的に上げるという事です。

 私にとって算数や数学は、ほかの教科と比べて日常的には目にしない抽象的な内容を扱うことが多いため勉強感が強く、得意になれませんでした。算数や数学はなんのために勉強する教科なのか調べましたが、それでもなかなかやる気になれなかった覚えがあります。しかし、今回の盛山先生の授業は自然にやってみたい!知りたい!と思える魅力的なものでした。

 教科書はわかりやすく、平等に教えるためになくてはならないものです。しかし、ただ教科書の内容を教えるだけでは子供たちは退屈に感じてしまいます。そのため、今回学んだ教科書アレンジを使い、主体的な学びに繋げることが大切だとわかりました。主体的な学びの実現には「逆をたどる」「比べる」などといった発問や展開の工夫が効果的だと学びました。

 そして、子供たちが動き出す授業にするためには、学習させたい内容をそのまま授業の課題とするのではなく、学習内容を、課題を求める過程の中に持ってくることが大切だとわかりました。

 子供たちが学ぶことが楽しいと思えるような授業を作れるよう、今日学んだ授業技術を教材研究や授業づくりにいかしていきたいと思います。盛山先生、素敵な講演をありがとうございました。(荒木)


 こんにちは、9期生の由原です。1月21日に行われた、第6回教師力アップセミナーで得た学びを記事にしていきたいと思います。

 今回は、子どもの意欲を喚起したり、深い学びに繋げるための教科書アレンジの方法について学びました。

 問題、展開や構成、教材の開発など、様々な教科書アレンジの方法を学びました。中でも、教科書の問題を子どもが疑問を持つような問題に変えて、そこからめあてに繋げていく方法を知り、私自身教科書をアレンジするという考えがあまりなかったので、とても刺激を受けました。子どもたちが自ら疑問をもち、「知りたい」という気持ちにさせることが、深い学びに繋がっていくのだと感じました。そのために、わざと迷うような発問をしたり、パズル形式の問題にしたりと、たくさん工夫ができることを知りました。

 また、教科書アレンジの際には、まず教師が教材をしっかり研究し、子どもにどんな力をつけさせることが目標かを理解しておくことが必要だと感じました。教科書通りに授業を行えば、内容がずれていくこともなく、ねらい通りの授業ができるかもしれません。しかし、子どもの意欲を高め、より深い学びに繋げるために教科書アレンジは効果的だと感じました。

 今日学んだ教科書アレンジの方法をこれからの実習や模擬授業で活かしていきたいと思いました。盛山先生、貴重なお話をありがとうございました。(由原)


 こんにちは、玉置ゼミ9期生の古川航太郎です。今回は1月21日に行われた盛山先生の教師力アップセミナーに参加させて頂きました。

 今回の公演では「教科書をベースに子どもたちが動き出す算数授業」をテーマに教科書のアレンジの仕方を学ぶことができました。

 数学的見方・考え方を育てるため、「逆をたどる」や「比べる場面をつくる」「決まりの仕掛け・パズル形式」など多くのアレンジの仕方を学ぶことができた。その中でも私が印象に残ったのは「比べる場面にする」ということです。セミナー内での例として挙げられたのは、30×30と31×29ではどちらの方が大きい数になるのか考えるという問題でした。ただ単に計算をするのではなく、本質に迫る理解を深めるために「比べる」という場面を作ることで子どももなぜなのか?考えながら学ぶことができます。

 もっと知りたい・なんで・学びたいと子どもの内発的動機が高まる授業にしていく工夫を知ることができました。子どもたちの興味・関心から子どもたちの持っている力を引き出す為にも教材研究の重要性を再確認することができ、これから玉置先生の元でもっともっと吸収し自分のものにしていきたいです。

 盛山先生の授業は今すぐにでもやってみたいと思えるような実践的で面白く深い学びに繋がる内容ばかりでした。知っている方も多いと思いますが、実は算数は小学生の好きな教科ランキングでいつも1位の人気科目です。好きだからこそ自分の授業を通してより発展的な内容に自分からチャレンジしていけるような授業作りができるようになりたいと更に思いました。このような学ぶ機会を設けていただきありがとうございました。(古川)

1月21日第6回教師力アップセミナーに参加して(柴山・安藤)

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【柴山】
 8期生の柴山です。朝一番の白湯が美味しい季節になりました。今回は、教科書ベースに子どもたちが動き出す算数授業をどうつくるかを、盛山先生から学ばせていただきました。教科書の一つの問いから、面白く学べる問いをつくれることに驚きの連続でした。学びを踏まえて、心がけていきたいことを記事にさせていただきます。

 パッと見ではわからない、迷って考える場面を増やすことを心がけたいです。例として、30×30と31×29どちらが大きいかという問いがありました。私もこの問いを見たとき迷ってしまい、計算してみたくなりました。さらに、この課題では計算結果に何かきまりはないかと考えながら、32×28、33×27のように派生した問題にも興味を持って取り組んでいけます。思考の回数も自然と増えるのです。きまりを自分たちで発見していくことは、高位の子でも楽しめる活動だと思います。

 式と文字を紐づけ、文字を計算結果の大きさ順に並べかえる方法も印象に残っています。並び替えると「ゆきるま」となり、3番目に「だ」が足りなさそうなことに気づきます。そこから、「だ」の式を考える活動は、どんな子も興味をもって取り組めると思いました。私も、全員が退屈することなく、ワクワクした気持ちを持って取り組める課題を提示していく方法を考えていきます。

 子どもの発言した言葉にこだわることも大切にしていきたいです。引き算の問題で「こっちの数が」のように表現したら、「引かれる数と表現できるといいね」のように声をかけるなどして、日常言語から数学的な表現につなげていくことを意識します。
ただ型に当てはめるだけではなく、授業のねらいをよりよく達成していける楽しい授業を考えていきます。教科書の課題をアレンジして、私も面白い課題をつくっていきます。(柴山)


【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です!非常に寒い日が続きます。安藤家ではついに湯たんぽを出しました!おかげで夜はぐっすりです。

 さて、今回は1月21日に行われた第6回教師力アップセミナーでの学びをまとめます。テーマは『教科書をベースに子どもたちが動き出す算数授業』です。筑波大学付属小学校教諭、盛山隆雄先生がご登壇されました。

 盛山先生の実践授業は、まるで謎解きのようでした。先生から言われずとも自然と考え始めている自分がいました。それほど盛山先生のアレンジが効いた問題は魅力的でした。
 
 考えることで学びは深まります。「何これ」と思わず考えてしまうような、アレンジを効かせた発問を考えます。さらに、学校は仲間と学べる貴重な環境です。色々な人と交流・議論しながら比べる、推測する、迷う活動大切にしていきます。
 
 正直、毎回アレンジを考えることは厳しいと思います。ですが、教師の言葉かけ・発問の仕方によって、学びの質・子どもの意欲は変わってくると思います。どうしたら子どもが食いついてくるか考えながら、言葉をかけるようにします。

 盛山先生のお話を聞いて授業は面白いと思いました!自分のアレンジによってどんな形にも変わります。子どもたちが動きだす、ワクワクした授業をつくるためにこれからもアレンジ方法や発問の仕方等を研究していきます。そして早く実践したいです!(安藤)

1月21日 第6回教師力アップセミナーでの学び(今井、下野)

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 こんにちは。7期生の今井、下野です。先日の第6回教師力アップセミナーでの学びについて共同で記事を書かせていただきます。今回は、盛山隆雄先生が「教科書をベースに子どもたちが動き出す算数授業」をテーマに様々なお話をしてくださいました。

【今井】
 盛山先生の教科書アレンジ法が、本当に素晴らしいなというのを感じました。子どもが発言したくなるような違和感を作っていたり、やってみたいと思う問題提示の仕方をしたりするアレンジを紹介していただきました。このアレンジをすることで、子どもの意欲を高め、さらに深く理解できるということが分かりました。

 私も盛山先生の授業を受けてみたいと思いました。楽しく授業に参加していたら、いつの間にか、算数が得意になっていそうです。同じ算数の問題であっても、少しの工夫でこんなにも面白そうな問題になるのだということを感じ、感動しました。

 セミナー中、私たちへの問いかけもあって、とても楽しかったです。まんまと意欲を掻き立てられていました。盛山先生の手の平で踊らされた感覚でした(笑)
 盛山先生から今回教えていたアレンジも実際にやってみたいと思いました。先生のように楽しい仕掛けのある授業をしていきたいです。(今井)


【下野】
 筑波大学附属小学校の 盛山 隆雄先生にご教授頂いた今回のセミナー。教材を自由自在に操られる盛山先生のお話に正に目から鱗でした。

 教科書。それは、子どもたちが皆手にする平等な教材です。平等に皆が教科書を手にする、日本の子どもたちは恵まれています。その一方で、「個別最適な学び」も検討していかなければなりません。

 子どもたちの「○○したい」を引き出すアレンジの数々。私に出来るだろうかと思いつつ、「したい」と思いました。

 子どもたちの学びを自由に、その大元には教科書がある。強い味方です。教科書を大切に、目の前の子どもたちを大切に、そんなことを教えていただいたセミナーのように思います。深い学びをありがとうございました。(下野)

1月21日 第6回教師力アップセミナーでの学び(古賀、石上)

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 こんにちは、9期生の古賀です。1月21日に行われた教師力アップセミナーでの学びについて書いていきたいと思います。
 
 今回は、盛山隆雄先生に「教科書をベースに子どもたちが動き出す算数授業」というテーマでご講演をいただきました。よりよくねらいを達成するためや子どもの意欲を喚起するための教科書アレンジで、具体的な方法を実践例を基に学ばせていただきました。1年生の繰り下がりのある引き算での実践例は、とても魅力的かつ刺激的で子ども視点でどんどん引き込まれていきました。また、授業展開の仕方も大変参考になり、早く授業をしてみたいなと思いました。

 また、教科書アレンジの仕方の中で、日常生活の場面に適しているか確かめること、単純な習熟の問題に付加価値を与えること(解きたくなる工夫や数学的な見方・考え方を働かせる法則がある問題を扱う)など、今までの私になかった考え方を多く学ぶことができ、とても実りあるものになりました!授業づくりの際は、ねらいから確認し、これをよりよく解決するためにどうするか?という視点を持ち続けてこれからも学び考えていきたいと思います。盛山先生、貴重なお話をありがとうございました。(古賀)


 こんにちは。9期生の石上です。今回は、1月26日に行われた第六回教師力アップセミナーで盛山隆雄先生のお話から得た学びについて書いていきます。

 今回のセミナーでは、授業における教科書を軸とした様々な指導方法を学びました。中でも印象的だったのは「くり下りのある引き算」で、引き算の答えを小さい順に並べるとどんな言葉になるかというものでした。このような教科書にある問題を身近なものに置き変えてみたり、一文字隠してみたりするなど、少し視点を変えて工夫すると子どもたち同士の議論が活発になり、学びが深まると感じました。

 セミナーで学んだ全ての方法が、その授業時間で子どもたちにどんな力をつけさせたいかや、何を達成させたいかをしっかりと押さえつつ、算数が苦手な子も得意な子も、全員が参加できるような授業展開になっていました。また、「この方法でやってみたい!」「こうしたらどうなるの?」など、子どもたちの生きた反応を活かし、子どもたち自身が主体となった授業を展開していくための授業構想が重要だと改めて感じました。

 盛山先生、今回は貴重なお話をありがとうございました。(石上)

1月21日第6回教師力アップセミナーでの学び(久野、池戸、高橋)

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 こんにちは、7期生の久野舞菜です。本日、第6回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回のテーマは、「教科書をベースに子どもたちが動きだす算数授業」。筑波大学付属小学校教諭として活躍されている、盛山隆雄先生にご講演いただきました。

 たくさんのことを学ばせていただきましたが、その中でも特に私の心に残っている言葉は、「教科書アレンジ」です。大学で4年間、教育について学んできましたが、この言葉とは初めて出会いました。

 教科書をただ機械のようになぞるのではなく、教師が能動的にアレンジしていく。そうすることで、目の前の子どもをより惹きつける。教科書アレンジとは、とても子ども思いな考え方であると感銘を受けました。

 そんな教科書アレンジには、いくつかのテクニックがあることを教えていただきました。「逆をたどる」、「パズル形式」、「比べる」などといった方法を使うことで、問題に出会う楽しさを味わわせたり、ただの知識ではなく、算数の見方・考え方につなげたりすることができます。これらは、いろんな単元、分野で扱うことができるテクニックだと思います。授業の幅が広がるように思い、ワクワクしました。

 有難いことに、4月から、教壇に立たせていただきます。仕事内容は未定ですが、講師として、算数の少人数教室を任せていただくこともあるかもしれません。そのときに、今回学ばせていただいた授業技術たちを駆使して、子どものワクワクが止まらない授業をつくっていきたいです。盛山先生、学び溢れるすてきなご講演をありがとうございました。今回の学びはこれから出会う子どもへと、恩送りしていきます。(久野)


 こんにちは。7期生の池戸です。いよいよ玉置ゼミでの学びも残り少なくなってきました。さて、今回は先日の教師力アップセミナーでの学びを振り返ります。

 今回は盛山隆雄先生から教科書をアレンジしたオリジナルの授業の作り方について学びました。まず、盛山先生の発言で印象的だったのが、子供を動かすのは教科書の仕掛けやアレンジだけでなく、教師のたった一つの言葉がけということです。 

 これから、授業作りをしていくうえで、やはり教科書や指導書通りの授業を行っているだけでは、全ての子どもが意欲的に授業に向かうことはできません。だからこそオリジナルの授業を作りたいという思いになるのだと思います。しかし、目まぐるしい日々の中で、全ての授業を1から考え、オリジナルにすることは可能なのか、、これが私の正直な気持ちでした。

 それでも、盛山先生のお話の中で、例えば教科書と同じ問題を扱っても、それをどのように子供たちに問うのか、問題の一部だけをオリジナルにするなど、工夫の仕方は無限にあるのだと思いました。盛山先生の実践例を聞いていると、子供が時間を忘れて問題に熱中している場面が想像できました。そんな授業作りが自分もできるように、今日の学びも存分に生かしていきたいです。(池戸)


 こんにちは、高橋です。教師力アップセミナーの学びを綴ります。
 
 さっそくですが、今回のセミナーを聞いて、やはり子どもの自然な「?」が生まれる授業を行っていきたいと思いました。そのためには、盛山先生の授業方法どれもに共通していた、子供の自発的な気づきを促すことを常に教材研究の際に意識することが大切だと学びました。

 私の考える指導者の目指すべき授業は、子どもが自ら学びを掴み取っていく授業だと思います。そのために、教科書に忠実になりすぎるのではなく、学習者にとって最適な教材や発問を提供する必要があります。
 
 私は、4月から実際に教壇に立ちます。はじめから、すべての教科でアレンジをすることは、難しいと思います。ですが、なるべく早く、学級の子どもにあった授業を展開するために、子供との関係づくりを大切にしていきます。
 
 盛山先生のお話を聞いて、早く授業をやってみたい!と思う気持ちと同じくら不安が募るばかりです。ですが、子どもとたくさん関わり合って少しずつ授業を作っていけたらと思います。(高橋)
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