7月9日10期生ゼミでの学び (石川)

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 みなさんこんにちは!玉置ゼミ10期生の石川百音です!

 今回は7月9日の10期生ゼミの模擬授業での学びを記事にしていきたいと思います。7月9日のゼミは前期最後のゼミでした。前期の集大成として、今までの学びを存分に発揮できるように頑張ろうと意気込んで臨みました!

 今回私は、中学校2年生の国語・「扇の的-平家物語から-」の単元で模擬授業を行いました。今回の模擬授業を行うにあたり、せっかくゼミで学べるのだから、国語のオーソドックスな授業展開ではなく、少しチャレンジした授業展開を行ってみたいと言う目標を立て授業に望みました。

 そのような目標を持って望んだ模擬授業から学んだことを授業準備、実際の展開のイメージトレーニング、そして実際の模擬授業時に感じたことの観点に分けて振り返りたいと思います。

○ 授業準備
 授業を計画する段階で、まずは私自身が「扇の的」の内容をしっかりと把握することから始めました。物語の背景や登場人物の関係性、物語の主題について深く理解することで、授業の軸を明確にすることができました。また、資料の選定も重要だと感じ、生徒たちが興味を持ちやすいように、図解を活用するなど工夫することが出来ました。

 このように教材研究では、ただ「扇の的」を読み解くだけではなく、どのように生徒に伝えれば生徒の理解が深まるのかを重視しました。この視点を持つことができたのはこの模擬授業を良いものにしたいと真剣に向き合い、準備できたからだと思います。今回ゼミでこのような機会を頂けたこと。とても幸せだったなぁ。と改めて玉置ゼミの偉大さを実感しました。

○ 展開のイメージトレーニング
 模擬授業の前には、実際の授業の流れを何度もイメージトレーニングしました。具体的なシナリオを考え、生徒たちの反応を予測しながら進行を確認しました。ゼミの仲間にも練習に付き合って貰ったり、意見を貰ったりして、助けてもらいました。自分のことでは無いのに一生懸命一緒に考えてくれる仲間の存在にとてもありがたいなぁと感じました。
 また、玉置先生から助言して頂いた、「ワールドカフェ方式」を取り入れ、生徒一人一人が積極的に参加できるような授業展開・環境作りも意識しました。このプロセスを通じて、授業の進行がスムーズに行くように準備を整えました。

○ 実際の模擬授業
 実際の模擬授業では、準備した内容をもとに進めようとしましたが、内容が難しく、自分が予想していた時間内では課題に取り組みきれない状況が生徒に見受けられました。そこで私は迷いましたが、進めようとしていた問題数から大幅にカットして1つの問いだけを解かせるようにシフトチェンジしました。

 私の中ではものすごく迷った判断でしたが、授業後に玉置先生から、「授業にはそのような臨機応変な対応が大事なんだよ。」と声をかけていただけました。授業はそうそう予定通りには行かないことを実感し、これもまたひとつ私にとって、大きな経験・学びになりました。生徒たちの反応を見ながら柔軟に対応し、興味を引き続けることができるよう努めることの難しさ・大切さを学びました。

 私の最大のチャレンジであった、「ワールドカフェ方式」の場面では、生徒たちが積極的に意見を出し合い、活発な交流が行われました。一方的に教えてしまう授業展開や、読み取りが得意な生徒だけで進んでしまいがちの国語の授業ですが、活動方法や交流の仕方を工夫することで、対話的な授業を展開することができ、理解を深めることにも効果的だと学べました。

 授業後の先生や仲間からのフィードバックを受け、改善点や次回への課題も見つけることが出来ました。全体としては生徒たちが楽しみながら学べる授業を展開できたと感じ、少し自信がつきました!今後もさらに工夫を重ね、生徒たちが興味を持ち、理解を深められる授業を目指して、学び続けたいと思います!そして、目の前に迫る教育実習を精一杯頑張りたいです!(石川)

7月2日 10期生ゼミでの学び(尾崎)

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 こんにちは!10期生の尾崎勇吾です。今回は7月2日のゼミで行われた模擬授業で得た学びと、その反省について記事にしていきます。

 今回自分は、中一道徳「選手に選ばれて」という教材で模擬授業を行いました。この教材は、選手に選ばれたA君の出る、出ないを決める権利と、クラスで選ばれたから出なければいけないという義務が対立していて、議論が終わらないという教材でした。これを元に、自分は権利と義務のどちらを大切にするといい?のようなことを子どもに考えさせることをねらいました。

 ですが、実際には足りていない部分が多くありました。まず、「権利」や「義務」というキーワードを使うと少し授業が固くなってしまうということです。中学生にこのような言葉を使うと、固く重い雰囲気が流れてしまうことを身をもって感じたため、実際に現場で授業をする際には工夫が必要だと感じました。

 また、その工夫として今回は教科書のある箇所を拾ってキーワードとしました。ですが、そのキーワードとした部分が1回の説明で理解することが少し困難な難しいものでした。授業を簡略化させたり、子どもに考えやすくさせるためにキーワードを拾ったとしても、1回で伝わらないと意味がないし、逆効果になってしまうことがよくわかりました。

 それに伴って、発問においても至ってシンプルな発問で進めていけばいいのだと感じました。自分は授業を進めていく上で、発問と子どもの理解に食い違いがないようにどうしても全てを説明してしまうところがあると感じました。玉置先生にも、発問が難しいとのご指摘をして頂けた上、今回のようの未解決物語は線上に子どもの名前を書いてもらったりする「見える化」をすると効果的ということも教えて頂きました。このように、シンプルな発問でもここまで発展して子どもと子ども、教材と子どもを繋げることが出来るんだと、実際に授業をしないと得られない学びを得ることができました。

 今回のように自分なりに授業の展望を描き、進めていこうと考えていても、実際に授業をしていくと思った通りにいかなかったり、授業が停滞してしまうことがあるということを今回学びました。今回、発問の仕方と提示するキーワードについて今までになかった新しい考え方を得ることができ、とても有意義な時間であったと思います。

 今回の模擬授業で得たことを今後に活かし、次はもっと良い授業が出来るように頑張っていきます!(尾崎)

7月2日 10期生ゼミでの学び (齋木)

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 こんにちは!10期生の齋木です。今回は7月2日に行われたゼミでの模擬授業を通して学んだことを記事に書かせていただきます。

 私は、道徳科の小学4年生の「ドッジボール」という単元で授業をさせていただきました。

 玉置先生に、指導案の添削をしていただいたのですが、私の発問は、読み取りになってしまい、道徳ではなく、国語の授業になってしまうと教わりました。

 道徳科の授業では、一人一人が、意見を持ち、答えは一つだけではないため、その点を注意しないといけないということを学びました。そして、今回のことを活かし、今後発問を工夫すべきだと思いました。

 模擬授業をしてみて出来ていないところが沢山ありました。まず、朗読です。私の練習不足なところもあり、何度も噛んでしまいました。朗読に関しては、子どもが、「下手だなあ」と思わせない必要があると学びました。

 次に机間指導です。机間指導では、あまり、児童に話しかけることが出来ませんでした。また、その時に行う価値づけができなかったので、今後やる時は、児童が話した言葉を褒めたりし、教師も入ってペア活動する必要があると思いました。

 最後に、焦ってしまったことです。これは朗読にも関わりますが、緊張と不安等で、はきはきとうまく話すことができませんでした。もし、それを現場でやってしまうと、教師の緊張が伝わってしまい、クラスが思い雰囲気になるかもしれません。そのためにも今後は、授業をすることに慣れていなかったとしても自信をもって、児童たちを引っ張るような授業にしたいと思います。

 模擬授業を実際にやってみて、教師の力量で、クラスの雰囲気や進み具合が変わってしまうということを学びました。しかし導入や発問の仕方は自分なりにうまくできたと思うので、できたところはそのままにし、できなかったところを一つずつ修正して、より良い授業を作っていこうと思います。(齋木)

6月25日 10期生ゼミでの学び(間宮)

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 こんにちは!10期生の間宮です。 第11回ゼミでの学びを記事にしたいと思います。

 今回は中学校1年生の「いつわりのバイオリン」という題材で模擬授業を行いました。 初めて1人で模擬授業した感想は、「思っていたようにできなかった」です。でも、教育実習の前にこういう気持ちを味わうことができてよかったと感じています。そして、今回得た学びが2つあります。

 1つ目は、道徳は「読み取る」ではなく「想像する」ということです。私は「よく読み取れているね」と無意識に言ってしまっていましたが、「読み取る」は文章から読み取る、つまり国語の授業になってしまうと学びました。これまでのゼミでも、道徳は最後自分ごとにする、国語の授業にならないように気をつけると学んできたのに、子どもたちを褒めたいとつい気が緩んでしまいました。「〜と想像したんだね」と発言すること、子どもたちに対する発問や声かけ1つ1つを気をつけなければいけないことを再認識できました。

 2つ目は、授業の流れをしっかり構想するということです。今回指導案や板書計画を作成していましたが、実際に授業をしてみると緊張して言葉が詰まったり、授業の終末でどう伝えようか悩んだりと苦しんだ場面がありました。それは、話を進めたり、発問と発問を繋ごうとしたりといった、指導案に書いてない部分だと感じました。指導案の内容については玉置先生に指導していただいたので、「こう展開していきたい」「だったらここで〜と伝えたい」と、流れをよりしっかり頭の中で組み立て、最初は適切な言葉を選んで書き足し、自分が安心できる指導案を準備して、徐々に成長していきたいと思いました。

 この2つの学びは、授業技術というより、自分が気をつけなければいけないことになってしまった気がしますが、最後に玉置先生からフィードバックをいただいた際に、展開の仕方や板書のつなぎ方などもしっかり吸収させていただきました。

 今回のゼミを通して思ったのは、「いつわりのバイオリンはもう完璧」だということです。そう思えるのは、このような模擬授業の機会をいただき、玉置先生とゼミのみんなに自分の授業を評価してもらえる、玉置ゼミだからだと感じます。今回の気持ちや学びを忘れず、実習や授業力のレベルアップに活かしたいです!(間宮)

6月25日 10期生ゼミでの学び(森山)

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 こんにちは!10期生の森山です。
今回は、第11回ゼミでの学びを記事に書きたいと思います。

 私は今回、4年生道徳「大きな絵はがき」の模擬授業をしました。
私は今回模擬授業をするにあたって、「キーワードだけ板書する」「子どもをつなぐ」という2つを頑張ろうと思い授業に挑みました。しかし、なかなか上手くいかず、「授業って難しい!」という感想を持ちました。今回学んだことを2つに絞って書きたいと思います。

○ 教材研究の大切さ
 私は、今回教材研究をするにあたって、予想される子どもの意見を考えることは大切だと思いました。子どもの意見を沢山予想しておくことで、授業の流れが考えやすくなったり、予想外の子どもの意見が出て焦ってしまうということが少なくなると思いました。

○ 子どもの意見を上手に引き出していく
 これまでのゼミの学びから、子どもの意見に対して問い返したり、他の子どもに聞いてみたりすることはできました。ですが、子どもから出たキーワードを他の子どもにつなぐということがあまりできず反省点となりました。子どもから出たキーワードを教師が回収し、話してしまうのではなく、他の子どもにつなぎ、みんなで考えていくということをしていきたいです。

 今回は学んだことを2つに絞って書きましたが、今回の模擬授業で、板書を書いてから発問することや、教師が話すのではなく、子どもに気づかせることの大切さなど多くの学びがありました。

 反省点が多く残る模擬授業となりましたが、今までのゼミでの学びを少し実践できた模擬授業でもありました。いつも10期生のみんなの模擬授業からは、多くの学びをもらっています。これから更に沢山のことを吸収し、実践できるようにしていきたいです!(森山)

6月16日 第2回教師力アップセミナーでの学び(森山、安田、荒木)

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 こんにちは!10期生の森山です。今回は、先日行われた第2回教師力アップセミナーでの学びを記事にしたいと思います。

 今回のセミナーでは、土居正博先生に「国語授業づくりで大切にしていること-楽しくて力がつく国語授業づくり-」というテーマでご講演いただきました。沢山の学びがありましたが、2つに絞って書かせていただきます。

○ 目指したい子ども像を明確にもつ
 一つ目は、目指したい子ども像を教師が明確にもつことです。まず、目指す子どもの姿を考え、そこから逆算して発問や課題を考えていくということです。子ども像を明確にもつことによって、指導に意図をもたせることができます。意図をもって指導ができるため、子どもたちに適度な負荷をかけることができ、達成感をもたせられることに繋がると学ぶことができました。私は授業を考える際、導入から考えて展開に悩んでしまうことが多くありましたが、まずは目指したい子ども像を明確にもつことから始めようと思いました。そして、意図を持って発問や課題設定をしていこうと思いました。

○ 具体化させる
 二つ目は、例を出させる(具体化させる)ということです。読めている子どもには例を考えさせるようにします。分からない子どもはそれを聞いて分かるようになり、自分でも例を言えるようになります。そうすることで、国語での個別最適ができると学ぶことができました。同じ授業内、課題内で個別最適化を図り、それが全体にも還元するということを学ぶことができました。一斉授業のなかでも、一人ひとり違う問題意識を持ってやれるようにしたいです。私は今まで、国語での個別最適のイメージがあまり持てていませんでしたが、こうすればいいのか!と今回学ぶことができたので実践していきたいです。

 今回の講演では、模擬授業も見せていただきました。そこで、国語の授業っておもしろいなと身をもって感じることができました。これやってみたいなと思う授業技術、他教科にも活かしていくことができる授業技術が沢山あり、多くのことを学ぶことができました。今回学んだことを活かし、楽しくて力がつく授業を目指していきたいです。土居先生、貴重なお話をありがとうございました!(森山)


 みなさんこんにちは。9期生の安田です。6月16日に行われた第2回教師力アップセミナーに参加させていただきました。

 今回は、川崎市公立小学校教諭の土居正博先生に『国語の授業づくりで大切にしていること』というテーマでご講演いただきました。改めて、「国語」という科目の大切さを実感するとともに、授業を行う際の他教科とは異なる難しさにも気づくことのできる時間となりました。

 「国語はみんな大体できる」土井先生の「国語」に対する捉え方が腑に落ちた言葉でした。驕っていたように思えますが、小学生の私自身も「普通に話せるし、書けるのに、なんで勉強するんだろう」なんて考えていました。そうです、母国語である言語を扱うこの教科は、他の教科と子どもたちのスタートの位置が違うのです。

 国語の場合は、できないことをできるようにするのではなく、できることを「よりよくできる」ようにすることで、子どもが育つ授業になるのだと学びました。それが、文章の構成であったり、敬語の使い方であったり、挙げ出したらキリがありませんが、実際に知っていると社会で役に立つ、「生きて働く力」となるのです。

 そして、これらを念頭において、自分自身が授業研究をしていくことで、更に子どもたちを国語好きにさせ、国語力を伸ばしていけるのではないかと思いました。さらに、国語は他教科の基盤であるため、国語力を伸ばすことで、他教科の理解も深めていくことができるのだと思います。

 ご講演いただいた土井先生、貴重なお話をありがとうございました。先生の国語に対する熱い想いと、子どもたちへの熱心なサポート姿勢を聞いて、授業づくりの大切さを改めて実感しました。今回もこのような機会をくださった玉置先生、運営の先生方ありがとうございました。大学で国語を学ぶ者として、私も自分が国語を好きな気持ちを大切にしようと改めて思いました。(安田)


 こんにちは。9期生の荒木です。私も、第2回教師力アップセミナーの土居正博 先生からの学びを記事にします。

○ 達成感をもたせにくい国語
 子どもが楽しくやる気を持って学習でき、子どもに力がつく授業をつくるためには、「達成感」が大切です。しかし母国語である国語は、できない→できるを目指す算数や体育と違って、ほどよくできる→より良くできるを目指すことため、達成感をもたせるのが難しい教科です。

 「よりよく読めるとは?」「よりよくかけるとは?」と明確な子ども像をもち、それをもとに適度な負担をかけながら授業をすることや、成長・学びの積み重ねを可視化できるようにすることが、達成感をもたせることにつながることを学びました。

○ コミュニケーション素地の育成
 グループ全体の話し合いの基本はペアトークなので、ペアトークを基本に授業を進めます。話し合いの活動の際には「ずっと目を合わせながら話す」「相手に共感」「相手の意見を引き出す」など目指す像を明確に示しながら、徐々にレベルアップしていきます。また、自分が話すだけではなく他の人から意見を聞くことの大切さを経験できる機会を意図的につくることを学びました。

○ 自然と子どもが語り出す問いを
 指導事項の問いをそのままぶつけることは教師にとっては楽ですが、子どもにとっては表現しにくく、どう答えればよいかわかりません。また、何度も同じような聞かれ方をされると子どもたちは飽き飽きしてしまいます。自然と子どもが語りだす問い作るには、「なんで」「どのような」などのWhy,Howの問いを、Whichに変えることを学びました。

 私にとって国語はいつも同じような問いで飽きてしまうし、どう答えたら良いかもわからないしで、学年を重ねるにつれてどんどん苦手になってしまった教科で、指導には不安がありました。しかし、今回土居先生が見せてくださった模擬授業を見て、子どもたちが達成感を感じながら楽しく学べる国語授業が具体的にイメージでき、少し希望を持つことができました。今回の学びを踏まえてさらに授業研究を重ね、楽しく力がつく国語授業を作っていきたいと思います。今回も素敵な学びをありがとうございました。
(荒木)

6月16日第2回教師力アップセミナー(土居正博先生)での学び (松野、久保、岡田)

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 みなさんこんにちは!10期生の松野です。今回は6月16日に参加させていただいた土居正博先生による教師力アップセミナーでの学びを記事に書かせていただきます。

 今回は土居先生から「国語授業づくりで大切にしていること」という演題でお話しをしていただきました。私は土居先生の講演を通して、特にペアでの話し合いや発問づくり、子どもに体感させることの大切さをについて学ばせていただきました。

 国語は算数や体育などの他教科に比べて「できた」という達成感を得にくいため、子どもたちに達成感を持たせるために教師が目指したい「子ども像」を明確に持ち、子どもに適度な負荷をかけつつ成長を「可視化」し、実感させることが大切だと学ぶことができました。

 次にペアでの話し合いの大切さについてです。ペアで話すことができてこそグループや全体で話し合えるようになるため、ペアで話す機会をたくさんつくることが大切であり、ペアトークをする際には、まずは目を合わせることや話を続けることを意識させることが大切だと学びました。そうすることで自分の考えを引き出したり相手の考えを理解したりすることができるようになります。

 また、友達の意見が自分の意見と被っていなかったら違う色でかくようにすることで自分だけの考えだけでなく、聞くことの大切さ、話し合いの大切さがわかるようになったり、たくさん出した意見から二人で一つの案に絞ってみることでお互いの考えを深めていったりすることができるようになると学びました。

 国語の授業は意見を引き出すのが難しく、「登場人物の気持ちは?」などと指導事項をそのままぶつける問いは難易度が高いため、「WhyやHowからWhich」へと発問の形を工夫し、全員参加させるために内容やレベルは変えずに問い方や表現のさせ方を変えることが大切だと学びました。そうすることで自然と子どもたちが語り出すようになっていきます。

 最後にご講演の中でお話ししてくださった土居先生の体験談についてです。『教員採用試験の模擬授業の子ども役で意見を述べる際に頭が真っ白になり、うまく答えることができなかった。しかし、教師役の方が「なるほど」と反応してくれたおかげで安心し、救われた』というお話がありました。話すことが苦手な子どもも教師が反応したり子どもの発言を認めたりすることで安心感を抱き、発言しやすい環境をつくることができると学ぶことができました。

 たとえ子どもが間違ったことを発言したとしても意見を考えられたことや発言することができたことをほめたり、子どもの発言を認めて反応したりし、教師が子どもに体感させることができるように働きかけていきたいと強く感じました。

 このように、ペアでの話し合いを大切にし、授業や発問を工夫したり反応や声かけをしたりすることで、子どもたちに話し合うことの良さなどを体感させることができ、これらのことは国語だけでなく他の教科にも派生し、学校生活や学級づくりなどにもつながるため、子どもに様々なことを体感させるために工夫して授業をつくっていきたいと思います。貴重な機会をつくってくださりありがとうございました。(松野)


 こんにちは!9期生の久保朋輝です。今回は6月16日に参加させていただいた土居正博先生による教師力アップセミナーでの学びを記事に書きます。国語の授業作りで大切にされていることを多く学ばせていただきました。その中でも印象に残った学びを記事にしていきます。

 一番印象に残ったのは、コミュニケーションの素地を育てる仕方です。特にペアトークの仕方は新たな発見でした。ペアトークでは、目を合わせること、相槌を忘れないこと、続けることなどいくつかのルールを最初に設けることを学びました。実際に体験しましたが、意識しないとなかなか難しかったです。しかし、目を見て話したり反応しながら注意深く聞くことは、国語の授業に限らず、人間関係を構築していく中で大切なことであると思うので、学級開きの際に意識づけすることが大切だと感じました。また、話し合いで違う意見が出たとしても、出し合うだけでなく、絞っていくことも必要であると学びました。絞り方を教えるのではなく、児童が自ら見つけていくことで思考力・判断力が身についていくと思います。児童が「どうしたらうまくいくだろう?」と常に考える姿勢を育てていきたいです。

 国語の授業はどうしても単調になってしまうイメージがあり、楽しい授業をつくることが難しいと思っていました。しかし、まずは協同的な学びの土台となるコミュニケーションの取り方を徹底し、少しずつレベルアップさせることで、楽しいと感じる授業に近づいていくと学びました。今回は貴重なお話、本当にありがとうございました。(久保)


 こんにちは。玉置ゼミ10期生の岡田健太朗です。今回は6月16日に行われた教師力アップセミナーでの学びについて話していきます。

 今回は土井正博先生による「楽しくて力がつく国語授業づくり」をテーマとした講演でした。この講演から、2つのことを学びました。

 1つ目は、国語科で子どもたちに達成感を感じさせることが出来れば国語の力がついてくることです。国語は算数や体育と比べて答えが曖昧だったりして、「できた」と感じる場面が少なく、達成感を感じ難い教科です。そのため、子どもたちに国語科で達成感を感じさせるためには教師が目指したい「子ども像」を明確に持つことや、子どもたちの成長を可視化させ、実感させることが大切です。子どもたちに国語の力がついてきたら、他の教科の基盤ともなります。国語の授業も子どもたちに達成感を感じさせることが大切であると理解することが出来ました。

 2つ目は、ペアで話す機会を増やすことです。ペアの良さとして、活動が増えるということです。ペアで話すことが出来てこそグループ、全体で話し合えるようになります。ペアで話し合えるようになるには子どもたちに話し合いの良さを感じさせてあげないと行けません。そのため、まずは目を合わせるところから入り、徐々にレベルアップさせ、フィードバックさせることが大切です。ただペア活動やグループ活動などを行うのでは意味がなく、子どもたちが良さをわかった上で行うことがとても大切だと感じました。

 今回の講演から国語の授業で大切なこと、話し合いの行い方など様々なことを学ぶことが出来ました。今回の学びを実習やこれからの授業に活かしていきたいと思います。土井先生、大変貴重なお話をしていただきありがとうございました。(岡田)

6月16日 第2回教師力アップセミナー(土居正博先生)での学び(河上・有村・榊原)

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 こんにちは!10期生の河上です!今回は6月16日に行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしたいと思います。今回は国語科の土居正博先生の講演でした。土居先生の講演から印象に残ったこと・学んだことを書いていきます。

 1つは国語は"達成感を得にくい教科“ということです。算数や体育は「できない→できる」ようになることで達成感を得ることができます。しかし、国語は違います。最初から全く読めないということはありません。ある程度わかっているところから始まります。なので国語は「できる→よりよくできる」ということを目指さなければいけません。子どもたちに達成感を持たせることができると、国語の力(書く力)が身につきます。またそれが、他の教科にも派生することにもなります。国語は他の教科とスタートラインが違うことを念頭において置かないと子どもたちに国語の力は身につけさせることはできません。常に子どもを見て、指導後の姿を意識して授業をするようにしていきたいです。

【書く力を身につけさせるには】
1、教師が指導後の子ども像を明確にもつこと
 →教師が子どもに追いつかれてはいけない!
2、成長を可視化
3、学習が積み重なるように
 →学習用語はゴールではなく手段に!

 次に子どもたちのコミュニケーション素地の育成にはペアトークが大切ということを学びました。講演ではペアトークのやり方を丁寧説明していただきました。ペアトークは目を合わせるところはじめ、最初のうちはテーマを与えてあげます。たくさんの案を出させます。その時の約束は必ず肯定をするということです。肯定することで安心して話すことができるからです。話し合いは案を出すだけではダメで、絞ることが大切です。このペアトークを通して話し合うことの良さを体感させることができます。これは国語科ではなく、他教科や社会に出てからも必ず役に立ちます。ペアトークは必ず授業内で取り入れるようにしたいです。

 最後に発問はWhyやHowではなくWhichで問うようにするこということです。なぜやどうして?と聞くと難しくて答えられない子が出てきてしまいます。しかし選択をつくって選ばせることで、国語が苦手な子も参加することができ、全員参加の授業にすることができます。なぜ?どうして?と聞いた方が授業の進行が楽なのでやってしまいそうですが、子どもの立場になって授業づくりをしていきたいです。

 講演では模擬授業もしてくださりました。国語ってこんなに楽しい授業になるんだ!と驚きました。また、教育実習などですぐに実践できそうな技をたくさん見させていただきました。たくさんの学びをありがとうございました!!(河上)


 はじめまして!教育学部4年の有村と申します。今回から準ゼミ生として参加します。今後ともよろしくお願いいたします。初投稿で上手くまとめられませんでしたが、読んでいただけたら幸いです。私は土居先生の講演を受けて、特に2つのことが深まりました。

『子ども像を明確にもつ』
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 子どもが学習を楽しみ、力をつける動機として『できない→できる』という達成感がある。しかし、国語科は大体できる段階が多く『できない→できる』の達成感が得にくいため、一歩先の『できる→よりよくできる』という変化を目指す。そのために、よりよく読める、よりよく書けるとはどのような状態なのかなどをしっかり考え、指導後の子どもの姿を明確にもつ。すると、理想の姿からみて何ができているか、何が足りていないかが分かり、より具体的なフィードバックができる。
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 私は子どもに指導する際に何を言えば良いのかと困った経験がありますが、それは指導後の子ども像が明確にもてていなかったのだと分かりました。これは国語科に限らず、他教科でも、生徒指導でも、意識すると良いと思いました。また『子ども像をもつ』ことで、できる子がさらに深まる課題を作り、できない子はできる子の課題を受けてできるように変化するなどの指導の個別化にも繋がるということも大きな学びでした。

『指導事項をそのままぶつけない』
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 人物の心情理解や文章構成の理解など、教材毎に指導事項がある。しかし、そのまま発問や課題にすると、意見が出しにくく、興味を惹かれない発問になる。そこで、内容は変えずに質問を変えることで、自然と子どもが語りだせる発問にする。
 また、学習用語は学びを積み重ねるために利用するという視点が大切である。そうすると何が良いのか理解することで、学習用語を使いこなす力が育まれる。
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 これもある意味『子ども像を明確にもつ』ことで行えることだと思いました。指導後の明確な姿が頭にあることで、そこにたどり着くために「子どもにどのような発問をするのか」「積み重ねるために学習用語をどう活用するか」などをスモールステップで考えられるのだと思います。
 土居先生は、まずはWhichの発問をして、クラスの全員が参加できるようにするとおっしゃっていました。これは「閉じた質問」つまりYesかNoで答えられる質問であり、2択なので答えやすい性質があります。カウンセリングの技術の知識が発問の技術と繋がり、考えが深まりました。

 このような学びの機会をこれからも得られることは非常に嬉しく、準ゼミ生として受け入れてくださった玉置先生には感謝しかありません。土居先生、貴重なお話ありがとうございました。(有村)


 こんにちは。玉置ゼミ第9期生の榊原計人です。16日に行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。今回は、土居正博先生の講義で、楽しく力のつく国語の授業がテーマでした。

 そんな中で特に学びになったことは、子ども達のコミュニケーション素地の育成です。このことは国語だけでなく、他の教科や、授業外の時間にも応用できることだと感じたので、土居先生が仰っていたことと、私の学びを混じえながら書いていきます。

○基本はペアワークから
 土居先生は、ペアで話す機会が増えると子供のレベルも上がると仰っていました。グループでの交流ではなくペアにすることで、1人の活動量が多くなります。そこで十分コミュニケーションをとってから、グループや全体での交流にに繋げたら、話し合いもスムーズになると学びました。

○まずは「目を合わせる」
 今回の講義でまず行ったペアワークは、「目を合わせること」でした。隣の人と黙って10秒間目を合わせることから始まったのですが、これがとても恥ずかしいです。自分がどれだけ人と目を合わすことに慣れていないかを痛感しました。

 セミナー終了後、普段の人との会話で、目を合わせることを気をつけてみました。すると、相手の話がしっかり耳に入ってくる感覚がありました。きっと、目を見ることで自然と相手に注目ができ、周りが気にならなくなったため、話をしっかりと聞くことができたのだと思います。「目を合わせること」がコミュニケーションの基本であり、その重要さについて実感しました。

 子どもたちも、目を合わせることに意外と慣れていないんじゃないかな、と思っています。なので、年度の初めからコミュニケーション基本の『キ』として、「目を合わせること」を教えていきたいです。そうすることで、クラス内で起こる会話や交流も、だんだんと活発になっていくと考えます。

○話を「続ける」ことが大事
 先生は、とにかく話を続けなさい、と子どもに言うそうです。会話を続けることによって、しだいに自分の考えが引き出されるほか、相手の考えも分かるようになってきます。
 先生は他にも、この続けるができないと将来困るよ!とも仰っていました。私自身、今でも会話が続かず困った経験がたくさんあります。すぐ話が終わってしまったり、間ができてしまったりすると、とても気まずい気持ちになってしまいます。改めて振り返ると、会話を続けることを大事にしていなかったから、困ることが多かったのかもしれません。

 子どもにも、まず「続ける」を大事にコミュニケーションを取ってもらいたいです。これに慣れることで、会話を続けることに困らなくなるし、授業外や学校外での雑談でも良いコミュニケーションが取れるようになると思います。そのために、最初は1分程度から会話を始めて、だんだんと時間を伸ばしていきます。褒めるときは「1分間続いた人〜」と数値化してわかりやすくします。「相手のことを聞き出せた人〜?」と問いかけながら、聞き上手で話上手な子ども育てていけたらと思います。

○いいところは単純に「たくさん考えが出る」
 ペアワークをすること、議論をすることのいいところは、単純に考えがたくさん出てくることだと、先生は仰っていました。これによって、自分のなかの考えを引き出すことができ、相手の考えを取り入れることができます。 現場でも、まず1人で考えを書き出し、それからペアワークで相手の考えを書き足していくことを行うそうです。そのとき、相手の考えは必ず「いいねぇ〜」と肯定させます。そうすることで、ノートには自分と相手の考えでいっぱいになっていきます。

 先生は、「考えが増えた人〜?」と問いかけるそうです。そうすると、だいたいの子どもは手を挙げます。そうして、増えたところに赤マルをつけさせます。これによって、子供は考えが増えていることを実感でき、話し合うことの良さを体感することができます。そうなると、しだいに子ども自身から話し合うことを始めるようになってきます。

 ここで注意が必要です。子ども達は相手の考えを書くことに夢中になってまい、最初の「目を合わせること」を忘れてしまいがちになります。先生は、これを防ぐために「何か忘れてるね」「〜〜さんは書く合間にちゃんと見れているね」と一言言ってあげるそうです。子どもは書くのに必死になるので、目の前の相手を大事にすること忘れないような声掛けを心がけていきたいです。

○絞っていくことも大切
 話すことができていくと、次にペアで1つの案に絞ることをやっていきます。グループだと、誰か強い子の考えに引っ張られてしまうかもしれないし、なにも言わない子もでてくるかもしれません。しかし、2人だと逃げ場がなく、みんなが参加できます。さらに、絞ったことを発表させます。これは、話し合いを自分の言葉に再構成することになります。先生はこれが難しく、とても成長になると仰っていました。

 発表のときに、どうやってそうなったのかの流れを確認します。これによって、どうやって上手くまとまったのか、なんで上手くまとまらなかったを考えることができます。上手くいったペアはその確認ができるし、上手くいかなかったペアは他のペアから参考にして、次に繋げられ、みんなが成長でき、だんだんと話し合いが上手になっていきます。

○教師の子ども像が大事
 ただ2人ペアで話し合いするだけでは、子どもの成長には繋がりにくいです。やっぱり、教師が育てたい子ども像をしっかりと持つことが大事だと仰っていました。こういう風にしていきたい、こんな子どもの姿にしていきたいといった目標を持って、それに向けた取り組みや声掛けをしていくことが、子どもの成長に繋がっていきます。

 今回の講義では、子ども同士のペアワークによるコミュニケーション素地の育成について、とても良い学びができました。ただ最初から「2人で話して」と活動させるのでは上手くいかない。話し方からじっくりと育てていくことで初めて「2人で話して」が上手くいく!ということを大事にしていきます。教師として、様々な取り組みを考え、実践して子ども達のコミュニケーション力を育てていけたらと思います。

 今回、講義をしてくださった土居正博先生、セミナーを開催してくださった酒井先生、玉置先生、参加してくださった皆様、ありがとうございました。次回のセミナーは教員採用試験が終わった後なので、「大丈夫!きっと合格してる!」と胸張って言えるように、試験日まで努力していきます。この記事を読んでくださった方々もぜひ、今年試験を受けるみんなを応援してくださると嬉しいです。(榊原)

6月16日第2回教師力アップセミナー(土居正博先生)での学び(道下・尾崎・長谷川)

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 こんにちは!10期生の道下優希です。今回は第 2 回教師力アップセミナー土居正博 先生による講演での学びを記事にします。土居先生からは「国語の授業づくりで大切にしていること−楽しくて力がつく国語授業づくりー」というタイトルでお話をいただきました。講演のなかで特に印象に残った三点について記述します。

 一つ目は、「目指したい子ども像を教師が明確にもつこと」です。目指したい子ども 像をもつことで、ただやることが減り目的をもった学習活動へと転換することができ ます。土居先生が例に出していらっしゃった、説明文をはじめなかおわりに分ける活動も子どもが作業として行うのではなく、筆者の主張をつかむために行うことを子どもに確認する。教師が学習に目的をもたせることで同じことをしても力のつき具合が随分と変わることを学びました。

 二つ目は、「体験を意図的にさせること」です。講演のなかで、まずは一人でテーマについて考え、その後にペアで交流するというワークがありました。このワークをすることで、一人で考えるよりも誰かと話をした方が、多くの考えが出ると実感することができます。私たちには当たり前のことかもしれませんが子どもはできたという体験があると次も頑張ろうとしたり、またその方法でやってみようとしたりするので、気づかせたい価値について子どもたちに実際に体験させることは非常に重要だと感じました。

 三つ目は国語の技、「Why、How で問うのではなく Which で問うこと」です。「なぜ、どうして」の発問だと難しくて何も書くことができない子どもがどうしても出て きてしまいます。すると授業への意欲も減っていってしまうと考えられます。そこで 「5段階中いくつだと思う?」と「どれか」で選べる発問をすることで、子どもたちが考えをもつことができます。まずは全員参加を目指して「Which」を用いた発問をすることは国語の授業でとても有効であると学びました。

 土居先生に模擬授業も見せていただき、国語っておもしろいなと思うと同時に教材 研究もおもしろいなと実感することができました。自分が楽しいと思える授業をする ためにも教材研究を頑張っていきます。今回も貴重な学びをありがとうございました!(道下)


 こんにちは!10期生の尾崎勇吾です!今回は6月16日に行われた第2回教師力アップセミナーについて記事にしていきます。今回、講師として来てくださった土居正博先生は「国語の授業づくりで大切にしていること」を題に講義をしてくださりました。

 私は今回、体調不良により早退してしまったため、前半しか聞くことが出来ませんでしたが、その中でもとても刺さるお話がいくつもありました。今回は特に印象に残ったことを2つ取り上げていきます。

 1つ目が、国語における達成感、ステップアップは「よりよくできる」であるという話です。算数や理科、その他の教科では「できない」が「できる」に変わることが達成感に繋がります。しかし、国語科において「できない」ということは少なく、おおよその子が「できる」から始まると土井先生は話していました。

 例えば文章を書かせることがそれにあたります。子どもに文章を書かせたとき、ある程度は文章が成り立っていて、「書けない」ということはありません。しかし、小学校低学年、中学年だと内容は稚拙であったり、足りない点がいくつもあるということもあります。国語科教育においては、このような文章を「よりよく書ける」ようにすることが目標と土居先生は話していました。

 また、それを実現させるためには教師が「子ども像」を明確に持つことが必要と話していました。「よりよくできる」子どもがどのような姿であるのかを明確に描き、それを基に子どもに「適度な負荷」をかけると効果的であるとのことでした。

 2つ目は、国語科教育で育てる能力のうちのひとつ、「コミュニケーションの素地の育成」についてです。土居先生は国語の授業においてコミュニケーションの素地を育てるための手立てとして、ペアトークを多様しており、今回実際に土居先生流ペアトークを行うことができました。

 このペアトークでは、段階がいくつかあり、徐々にステップアップしていくものでした。第一段階では、「目を合わせる」ことから始めており、ペアの人と10秒目を合わせるというものでした。実際にやってみると、少し恥ずかしい気持ちがあり、確かに子どもたちからしたら目を合わせずらいのかなとも思いました。第二段階からは話すことに重点をおいており、最初はとにかく話を続けるように仕向けています。ですが、だんだんと相手の話を聞いたり、他人の意見と自分の意見を比べたり、認め合ったりするなど他の視点からのペアトークもさせるようにしているとのことでした。同じペアトークにしても、このように段階があるのとないのとでは大きく変わってくると感じました。

 今回、全体の半分の時間しか聞くことができなかったにも関わらず、現場に出たときにすぐに使えるようなテクニックや考え方をたくさん学ぶことが出来ました。今日の土居先生のお話を自分の中に落として、今後ある教育実習や様々な場面で活かしていきたいです!改めて、お話してくださった土井先生、このような機会をつくってくださった玉置先生や他の先生方、本当にありがとうございました! (尾崎)


こんにちは!9期生の長谷川理桜です。今回のセミナーでは土居正博先生から、国語の授業で大切にしていることについて学ばさせて頂きました。その中でも印象に残っていることを何点か書いていきたいと思います。

◯ 国語で達成感を与えるには。
 算数や体育などの教科は「できなかったことができるようになった」などの達成感を味わう機会が多くあります。それに比べて国語では子どもたちが達成感を味わいにくい教科です。
 国語で達成感を子ども達が味わうために教師は目指したい「子ども像」を明確にもつことが大切であると学びました。
 国語の授業の中では「できない」→「できる」ではなく、「できる」→「よりできる」を子ども達が感じることのできるよう工夫していきたいと思います。


◯子どものコミュニケーションの素地を育てる。
 グループワークやペアワークを始めとした多くの場面で子ども達同士はコミュニケーションを取ります。コミュニケーションを取る場面ではただやらせているだけでは何も成長しません。 
 また、ペアワークが上手くいかない子ども達がグループワークを充実させることもできないためペアワークの大切さを改めて感じました。
 日頃のペアワークを行う上で大切と教わった「成長を可視化させること」を自分自身で授業をする際には意識していきたいと思います。

 今回の土井先生のお話や模擬授業からは国語の授業の面白さや難しさを学ばさせて頂きました。この学びを教員になった際に活かすことのできるようこれからも学び続けていきたいと思います。貴重なお話を聞かせて頂き本当にありがとうございました。そして玉置先生、学生の間に貴重な経験や学ぶ機会を設けてくださり本当にありがとうござます。(長谷川)


6月16日第2回教師力アップセミナー(土居正博先生)での学び(池田、古賀、石上)

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 みなさんこんにちは!玉置ゼミ10期生の池田です!今回は先日行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしていこうと思います。

 今回は土居正博先生から、現場でもすぐに使えそうな授業技術や子どもの言語力を高めるための効果的な方法など、模擬授業を通してたくさんのことを教えていただきました。

 私がこのセミナーを通して印象に残ったことは2つあります。まず一つ目は教師が目指したい子ども像を明確に持つということです。授業をつくるときに、まず大切になるのは、その授業を通して子どもにどんな力をつけさせたいのかをはっきりさせることです。このことを意識することで、答えを引き出すためにはどのような発問をしたら良いのか考えやすくなったり、軸がブレることなく授業を進めることができると思います。子どもの考えを揺さぶる問いかけをしても、目指したい子ども像をはっきりとさせることで、まとめへと上手く繋げられるようになるのではないかと感じました。

 二つ目はコミュニケーションの素地を育てるためのペアトークについてです。まずは相手の目を見て話すことから始め、とにかく話を続けることを意識させ、トークが終わったら価値づけやフィードバックをします。その中で、子どもは「相手の好きなものを聞き出せた!」や「今度はまず相手の話を聞いてみよう!」と自己を振り返り、次に繋げることができます。ここで大切なことは、子ども自身に「今度はこうしたい!」や「大切にしていきたい!」と実感させ、次の行動の動機づけへとつなげることなのだと感じました。

 今回は国語の授業を例に教えていただきましたが、他の教科でも活かすことができそうなことが多く含まれており、授業づくりや学級を持った際にやってみたいと感じることがたくさんありました。土井先生、貴重なお話をありがとうございました!(池田)

 
 こんにちは。9期生の古賀です。先日行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。今回は土居正博先生に「国語授業づくりで大切にしていること」というテーマでご講演をいただきました。

 国語では、達成感もたせることが難しいため、目指したい「子ども像」を教師が明確にもつことが大切だということを学びました。他教科ではできなかったことができるようになることで子どもが達成感をもてることに対して国語はできることがより良くできるようになる。そのため、特に書くことについて成長を可視化し実感させることや指導したことが積み重なるように、「学習用語」を駆使して、国語の授業づくりをしていきたいです。

 今回の講演の中で一番印象に残ったことは、コミュニケーションの素地を育てるため「ペアトーク」の技術です。ペアトークができてこそグループや全体での話し合いがよりよいものとなっていくので、少しずつレベルアップさせながら、はじめのうちはテーマを与えながら、話を続けていけるよう指導していきたいと思います。

 講演の中であった、発問の作り方や工夫、ペアトークを生かして、子どもが楽しめて力がつく授業づくりをしていきます。土居先生、運営委員の皆さん、今回も素敵な学びの場をありがとうございました。(古賀)


 みなさんこんにちは!9期生の石上です。今日は6月16日に行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。今回は土居正博先生から、楽しくて力がつく国語の授業づくりについて学びました。

◯ ペアトーク
 子どもたちのコミュニケーションの素地を育てるためには、まずペアでの話し合いが大切だということを学びました。

 まずは目を合わせることに慣れるようにし、次にテーマを与え、話を続けるよう伝えます。この話し合いによって、子どもたちの様々な姿を引き出します。「相手のことも聞き出せた?」などと問い、話し合いをすることで自分の考えが引き出されたり、他の意見を知ることができることなど、話し合うことの良さを実感させることで、徐々に話し合いができるようになるということを学びました。また、「〇〇さんたちのペア上手に話し合えていたね。」と、体験した後にフィードバックすることが大切だということも学びました。

◯話し合いの再構成
 話し合いをした後に、どのように話し合ったか、どのような流れだったか、上手くいったか、いかなかったかなど、話し合いを自分の言葉で再構成させることが大切だということを学びました。

 学級全体の話し合いでは特定の子が話し合いを進めてしまいがちですが、話し合いを振り返ることで、自分を客観的に見ることができ、話すだけでなく聞く力もつけることができることを学びました。

 今回のセミナーでは、ペアトークだけでなく発問の仕方や課題についてもたくさんのことを学ばせていただきました。今回の学びを活かして、子どもたちが少しでも楽しんで学べるような工夫を考えていきたいと思います。このような貴重な機会をくださった土井先生、運営委員の皆さんありがとうございました!(石上)

6月16日第2回教師力アップセミナー(土居正博先生)での学び(由原、間宮)

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 こんにちは!9期生の由原希音です。今回は、先日行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきたいと思います。今回は、土居正博先生が「国語授業づくりで大切にしていること」というテーマでお話してくださいました。そこから、特に印象に残った点について書いていきたいと思います。

 まず、国語は達成感を得にくいため、目指したい「子ども像」を明確に持つことが必要だということです。また、成長を可視化できるようにすることで、子どもたちに実感させることが大切だと学びました。これは、私の専門である音楽にも共通することだと感じたので、振り返りなどをして成長を可視化できるような工夫をしていきたいと思いました。

 もう一つは、コミュニケーションの素地を育てることです。そのためのペアトークでは、まず目を合わせることから始め、テーマを与えて話を続けることを意識させます。ペアトークの後に必ずフィードバックを行い、価値付けすることで「次はこうしたい!」に繋げていくことができます。また、自分の考えが広がる経験を与えることも、ペアトークの充実に繋がるのだと学びました。

 今回の学びは、他教科でも活かせるものがたくさんあると感じたので、授業づくりに活かしていきたいと思います!貴重なお話をありがとうございました!そして、玉置先生!このような貴重な機会をたくさんつくっていただき、ありがとうございます!(由原)


 こんにちは!10期生の間宮です。6月16日の第2回教師力アップセミナーでの学びを記事にしたいと思います。

 今回は、土居正博先生から「国語の授業づくりで大切にしていること-楽しくて力がつく国語授業づくり-」というテーマでお話していただきました。その中で、特に印象に残っている学びが2つあります。

 1つ目は、目指したい子ども像を教師が明確にもつことです。算数や体育の授業では、「できない」が「できる」ようになるというように、子どもたちの成長が顕著に現れます。一方、国語の授業では、子どもたちが「できる」からスタートし、「よりよくできる」ようになっていくため、成長が少し見えづらく、子どもたちは達成感を得にくいです。そこで、教師が子ども像を明確にもち、それを基に発問や課題設定をすることで、子どもたちに適度な負荷がかかり、達成感をもたせることができると学びました。教師の頭の中に子ども像があると、意図をもって指導することができるため、よりよい授業づくりや子どもたちの成長にも繋がっていくと感じました。

 2つ目は、WhyやHowではなく、Whichで問いかけることです。子どもたちから発言を引き出すことは非常に難しいですが、Which発問によって、自然と子どもたちが語り出すことができると学びました。発問のレベルではなく、形を変えるだけで、子どもたちの反応が違うと分かり、国語の授業って面白いなと感じました。私もWhichを使って表現を工夫し、子どもたちに適した発問ができるようになりたいと思いました。

 講演の中で模擬授業も見せていただき、実習前に国語の授業のイメージをすることができました。国語の難しさも楽しさも理解した上で、学んだことを生かした授業ができるように頑張ります。今回も貴重な機会をありがとうございました。(間宮)

6月16日 第2回教師力アップセミナー(土居正博先生)からの学び(石川・斉木・古川)

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 こんにちは、10期生の石川です。今回は、6月16日(日)に行われた第2回教師力upセミナー・土居先生の講演についての記事を書かせていただきます。

 私は国語を専門教科として学ばせて頂いているので、国語科である土居先生の講演をお聞きできるのをとても楽しみにしていました!

 土居先生が目指す国語教育は、
【子どもが育つ!子どもがやる気を持ってイキイキする授業!クラスづくりにも繋がる!】
だと仰っていました。

・「できない」を「できる」に変える。
・「できる」から「よりできる」に変える。
・児童の思考で学びを広げ深める。
 このことを大切にして、子ども達が達成感を味わえるようにすることが大切なんだと土居先生は強調されました。

○ 書く力をつけさせることで、達成感を感じさせる。
 書くということは、自分の思考や考えが可視化できます。ですから、自分の成長を実感しやすいです。児童が自分の目で自分の達成度を図ることが出来る手段が「書く」。そして、書くことは国語能力だけでなく、学習全体の基盤となることでもあるので、書く機会を子どもに与えられる指導は大切だと思いました。

 また、「書く」ということは、何かしらの考えを自分事に落とす作業が含まれます。学習において、「授業の内容・教科書の内容を自分事に落とし込む」ということがとても大切です。その作業ができる「書く」ということは学びをさらに深めることにも効果的だと気付かされました。

 私は、土居先生の活動報告の中で、小学生低学年がこんなにも自分の意見を書けるのか!!!と驚かされました。それは先生の日頃の指導の賜物であると思います。教師の指導方法・アプローチ方法で子どもをこんなにも成長させられるのだなと、教師の指導力の大切さに改めて気付かされました。

○ コミュニケーションの素地を育てるためのペアトーク
 「ペアの人と10秒間見つめ合いましょう」土居先生からこんな指示が出ました。この活動は、人の目を見て対話をする事の大切さを学ばせる為の活動でした。この活動が始まると、一気に会場の場が和みました。このようなとっかかりで、対話のスキル・コミュニケーションのスキルを学ばせることも出来るのだ。と子供が楽しく学ぶ為のユーモア溢れるアプローチ方法の引き出しがまた一つ増えました。この活動から分かるように、土居先生は常に子供が楽しく学ぶ為にはどのような指導が良いのか。を考え抜かれているのがよく伝わり、教育の一番大切な考え方を教えてもらえたように思います。

 土居先生が目指されている
【子どもが育つ!子どもがやる気を持ってイキイキする授業!クラスづくりにも繋がる!】
という国語教育からも分かるように、国語の授業で学力を単につけるだけではなく、授業を通して、子どもを心から理解して、子どもとの心の関係性を築き、クラスづくりにも繋げたい。という想いがとても素敵だと感じたし、土居先生の温かさを身をもって感じることが出来ました。私も教員になったら、授業を通して、学力だけでなく、人として生きていくために大切な力を学ばせることができる教員になりたいと強く思いました。

 土居先生による模擬授業も受けさせていただくことができ、かなり具体的なイメージを掴ませて頂けました。「私もこのような授業を展開してみたい!」と何だかワクワクした気分になりました。今回の学びを通してまた一つ教員という仕事の魅力を伝えてもらえたように思います。素敵な講演・愛のある講演をありがとうございました。(石川)


 こんにちは!10期生の齋木です。今回は、6月17日(日)に行われた、第2回教師力UPセミナーでの、土居正博先生による講演での学びについて記事として書かせていただきます。

 土居先生のお話からは、国語授業づくりで大切にしていることについて学びました。特に学べた3つの点について順に述べていきます。

 1点目は、国語科では、算数の『できない』→『できる』ではなく、『できる』→『よりよくできる』であることが分かりました。例えば、読むことの場合、何回も音読の練習をすることで、よりうまく読めるようになるなどです。私は今まで、国語で、子どもたちの成長を読み取ることは、難しいと感じていましたが、『できる』→『よりよくできる』ということを知って、新たな見方を知ることができました。また、達成感が重要であることが分かりました。

 2点目は、コミュニケーションの素地を育てるためのペア活動についてです。土居先生は、まずは、目を合わせることが大事とおっしゃっていました。私自身も人と目を合わせることが苦手なので、非常に大切なことだと感じました。

 次に、会話を続けるためにもテーマを与えることが大事だとおっしゃっていました。そして、うまくペア活動をできた子たちはほめ、他の子も真似するようにさせることが大事だと分かりました。今までのゼミで「何度も子どもを褒めて、他の子もほめてもらえるようにまねる」ということを聞いてきたので、改めて、子どもを褒めることの大切さを理解することが出来ました。

 3点目は、いい発問・課題についてです。このことについて土居先生は4点挙げて頂きました。
・国語の授業は発言を引き出すのが難しい。
・「指導事項」をそのままぶつける問い
・子どもは分かっていないわけではない
・発問の工夫(WHYやHOW→WHICHに)←自然と子どもが語り出すように
 これら4点を聞いて国語の授業のポイントを理解し、なんとなくイメージすることが出来ました。また、「正論をぶつけられると子どもたちは困ってしまう」と仰っていたので
子どもたちがより発言をしやすいような発問を考えていくことが大事だと思いました。

 最後に、土居先生の講演を聞いて、より国語科の授業のイメージを持つことが出来ました。今後の、ゼミでの模擬授業・教育実習に向けて、特に発問に意識して、様々な意見が子どもから出てくるような授業を目指してやって行こうと思います。貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。(斎木)


 こんにちは!9期生の古川です。今回は令和6年度第2回教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。

 今回の講師は「漢字指導法」「国語教育の『常識』を疑え!」など、多数の書籍を出版されている土居正博先生でした!

 土居先生は「国語づくりで大切にしていること-楽しくて力がつく国語授業づくり-」というテーマで講演していただきました。今回のセミナーでの学びを紹介していきます。

◯ 国語教科は達成感が元々得にくい教科
 子どもが育つ・子どもに力がつくには達成感をもたらせる必要があります。通常、他の教科は「できない→できる」に変えると達成感を得ることができます。しかし、国語は「できる」ことが多いため「できる→よりよくできる」を目指す必要があります。達成感を持たせることができると国語の力が身につきます。また他の教科の基礎にもなります。

◯ 書く力がつくと変わる。どうすれば変わるか?
・教師が指導後の「子ども像」を明確に持つ
・適度に負荷をかける
・成長を可視化し、実感させる(特に書くこと)
・指導したことが積み重なるようにする

◯ 子ども達のコミュニケーション素地の育成
[ペアワークのやり方]
1.目を合わせること(10秒)
2.テーマを与える(とにかく話を続けること)
3.沢山出させる
4.2人で1つの案に絞る
 このペアワークで大切になってくるところは「可視化」することと「話し合うということは広がるという認識を持たせる」「再構成」していくことです。このペアワークをすることで話し合うことの大切さを学ぶことができます。方法を教えて、ただやるだけではダメだと痛感しました。

 今回の講演で土居先生からは国語の授業作りだけでなく、他の授業にも通じるものが多くあると感じました。ご講演いただいた土居先生、貴重なお話をありがとうございました。セミナーに参加できるのも玉置先生のお陰です。ありがとうございました。(古川)

6月11日10期生ゼミでの学び(池田)

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 みなさんこんにちは!玉置ゼミ10期生の池田です!

 今回は6月11日の10期生ゼミの模擬授業での学びを記事にしていきたいと思います。

 私は小学校5年生社会科「くらしを支える食糧生産」の単元を選び、模擬授業をしました。私がこの模擬授業を通して学んだことを3点書きたいと思います。

 まず1つ目は教材研究の大切さです。模擬授業案を作るうえで、教科書の資料の活用方法や、気づいて欲しいポイントを引き出すための問いかけをたくさん考えました。グラフや資料から児童が疑問に思うであろう点を見つけ、問いかけることで、授業の内容がより深いものになることを学びました。教材研究をたくさんし、児童にどのような声かけをするか考えておくことで、安心して授業ができると感じました。

 2つ目は導入を軽くすることです。導入は子どもたちと教材とをつなぐ大切な部分です。そのため、どの児童も参加しやすいものにする必要があります。今回の模擬授業では、お米の収穫量ランキングを作成し、誰でも参加できるもので、児童の興味を引くものから始めるということが大切であると学びました。

 3つ目は、児童が、教師の求めている回答をしたとしても、すぐに納得しないことです。今回の模擬授業では、児童役が求めている回答をしたときに、私はすぐに「そうそう!よく気がついたね!」などと反応してしまう場面がありました。そのような状況では「へぇ〜そうなの?」と他の子にも聞くなど、教師がすぐに納得して正解としてしまうのではなく、みんなが理解できているかを確認し、共有する必要があると学びました。

 これまでに学校の課題で授業案を考えることはあっても、授業案作成から模擬授業まで行うことは初めての経験でした。準備をするにあたって、一つの授業を作るために学校の先生方が、多くの時間を使って教材研究や授業の進め方を考えていらっしゃることを思うと、改めて先生方はすごいと感じました。今後も他のゼミ生の授業からたくさんのことを学び、教育実習に臨みたいです。(池田)

6月4日10期生ゼミでの学び(松野)

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 こんにちは!10期生の松野です。今回は6月4日に行われたゼミの模擬授業での学びを記事に書かせていただきます。

 今回から模擬授業が始まりました。私は模擬授業を通して、教材研究の大切さや授業のつくり方、板書の仕方など、多くのことを学ばせていただきました。今回学んだことを二つに分けて書かせていただきます。

 まずは私自身の模擬授業での学びと振り返りについてです。
 
 私は小学4年生の道徳「えがおの花大作戦」の模擬授業をさせていただきました。最初でとても緊張しながらも前回までに学んだ価値付けをすることや発言から子ども同士をつなぐことなど、すべてではありませんが少しずつ取り入れることができたと思います。

 しかし、玉置先生や10期生の仲間から多くのご指導や助言もいただき、新たに多くのことを学ぶことができました。

 特に教材研究の大切さや授業づくりです。導入は誰もが発言できるような発問で意図的に当てるのではなく、短くリズミカルに発言してもらうこと、子どもの発言は全部ではなく、キーワードだけを板書し、板書に時間をかけすぎないことが大切だと学びました。

 また道徳は最初に登場人物を必ず聞き、最後は「自分事にする」ことが大切であり、自分の道徳観だけでなく、いろいろな道徳観があることを理解してもらうために他に取り得る行動を考えたり、自分ならやらないという行動を選んだりと発問を工夫することの大切さを学びました。

 次に道下さんの模擬授業からの学びについてです。子どもが簡単に答えられる発問から始めることで内容に入りやすくなることや、机間指導の際に子どもの話し合いに参加することで価値付けや意図的指名につなげることができると学ぶことができました。

 このように、模擬授業を通して教材研究や発問を工夫することの大切さなど、仲間からも多くのことを学ぶことができました。今回までに学んだことを吸収しつつ、今後も仲間と高め合っていき、教育実習等に生かしていきたいと思います。(松野)

6月4日10期生ゼミでの学び(道下)

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 こんにちは!10期生の道下です。第9回から新たに始まった模擬授業での学びを記事にさせていただきます。
 模擬授業を行うにあたり、指導案を作成して授業に臨むまでの過程での学びと、模擬授業を実際に行なって得た学びの二つの学びについて記述させていただきます。

 まずは、模擬授業に臨むまでの過程での学びです。私は、道徳の「手品師」の模擬授業を行いました。この教材は「誠実」を主題にしたもので、当初指導案には子どもたちに誠実に生きることを考えさせ、終着点は誠実に生きることが大切であると記載しました。しかし玉置先生に「道徳は教材から想像させることが重要である」と助言をいただき、子どもたちが考えたり想像したりできる授業へと指導案を修正していきました。自分では子どもたちみんなが考えられるような授業をしたいと思っていても、考えさせたい問題や価値観があるとどうしてもその部分について意見や考えを求めてしまいます。指導案を書く際には、この発問は子どもたちみんなが考えられる発問であるかどうか、教師がねらうことではなく、自分の考えを深めたり、自由に考えたりすることができるかどうかなど、チェックする視点を得ることができたことは大きな学びです。

 次に模擬授業を実際に行なって得た学びについてです。これが驚くことに、ゼミで学んできた意図的指名や机間指導、子どもどうしをつなぐことが自然に実践できたことです。日々ノートに書いて重要であると学びを深めていたことは実践の機会でも発揮できることを実感しました。しかし、これまでの学びがあるからこそ、今は挙手して指名をするのか、意見がある子みんなに当てていくのか、何人に意見を話してもらうのがいいのか選択肢が頭の中に浮かんできて迷ってしまう場面が多々ありました。ここでも、授業名人の方は「自然にできる」ことが多くあるのでやはりすごいなと感じました。これも自分が実際に黒板の前で迷ったからこそ改めて気づくことができた学びです。

 もう一点は指導案に書いていない発問についてです。今回の授業で学びを深めていきたいと思った場面で指導案にない難しい発問をしてしまいました。指導案に書いている発問は自分が子どもの反応までじっくりと考えたものですが、授業の場面に応じてそのときに問いかける言葉には注意をしないと授業の混乱を招きかねないと思いました。指導案を書く上で展開を予想する力も必要であり、なにより分かりやすい発問をすることは基本として大事にしていきたいです。

○松野さんの模擬授業からの学び(道徳4年・笑顔の花大作戦)
 これまでに学んできた授業技術を実践し、自分の意見を書かせたり、少数派の意見を共有したりすることができていていました。(松野さんの次が自分の模擬授業だったため、頭の中が自分の授業のことでいっぱいでした…)

 模擬授業を終えて、指導案を作る段階から実践するまで本当に多くの気づきや学びがありました。まだまだ足りないところだらけですが指導してくださる玉置先生や、いつも学ぼうとする姿勢のある10期生の仲間、実践の機会をいただいていることに感謝してこれからも多くのことを吸収したいと思います!(道下)

5月28日 10期生ゼミでの学び(尾崎)

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 こんにちは!10期生の尾崎勇吾です。今回は第8回ゼミでの学びについて記事にしていきます。

 私は今回、佐藤曉先生が書かれた「対話と協力を生み出す協同学習」という本の中にある、「言葉は届けるものであり、受け取るものである」というテーマについて授業形式でプレゼン発表を行いました。自分はこの発表を通して、多くのことを学び、大きく成長することができました。

 自分は第5回にも同じタイトルで発表しました。そのときは、本に書いてあることをそのまま要約し、説明口調で発表を行っており、とても授業と呼べるものではありませんでした。そこで玉置先生からご指導をして頂き、自分の至らなかった点や足りていない点、身につけるべきものが明確になりました。第8回ゼミの前日には玉置先生にマンツーマンで指導をして頂き、授業をする際の技術やコツを教授して頂きました。

 そして再発表をした今回は、自分自身、前回とは大きく変わることが出来たと振り返っています。特に、前回は説明口調になっていたものを語りかけるように話したり、問いかけたりすることができました。その際には意図的指名であったり、ペア活動や一往復半の問いかけなど、様々な授業技術を取り入れることが出来ました。

 その結果、玉置先生をはじめ、ゲストで参加して頂いた長瀬先生からも良い評価をして頂くことができました。最初の発表では、出来ていない点ばかりでしたが、その時のご指導のおかげで大きく成長することが出来たし、自分に自信を持つことができました。これからも今回の失敗と反省を糧にして、ゼミや夏からの教育実習に活かしていきたいです。

 内容については、「言葉は届けるものであり、受け取るものである」というタイトルで発表を行いました。これはコミュニケーションの際に、自分は言葉を届け、相手の言葉は受け取るようにするというものです。教師としては、学校生活や授業中の子どもに対する言葉が特に大切で、子どもの姿によっては言葉は届かないということがポイントでした。今まで授業中の呼びかけなどは内容が重要だと考えていましたが、どんなにいい内容でもその言葉は届かないことがあるという考え方を見て、間違いないなという風に感じました。

 また、子どもたちの間での日常的な何気ない言葉のやり取りで傷つくことがあるということも書いてありました。しかし、自分は子どもに悪気はなく、責めることが出来ないのではないかなと考えました。それは子どもは思ったことをそのまま口に出しているだけで、考えればもっと優しい言葉が出るからと考えたからです。そのため、授業中においては時間を作ってから発表させる、日常においては「相手を傷つけないような言葉遣い」を心がけさせるなどすることで、そのようなこともなくなるのではないかなと考えました。

 今回の発表では、佐藤先生の本の内容はもちろん、授業技術についても大きく学び、成長することができ、とても価値のある時間でした。これから模擬授業が始まります。今回学んだことを存分に活かし、また足りなかった点は改善して、更にいい授業をしていけるように努力していきます!(尾崎)

5月21日10期生ゼミでの学び(齋木)

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 こんにちは!10期生の齋木明日香です。今回は先日行われた7回目のゼミでの気づきを記事にして書かせていただきます。

 まず、最初に私と森山さんで「授業の構造を考える」という内容を発表しました。

 前半は森山さんの発表で、板書を用いて進めていたので、このような授業が理想だと勉強になりました。また、森山さんの発表では、授業の配置・学習課題の子どもの動かし方・授業中の間というこの3つのポイントを学びました。森山さんの説明は、算数の授業を持ってくるなどより具体的に発表していて、すごく分かりやすかったです。ここから、説明をするときは、教科書に書かれたものをそのまま話しても児童たちには伝わらないので具体的にするのが重要であるということが分かりました。

 次に私からは班活動・協同学習・反復について学習させていただきました。三つの点について、学んで、何が一番教師に求められているのかを知ることができました。そして、発表を実際に、やってみて、森山さんみたいに具体的にはできなかったことが反省点です。また、私は、語彙力が足りないため、より分かりやすく伝えられない原因の一つでもあるため、まずは話術を磨かないといけないと思いました。

 次に、河上君と石川さんの発表からは、「よかれと思ってしていることを見直してみる」について学びました。

 このペアの発表では、一人は話を進め、もう一人は、板書を使い、出た意見を書いていくという形で、素晴らしい連携の授業だと感じました。そして、河上君の発問も何を聞かれているか分かりやすく、改めて、発問の仕方を考えることができました。また、「○○してはいけない」というところでの問いが沢山あり、ここを問いにすることで、ゼミ生みんなで、深く学び合い、授業で教師側はよいと思っているが、実は良くないことをよく理解することができました。

 今回のゼミを通して、知識を得たのはもちろんですが、他の子たちの発表を見て、授業づくりの工夫が一つ一つ分かってきました。私は、まだより具体的に説明したり、児童を引き寄せられるような授業はできていません。このままだと、今年にある教育実習・将来での授業が児童たちと、うまくやっていけないと思います。そこで、まずは板書を取り入れるなど今からでもできる授業技術を取り入れたり、なるべく、児童が話す機会が増える授業づくりを今後模擬授業が始まるので今後のゼミで意識して少しづつ改善していこうと思います。(齋木)

5月21日10期生ゼミでの学び(石川)

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 こんにちは!10期生の石川百音です。第7回ゼミでの学びを記事にさせていただきます。

 これまで第5回に渡り学んできた、佐藤先生の「対話と協力を生み出す共同学習」第3章もいよいよ最終回となりました。今回は河上君ペアとなり、3章の総まとめのような「良かれと思っていることを見直してみる。」という部分を担当させていただきました。

 2人での発表作りは、発表を創る段階でも2人の解釈の違いや、自分には持っていなかった考え方を共有することができ、作成段階でも深い学びになったなという感覚を持ちました。自分の思いを相手に伝えること、相手の思い・意見を聞くことで学びが深まることを身をもって感じることが出来ました。

 この章での学びの中で、「先生は児童生徒を見ているようで見れていない。」という言葉が印象に残っています。児童生徒の為のように見える働きかけでも、授業を上手く進めるためになんとなく行ってしまっている無意味な働きかけを多くしてしまっている現状があるのではないか。そんな、教師として大切なことは何かを改めて考える事が出来る学びになりました。
 
 もう1組のペアの、森山さんと齋木さんは、第11章「授業の構造を考える」というタイトルについて発表してくれました。これまで6回のゼミで学んできただけあり、授業技術をふんだんに使い、工夫を交えながら、深い学びに繋がる発表してくれました。工夫の仕方や、発表のレベルの高さに私自身もっともっともっと力をつけて、自ら学び、頑張りたい・成長したいと刺激を受けました!

 ゼミが始まって最初の頃は話し合いも、意見の交流もなんだかぎこちなかった10期生。今ではみんなの前で発表する時にみんなの顔を見るとなんだか安心できるようにまでなりました。そんな集団になってきていることがとても嬉しいです!これからもこの10人で協力しあって、一緒に学んでいこうね!10期生玉置ゼミ、心理的安全性向上中です!(石川)

5月11日第1回教師力アップセミナーでの学び(古川・間宮・岡田)

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 こんにちは!9期生の古川です。今回は令和6年度第1回教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきたいと思います。

 記念すべき第1回の講師は「子どもが変わる接し方」の著書である田中 博史先生でした!玉置先生からお借りしていた本の著者の講演にいつも以上にワクワクしながら臨みました。

 田中先生の授業は子どもの気持ちに寄り添った授業であると感じさせられました。教え方1つで子どもたちがこんなにも活き活きした表情に変わるのかと驚かされました。

 今回のセミナーで学んだことは多くあって書ききれませんが、いくつか紹介していきたいと思います。

◯ 質問しやすい先生へ
 児童が質問してきた理由・背景には様々な要因があります。決めつけるのではなく、児童の背景を考える力が教師には必要です。子どもたちと寄り添い向き合っていくことで心理的安全性が高まっていくと感じました。

◯ 自分の困っていることを話せる子を育てる
 上記の内容とも似ていますが、できる子が解決すること・完成したことをいう授業をするのではなく、つまずいている子にスポットライトを当てて学びを深めていくことが大切であると感じました。そのためには分からないことが言えるような子どもを育てていく意識を常に持つ必要性があると感じました。

◯ 伝える力
 能力が高い子でもそのアイデアを伝えられるかは分からない。伝えるためには別の力が必要である。伝えられるようにすることが自己実現力の高まりに近づいてくると学びました。授業では聞き取ったことを交流するペア活動が多くありました。授業だけではなく、帰りの会で先生が話した内容を隣の子に伝言するゲームをしていくことで聞き取ったことを交流する力が育ち、普段話せない子が主体的になれる場を与えていくことで人間関係が良くなる。日々の授業が学級経営にも繋がってくると学びました。

 今回の講演で「子どもの気持ちになる」ことが大切であると改めて学ばせていただきました。1人1人の児童に向き合い寄り添っているからこそ、児童は活き活きとしていると感じました。教師の接し方一つで子どもは変わる。もう一度お借りした本を意識して読み直したいと思います。

 ご講演いただいた田中先生、貴重なお話を本当にありがとうございました。質問にも丁寧に答えていただき学びの大きい時間でした。そして毎度学びが大きいこのセミナーに参加できているのは玉置先生のお陰です。いつもありがとうございます。一次試験まであと1ヶ月、教採頑張っちゃいます。(古川)


 こんにちは!10期生の間宮です。5月11日の第1回教師力アップセミナーでの学びを記事にしたいと思います。

 今回は、田中博史先生から「子どもが変わる学級づくり 〜算数授業を通して〜」というテーマでお話していただきました。 田中先生のお話に惹き付けられ、あっという間に過ぎてしまった2時間でした。その中で、特に印象に残っている学びが2つあります。

 1つ目は、「子どもが失敗する前提でいればいい」ということです。 授業はもちろん、行事であればなおさら、教師は子どもたちを成功させてあげたいと思ってしまいます。しかし、失敗することで子どもたちは成長していくというお話を聞き、ハッとなりました。自分自身を振り返ってみても、失敗があるからこそ、成長があるように思います。さらに、教師が「失敗してもいい」と考えていれば、子どもの同じ姿を見ても目線が変わり、子どもが求める、安心した声かけや対応へと繋がっていくだろうと感じます。私もこの考えを念頭に置いておける教師でいたいと思いました。

 2つ目は、「日々の生活から授業へと繋げる」ということです。クラス全体で出た考えを自分の言葉でペアに伝えることで、言語化して学ぶことができます。しかし、これをいきなり授業で始めようとすると、本質的なものになり、子どもたちはどうしても難しいと感じてしまいます。そのため、帰りの会で「今から明日の持ち物を言うから、ペアの子に伝えてみて」というように、日々の生活の中で簡単なものから始めると、授業で行うときのハードルが下がると学びました。普段からこうした活動を行うことで、言語化して学ぶことができるようになるだけではなく、子どもたちの間で人間関係が築かれ、良い学級経営にも繋がると気づきました。私も「これが正しい」という正解がない中で、子どもたちの学びを支えるために何をしたらいいか試行錯誤しながら、授業づくりや学級づくりをしていきたいと感じました。

 田中先生のお話の最後にあった、「子どもたちは教師の想像以上に応えてくれる、教師はやりがいのある仕事」という言葉もとても印象的でした。今回のセミナーを通して、教師を目指したいと改めて強く感じました。貴重な学びの場に参加させていたただき、ありがとうございました。(間宮)


 こんにちは!玉置ゼミ10期生の岡田健太朗です。今回は5月11日に行われた教師力アップセミナーに参加させていただいて学び得たことを話していきます。

 今回の教師力アップセミナーの講師は田中博史先生でした。田中先生には「子どもが変わる接し方」というテーマで講演して頂きました。その講演の中で印象に残ったことは2つあります。

 まず1つ目は、「子どもは大人との関わり方を探っている」ということです。子どもは大人のことをよく見ており、どう接すればいいのかを常に考えています。その子ども達の考えから教師として見られなくなったり、信頼出来る教師になっていったりします。また、子どもから見たら、完璧な大人が周りにおり、「やってくれる」などと考え、学校では子どもたちは消極的になってしまいます。なので、教師はまた、「学級レクリエーションやるのやめる」などと言ったら本当にやめる日を作ること、子ども達の前で約束したり言ったことは必ず守るなどの小さな積み重ねが必要であることを学びました。

 2つ目は、分からないことを「分からない」と聞ける子どもを作ることです。机間巡視の際に間違えてる子がいたとしても、「今見てると○○と書いてる子が何人かいるね」などと他の子にも聞こえるように喋ることにより、安心感が生まれ、そこからまた考えることが出来ます。さらに、手が止まってる子がいたらその子が納得する他のものに置き換えて考えさせることが大切であると学びました。

 私は算数・数学の教師を目指しており、具体的な例を挙げながら、講演していただいて、たくさんのことを学ぶことが出来ました。この学びを実習などに活かしていきたいと思います。田中先生、大変貴重な学びをありがとうございました!(岡田)

5月11日教師力アップセミナー・田中博史先生での学び(安田・河上・齋木)

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 みなさんこんにちは。9期生の安田です。今回は5月11日に行われた第2回教師力アップセミナーに参加させていただきました。

 今回は、「授業・人」塾代表の田中博史先生に『子どもが変わる学級づくり ~算数授業を通して~ 課題は、、目前の子どもの「事実をみて」+「変える」対応力をどうつけるか』というテーマでご講演いただきました。

 「発言は一発勝負ではない」この先生のお言葉がとても印象に残っています。普段こんな風に考えながら話している大人が何人いるのでしょう。そんなにいませんよね。そうです。私たちは、間違えてはいけない。正しい言葉で正しく伝えなくてはならないと思っているのです。

 しかし、これは子どもたちも同じ。発言の度にこう思いドキドキしているのです。だからこそ、何度も発言する練習を重ねる時間を授業内で作ることが大切なのだと学びました。ペア交流、グループ交流。さらには、全体交流での「ここまでわかる?」という確認。何度も何度も同じ説明を違う言葉で繰り返すことで、子どもの安心感がますだけでなく、授業の理解も深まっていくのだと知りました。

 授業を受ける子どもたちの参加度をあげるために、教員が工夫する。当たり前ですが、私たちの工夫の認識を変えなくてはなりません。新しいことをどんどん増やす工夫ではなく、別の視点から捉えて、やり方を変えてみることが、子どもたちに必要な工夫になるのです。正しく「こちらが方法を変えることで、子どもの世界が広がる」のですね。

 ご講演いただいた田中先生、貴重なお話をありがとうございました。先生のあたたかく、愛情深いお人柄が、言葉ひとつひとつから伝わってきて、子どもたちに寄り添うこと大切さを改めて実感しました。今回もこのような機会をくださった玉置先生、運営の先生方ありがとうございました。教採までのラストスパート全力で駆け抜けていこうね!(安田)


 こんにちは!10期生の河上です。今回は5月11日に行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。今年度1回目のセミナーは田中博史先生による公演で「子どもが変わる学級づくり ~算数授業を通して~」というテーマで講演していただきました。

● 子どもの質問から気持ちをつかむことの大切さ
 子どもが教師に対して、質問をすることはとても勇気がいることです。子どもたちは話は聞いていたけど"不安“なので質問をしてくれます。勇気を出して質問をしたのに、教師が「さっき言ったでしょ!」と子どもを拒絶していたら子どもは質問をしなくなり、わかったふりをしてしまいます。それは絶対にダメと強く思いました。

 そこで教師は、同じ姿をみても複数の背景を予想し対応する、完成していない表現も受け入れる、授業で完璧を求めないようにすることが大切であることを学びました。

● 算数を子どもが臆病になりやすい教科にしないために
 算数の授業では正解(答え)が求められることの多い教科なので、子どもたちが他の教科に比べると消極的になってしまいます。そこで、
 1.誰か別の人間の姿を借りて話させる
 2.発表を一発勝負にしない
 という技術を学びました。1.は◯年生ならどうやって考える?などと投げかけることにより、別の人の姿を借りて話すことになります。"評価されるのが自分ではない“ので発言をしやすくすることができます。2.は子どもの立場を考えるととてもいいなと思いました。

 今までの授業を振り返ると発表は一発勝負でした。これはとても不安です。発表を一発勝負にする必要はなく、「当てられたら、何を話す?2人で練習してごらん。」と声かけをして、練習をさせてから発表をしてもらうことで、子どもたちの発表へのハードルをかなり下げることができます。また、授業への参加度をあげることもできるので活用していきたいです。

● 困っていることを素直に言えるようにする
 自分の困っていることを自然体で話せる子どもにするためには、完成したことを発表するだけではなく、"自分の困っていること“も言っていいよという指導をするという技術を学びました。困っていることを素直に言えることはとても大切なことです。学級経営と日頃の声かけを大切にしようと思いました。

 今回のセミナーでは算数の授業を通して子ども一人ひとりの目線に立って考えることが大切だと学びました。貴重な学びをありがとうございました!教育実習などで活かしていきます!!(河上)


 こんにちは!10期生の齋木です。今回は、5月11日に行われた教師力アップセミナーで田中博史さんの講演を聞き、気づいたことを記事として書かせていただきます。

 田中博史先生からは、子どもの姿から気づく教師の対応力・算数授業の進め方についてお話を聞くことができました。

 まずは、子どもの姿から気づく教師の対応力についてです。これは、ある日の低学年の図工の授業中児童が先生が作品作りについて説明をすると、児童が先生のところに質問をしに来ました。先生はこの子どもは説明を聞いていたのか疑問に思います。

 ですが、今回のテーマである、子どもの姿から考えてみると、子どもは、不安だから聞きに来たそうです。このような出来事を通して、「そもそも子どもは、先生に質問することに勇気が必要で、拒絶されると分かったふりをしてしまう」と田中先生は仰っていました。この話を聞いて、子どもの立場に立って、考えること。また、そのためには子どもをよく観察することが教師として必要なことだと学ぶことができました。

 次に、算数授業の進め方についてです。この算数の授業づくりにも先程の子どもを観察することが大事です。今回の講演会で、ある算数の授業を見させていただきました。一番印象に残ったのが、ほとんど児童主体の授業になっていることです。この児童主体の授業では、ペア活動が多くありました。このペア活動では、先生が話したこと・発言した子が話したことをペアで確認するという時間です。このような時間があることで、分からない子を置いていくことはないため、児童のために必要な教師に必要な授業技術だと思いました。

 児童主体と感じたものがもう1つあります。それは、発表者が黒板にきてたくさん話し、伝わっていないこのために一生懸命伝えようとしている姿です。人は、伝えようとするときは、一生懸命に手振り身振り使うということを学びました。また、どうしても児童の言葉では伝わらないときは、教師が他の子たちに伝わるようにうまく言葉を変えるということも必要だと学びました。

 もう1つ、3桁÷2桁の筆算です。この筆算には掛け算が関わってきます。掛け算のなかでも1番子どもたちが答えやすいのが1の段です。ですから子どもたちのできることを踏まえて解かせてみることが大切だと分かりました。

 また、いきなり3桁÷2桁をするのではなくまずは2桁同士で計算し、最後に3桁目に割り切れそうな数字を子どもに言わせる。このように「算数は計算だけでなく楽しいものだと感じさせることが算数の授業をするうえで必要だ」と田中先生は仰っており、私も子どもたちが算数を好きになってくれるような授業を目指そうと思いました。

 最後に田中先生の講演会を聞いて、子どもをよく観察して、授業を作っていくことが重要だと分かりました。今後の教育実習では、子どもをよく観察すること・ペア活動を行うことで、理解できていない子を置いて行かない授業を目指していこうと思います。また、算数の授業の進め方も映像を通してイメージすることができました。今回は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。(齋木)
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