東北への旅 二日目

本日(8月7日)は、この詩から始まる。

「閑さや岩にしみ入る蝉の声 」

実際に芭蕉が歩いた道を季節が同じ時に自分の足で歩くのは、芭蕉がどのような気持ちで何を考えていたのかと考えることができる。煩悩が少しは減ったかな(笑)。

ここから宮城に入り、仙台市内をまわった。伊達政宗に関する場所を歩き回り、全く関心のなかった彼のファンになりかけている。かっこよかった。多賀城跡へも行ったが、こんなにも大きな遺跡が東北にあったのかと驚かされた。

日本三景の松島に行き、綺麗な景色とアナゴを食べて向かった先は、震災のあと地。もう言葉の出ない光景が広がっていた。4年が経ち、ますます復興していくが、あの日の映像が頭に浮かび、現地の人々の悲しさや苦しさが直に伝わってくる。防災庁舎はあの日のままの形で残っており、胸が締め付けられるような気持ちだった。

今回の旅では、実習前に東北の現状を知っておきたいと思っていたので、実際の状況を自分の目で見ることができてよかった。何か伝えられるものがあればいい。

それでは、また明日。(中田昂)
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