2022年2月6日朝の我が家(玉置)

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 昨日からの雪で、久しぶりに我が家もほんの少し雪で包まれた。記録として掲載しておきたい。(玉置)

書くこと(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。教員採用試験の勉強が本格化し、段々と不安と焦りが募り始める今日この頃です。今回は、私のバイブルでもある「書くこと」について綴りたいと思います。

 「書くことによって学ぶ」。これは、玉置ゼミの代名詞でもあります。「書くこと」それは「思考整理」です。自分が今何を思っているのか、どう考えたのか。そんなことを可視化する指標だと思います。

 私は、ボランティアで不登校の子ども達の家庭訪問に行っています。受け持つ一人の生徒から、「何がやりたいか分からない。何からやればいいかも分からない。」といった不安感を伝えてもらいました。不登校の子どもは、学校から課題が出るわけでもなく、学校とは離れた家である意味孤立した状態だとも言えます。生徒の持つ不安感は、当然のことだと思います。

 そこで、私はひとつのことを提案します。「全てを書き出してみたらどう?」。生徒は、ポカーンとしました。まさに、何を言ってるんだこの人は、の顔です。

 白い紙に、自分の「やりたいこと」と「やるべきこと」を書いてみるのだと私は説明しました。「やりたいこと」には、「ここのラーメンを食べに行きたい」とか、「このテレビ番組を見たい」とか日常の些細な事でいい。「やるべきこと」には、その名の通りやらなければならないこと。生徒で言えば、国語の漢字はこの辺りまでを学校ではやっているはずだから、ここまではクリアしなければならないといったようなことです。

 実は、これは私が毎週日曜日の夜に行っていること。タスク管理は、週の初めに行います。今週は何を私は「やりたい」かな。何を「やらなければならない」かな。そう思考整理すると、1週間がスムーズに運ぶのです。これもまた、「書くこと」の一つだと考えます。

 生徒は、「分かった。」と。次の訪問では、実践をしてくれたようで、「先生の言ったことをやってみたら、なんだかスッキリしたんだ。最近、資格の勉強を始めたよ。」と報告を受けました。大きな成長です。正直、ここまで生徒にすっぽりとハマる技だとは思ってもみなかったのですが、本当に嬉しかったです。

 子どもへの伝え方は大切です。「書くことによって学ぶ」という玉置ゼミの精神を拡げられたように、勝手ながら少し誇らしい気持ちになりました(笑)

 小さなことから「書くこと」。それは、大きく人生を好転させる瞬間に立ち会えたように思います。現場に立った時に生きる「書く力」を育む術を今私達は玉置ゼミで学んでいます。こうして記事を書くことができるのは、この1年で沢山の「書くこと」をしてきたから。まだまだ拙い文章ではありますが、これからも現場に立つ上で、「書くこと」の意義を体験的に学んでいきたいと思います。そして、子ども達に小さなことから「書くこと」を身につけて貰い、その意義を伝えられるような教師になりたいと考えています。(下野)
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『キュンとしちゃだめですか?』(今井)

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 おはようございます。こんにちは、こんばんは、7期生今井美羽です。今日は、久しぶりに「本よ、血となり肉となれ。」のコーナーです。最近読んだ本を紹介します。益田ミリさんの『キュンとしちゃだめですか?』という本です。

 ウラスジ(裏表紙に書いてあるあらすじ)の文も面白かったので、そのまま紹介しますね。

 胸がドキッとする。なにげない仕草にグッとくる。口元がにやける。なぜか目が離せない‥‥‥。どこからともなくやってくる。そんな症状を「キュン」といいます。オンナは日夜、様々なシチュエーションでキュンと胸をときめかせているんです。そんな選りすぐりのキュンをイラスト&エッセイに。

 今となっては、「キュン」はオンナだけのものではなくなってきていますね。「ポケットからキュンです。」という言葉が流行ったということを考えると、「キュン」は多くの人の心にヒット!しているわけです。

 この本は、作者が日常生活で感じたキュンの瞬間が沢山詰まっているのです。「あ〜、確かに」思えるキュンもあれば、益田ミリさんの独特な感性を感じるキュンもあります。共感できたり、共感できなかったりするのを楽しみながら、たまにクスッと笑える、そんな本です。

 益田ミリさんが、相手の行動から、独自に様々な想像をしているところが、とても面白いです。例えば、沢山のポケットがついているポケットベストを着ている男性を見て、「ああ、あの人は、自分に必要なものをくっつけて身軽に生きているんだなぁ。」や、「財布、どのポケットに入れよう?ハンカチはここのほうが取り出しやすい?何度かシミュレーションした上で決定したはず」という想像が描かれています。

 「キュン」と聞いて、最初は少女漫画に出てくるような「キュン」を想像していましたが、良い意味で大はずれでした。日常の本当に些細なことに「キュン」とする気持ち。小さなことに心が動かされる、なんだか人生が豊かになる気がしました。

 大きなイベントや行事は、もちろん楽しいし、心が大きく揺れます。でも、私たちの人生の多くは、何もない日常の積み重ねで作られています。だから、日常の小さな幸せや気持ちの変化を大切にしていきたいな〜なんて大きなことを考えながら、、、、。

 こんな些細なところに気付ける益田ミリさんは、きっと良い人なんだろうな〜と勝手に想像しています。キュン。(今井)

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