5月11日第1回教師力アップセミナー・田中博史先生での学び(森山、尾崎、榊原)

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 こんにちは!10期生の森山です。今回は、第1回教師力アップセミナーでの学びを記事に書かせていただきます。田中博史先生から沢山のことを教えていただきました。その中でも2つに絞って記事にしていきます。

〇 発表は1発勝負ではない
 田中先生の講演で、「発表は一発勝負ではない」ということがとても印象に残りました。算数は常に正解を求められがちで、子どもたちが消極的になりやすい教科です。そこで、「今当てられたらどんな話をしようと思ってる?2人で練習してごらん。」と言います。そうすることで、参加度を高めたり、子どもたちの発表に対するハードルを下げることができると学びました。

〇 自分の困っていることを素直に言える子どもをつくる
 発表をする際、 「こんなことで困っている」と言っていいよと指導することが大切だと学びました。発表をする時は完成されたことを言わなければいけないと思いがちです。しかし、子どもが困っていることに寄り添いながら授業をすることこそが大切だと思いました。子どもが困っていることを素直に言えるようになるためには、普段からの言葉かけが大切であり、心理的安全性が高い学級をつくる必要があると思いました。

 私は、田中先生のご講演から、「子どもに寄り添う」ことがとても大切であると感じました。子どもに寄り添うとはこういうことか!とよく分かる実践例を沢山教えていただき、まさに「はじめに子どもありき」だなと終始感動していました。私も田中先生のように、子どもに寄り添う授業ができるように頑張ります!田中先生、貴重な学びをありがとうございました!(森山)


 こんにちは!10期生の尾崎勇吾です!今回は、5月11日に行われた第1回教師力アップセミナーで、田中博史先生より教えていただいたことについて記事を書いていきます。
とても多くのことを学ばさせて頂きましたが、中でも特に2つのことがとても印象に残りました。

 1つ目は、「間違っている子の答えを拾う」というものです。授業をしていく上で、間違った答えが出るのは当たり前のことだと思います。その間違いが授業を進めていくため、学びを深めていくための大きな糧になり、大切な材料です。表立って間違っている答えを全体の前で言ってしまうと、それを言う場所によって「あの子かな」などと予想する雰囲気がクラスに広まる恐れがあります。しかし、それを少し離れた場所でいうことで、そのようなことを防ぐことができ、なおかつ間違った答えを拾い学びを深めることができるという、素晴らしいものだと感じました。

 2つ目は、「自分の困っていることを素直に言えるようにする」というものです。具体的には授業中の発言についてです。1つ目とも重なりますが、授業に間違いは付き物です。しかし、子どもは100%正解でないと発言しにくいと田中先生はおっしゃってました。完全ではない間違った答えにも部分的なものは存在しており、いい学びになるとも田中先生はおっしゃってました。これを聞いて、教師として子どもに完全を求めず、日頃からどれだけ自分の意見を言い出しやすい環境を作れるかが鍵だと思いました。

 今回のセミナーでは授業と学級経営を関連付けたお話を聞くことができ、現場経験がまだほとんどない大学3年生の自分にはとても価値のある時間になりました。今回のセミナーを最大限吸収し、今後に活かしていきます!このような機会を作ってくださった玉置先生やその他の先生、そして講義をしてくださった田中先生、本当にありがとうございました! (尾崎)


 こんにちは、玉置ゼミ第9期生の榊原計人です。5月11日行われた教師力アップセミナーで、田中先生の講義から学んだことを記事にしていきます。今回特に大きかった学びを『言いやすい学級作り』として、詳しい内容を3つ提示し、進めていきます。

『言いやすい学級作り』
・完成していない質問・意見の受け入れ

 先生は子どもに意見を聞くときや発表するときに「完成していることだけではなく、困っていることも言っていいよ」と声をかけるそうです。この一言で、子どもが感じる「言っていいんだ!」という安心感が増し、発言に対するハードルが一気に下がると考えられるとともに、教師自身が質問しやすい先生になります。

・人の姿を借りると言いやすい

 子どもは「間違えたら…」と思ってしまうあまり、どうしても自分の意見となると言いづらいと感じでしまいがちです。発表して間違えたときに周りから放たれる「ちがいまーす!」の集中砲火はトラウマになってしまうほど嫌で、避けたい状況です。
 
 これを「誰か他の人の意見」とすると言いやすくなるそうです。例えば「自分の友達だったらどんな間違え方すると思う?」と間違える人を自分ではなく、他の人にすり替えるのです。これで自分の考えや困っていることを他の人の意見として伝えることができます。そして、周りから「ちがいまーす!」とも言われないはずです。


・普段からペア活動の訓練をする

 普段からペアで交流し、人に話す・伝える練習をすることによって、考えを伝えるハードルを下げることや、相手に伝わるよう考える力が培われると考えます。先生は、伝言や聞き取ったことの発表、話すことの練習にペア活動を用いており、帰りの会での連絡を伝言形式で伝えたりするそうです。
 
 授業外の時間でも練習することで、日常生活でどんどんと伝える力が身につくとともに、授業内でしっかりと生きてくる活動だと感じました。

 今回のセミナーは「質問しやすい先生」「人の姿をかりる」など、インパクトのあるキーワードがたくさん出てきたとても印象深い講義でした。ここで学んだことを活かし、採用試験を突破するとともに、教師になった際の授業作り、クラス経営に活かしていきます。

 非常に興味深く、楽しい講義を開いてくださった田中先生、セミナーを開催していただいた酒井先生、玉置先生、参加・協力していただいた皆様、ありがとうございました。次回は採用試験1次の次の日なので、「いい感じ!」と胸を張って参加できるよう勉強していきます。(榊原)

5月11日第1回教師力アップセミナー・田中博史先生からの学び(池田、石上、松野)

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 みなさんこんにちは!玉置ゼミ10期生の池田帆花です!今回は第一回目の教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。

<聞きやすい、質問しやすい環境をつくる>
 教師が指示したことと同じ内容を児童が質問するとすると、教師は「さっき説明したでしょ。聞いてなかったの?」と返すことが多いのではないかと思います。しかし質問をした児童が、どのような思いで質問をしたのか考えると、「聞いていなかったから」なのか、「説明は聞いていたけれど不安だから」「教師の説明がよく分からなかったから」など聞いていたけれど一部理解ができなかったという理由が考えられると思います。

 田中先生は、質問をした子どもが不安で質問をしてきたのか、それとも本当に聞いていなかったのかを知るためには、「どこか一部でも覚えていることはない?」と聞くと良いとおっしゃっていました。否定するのではなく、このように問いかけることで、児童は質問しやすい、聞きやすいと感じると思います。私は、このことは学級経営にも生かせると思いました。聞きやすい雰囲気をつくることで、子どもは「考えを受け入れてくれる」と感じることができ、考えや思いを伝えやすい環境を作れると感じました。

<授業についていけていない子がいた時>
 田中先生は、算数の授業中困っている顔をしている児童がいた時は何に困っているかを聞き、学級全体に「どうしてつまづいているのか、理由が分かる人いますか?」と問いかけると良いとおっしゃっていました。解き方が分かる人をあてるのではなく、分からないポイントを分析できている児童をあてることが新しい考え方で、私はとても納得しました。

 算数の授業では、正しい答えに縛られてしまうけれど、このように分からないことを全員で共有し、つまづくポイントをみんなで考えることでより深い学びをすることができると感じました。

 今回の教師力アップセミナーでは、新しい視点を得ることができ、実習で活かしていきたい授業技術をたくさん学ぶことができました。貴重な学びをありがとうございました!(池田)


 こんにちは!9期生の石上です。今回は5月11日に行われた教師力アップセミナーで、田中博史先生に「子どもが変わる学級づくり」というテーマで授業を通してできる学級づくりのポイントについて教えていただきました。そこで学んだ授業への参加度を高める授業の工夫について特に印象的だったことを記事にしたいと思います。

◯ 前半は必ず全員参加
 前半は挙手して指名すること方法はできる限り避け、全員がら答えられるようなウォーミングアップの問題を用意することで、子どもたちの授業へのスイッチを入れることができることを学びました。

 授業の前半で子どもたちの参加度を高め、その教科を苦手に感じている子どもも意欲的に学習に取り組めるように工夫したいです。

◯ 予想させる
 ただ単に子どもが前にでて発表するという授業では、聞き手は退屈してしまいます。そこで、「今〇〇さんは青いチョークを持ったけど、何をしようとしているのかな。」などと問いかけることで、子どもたちは予想を立ててから発表を聞くことができるため、授業への参加度が高まるということも教えていただきました。

◯ 分からないことを発表させる
 発表と聞くと、正解や完成されたものを発表しなくてはいけないと考えてしまいがちですが、田中先生の講演を聞いて、それだけが発表ではないことを学びました。子どもたちが「分からない。」を発表することで、間違えることに対して恐怖心がなくなり、みんなの前で発言することに対するハードルが下がるのかなと感じました。

◯ 子どもに任せる
 田中先生のお話から、子どもに任せる大切さについても学びました。子どもたちが発言する際に、上手くみんなに伝えることができないと、教師が代わりに説明してしまうということが良くあります。しかし、教師が説明してしまうということは子どもたちの活躍の機会を奪っていることになってしまいます。また、子どもたちは「話を聞かなくても後で説明してくれる。」と感じてしまい、話を聞かなくても良いという状態が生まれてしまいます。

 教師が、子どもたちがどこまでできるかを見立て、実態に応じて任せることが大切だと感じました。

 今回も貴重な学びの機会をいただきありがとうございました!教員採用試験まで残りわずかですが、来年教壇に立てるよう9期生みんなで頑張っていきたいと思います!(石上)


 みなさんこんにちは!玉置ゼミ10期生の松野です。今回は5月11日に参加させていただいた田中博史先生による教師力アップセミナーでの学びを記事に書かせていただきます。

 私は田中先生のご講演を通して子どもが楽しみながら学べる授業をつくることや自分の困っていることを自然体で話すことができる学級をつくることの大切さなど、多くのことを学ばせていただきました。その中でも特に感銘を受けた教師の発問や声の掛け方、話す練習をすることについて書かせていただきます。

 まずは教師の発問、声の掛け方についてです。子どもたちにとって自分の困っていることや考えていることを素直に話すことはとても勇気がいります。しかし、「他の子だとどんな間違いをすると思う?」「○年生だと何て言うと思う?」などと『誰か他の人の意見』として聴くと困っていることや意見を話しやすくなると学びました。

 また机間指導をしている際に間違った式を書いている子どもがいた場合は、たとえ間違った式を書いている子どもが一人だとしても「今見ていると○○と書いている子が何人もいるね」などと声をかけると、間違えているのは自分だけではないと安心することができると学びました。ただ安心することができるだけでなく、もう一度考え、間違いや新しいことに気付くことができるため学びを深めることや自分の考えを素直に伝えられることにも繋がると思いました。

 次に話す練習をすることについてです。子どもは合っているのか不安で発言することが難しかったり、発問した後に挙手をした子どもをすぐに当ててしまうとその子任せになってしまい、発言する子どもが減ったりしてしまいます。

 そのため、子どもたちみんなが参加することができるように誰でも答えられる話題から始めたり、発問をした後にすぐに発表してもらうのではなく、子どもたちを成長させていくために「ペアで話してごらん?」などと声をかけ、練習する機会をつくることが大切だと学びました。また、ペアで話すとなるといつも話す子が決まってしまっていることも考えられるため、じゃんけんをして勝った方が話し、もう一人の子どもには「今聞き取ったことをとなりの人に話してごらん?」などと声をかけ、子どもたちの関わりを授業でつくっていくことが大切だと学びました。

 このように、発問や声の掛け方などによって子どもが安心感を抱くことができるのと同時に、自分の考えや困っていることを素直に伝えられるようになっていくため、日々の授業は学級経営に直結していることを忘れず、お互いの意見を認め合える温かい学級をつくりたいと思います。貴重な機会をつくってくださりありがとうございました。(松野)

5月14日10期生ゼミでの学び(間宮)

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 こんにちは!10期生の間宮です。
 第6回ゼミでの学びを記事にしたいと思います。

 私は、佐藤曉先生が書かれた「対話と協力を生み出す協同学習」の本にある、「騒々しい教室に、いいことは起きない」というテーマを担当しました。ゼミのみんなと学んでいくためにどう展開したらいいのか、この説明の仕方で伝わるか、発問は適しているかとたくさん悩んだので、緊張しながら発表しました。
 
 このテーマでは、騒々しい教室ではなく、静かに学べる教室を作る必要があること、そのために教師の話し方や意図的指名が重要であると学びました。
 
 静かに学べる教室を作るために、「教師は言葉を一人ひとりに、大切なものを手渡すようにそっと届ける」と本に書かれていました。私はこの部分を読んで、実際にどう子どもに声をかけてあげればいいのだろう、ゼミのみんなと深めたいと感じ、交流しました。みんなと具体的に考えてみても難しく、悩んでしまいましたが、「褒めるだけではなく、先生が捉えた価値を伝える」といいと、玉置先生から教えていただきました。「いいね」だけではなく、「○○だと考えたんだねいいね」とすることで、一人一人に届けることができると、とても納得できました。

 意図的指名については、学びが滞っている子どもも指名されて答えられるようにするにはどうしたらいいか、みんなで考えを出し合い、自分だけでは気づけなかった方法を知ることができて、充実した時間になりました。

 道下さんの担当である「教材をつなぐ」では、実際に自分自身が体験しながら、あらゆる場面での子どもと教材のつなぎ方を学ぶことができました。

 授業中、寝ている子どもや落ち着きがない子どもに目が向けられやすいですが、静かに座っているけど授業の内容が分かっていない子どもも、実は教材とつながることができていないのだと学びました。ここで、彼らを問題とするのではなく、サインであると捉え、彼らが教材とつながるための「場所」を残してあげることが必要だと理解しました。

 発表に向けて準備する中で、教師として必要な能力がまだまだ足りていないと改めて痛感しました。これから玉置ゼミでの学びを通して、着実に力をつけていきたいです!(間宮)

5月11日第1回教師力アップセミナー・田中博史先生からの学び(石川・由原・小林)

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 こんにちは。10期成の石川百音です!今回は、第1回教師力アップセミナー田中 博史先生からの学びについて書かせていただきます。

 筑波大学附属小学校副校長をはじめ、学校図書教科書「小学校算数」監修委員や、全国算数授業研究会会長・学習指導要領実施状況調査委員会委員・NHK 学校放送番組企画委員などを歴任された、田中博史先生の公演を聞かせていただきました。

 田中先生から学ぼうと来場された、教育現場で働く先生方の人数の多さに刺激を受け、田中先生からの学びに更に期待が高まるところから1日が始まりました。

【発想を色々変えて子どもと向き合う!】

「ねえ先生、ここって貼っていいの」すると、
教師「さっき説明したでしょ。聞いてなかったの!!」

 さてさて、この子ども、本当に話を聞いていなかったのでしょうか。
 考えられることは・・・。こんな問いから始まった講義。この発問を聞いた時、私だったら児童の言葉を鵜呑みしてしまい、質問の背景に隠された子どもの本心を考えられる余裕はもてていないだろうなと感じ、開始早々度肝を抜かれました。

 質問してきた子どもの心情をほかの角度から考えて見た時に、「本当は聞いていたけれど、あっているのか不安で聞いてきたのではないか」「自分(先生)の説明不足なのではないか、分かりにくかったのではないか」などと、児童が質問してきた、という行動ひとつから色んな要因を考え出すことが出来ました。

 そうすることで、児童の行動を否定することで終わらずに、どんな状況であれ一緒に寄り添う。という姿勢を示すことができます。まさに、このような思考を巡らせ、行動に移すことが教育現場では求められていて、児童の行動から複数の背景を予測し、その子の本心を捉え、その時の子どもの声に寄り添う対応をとることが児童とのより良い関係を築き、最善の教育の提供に繋がるのだと学びました。

 ここまでは、教育全体に通用する大切な学びについて書かせていただきました。ここからは授業という観点に絞った学びについて書かせていただきます。

【解決策より、困っていることを語れる子を見つけてあげよう!困っている子に寄り添う授業!】

 このことを学んだ時、「待ってました!そんな授業!」そう感じたのが私の素直な気持ちでした。私はどちらかというと理解に時間がかかり、授業についていけないことが多くある児童でした。

 困っていることを困っている。といえる余裕すら与えられず、良い意味でも悪い意味でも、リズミカルに進んでいく授業。解決策がどんどん黒板に並び、その雰囲気にただ呑まれて終わることが多くありました。

 しかし今回学んだ授業は、困っている子の疑問にフォーカスし、それを軸に授業を進行し、その結果学びの質がとても深まる授業でした。公式などを詰め込み、問題をとけるようにすることは塾でもできます。しかし、色々な考えを持つ子が集まり、一緒に授業をする教室でしかできない本質にとことん迫る学びがあります。その学びの達成のひとつの方法として、困っている子に寄り添う授業こそがとても大切なことだし、多くの児童を救える素敵な方法だと思いました。

 今回は、教育全体、授業の場面とで分けて、私自身の学びを書かせていただきました。今回の講義全体で共通し大切だと学んだことは、「発想を色々変えて子供と向き合う」ということでした。そうすることで新たな発見があり、子どもとの向き合い方を変えることが出来ます。そのような児童生徒との関わり方ができる教師を目指したいと強く感じた一日でした。

 また、一つ新たな学びを与えてくださった、暖かさで溢れる田中先生との出会いに感謝し、そして様々な学びの場を提供してくださる玉置先生に感謝です。(石川)


 こんにちは!9期生の由原希音です。今日は、先日行われた第1回教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきたいと思います。

 今回は、田中博史先生から「子どもが変わる学級づくり 〜算数授業を通して〜」というテーマで講演していただきました。算数が苦手な生徒の視点に立った授業が行われており、取り入れたい工夫がたくさんありました。そこから、特に印象に残った2つの工夫について書いていきます。

 1つ目は、発表するときに1人の児童生徒に言わせないということです。分かっている子だけが発表する授業では、周りの子はついてこれず、より苦手意識が高まるばかりです。そのため、「〇〇さん、これはどういうことかわかる?」と児童が児童に質問するように展開していくことが必要だと学びました。自分に質問されていると思うことで、理解しようという意欲が高まり、活発な授業にも繋がるのだと感じました。

 2つ目は、発表の練習をする機会を与えることです。自分が評価されると思うと、自信が持てず発言できない児童が多いので、困っている、分からないと伝えることも発表だということを伝えていくことが必要だと学びました。そして、発表の練習の場として、ペアで話し合う活動を設けます。そこで、分かっている子がわかっていない子に伝えるという、一方的な情報伝達になってしまわないよう、じゃんけんで勝った子が話すなど、お互いが話し、発表の練習ができる場を与えていくことが、発表への苦手意識をなくすことができるのだと感じました。

 今回の講演で、授業を考える際には「苦手な子の立場になって考える」ことが大切なのだと改めて感じました。この視点を、教師となっても持ち続け、よりよい授業ができるよう励んでいきたいと思います。

 今回もこのような貴重な学びの機会を与えていただき、ありがとうございました!教採まであと約1ヶ月!みんなで一緒に合格しようね!!(由原)


 こんにちは。9期生の小林です。今回のセミナーで最も印象に残っていることは、冒頭でお話しされていた、「質問しやすい教師であるべき」ということです。細かく説明した事柄について子どもが再度説明を求めてきた際、教師は「この子どもは聞いていなかった」と決めつけてしまうことがあります。

 しかし、子どもの立場になって考えを巡らせてみると、単に教師の説明を聞いていなかったのではなく、自分の解釈に対して不安を抱いただけかもしれません。不安になっていた子どもに「聞いていなかったのか」と問い詰めれば、その子どもは二度と質問しない子どもになってしまうかもしれません。質問することは悪いことではなく良いことであり、疑問を解消し学んでゆくためにとても大切なことです。教師のひとことで子どもの考え方や学び方を悪い方向へ変えてしまうことは、あってはならないことだと感じるとともに、自分も気をつけていこうと思うきっかけになりました。
 
 私自身、長い説明を集中して聴くことが苦手です。気をつけていても内容を忘れてしまうことはあるし、子どもなら尚更忘れることがあって当然だと思います。教師である私が完璧でないのと同じように、子どもたちも完璧ではないことを常に頭に入れておきたいと思います。
 
 今回のセミナーでは、完璧主義ではない、失敗を寛容に受け止める授業を拝見することができました。特に、困ったときは子どもに素直に尋ねることもより良い授業づくりに繋がることは、私にとって大きな学びとなりました。ありがとうございました。(小林)

5月11日教師力アップセミナー(田中博史先生)から学ぶ(道下・古賀・荒木)

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 こんにちは!10期生の道下です。先日、今年度第一回目の教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は田中博史先生から「子どもが変わる学級づくり ~算数授業を通して~」というテーマでお話をいただき、私が学んだことを二つに絞って記事にします。

 一つ目の学びは、発表の練習をすることについてです。田中先生のお話から、発表は練習させてもいい、一回きりでなくてもいいということを学びました。特に、「今から誰かに当てるから当てられたらどう話すか隣の人と練習してごらん」という言葉掛けには自分にその発想がなかったのでとても驚きました。

 思い返すと、小学校、中学校の発表場面はいつも一度きりで、教師に当てられて話したときに出た言葉が発表の内容でした。しかしこの声かけをすると、一回きりでなく何度でも自分の考えを相手に伝えようと頭の中を整理して話すことができて、発表は一回で正解に辿り着かなければいけないという完璧主義の考えを壊し、発表のハードルを下げることができます。

 田中先生が算数は子どもが憶病になってしまう教科であるともお話しされており、正解にこだわってしまうけれど、「ここまでは分かるけどここからがわからない」と自分の困っていることを自然に話せることを褒めるなどして、自分がわかるところまで発表したいと思える、安心できる学級づくりをしたいと思いました。

 二つ目の学び、というより感動したことについてです。積み上げ型の学習ももちろん大切ですが、まずは教える側が楽しいと思う授業を実践したり、教師が面白いと思った問題を子どもに取り組ませたりすると、子どもも算数って楽しい、勉強って楽しいと子どもが見る世界が変わるというお話にも感動しました。私は塾講師のアルバイトをしていますが、子どもの表情や感情はとても素直で目が輝く瞬間は隣で見ているとわかるものです。教師の視点を変えると子どもに新しいなにかを与える、なにかに気づかせてあげられる、教師という職業は本当にやりがいのあふれる仕事だと改めてセミナーを通して感じました。本当に貴重な学びの機会をありがとうございました!(道下)


 こんにちは。9期生の古賀です。先日行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。今回は田中博史先生に「子どもが変わる学級づくり〜算数授業を通して〜」というテーマでご講演をいただきました。

 「子ども研究」という発想をもつことが大切であることを学びました。誤答を生かすことは、本人だけでなくその子の後ろに立つ親もつらい気持ちになることがあり、先生に見つからないようにして、苦手意識を強めたり、萎縮していってしまうので、机間指導や学級全体への声かけを工夫していきたいです。子どもの時、自分が嫌だったことを振り返りながら、学級経営、授業づくりに生かしていきます。

 次に算数授業を通して聞き手参加型の授業の在り方を学びました。前半10分は誰でも参加できるよう、その気になれば分かるウォーミングアップのようにすること。隣同士で発表の練習をすること。子どもが発表するときに、他の子を巻き込みながら発表させること。受信するだけでなく、受信する前に考える時間を作ること、いつも同じ子が話すことが無いよう様々な工夫をすることなど多くの授業技術を学ばせていただきました。

 講演の中であった「子に恥をかかせなくても大人が引き受ければいい」という言葉を胸に精進してまいります。田中先生、運営委員の皆さん、今回も素敵な学びの場をありがとうございました。(古賀)


 こんにちは!9期生の荒木です。私も教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。「まずは子ども研究」という考え方を大切にした授業展開について学びました。

○算数は、臆病になりやすい
 算数では答えが1つに決まっているので、答える内容によって自分が評価されてしまうという感覚から臆病になりやすいです。「低学年なら(又は6年生なら)どう答えると思う?」というように、別の人間の姿を借りて評価対象を自分以外に移すことや、出た答えの伝達を重視するのではなくその答えに至った過程を気軽に共有できるような雰囲気作りをすること、発表の練習をする機会を設定することなどを学びました。

○間違えた経験から算数嫌いになる
 授業で間違いを晒された子どもたちは、算数が苦手になり、「わからない」を隠すようになってしまいます。そのような事態を防ぐため、算数授業で子どもに恥をかかせなくても教師が引き受ければいいことを学びました。間違っている子どもの答えを共有するのではなく、教師がその児童の代わりとなって共有する方法や、友達の間違えてしまった気持ちを理解することも大切にしながら授業を進めていくことなどを学びました。

○苦手な子どもに合わせた問題設定
 割り算の筆算の方法を学ぶ授業を例に、問題の設定は、苦手な子どもに合わせて行うことを学びました。割り算の問題では、掛け算、繰り下がりの計算などつまずきやすいポイントが沢山あります。割る数を1の段にしたり、繰り下がりの必要がない数字の組み合わせを考えたりしてつまずきやすいポイントを取り除くことで、掛け算や繰り下がりの計算が苦手な子どもでも割り算の仕組みを分かるようにする工夫を学びました。

 今回のセミナーから、自分が子どもの時に授業を受けていて嫌だったこと、それが自分の算数嫌いに繋がっていたことを思い出しました。子どもの視点を教師になっても忘れずに、子ども目線に立った授業づくりを行っていきたいと思いました。
 今回も貴重な学びをありがとうございました。(荒木)

5月14日10期生ゼミでの学び(道下)

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 こんにちは!10期生の道下です。第6回ゼミでの学びを記事にさせていただきます。
私は「教材とつなぐ」という部分を担当しました。本を読み自分なりに考えを深め、その内容を発表することは初めての体験でした。どうしたらゼミの中で学びが深まるか、何を考えて欲しいか、何を自分が伝えたいのか、授業づくりのような難しさを感じました。

 「教材とつなぐ」では、授業に着いていくことができていない子どもを助ける手立てや、一部の子だけで進めるのではなく、みんなで教材をもとに確認するような、いわば取り残されない授業づくりについて記載されていました。

 この章を通して、授業に着いていくことができていない子どもを個別に対応する方法以外に、クラスの子どもたちが今なにをしたらいいかが分かっているか、教師の指示は通っているか、話を聞けていない子がいないかどうかなど、常に子どもたちに意識を向けて、取りこぼすまえにすくってあげられるような、またはすくってあげられる機会を教師がつくることが重要だと考えました。「教材とつなぐ」こと、取り残すことなくみんなで授業を進めることを秋の実習でも大切にしたいです。

 では、9章の間宮さんの発表内容での学びをまとめます。9章は、「騒々しい教室にいいことは起きない」というタイトルでした。騒々しいとは、人の話を聞くよりも、自分の意見を聞いて欲しい騒々しさや、教師が声を張り上げているという例です。目指すクラスの姿は、子どもたちの意見が適切なボリュームで飛び交う賑やかなクラスであることを再認識できました。

 9章で驚いたことは、授業の始まりはテンションを上げないということです。授業の最初で盛り上げることで子どもたちが前のめりになるという安易な考えではなく、子どもたちの真の学びになることを重要視して授業を組み立てることの大切さを学びました。

 6回のゼミを通して、10期生の仲も深まり、話し合いでも自分の意見を伝えることができるようになってきました。いつも90分があっという間で本当に濃い時間を過ごすことができています。10期生のみんなありがとう。これからも一緒に学び合っていこうね!(道下)

5月7日10期生ゼミでの学び(石川)

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 こんにちは!10期生の石川です。第5回ゼミでの学びを記事にさせていただきます。

 佐藤暁先生の『対話と協力を生み出す協同学習』第3章もいよいよ終盤に差し掛かってきました。今回のゼミには素敵なゲスト、林先生にもお越しいただきました!

●自分の発表を振り返って
 「授業って本当に難しい!!」これが今回発表を通して感じた私の素直な感想です(笑)。自分でかなり準備したと思っても全く思い通りには進められず、悔しさが残る発表となりました。私が今回の発表を通して特に学んだことを2点振り返りたいと思います。

【発問の仕方が学びの深さを決める】
1. 今回の発表を作るにあたって、自分自身佐藤先生の本を何度も読み、一生懸命理解しようと準備をするとは当然です。ですから、授業の作成者である私は自分の中で話を理解し、なんとなく頭の中で枠組みが出来上がった状態で発表を作り始めることができます。なので問いかけの内容も、これをこう質問したら相手はこう答えてくれるだろう。と都合の良い連想をしてしまっていました。その結果、的が絞られておらず、分かりにくい発問でもその落ち度に気づかずに進めてしまっていたということを引き起こしてしまいました。

 実際自分の聞き手は初めての内容を聞く人なので、しっかりと順序立てて要点がまとまっていなけば話は全くもって通じず、逆に混乱させてしまいます。この状況を作り出してしまった今回の私の授業で、発問の仕方・内容の検討の重要性を改めて実感しました。

【授業者が発表内容について混乱してしまっては受け手も混乱を招くのは当然⠀】

2. 発表者、授業者が混乱してしまっては、当然受けても混乱します。授業者として意見を寛容に取り入れる能力は必要ですが、それは必ず意見、授業が深まります。しかし、意見のブレは、深まるどころか混乱を招く。そんなことがよくわかりました。だからこそ授業者の内容理解、解釈そして。教材研究がどれだけ大切かを学びました。

 私はもうひとつのテーマでも発表担当させて頂けるので、次こそは今回の発表よりレベルアップした授業を展開し、リベンジを果たしたいです!
 
● 尾崎くんの発表から
 言葉は届けるものであり、受け取るものである。というテーマの発表でした。授業者である尾崎君は本に書かれている内容をみんなに伝えようと説明してくれました。授業者になると、どうしてと説明したくなってしまう気持ち。私もとても分かります。
 
 しかし、説明だけでは、教科書を1人で読む学びと何も変わりません。深い学びはやっぱりみんなで考えて、意見を出し合って、聞き会うことが大切です。だからこそ、そんな学びの場を提供できる教師の役割は、深い学びを起こさせる授業展開を考えることなんだと。尾崎君の発表から改めて学ぶことが出来ました。

 尾崎君の今回の担当である、言葉は届けるものであり、受け取るものである。というテーマはものすごく大事な内容が詰まっています。もう一度このテーマの発表を尾崎君はしてくれます!!!次回の発表に期待が深まります!

○ できたてほやほやの言葉を語る児童生徒は体が動く!!
 上に記述した言葉は、玉置先生からの宝の動画からの私の学びです。今回のテーマであった、できたてほやほやの言葉とは、頭の中のもやもやの状態の考えを言語化することで自分の考えが出来上がる。まさにその時に発した言葉のことをできたてほやほやの言葉と述べられていました。

 この言葉を引き出すためには、子どもがまず「考える」ことをすることが大切で、その考えることをしてくれるようにアプローチすることが教師としてとても大切なんだと学びました。

 また、何かを伝えようと必死な子ども、できたてほやほやの言葉を発しようとしている子どもは気持ちを伝えたいという心が前面に出て、体が勝手に動いてしまいます。それこそが、できたてほやほやの言葉を発したいというサインなのだと学びました。このような、子どもが学びに積極的に向かおうとしているサインを見逃さずに、子どもの学びを深めるアプローチができる教師になりたいと思いました!

 毎回、ゼミを重ねるために色んな視点から教育について、授業づくりについて見られるようになってきているように思います。さらにゼミでの学びに一生懸命励み、自分の引き出しを増やしていきたいです!!(石川)

5月8日9期生ゼミでの学び(榊原)

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 こんにちは、玉置ゼミ第9期生の榊原計人です。今回は5月8日に行ったゼミでの学びを書いていきます。

 今回は、1.対策問題を解く 2.面接の確認 3.小論文の練習 の3つを行いました。

 対策問題は2周目に突入し、ゼミ生みんなが問題を1週目よりも多く正解しているようで、成長を実感しました。

 面接の練習については、みんな自己PRや志望動機が固まってきました。玉置先生に「よし!言うことなし!」と言って頂けるほど内容も話し方も良くなっています。

 今回から小論文の練習が始まりました。今回学んだ1番のことは、最初に結論Aを書き、理由や考えの補強をして最後にA'を書くことが基本だということです。これがしっかりしていないと中まで読まれない、できていて初めて内容が読まれると先生は仰っていました。実際に資料から結論Aを考えてみて発表したのですが、先生から、僕の結論Aは資料の内容から飛んできて直結していないものになっていると指摘していただきました。まだ問題から何を聞かれていてどう答えればよいのか、キーワードは何なのかがパッと読み取れていないことに気が付きました。

 まずは最初の1次試験を突破できるように、これからの練習で色んな課題をクリアしていきます!(榊原)

4月30日10期生ゼミでの学び(齋木)

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 こんにちは!10期生の齋木です。今回は、第4回のゼミでの学びを記事に書かせていただきます。

 私は、「子どもの『心の動き』に気づく」について発表しました。私自身このような発表はあまり行った機会がなくとても不安でした。しかし今年の教育実習に向けて人前に立って発表することはとても貴重な体験になりました。発表を進めていく中、話し合ってもらい発表してもらうのですが、私は一方の意見しか聞かず、玉置先生に「話合わせたのなら両方の意見を聞くべき」と助言をいただき、今後の模擬授業などに生かしていこうと勉強になりました。

 今回私が担当したところからは、児童がグループ活動をしている間に、「できるーできない」を見るのではなく、児童らの所作を見て『心の動き』を感じ取ることが大切であるということが分かりました。この学びを受けて、教育実習では、教室内には様々な子どもがいるので、1人1人に目を向け、何か違和感を感じたらすぐ動けるようしたいと思いました。

 森山さんの発表では、「一往復半の技術」を学びました。この技術は教師が問いを出し、児童が答える1対1で終わるのではなく、答えてくれた児童以外にも投げかける技術です。このような技術を使うことで、子どもが話す時間が増える効果があるということが分かりました。また、この技術はベテランの先生でも難しいそうですが、「今の意見○○さんどう?」というように少しでもこの技術を使おうと思いました。

 最後に玉置先生から、○つけ方を動画を視聴しながら学びました。この○つけ方では、1時間に1回行うと良く、スピード・称賛の声掛けがポイントであることが分かりました。また、「オープンカンニング」という技術で、分からない子のためにできた子の答えから教師が、特徴をクラスに響き渡るように言うことで、分からない子に先生が回るまでに特徴から答えを出せる。という○つけでの技術を知ることができました。

 今回学んだこれらの技術を教師になるまで知識として入れて置き、実際に授業をするときが来たらまずは1つでもよい授業を作るために、実践したいと思います。(齋木)

4月30日10期生ゼミでの学び(森山)

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 こんにちは!10期生の森山です。今回は、第4回ゼミでの学びを記事に書かせていただきます。

 私は今回、「教師がしゃべりすぎないための手立て」について発表しました。しゃべりすぎないための手立ては沢山ありますが、その中でも特に「一往復半の技術」というものが勉強になりました。

 一往復半の技術とは、「△△だと思います」「すばらしい」で終わるのではなく、「今〇〇さんが言ってくれたけど、□□さんはどう?」と周りの子どもにつないでいくものです。教師が発問をし子どもが答えて終わりではなく、その後の周りの子どもへの投げかけがとても大切であると学びました。

 齋木さんの発表からは、子どもの心の動きに気づくことが大切であると学びました。教室を見渡したとき、どうしたのかな?と違和感をもてるようにしたいと思いました。授業のなかで子どもが見せる様々な仕草に注目し、子どもの心の動きを見られるようにしたいです。

 玉置先生から、「オープンカンニング」について教えていただきました。机間巡視をしているとき、「〇〇ではじまるんだね」や「線引くんだね」と声にだし、ヒントを与えることが大切だと学びました。そうすることで、質問の意味が分からない子どもや考え方が分からない子どもは気づき、書くことができます。そして、その子どもを教師は褒めることができます。私も、「オープンカンニング」を実践してみたいと思いました。

 今回が玉置ゼミでの初めての発表ということで少し緊張しましたが、みんなの発表から学んだことを模擬授業に活かし、実践していきたいです。毎回沢山の学びがある玉置ゼミで、授業を見る目や技術をどんどん高めていくことができるよう頑張ります!(森山)

4月29日9期生ゼミでの学び(石上)

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 こんにちは!9期生の石上です。

 今回は4月29日のゼミでの学びについて記事にしていきます。今回のゼミでは、玉置先生に実際の面接のように追質問などもしていただき、志望動機について助言をいただきました。

 私は前回のゼミでの学びを活かして、もう一度一から練り直しました。しかし、追質問をされた際にまだまだ抽象的になってしまう部分があったので、自分の経験を元により具体的に語れるよう考えを深めていきたいと感じました。また、前回と今回の学びを通して、改めてなぜ自分が教師になりたいのか、いくつもある職業のなかで教師でなくてはならないのはなぜかを考えることができました。
 
 ゼミの仲間の面接練習を見ていると、それぞれがしっかりと教師に対しての憧れや熱意を語っていて、もっと自分も頑張ろうと刺激を受けました。ゼミで学ぶ度に毎回たくさんの刺激をもらうので、玉置ゼミに入ることができてよかったなあとつくづく思います。

 自信をもって教員採用試験に挑めるよう、あと少しの間気を引き締めて9期生みんなで頑張っていきます!!

4月23日10期生ゼミでの学び(松野)

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 みなさんこんにちは!玉置ゼミ10期生の松野です。今回は先日行われた10期生ゼミでの学びを記事に書かせていただきます。

 今回も前回に引き続き、佐藤先生の『対話と協力を生み出す協同学習』という本をもとに話し合い、今回は「個人作業の時間を見直す」ことについて考えました。

 今までの授業を振り返ってみると、「まずはひとりで考えましょう」などと指示が出て個人作業の時間がありました。実際にゼミの中でも個人で考える時間をとると、すべての学生が「困ってしまう」という意見で一致しました。個人作業の時間は机は前向きで机と机の間には距離がとってあるため、分からなくても助けが求められなかったり着手できなかったりし、子どもを困らせてしまいます。

 そのため、机は1人ずつ離さずはじめからペアや班、コの字型に配置し、仲間の作業が見える、困ったときに助けを求められるように個人作業を共同化することが大切だと学びました。

 また。池田さんの発表や動画の視聴からいっしょに佇むことや教科書を活用して発問を工夫し、子どもの発言を価値付けすることの大切さを学びました。

 教科書にあることを子どもたちに発言してもらおうと思うとよくできている子どもだけで授業が進んでしまうため、教科書にある吹き出し等を利用し、工夫して発問することで子どもたちが学び合うことができる授業をつくることができると学びました。

 ただグループ机をつくり交流するのではなく、子どもたちが交流しやすい隊形になるよう配慮したり妙な動きをしている子どもがいた場合は声を掛けたり価値付けしたりすることが大切だと強く感じました。

 このように、授業の流れや机の配置を工夫して個人作業の時間を見直すと同時に、子どもの傍で一緒に仲間の発表を聞いたり発問を工夫したりして子どもたちが学び合える授業、学級をつくりたいと思います。そして今回学んだことを今後の実習等にも生かしていきたいと思います。(松野)

4月23日10期生ゼミでの学び(池田)

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 みなさんこんにちは!玉置ゼミ10期生の池田です。

 今回は第三回のゼミでの学びを記事にしようと思います。佐藤暁先生の「対話と協力を生み出す協同学習」という本を読み、書いてある内容が授業ではどのように生かしていくのか、自分なりに考えたことを発表しました。

 今回は「いっしょに佇む」ということの大切さを学びました。

 例えばグループ交流の場面における「いっしょに佇む」とは、交流をする際に心配な子のそば(隣)でいっしょに仲間の話をきいてあげることです。このようにすることで、子どもは安心感や見守られていることを実感することができると思います。ただそばにいるだけではなく、仲間の考えを最後まで聞くことができたことを褒めたり、「分かった?」などと声をかけることが大切です。

 全体交流において、教師は心配な子の傍で発言を聞くなどの配慮をすることで、子どもは安心して授業を受けることができると思います。ここで大切なことは、子どもの気になる行動(きょろきょろする等)を見逃さないことです。授業において子どもの些細な行動に気づき、教師が声をかけ、誰もとり残さない授業をつくることが大切であると学びました。

 松野さんの発表から、個別学習は子どもを困らせてしまうため、個人作業を共同化させることが大切であると学びました。個人作業の共同化とは、個人で考える前に隣同士やグループで、「何を使うか?」「どのように考えたら答えを導き出すことができそうか?」を相談させることです。分からなくて困ってしまう子も、最初に考え方などを仲間と共有することで、不安を減らすことができ、効率よく勉強ができます。

 机の形をコの字型にすることで仲間と相談がしやすくなります。学び合いがしやすいように机の配置も考えていきたいです。

 今回のゼミでは、子どもの気持ちになって考え、誰1人とり残さないために授業で工夫できることを学びました。新たな気づきもあり、実習でも生かせるようにしたいです。今後のゼミも楽しみです!(池田)

4月22日9期生ゼミでの学び(古川)

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 こんにちは、9期生の古川です!
 今回は4月22日に行われたゼミでの学びを記事にしていきます!!志望動機をテーマに面接練習を行い、玉置先生から助言をいただきました。

◯エピソード(きっかけ)から教育実習に飛ばない!
 僕たち9期生の志望動機はきっかけから教育実習に飛ぶことが多く、その間の「繋がり」は何なのか指摘されることが多くありました。教育実習に行く前も大事だと感じました。

◯書いたことをそのまま言おうとしない
 当たり前のことですが、どうしても書いたことをそのまま言おうとしてしまいます。百戦錬磨の面接官に伝わるように書いたことを言おうとせず、自分の想いを語れるようにしたいです。

◯他の仕事ではダメだという強い信念を!
 自分が認識している教師像、目指すべき姿は教師ではないとダメなんだと伝わる内容にする必要があります。「それって塾でもいいのでは?」と思われない内容にしなければならない。

〇「なぜ教師を目指すのか」
教採面接で必ずと言っていいほど聞かれる質問ですが、自分の意志をただ伝えるだけでなく、その経験の本質は何なのか考えていく必要があるなと感じました。

 毎回感じることですが、ゼミでの学びが多く「もっと頑張らないと」と思わされる日々です。教採合格に向かって頑張っちゃいます。

4月16日10期生ゼミでの学び(岡田)

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 こんにちは。玉置ゼミ10期生の岡田健太朗です。今回は、4月16日に行われた10期生ゼミでの学びについて話していきたいと思います。

 「授業の初めに机が散乱している子」、「机に伏せている子」など自分が教師になった時に必ず1人はいるような子どもへの声掛けや行動として、「机の上のものを一緒に片付ける」などの行動やや「どうしたの?」などの声掛けをしたり、めあてを読ませることにより、授業に参加するきっかけとなることを学びました。

 また、ペアや班の活動が滞ってる時は安易に手がかりを与えるのではなく、そのペアや班のところに行き、子どもたちの話をよく聞き、わかるところから確認していき、どこが分からないかを見つけ出させることが大切であり、子どもたちに気づかせるようにするべきなのだと学んだ。

 発表の際に玉置先生に発表者の当て方や、子どもの呼び方、教師の反応の仕方などを教えて頂きました。教師側から「発表してるくれる子いる?」のように聞くのではなく、意図的指名を行うべきと玉置先生が仰っており、意図的指名をするには子ども一人一人のことを理解しておく人用があると学びました。子どもを理解するためには日頃の授業や休み時間などで子どもたちの様子を観察することが非常に大切であると感じました。

 子どもの発表したあとの教師の反応として、子どもが言ってないことまで付け足しで話してしまうのは子どもからしたら、「自分はこんなことまでは言ってないのに」と考え、学習意欲が下がる原因になってしまうため、子どもが言ってないことは勝手に教師側から言わないということを意識しないといけないと学びました。

 発表した子どもがとても大切なことを話していたり、難しいことを話していたりした時はその子にそのことについて再度説明してもらうだけではなく他の子に「今の𓏸𓏸さんの発言聞いて、どう感じた?」なども聞くことにより、それに対しての自分の意見も発言しやすくなったり、発表した子のことを褒めることが言われれば、その発表した子も嬉しいと感じ、子供を繋ぐということに繋がることも学びました。

 今回の10期生ゼミでの学びを教育実習だけでなく、これから教師として授業をする際にも生かしていきたいと思います。(岡田)

4月16日10期生ゼミでの学び(河上)

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 こんにちは!10期生の河上です。第2回ゼミでの学びを記事にさせていただきます。

 佐藤暁先生の『対話と協力を生み出す協同学習』をもとに発表をし、話し合いも交えながら学びを深めていきました。

●自分の発表から
 私はトップバッターで「困っている子どもに気づく」というテーマで発表をしました。発表では玉置先生の助言を受けながら、進められていきました。困っている子どもに対して、「どこをやっているかわかる?」ではわからないということが大前提になっており、圧があるように感じてしまうので、優しい声かけが必要ということを学びました。「どこをやっているかわかる?」は無意識に使ってしまっていたので気をつけていきます。

●岡田くんの発表から
 「わからないことを訊けるようにする」というテーマで発表してくれました。教え合いと学び合いの違い、学び合いの大切さ、わからないことを訊けるようにする方法について話してくれました。教えられたくないのに教えるのは良くないというのが印象に残っています。また、授業技術についても多く学び得ました。「発言」を子どもの言葉で繋いでいくことを学びました。教師が必ずしも繋ぐ必要はないというのは自分にとって新しい考えでした!

 1回のゼミだけでとても多くのことを学び得ることができました。この学びを積み重ねていい授業ができるようになっていけるようにしていきたいです!(河上)

4月10日9期生ゼミでの学び(古賀)

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 こんにちは。9期生の古賀です。先日行われた9期生ゼミでの学びについて記事にしていこうと思います。

 久しぶりに全員で顔を合わせることができ、元気そうな姿に安心しました。しかし、ゼミでみんなの話を聴くうちに私の勉強不足を痛感する場面がいくつかありました。たるんだ気持ちを切り替えて、今後のゼミや教採に向けて取り組んでいきます。

 新年度第1回目のゼミで話し合ったことは、「長期欠席」の中に「不登校」が含まれていて、不登校以外の理由で長期欠席している子どもが多くいること。それを踏まえた上で、どのような支援をしていけるかを考えました。不登校以外の理由で長期欠席している子どもが16万人以上いることに驚きました。今回の話し合いで、印象に残ったフレーズは「学びの機会」です。様々な理由で長期欠席している子どもがいる中で、それぞれに合わせた支援をして、子どもの学びの機会を確保していくことが必要だということです。教員だけではどうしようもないこともあると思うので、それぞれの専門家の方々と連携して支援していきたいと思います。

 子ども一人一人の状況を理解し適切な支援ができるよう、9期生のみんなと多くのことを学んでいけたらいいなと思います。今年度もよろしくお願いします!(古賀)

4月9日 10期生 ゼミでの学び (松野)

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 こんにちは!玉置ゼミ10期生の松野です。今回は4月9日の第1回10期生ゼミでの学びを記事に書かせていただきます。

 今回は「いいです」「同じです」などのような反応や意思表示のハンドサインといった、ストックフレーズについて話し合いました。

 岐阜県の授業では、一人の子どもが発言の最後に「どうですか」と聞き、それに対して他の子どもたちは「いいです」と声を揃えて反応します。実際に私も岐阜県出身で小学生の頃はこのように反応していました。

 今考えてみると、大人の会議では、誰かが発言する度に声を揃えて「いいです」などとは言いません。そこで、なぜストックフレーズが始まったのかについて考えました。私たちは、周りの子どもたちが発表者の話を聞くため、発言したあとに無反応だと怖いから発言しやすい雰囲気をつくるため、全員が授業に参加するため、教師が子どもたちの理解を確かめるためではないかなどと考えました。

 しかし、「いいです」と反応するだけでは一人ひとりの子どもが自分の意見を考えることができず、自分の意見に気付くことができない、意見を考えようとしない子どもが増えてしまうと考えます。またハンドサインも同様に、全員が手を挙げると一人ひとりの子どもの意見を把握することができず、理解することができていない子どもがいたとしても気付かず、決まった子どもの意見だけで授業が進んでしまうと考えます。

 そのため、子どもたちが多くの力を身に付けることができるように、「だんだん大人に近づいているよね!大人は『いいです』と言わないからだんだん減らしていこう!」などと声を掛け、一人ひとりの子どもが自分の意見を持ち、考えを深め合うことができる授業をつくることが大切だと学びました。

 後半には、玉置先生が用意してくださった動画を見させていただきました。

 先生は挙手をした子ども全員を起立させ、指名し順番に発表してもらっていました。話し手は発言する際に教師ではなく仲間の方を向いて発表し、聞き手は話し手の方を見て聞いていました。子どもたちは仲間の発表を聴くと自然と「あぁ」と反応しており、感銘を受けました。また、順番に発言している途中で、立った子どもがいました。仲間の意見を聴き、考えを持ったのだと思います。

 前述の先生は「人を大切にする学級にしよう」と言い続けているそうです。係や当番活動、授業などすべての場面で人を大切にすることは重要であるため、相手の気持ちを考えられるようになり、思いやりの行動につながると考えます。また学級全員がお互いを大切にすることで、自分自身にも返ってくるような思いやりの溢れる温かい学級がつくられると思います。

 このように、一人ひとりが自分の意見を持ったり、仲間の意見を聴いて新たな考えを持ったりと考えを深めることができるような授業、人を大切にする学級をつくりたいと思います。そのために子どものモデルとなるようなことをしたり、できるようになったことを褒めて価値付けしたりすることを大切にしていきたいと思います。

 今後も10期生全員で様々なことについて話し合い、教師になる上で必要なことや教師になってからも生かしていくことができるような多くのことを玉置先生のもとで仲間と共に学んでいきたいと思います。(松野)

20240409 10期生 第一回ゼミ(池田)

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 みなさんこんにちは!玉置ゼミ10期生の池田です。

 4月9日に10期生の第1回ゼミがありました。記念すべき第1回目のゼミは、授業風景によくみられることについて、見つめ直すことから始めました。

 まず発言者の考えを聞いて、「いいです」や「分かりました」と反応することについて考えました。この反応の仕方については、「発言をした後に誰かが反応してくれると発言しやすい雰囲気をつくることができるけれど、学級全員が声をそろえて『いいです』と言うと、よく理解していない児童や違う考えを持つ児童が意見を言いづらい雰囲気になるんじゃないか」、「反射的に言う児童がいるのではないか」などの考えがありました。

 たしかに自分自身を振り返ると、発言者の考えを聞いたあとに「分かりました〜」と反射的に反応してしまっていたなぁと感じました。
 
 そこで、全員参加の授業とはどのような授業なのかを考えるために、とある学校の授業の映像を見せていただきました。その学級の授業は、発言者が意見を述べると、学級全員が「あ〜!」「なるほど!」などと自然な反応をしており、子どもたち一人一人が主体的に学びに向かう姿がありました。私もこんな学級をつくりたいと感じました!

 今回のゼミでは、自分の考えを伝えあい、仲間の意見を聞いて考えを深める場面がありました。私自身も仲間や玉置先生からたくさんの気づきをもらうことができました。学び合いの良さはここにあると実感しました。今後も教師力を高めていきたいです!(池田)

2月26日春日井市立藤山台中学校の授業参観で学び(河上)

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 こんにちは!10期生の河上です。私は2月26日に春日井市立藤山台中学校訪問させていただきました。今回は特にICT機器の活用に注目して授業を見させていただきました。授業でのICT活用場面(⚪︎)と授業からの学び(◎)を書いていこうと思います。


【2年生国語〜友達の書いた物語を観点を決めて助言し合う〜】
⚪︎自分で考えた600字程度の物語をドキュメントに書く
 →私も当時、同じような内容で授業を受けました。原稿用紙に書き、消しゴムで消して直していたので最終的には紙がボロボロになっていました。しかし、ICTを活用すれば、友達からの意見を受けた時にすぐに直すことができます。また、起承転結でそれぞれ色を分けることができるので、より良い物語が作れます。国語だから手書きにこだわるのは時代遅れといことを実感しました。

◎観点を決めて友達の物語に助言をする
 →私は国語が大嫌いです。いきなり、「この文章に助言をして」と言われたら「え?何言えばいいの?」「意味わからん!」となってしまいます。この授業では見るべき観点をあらかじめ決められており、分担されていました。そうすれば苦手な子でも助言をすることができるのでとても良いと思いました。

◎作業指示・やることが明確


【1年生・2年生体育〜ソフトボール〜】
⚪︎リアルタイムで思ったことを共有できる
 →授業では練習試合を行なっていました。生徒たちは何か気づいた時にすぐに書き込みを行っていました。先生が気づかないで生徒が気づくこともあると思います。そういうものも共有できるので良いと思いました。

◎学習材の常時提示
 →常に学習材を提示しておくことで子どもが学びたい時に学ぶことができます。

⚪︎◎授業を生徒自身が計画する
 →試合で勝つためにはどうすればいいのか、チーム内で話し合い、練習内容を自分たちで決めていました。私はこのような体育の授業は受けたことがありませんでした。チームによって長所、弱点は異なります。先生が一斉指示で行う練習は一定の効果有ると思いますが、逆にそれ以上はないと思います。しかし、教科書やICTを活用し、自分たちで調べたり計画したりすることによりチームオリジナルの練習を作ることができます。どこまででもチームは強くなっていくと思います。自分たちで作る体育の授業は魅力があるなと思いました。


【2年生数学〜箱ひげ図とデータの活用】
◎スプレッドシートを活用してグラフを作成
 →私の時はグラフなども全て手書きで書いており、正直書くことで満足していました。しかし、スプレッドシートを活用することでグラフを書くことが目標ではなく、データからわかることを理解することが目標になると思うのでとても良いと思いました。また、生徒たちはツールを使うことに慣れており、とてもスムーズに授業が進んでいました。グラフをすぐに作れたので、考える時間がとても多く確保されており、生徒にとって学びの多い授業だったと思います。

最後に・・・
 見させていただいた授業から3つ抜粋して書かせていただきました。3つ以外にも多くの授業を見させていただきましたが、どの授業もとても参考になりました!また先生方の工夫も伝わってきました。私はまだまだ授業におけるICT活用について疎いので、今回の学びを大切にして生かしていきたいです!ありがとうございました!!(河上)
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