中学校実習での学び(由原)

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 こんにちは!9期生の由原希音です。今日は、4週間の中学校実習での学びを記事にしていきたいと思います!

 私が実習させていただいた中学校では、「学びの共同体」という、教師がなるべく話さず、生徒同士で学び合い、課題解決を行う授業形態でした。始めは、慣れない授業形態に戸惑いましたが、そこから生徒の意見からつくり上げる授業を学びました。

 私は、はじめのうちはどのように自分の伝えたいことを生徒に発言させるかばかり考えていました。今振り返ってみると、型にはまった、生徒にとってつまらない授業だったなと感じます。そのときに、「もっと生徒に任せて、楽しんで授業してごらん」という助言をいただきました。そのことを意識して授業を行うと、私自身が気楽に、楽しく授業できるようになり、それが生徒にも伝わって、発言も増えたように感じました。しかし、生徒に委ねすぎてしまうと、伝えたいことが押さえられないので、そこに到達するまでの教師の言葉がけが大切だと思いました。

 もう一つは、褒める際の言葉がけです。私は褒めるとき、「いいね」「さっきよりよくなったよ」を連呼していました。担当の先生は、褒めるときの言葉のバリエーションが豊富で、生徒がもっと〇〇してみたいと思うような言葉がけをしていました。私も、生徒の意欲に繋がる褒め言葉の引き出しをたくさん身につけたいと思います。

 中学校実習では、小学校とはまた違う学びを得ることができました。実習で得た学びや、思うようには出来なかった悔しさを忘れずに、これからに活かしていきたいと思います。(由原)

11月29日 笹尾東小学校での学び(澤本、新谷)

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 こんにちは!8期生の澤本です。今回は、東員町立笹尾東小学校で授業を見させていただいたので記事にしていきます。

 5年生の算数の授業を見学させていただき、その後校内研修会にも参加させていただきました。今回の授業は習った図形をもとに三角形の面積を求めるといった内容でした。

 担任の先生は「大丈夫」、「他の子が助けてくれるから」、「こんなやり方もあるよーって人?」というように優しい、間違えてもいいんだと思える声かけをたくさんされていました。それによって、子どもが安心して学べる・話せる教室になっていて、教室が子どもたちにとって安全基地になっていると強く感じました。また、「ここってなんて言葉がいい?」やまとめを子どもの言葉からまとめていて、子どもが中心となった授業だと思いました。
 
 私が一番印象に残ったことは振り返りの大切さです。授業の導入では、前時の子どもの振り返りを読み上げていました。そこでは、「4年生のときに勉強した〜」や「友達の名前が入ってるね」といったように聞いている側は振り返りのポイントを分かりやすく捉えることができました。子どもも「こういう振り返りをすればいいいんだ」と気づくことができると思いました。

 さらに、振り返りボックスという振り返りの視点をまとめたものをクラスで共有してそれに沿った振り返りが行われていました。ただ教室に貼ってある、教師が声を掛けるだけでなく、子ども達全員が振り返りボックスの紙をもっていて、自らそれを見ながら振り返りを行っていました。私も振り返りの重要性を子どもと共有した上で授業をしていきたいです。

 笹尾東小学校様、この度は貴重な授業並びに研修会に参加させていただき、ありがとうございました。終わった後も私たちゼミ生の質問に答えていただき、学びを深めるだけでなく、4月からの学校生活のイメージをふくらませることができました。笹尾東小学校様、玉置先生、ありがとうございました。(澤本)


 こんにちは、8期生の新谷です。先日、東員町立笹尾東小学校に訪問させて頂きました。今回は算数の授業を見させて頂きました。授業の中で印象的だったことが2点あります。

 1点目は、先生の声掛けや子どもへの関わり方です。先生は授業の中で子どもを安心させる声掛けを多くされていました。発表が上手く言えなかった時には、次の子がスタンバイしているから大丈夫だよと言い、作業の後には、困ったよって子はいなかった?と聞き、授業の中で子どもが安心して学べる場が徹底して提供されていました。

 また、子どもが不安そうに先生に見せると先生はグッドのポーズをしていいね!と言うような表情で子どもを安心させている姿も見ることが出来ました。このように、授業において、子どもが失敗しても大丈夫と思いながら勉強ができる環境を声掛けや関わり方で提供する先生の姿を見て、私も先生のような授業ができるようになりたいと感じました。

 2点目はICTの活用についてです。今回の授業の大部分はICTを使って行われていました。図形を求める過程において、紙ではなくICTを使うことで、子どもが粘り強く何度もやり直しができることが出来ると研修会の場で学びました。また、ICTを使うと、子どもの意見を一気に見ることが出来たり、子ども同士も他の子どもの解答を気軽に見ることができたりします。今回の授業でも子どもがほかの子どもの書いた答えを見てなるほどという顔をしている姿を見ました。ICTの利便性を改めて実感することが出来ました。

 次に研修会についてです。私たちの班の先生方は、紙に入り切らないほどの意見を書いていたり、私たち学生にも何か意見あった?優しく聞いてくださりました。この先生方の学ぶ姿勢を見た時に、私も先生方のように学び続ける教師でありたいと強く思いました。

 最後に先生に質問させて頂きました。私は最初学級に入った時に子どもたちの授業と休み時間の切り替えがとてもしっかりされていて、その指導をどのように行ったかがとても気になったので、聞くことが出来て良かったです。

 今回、笹尾東小学校に訪問させていただいて、先生方の学び続ける姿勢に1番心を動かされました。また、村上先生の授業は子どもへの思いやりが溢れている授業で、本当に子どもを1番に考えているからこそ成せるものだと思い、私も村上先生のような子どもに安心感をもたらすことの出来る授業ができるようになりたいと強く感じました。今回も多くのことを学ばせて頂き、ありがとうございました。(新谷)

11月29日 東員町立笹尾東小学校でのまなび(島田、柴山)

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 こんにちは、島田です。11月28日に東員町笹尾東小学校への参観実習へ参加させて頂きました。そこで学んだことの4つを書きたいと思います。

 1つ目は、振り返りの価値付けの仕方についてです。授業の始めに振り返りの共有が行われ、子ども達の振り返り内容や価値付けの質の高さに驚かされました。先生も共有の際、
・人の名前が入っていて〜
・やってみたいこと
など振り返りのやり方を価値付けを行っていらっしゃいました。授業の終盤では、振り返りボックスという振り返りの方向性のヒントを示すカードが提示されたとき、だから子どもたちがこのように振り返りをできるようになるのかと更に驚きました。

 2つ目は指示の出し方についてです。一つ一つの指示が明確で、
・教科書とノートは使わないからしまいます。
・(グループでの話し合いの際)出張はしなくてい
 いです。
・タブレットは今一旦しまいます。
など子ども達が今、何をして何をしないかということが分かりやすく簡潔に伝えられており、見通しの立つ授業になっていました。

 3つ目は子どもへの接し方についてです。こどもの声をうまく引き出す授業で、子ども達が安心して学べる環境になっていたと思いました。それは、先生の肯定的な呼び掛けがしっかりと行き届いていたからだと考えます。
・みんなが助けてくれるから
・大丈夫
・◯◯さんが、次スタンバイしてくれているね
など、間違いを怖がることなく安心して自分の意思を表明できる雰囲気づくりが徹底されいたからだと思います。

 4つ目はICT機器の使い方についてです。今回の算数の授業では3種類の使い方がされていました。
・図の拡大縮小
・図への書き込み(矢印や文字)
・課題の反映
 英語であると、ネイティブ音声の活用や口の動きが主な利用例ですが、他教科の利用方法を知ることでより柔軟にICTを使えるようになると感じました。国語では、文の並び替えを行う時に使うと教えて頂き、この事から英文でも同じことができると考えました。特に英語では接続詞や副詞で品詞が異なっても、意味は似た用語が沢山あります。そのため、並べ替えをデジタルにすることにより、子ども同士での比較が容易になり、よりつながり易くなると考えました。
 
 振り返りや学級経営、授業展開など、多くのことを学ばせて頂き、自分でも目標にしたいと思いました。笹尾東小学校の日置校長先生を始め、皆さんに感謝しています。ありがとうございました。(島田)


 8期生の柴山です。今回は、三重県東員町立笹尾東小学校で5年生の算数科の授業を参観させていただきました。既習事項の平行四辺形の面積の求め方をもとに、三角形の面積を求める授業でした。

 子ども同士が安心して学びあえる雰囲気の学級でした。授業中に誰一人離脱することもなく、話し合いの時も落ち着いていました。黒板の前に出てきて発表する際に、児童が「わからない」と正直に発言していた場面が印象的です。わからないことを素直に言うことは、勇気がいることです。学級に対しての安心感があるからこそ、全体の前で正直なことを話せたのだと思います。

 「わからない」といった子には、「がんばったね」と温かい声掛けをし、「助けてくれる人はいますか?」と他の子につないでいました。先生の温かい切り返しのおかげでこの雰囲気つくられているのだと感じました。

 子どもの反応や表情に合わせて、その場で指示や声掛けを変えていたことも印象に残っています。分からない時でも先生や仲間が助けてくれるという安心感の積み重ねが、子どもの素直な反応を引き出しているのだと思いました。日ごろから意識しなければ、咄嗟に先生のような切り返しはできないと思います。素直な反応に柔軟に関わっていけるよう意識して、4月からの教員生活を送っていきます。
 
 授業の最初、生徒の振り返りからスタートしていました。「(友達の名前)さんが言っていたように、、、」のような振り返りを共有していたことが印象的です。友達の名前を入れた振り返りを価値づけることで、人の意見から学ぶ習慣もつけていけると思います。名前を読まれた方も嬉しいと思うため、振り返りの視点として「友達の名前」も大切にしていこうと思いました。

 質問会、授業参観を通して多くのことを学ばせていただきました。教員生活に向けて、良い刺激を受けました!笹尾東小学校の皆様、玉置先生、ありがとうございました。 (柴山)

11月29日 東員町立笹尾東小学校での学び(前野、安藤)

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【前野】
 こんにちは。8期生の前野です。
 11月29日に笹尾東小学校で授業を見させていただきましたので、学びを記事にまとめていきたいと思います。

 今回は5年生の算数の授業を見ることができました。どの子も集中して問題に取り組む様子が印象的で、先生の温かい雰囲気と声かけによって、子どもたちも安心できる環境で学んでいる様子がとても伝わってきました。

 授業を見る中で、授業の導入と最後に振り返りを活用していたところが印象に残りました。授業の導入では、前回の授業での振り返りをいくつか紹介していました。友達の名前や言っていた内容が書かれた振り返りを紹介していて、これは授業に集中して取り組んで1時間の学びが子どもたちにしっかりと定着しているからこそ書ける振り返りだなと、レベルの高さに驚きました。

 そして、授業の最後には振り返りの時間を設けて、「振り返りボックス」という振り返りの視点を示したものを参考に振り返りを書いていました。不思議や疑問、友達の名前、気になったこと等、振り返りの視点が書かれたものを手元に置いておくことで、振り返る内容が明確になり、授業の冒頭で見たような次につながる振り返りが書けるようになるのだろうと感じました。これは算数に限らず振り返りの場面で使っているそうです。私も4月から授業を行うときには、ただ振り返りを書いてもらうのではなく、どのような視点で振り返りをするのかを子どもたちに伝えて、振り返りを次の学びにつなげられるようにしたいと思います!

 また、ICTを活用して子どもの考えを集約することで、全員の考えが一覧になって表示されていました。図形の問題だったので視覚的にとても分かりやすく、自分の考えと似ている人はいるか、違う考え方はあるかというように自分の意見と他の意見を比較する際に有効に使うことができることを学びました。ICTを活用することで、いくつもある情報の中から自分で必要な情報を取りに行くことができる力を育むことができると分かりました。子どもの考えを集約して、お互いに意見を比較・分析するという活動は算数以外の授業でもできると思うので、ぜひ自分が授業をするときにも参考にしたいと思いました。

 授業を見させていただいた後には、笹尾東小学校の先生方に質問させていただく時間も頂くことができました。4月から教壇に立つ8期生に温かい言葉をかけていただき、励みになりました。本当にありがとうございました。今回初めて笹尾東小学校に行くことができ、たくさんの学びを得ることができました。笹尾東小学校の皆様、玉置先生、ありがとうございました。(前野)

【安藤】
 こんにちは!玉置ゼミ8期生の安藤です。 先日、東員町立笹尾東小学校に訪問させていただきました。今回も本当にたくさんの学びがありました。この学びから、今後大切にしていきたいと思ったことを記事にしていきます!

 算数の授業を参観させていただき、大切にしたいと思ったことが2つあります!

 1つは“子どもが安心して発言できるような言葉かけ“です。授業中、自信を持てず発言をためらう子どもがいました。子どもの呟きを先生は拾い、「分からなくても良いよ」「大丈夫だよ」といった言葉をかけていました。この言葉かけがあるからこそ、子どもは勇気をもって発言することができたと思います。さらに先生は「みんなが助けてくれるよ」と仰って、続きの説明を他の子に繋げていました。このように学級の心理的安全性を高め、子と子をつなぐ言葉かけをしていきたいです!

 もう1つは“振り返り“です。授業は振り返り紹介からスタートしました。私はこの振り返りのレベルの高さに衝撃を受けました。自分に関する振り返りはもちろん”友達の良かった姿から次回はこんなことを頑張りたい”という内容が書いていました。

 なぜこんなにレベルの高い振り返りができるのか、その秘訣は以下の2つにあると気付きました!
・振り返りの観点を明確にする
・価値づけ
 振り返る際に「振り返りBOX」を活用していました。ここには、振り返りの観点が示されていました。これは振り返る際のヒントになるので、私も活用したいと思ました!さらに、先生は振り返りを紹介する際、「友達の名前も書けているね」と具体的に価値づけていました。このように日常的な価値づけをする事もレベルの高い振り返りの秘訣だと思います。価値づけすることを日常的に行い、振り返りの意義を伝えることも大切にしていきたいです!

 研修会では、授業者の先生と一緒のグループに参加させていただきました。先生は学生の私にも「何か意見あれば教えて下さい」と仰いました。この時、私も先生のように“どんな時も、誰に対しても学ぶ姿勢を忘れない教師”であろうと思いました!

 現場を見て得られる刺激や学びがたくさんありました。笹尾東小学校の皆様、そして玉置先生、貴重な学びの機会をいただき本当にありがとうございました!!(安藤)

11月29日 笹尾東小学校での学び(寺尾、伊藤)

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 こんにちは、8期生の寺尾です。今回は笹尾東小学校の授業を見させていただいたので、学びをまとめます。

 今回は、5年生の算数で、既習事項を用いて三角形の面積を求めるという授業でした。間違っても大丈夫、他の子が助けてくれるという声掛けをされていて心理的安全性のある学級で、子どもたちの関係も良好に見えました。子どもから引き出すことがすごく上手く、教師が説明する時間が少なかったのが良かったです。

 そのなかでも特に、切り返しの言葉が印象に残っています。ある場面でこれらを「仲間分け」しましょうといったところ子どもたちは固まっていました。しかし、これらの「共通点」を見つけましょうというと、子どもたちの様子が変わりました。少しの言葉選びでこんなに違うんだと思ったと同時に、子どもの反応を見て切り返しの言葉をスっと出すことの凄さを感じました。自分はそういったことが苦手なので、徐々に慣れていきたいです。

 また、面積を求めるのに「切る」という方法を用いることは分かっていましたが、その図形を切る事で、何の形に変えたいのかというところまで抑えることで、ねらいを達成させることになることを学びました。子どもたちにどんな力をつけたいのか、子どもたちから何を引き出したいのかを考えた授業づくりを意識していきたいです。

 今回初めて三重県の学校に行きましたが、この授業を見ることが出来て本当に良かったと思っています。子どもも先生方も温かい方ばかりで、半日いただけでもこの学校の良さが伝わってきました。笹尾東小学校の皆様、玉置先生、ありがとうございました。(寺尾)


 こんにちは。8期生の伊藤です。11月29日(水)に三重県の東員町立笹尾東小学校を訪問させていただきました。今回は、この学校訪問での学びを記事にしていきたいと思います。

 まず初めに、算数の授業を見させていただきました。この授業内容は、三角形の面積の求め方についてでした。

 授業が始まる前の子どもたちは、とても賑やかで、楽しそうな様子でした。何人かに声をかけてみても、どの子も明るく元気に話してくれました。しかし、授業が始まった途端に、子どもたちの顔つきが変わりました。授業中も、先生の指示はしっかり聞いて活動に集中して取り組んでいました。また、先生の話だけでなく、友達が発表しているときも、他ごとをせずに、静かに聞いていました。

 私は、なぜこのような落ち着きのある学級になっているのか疑問を抱きました。この疑問の答えは、授業中の教師の働きかけが関係していると思えます。それは、子どもを大切にした言葉がけです。授業者の先生は、緊張して発表することが難しい子には、「みんなが助けてくれるから」や「みんないるから大丈夫」の言葉がけや、途中までしか発表ができなかった子には、「ありがとうね」や「がんばったね」の言葉がけをなされていました。

 また、この先生の言葉は、意識的にではなく、本心から出ているものだと感じます。お会いしたのは初めての先生でありましたが、私はこの先生は子どもにとって優しい先生なんだろうなと思いました。このように思えるくらいに、先生の授業中の働きかけから子どもに対する思いが伝わってきました。

 先生が子どもに対する思いを、普段の学校生活の中で、言葉や行動で表現しているからこそ、子どもが先生のことを信頼することができ、落ち着きのある学級になっているのではないかと思いました。このことから、先生の子どもを大切にした言葉がけの大切さを学びました。また、どの場面で、どんな言葉がけをすることで、子どもたちを支えることになるのかについても、勉強になりました。

 他にも、授業の進め方、ICTの使い方についても、多くのことを学ぶことができました。その中でも特に、子どもに対する言葉がけが印象に残ったため、このことを記事に書かせていただきました。

 本日は、多くのことを学ばせていただき、ありがとうございました。東員町立笹尾東小学校の先生方は、私たちのどの質問にも真剣に答えてくださり、私たちの学びの励みになりました。また、東員町立笹尾東小学校の子どもたちは、私たちを温かく迎えてくれたので、とても嬉しかったです。また機会があれば、よろしくお願い致します。(伊藤)

11月4日 いのちの授業を体験的に学ぶ(由原、久保、小林)

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 こんにちは、9期生の由原です!今日は、「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学びを記事にしていきたいと思います。今回は、玉置先生の道徳の授業に参加させていただきました。

 子どもの発言から問いをつくり、その問いを深めていくという、自分たちで授業をつくるという展開で進められました。子どもからの疑問などを問いにすることで、自然と意見も言いやすくなり、学びが深まっていきました。また、主人公の苦悩を自分を重ね合わせることで、共感する部分も感じられ、より主人公の道徳性の高さに気付くことができました。子どもの発言を聞くだけでなく、その発言から学びを深めるための発問があり、より深く考えることができました。このように、子どもたちの発言から授業を展開することで、一方的な授業ではなく、自分たちでつくる授業に繋がっていくのだと学びました。

 教育実習で道徳の授業をしてみて、子どもの発言を繋げて深めていく難しさを改めて感じました。私は、子どもの発言を問いに繋げていくことができず、いつも一方的な授業になってしまいます。今日の授業で、自分の中でしっかりと軸をもっておくことで、子どもの発言から授業をつくっていってもぶれずに授業することができると学んだので、軸をもつことを意識していきたいと思います。そして、子どもたちが自由に発言できるような授業をつくっていきたいと思います。

 玉置先生、山田先生、龍崎先生、そしていのちのセミナー関係者の皆様、貴重な機会をありがとうございました。今日学んだことを、これからに活かしていきたいと思います。(由原)


 こんにちは!9期生の久保です。今回は、「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学びを記事にしていきたいと思います。

 今回は玉置先生が、いのちの授業をされているのに実際に参加させていただきました。取り上げられたテーマは「戦争を取材するジャーナリスト」でした。最初に読んだ後、そのジャーナリストに伝えたいことや問いを聞かれました。すると、そこから授業を展開し、自分事として置き換えながら考えさせる授業でした。最後には、ジャーナリストの生き方をこれからの自分に生かせるとしたらどうしたいか、考える時間もありました。

 今回の授業を参加させていただいて、自分の道徳の授業を振り返りました。道徳は子供の率直な意見を引き出せることができる授業だと思います。私は、こう言って欲しいなとある程度の回答を求めるあまり、限定的な回答を期待する発問しかできず、率直な意見を求めるのに苦戦しました。

 玉置先生の授業は、子どもの素直な意見から広げていき、それでも最後こう言って欲しいと思う筋が通っていて、そこに着実にたどり着いていました。そのようにするために、追質問したり、付け足しさせたりして考えを深め、自然に真実に近づけようとしていらっしゃいました。とても勉強になりました。

 玉置先生の本場の授業を参加することができ、とても貴重な体験になりましたし勉強になりました。また、山田先生、龍崎先生、そしていのちのセミナー関係者の皆様、貴重な機会をありがとうございました。   (久保)

 
 こんにちは。9期生の小林です。11月4日にじゅうろくプラザで開催された「命の授業」に参加させていただきました。

 「命の授業」と聞いていたので、子どもの自死を防ぐ内容の授業なのかなと予想して会場へ向かいましたが、実際には戦場を取材するジャーナリストの女性を取り上げた授業でした。最終的にその女性は戦地で亡くなってしまったのですが、彼女の生き方から私たちは「自分だったら」と、彼女の立場を想像し「命」について考えました。

 私は今まで教科書の内容の道徳にしか触れたことがなく、「命」を考えるために1人の女性の「人生」をテーマにして授業をするというアイデアが印象的でした。今回、玉置先生は授業前に「中学生になりきって」とおっしゃっていましたが、短くも充実し、良き影響を与えた女性のストーリーは、大人である私たちの心を動かすものでした。

 また玉置先生の授業では、どんな意見も肯定して受け止めてもらえる安心感がありました。自分の実習での授業を振り返った時、子どもたちは安心して発言することができていただろうかと不安になりました。正解のない道徳では、どんな発言も受け止めてもらえる安心感がとても大切だと思います。私も授業を受ける児童生徒に、安心感を与えられるような教師になりたいと思いました。(小林)

中学校教育実習を終えて(小林)

 中学校で教育実習を経験させていいただくなかで、小学校実習のときには感じることのなかった、思春期の生徒とのコミュニケーションの難しさ、また専門科目である「外国語科」を教える楽しさを感じました。

 小学校実習の時は、児童の話に耳を傾け、児童のつぶやきから授業を展開するように心がけていました。しかし中学校では、生徒がつぶやく様子があまり見られず、教師である自分が主体となって授業を進めることがほとんどでした。理想としていた授業と乖離した自分の授業を振り返り、反省する毎日でした。

 また英語の授業に関して、文法以外オールイングリッシュの授業を展開したいと考えていましたが、英語を積極的に使って授業をすると生徒の反応が悪くなり、実際に授業後に生徒に話を伺うと、「何を言っているのか分からなかった」と言われてしまいました。使う単語をなるべく簡単なものにしたり、ジェスチャーを使ったり、声色に感情入れるなどの工夫してはいたものの、英語を英語で指導する難しさを痛感しました。

 指導教官の先生と生徒の英語力についてたくさんお話しましたが、やはり「英語嫌い」が顕著にみられることが課題だと感じました。私自身、英語を勉強し始めたのは9年前一般的であった中学1年生からでした。「英語が楽しい」と感じ始めたのは高校3年生からでした。英語は、分からないと楽しくないし、分からないものを好きになることは不可能です。今回の実習で、オールイングリッシュは理想的ではあるものの、段階的に取り入れるのが現実的なのではないかと感じました。

 色々な課題はあったものの、教壇に立って大好きな英語を教えることのできた時間はとても幸せなものでした。私のやりたい様に授業をさせてくださった指導教官には感謝の気持ちでいっぱいです。最終日には、私が留学していたカナダについて子どもたちに話す時間をいただきました。自分の宝物のような経験を子どもたちに伝えられたことで、自分の経験が更に意味のあるものになったように思えて嬉しかったです。

 小学校と中学校の実習を経験して、私は子どもを「英語好き」にして中学校に送り出せる小学校教師になりたいと思いました。昨年1年間留学して、英語の奥深さを知りました。英語を学ぶことで自分の世界や可能性が広がることを知りました。これからの未来を担う子どもたちにも、英語を好きになり、海外に興味を持って欲しいです。そのために、小学校の外国語活動、外国語科に精通した教師になれるようにこれからも頑張ります。(小林)
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幼稚園実習を終えて(長谷川)

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 こんにちは!玉置ゼミ9期生の長谷川理桜です。先日終えた幼稚園実習での学びについてまとめていきたいと思います。

 特に私は幼少の接続について詳しく学びたいと思い、年長のクラスに入らせていただきました。年長のクラスでは文字の練習や挙手をして発言をする。時計を意識して行動をする。という取り組みが日常的に行われていました。日直のような制度もあり現在問題とされている小1プロブレム改善に向けた取り組みが多く行われていると感じました。

 4週間の実習の中で1番感じたことは、遊びを通じて子どもの成長を促すことの難しさです。

 小学校とは違い幼稚園では遊びの時間が多くあります。遊びを提供したり、一緒に遊んだりする中で育みたい力を考え、環境構成や援助の仕方などを工夫していかなければならないため、とても難しく感じました。

 クラスには数人発達障害のある子どもが在籍していました。1人1人得意とすることや苦手とすることが大きく異なります。日頃から子どもたちとよく関わり観察していく中でその子に寄り添った保育を見つけていくべきだと思いました。

 また、年長になると自分と周りの違いについて気付き始めます。発達障害のある子に対して悪気なく「なんでできないの?」「どうして?」と疑問を抱き本人に聞く子どもの姿がありました。うまく説明できない本人達に代わって保育者が周囲の子に得意なことや苦手なことをしっかり伝えていくことが重要だと考えました。

 私は保育専修に所属しているので、今回の実習は中学校ではなく幼稚園に行きました。今回の実習で学んだことを忘れることなく、保育専修をいかした小学校教員になれるよう今後は教採勉強などに励みたいと思います!(長谷川)

中学校実習を終えて(古賀)

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 こんにちは、9期生の古賀です。10月半ばから4週間行わせていただいた、中学校実習を無事に終えることができたので、実習での学びを記事にしていきます。

 私は、3年生の教え合い活動が盛んにできる学級に配当されました。受験に向けた大切な時期に受け入れてくださったこと、感謝しています。小学校実習と同様、生徒と指導教諭に恵まれて、大変なこともありましたが、充実した日々を過ごすことができました。小学校との違いに戸惑いながらも、数学の時間や学級活動の場面で、生徒と関わる中で得ることができた感情や学びが多くあります。
 
 実習では、8回の授業をさせていただきました。数学では「相似と比」の単元の授業をさせていただき、教科書の見開き2ページを限られた時間で終わらせることの難しさを実感しました。その中で教師主導にならず、生徒に考えさせ、気づかせる技術。机間指導であえて大きな声で話すこと、教え合い活動をできる生徒を増やしていくこと。今回の実習では、上手くできなかったが、先生方に指導していただいた内容を見直して、授業技術・指導技術として自分のものへと昇華させていきたいと思います。また、生徒が何をすればいいのか分からない時間を生んでしまうことが多々あったので、発問の吟味や教材研究の大切さなど改めて感じました。何でこの問題をやる必要があるのかを考えて、授業展開や発問をつくっていくことを、今後していきたいと思います。

 道徳の授業では、高校時代の経験を説話として、将来どんな職業に就きたいか考える授業をしました。生徒たちが真剣に話を聴いてくれたり、プリントに書き込んでいる姿が今も鮮明に思い出されます。生徒から「教師目指しているので、頑張ろうと思いました。」、「先生も大変なことがあったんだ。私も大変なことがあるけど頑張ろうと思った。」のような嬉しい感想や「先生も私と同じように思うことがあると知って、身近な存在に思えた。」のような、教師自身の話の必要性と大切さを感じる感想をもらいました。考えを書かせること、エレベータートークなど玉置ゼミでの学びが生きた授業をすることができました。しかし、改善点として、他の意見の子の発言から広げていくこと、生徒の発言のニュアンスを崩さないように要点を板書することなどが挙げられる。学び続けて改善していきたいです。

 実習中に出会った、子どもたち、そして先生方には、本当に感謝しかありません。多くの学びと涙があった、かけがえのない時間を忘れることはないと思います。私はこの中学校実習を通して中学校教員になることを決意しました。今回の学びと反省点を生かして後の教員人生過ごしていけるよう、先ずは教採へ向けて全力で取り組んでいきます。(古賀)
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