6月26日 9期生ゼミでの学び(荒木)

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 こんにちは!9期生の荒木です!今回のゼミでは、小学校2年生の音楽教材「小ぎつね」の授業をさせていただきましたので、そこでの学びを記事にしていきます!

[短くわかりやすい指導を]
 1つ目は、短く分かりやすい指導を心がけることです。模擬授業では、丁寧に説明しようという気持ちから、説明が長くなってしまいました。今回の授業対象である小学2年生は、歌いたくてうずうずしたり、集中力があまり続かなかったりすることから、先生の長い話は最後まで聞くことが出来ません。伝えたい内容をいかに短く分かりやすく伝えるかが大切だということを学びました。そして、低学年でも最初からあまり話しすぎず、まずは子どもを信じて授業をしてみたいと思いました。

[言葉の抑揚]
 2つ目は、話す時の言葉の抑揚に気をつけることです。玉置先生からは「歌うように話しなさい」とお言葉をいただきました。短く分かりやすく伝えるためには、抑揚をつけて話すことが大切だと思いました。低学年ほど先生の言い方には敏感で、すぐに変化します。日頃から心がけて、先生になるまでに抑揚のある話し方が自然にできるようにしたいと思いました。

[子ども自身で歌を振り返る時間 を作る]
 3つ目は、児童が自分たちの歌を振り返る時間を作ることです。今回の授業では、児童役の歌う様子を動画に撮って、その様子を見せました。子どもたち自身で自分たちの歌を振り返り、「自分たちの目指す歌い方ができていたか、どのように歌ったらもっと良くなるかか」を考えさせることが目的でしたが、ビデオを見たあとに振り返る時間をあまり取ることができませんでした。

 児童が歌を振り返る時間をとる時には、安田さんの模擬授業で学んだ話し合いの仕方を活かしたいと思いました。自由で活発な話し合いのためには、子ども同士が向き合い、先生はその見守り役として存在感を消すように椅子に座ること、発言する児童の向かい側に座る(子どもはどうしても教師に向かって話してしまう)ことを学びました。

[ロイロノートの活用]
 今回、ロイロノートを使って授業ができるようになりたい!という思いがあったので、初めてでしたが挑戦してみました。

 使ってみて気づいたことは、ロイロノート活用により授業準備の時間が格段に減り、教材研究に時間を割けたということです。今までの模擬授業でやってきた、ワークシートを作ったり、それを児童に配ったり、楽譜を拡大コピーしたり、掲示物を作って印刷し、その紙の裏にマグネットを貼ったりする作業を、授業準備を全てロイロノートで済ますことができました。そして、タブレットに資料を入れておけるため子どもが無くしてしまう恐れがないことや、子どもがロイロノート内で提出したワークシートに教師が丸つけやコメントをし すぐに返却できること、ノートの共有が容易であることなど、沢山の良さを発見し、ロイロノートを勉強して良かったと思いました。

 今回も学びが多いゼミで、また自分の視野が広がりました。子どもたちが主体的に音楽と関わり、生涯にわたって音楽を楽しむことができるような授業を目指して、更に授業力磨いていきたいと思います。(荒木)

5月29日春日井市立藤山台中での学び(丸山託生)

 こんにちは!準ゼミ生の丸山託生です。5月29日、玉置先生にお取り計らいいただき、春日井市立藤山台中学校を訪問いたしました。授業の参観、研究協議に参加させていただき、「子ども主体の授業」について新たな視点を学ぶことができました。その中でも特に印象に残った点について述べていきたいと思います。

1 「授業における教師の役割の変化」
 今回、第5時限目の社会科の授業を参観させていただきました。生徒たちが情報の収集・分析・まとめの学習過程に沿って、ICT端末を活用しながらグループで調べ学習を行っていたのですが、私はその”自然さ”に驚きました。

 私自身が中学生だったころは、先生が教えたことをノートに記録するような授業が大半であったと記憶しています。しかし今回、藤山台中学校の授業では、その時間の半分以上は、生徒主体で進められていました。これは単に「生徒に任せる」というものではなく、指導者が予め学習過程を示し、それを踏まえてから、生徒に学習の主導権を握らせるように練られたものであったと拝察しました。教師の準備と学級経営が土台となり、その上で生徒にハンドルを渡すことが、生徒主体の授業に繋がることを実感しました。

2,「ICT端末の活用と個別最適な学び」
 授業内では「乾燥帯の人々の生活について」グループで調べ学習を行う活動がありました。その際、Aさんが「これどこかで見たことある!」と言ったのに対して、Bさんが「調べます!気になるから」と、即座にインターネットで調べる場面がありました。

 玉置流での「個別最適な学び」とは、学習の自己選択・自己調整であり、指示されてやる学びではないとされています。BさんのICT端末の活用法は、まさにこの「個別最適な学び」であり、生涯活かすことのできる学びであると思いました。

 今回、授業の参観、研究協議に参加させていただき、一方的に教える授業ではなく、子どもが自ら学んでいく授業の大切さやその効果について実践的に学ぶことができました。将来、私も教師として、学びのコーディネーターとして、子どもの学びに伴走者として関わっていくことを大切にしていきたいと改めて思いました。

 玉置先生、藤山台中学校の先生方、貴重な学びの機会を作ってくださりありがとうございました。(丸山)

※ イラストは生成AIにて作成
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