最新更新日:2024/06/28
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『論語』 〜孔子の言葉を実践する

太田中学校の皆さんへ(第10回)

◆「遠き慮り無ければ、必ず近き憂い有り」という言葉があります。「とおきおもんぱかりなければ、かならずちかきうれいあり」と読みます。意味としては、「遠い未来のことまで考えて配慮しておかないと、必ず近いうちに憂慮(ゆうりょ=とても心配すること)が起こりますよ」ということです。逆に言えば、「ずっと先のことまで考えてしっかり準備しておくと、安心ですよ」ということになります。

★もちろん、今回の新型コロナウイルスのように、こんなに私たちの生活に大きな影響を与えるものすごい出来事が起こることなど、少し前まではだれも予想していなかったと思います。しかし(新型コロナウイルスのことは別にして)、何事においても、できる限り先のことを予測して(何が起こってもいいように)心の準備や頭の準備、ものの準備などをしておくことは、もしかしたら高い割合でトラブルを防いだり、また、トラブルが起こった場合に被害を最小限におさえることにつながるかもしれません。

★起こらないでほしいことですが、もし新型コロナウイルスの「収束」(ある程度おさまった)後に、再び流行したり、また学校が休みになったりということがあるかもしれません。もし第二の流行の波が来たら、再開した学校がまた休みになったら、ということを考えて、今回のことを教訓(きょうくん)に、今のうちからどんな準備ができるか、どんな準備をしておかなければならないのかを考えることが、今、日本中の人、世界中の人に求められていると思います。

★今日の最初で紹介した言葉は、『論語』(ろんご)の中にある言葉です。『論語』は、古代中国の春秋時代(周王朝後半)の思想家である孔子(こうし)の言葉が記された書物として有名です。小学校の時に学習した人もいると思いますし、中3の国語の教科書でも出てきます。『論語』は、今から2500年前の中国の書物で、孔子の言った言葉がその弟子たちとのやり取りと共に記されています。孔子が自ら書いたのではなく、孔子の死後300年たってから、弟子(のそのまた弟子)たちが記録しておいたものをまとめたものです。

★孔子の思想(考え)がもとになり、その後弟子たちによって広められた教えを「儒教」(じゅきょう)といいますが、孔子の教えは『論語』として、その後の中国の人々の人生観や生活観、そして生活の知恵などとして伝えられてきました。また、私たち日本人が手にした最も古い書物が、この『論語』だと言われており、日本でも現在に至るまで読み継がれています(ちなみに、聖徳太子や空海も『論語』を読んで学んだそうです)。

★確かに『論語』を読むと、今の時代、そして今の私たちの生活にもそのまま通じる部分がたくさんあると感じます。学習や友達とのつきあい方、親子の関係、年をとってからのことなど、若い人からお年寄りまで、どの年代の人が読んでも「そのとおりだな」と、納得したり考えさせられたりすることが多いのだと思います。「仁」という他者への思いやりの心、「義」という損得ではなく人としてやらねばならないこと、「礼」という人間の上下関係で守るべきこと(礼儀)などの教えは、まさに私たちが生活する上での「道徳の教科書」の役割を果たしていると言えます。

★『論語』についてもたくさんの本が言葉の解説付きで出ていますので、興味のある人はぜひ読んでみてください。きっとみなさんの心に響く言葉や、これからのみなさんの生き方の参考になる言葉などが見つかると思います。

★私たち太田中の教師も、「遠き慮り無ければ‥」の言葉を胸に、学校再開後のことを考えながらしっかり準備をしています。

太田中学校長  今井 東

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2年生(∞輝生)のみなさんへ

明日、明後日は第2回課題配布日となっております。数学の課題は「∞輝生オリジナル問題集」です。先生も105問すべて解きました。なかなかの難問も含まれていて、苦労しました。
一人一人が工夫して作成してくれたので、1年生の復習もバッチリできます。この問題集に取り組み、休校中に会えない友だちのことを近くに感じてもらいたいと思います。

第2学年 数学担当
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体力向上プロジェクトその2

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 今日は「体の柔らかさを高める」ための運動を紹介します。手軽に取り組める運動なので、私も毎日行っています。蒸し暑くなってきたので、水分補給もしながら行ってください。

太田中 保健体育科

下をクリック↓
体の柔らかさを高めよう(1)

千手観音さま 〜その手で、新型コロナの「しゅうそく」を

太田中学校の皆さんへ(第9回)

★新型コロナウイルスに関するテレビや新聞のニュースを見ていると、「この状況がいつ『しゅうそく』するのか」という言葉がよく出てきます。この「しゅうそく」には、二つの漢字が使われます。「収束」と「終息」です。二つの意味の違いを国語辞典で調べてみました。

◆「三省堂国語辞典」(第7版・三省堂)
「収束」…しめくくりをつけること。おさまりがつくこと。「混乱が−する・事態の−をめざす」
「終息」…すっかり終わること。「戦争が−した・ブームが−する」
◆「明鏡国語辞典」(第2版・大修館書店)
「収束」…おさまりがつくこと。また、おさまりをつけること。「事態を−する」
「終息」…やむこと。終わること。終止。「インフレ〔戦闘・流感〕が−する」

★どちらの辞典を見ても「収束」と「終息」の意味は似ています。そこで、Webページを見てみると、NHKの放送文化研究所の「最近気になる放送用語」という中で、この二つの違いが明確に解説されていました。今井がポイントを次に要約して示します。
◆「終息」…「完全に終わる」という意味。つまり、新型コロナウイルスの「完全制圧」(全くなくなること)の場合が「終息」。
◆「収束」…状況や事態などが「ある一定の状態に落ち着く」という意味。完全制圧ではないが、新型コロナウイルスに関する社会的状況などが「かなり落ち着いてきた場合」が「収束」。

★「しゅうそく」という言葉を耳にした場合には、これを使う人がどちらの意味で言っているのかを注意深く聞いて、どちらの漢字かを判断する必要があります。私がこれまで発信した8回の文章中では、「収束」を使ってきました。今の私の願いとしては、まずは、現在の全国の感染者数が徐々に減ってほしいという「収束」で、最終的な願いは、当然「完全制圧」の「終息」です。まだまだ時間はかかりそうですが、「新しい生活様式」を着実に実践しながら、一歩ずつ「終息」を目指していきましょう。

★さて、東大寺の大仏、薬師如来に続き、もう一人「千手観音」さまにも力を借りたいと思います。正式なお名前は、「千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)、または、千手千眼観音菩薩(せんじゅせんげんかんのんぼさつ)」といいます。千本の掌(てのひら)には、目がついています。千の手と目で、どんな人でも漏らさずに助けるという仏様の心の広さを表しているそうです。千は「無限」を意味する数字でもあり、あらゆる方法で人々を救うということでもあります。

★全国各地のお寺にある千手観音には、実際に千本の手を持つもの(奈良の唐招提寺など)と、42本の手をもつもの(こちらの方が多いようです)がありますが、いずれも頭の上には11の顔をもっています。42本の手をもつ仏像は、中央で合掌(がっしょう=手を合わせる)する2本以外の40本の手で、仏教の世界でいう25の世界の生物を救うことから「25×40=1000」となるそうです。

★千手観音の御利益(ごりやく)は、災難、延命、病気治癒などで、あらゆることに御利益があるそうです。実は、千手観音は、今年の干支である「子年」(ねずみどし)に生まれた人を守る仏様なのだそうです。しかし、千手観音さま、ここは一つ、子年生まれの人と言わず、広いお心で私たちみんなを新型コロナウイルスからお守りください。どうかよろしくお願いいたします

★私たち太田中の教師も千手観音に負けぬよう、「あの手、この手」で、太田中の皆さんが安全で、楽しい学校生活が送れるようにしていきます。

太田中学校長  今井 東

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雲問題答え

雲は何でできているかという問題でした。
水蒸気と答えてしまってませんか?軽そうだからそんなイメージはありますよね。

正解は水滴や氷の粒です。
水蒸気(気体)は目に見えませんが、水(液体)や氷(固体)は目に見えますね。雲も目に見えるので、液体や固体ということです。
そして、太陽の光を色々な方向に反射しているから白く見えるんですね。

ここで、疑問が生まれた人はいませんか?太陽光は何色でしょう?夕日はなぜ赤?虹はどうして7色に見える?
よかったら調べてみてください。

参考資料
・中2教科書p167〜p169 
・日立キッズhttp://www.hitachi.co.jp/kids/kinopon/kinoponto...

理科担当
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世界に目を向けよう!(読書をする大チャンス!)

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 みなさん、おはようございます。社会科担当の赤石です。世界に目を向けましょう。現在の新型コロナウイルスの問題は、日本一国だけの問題ではありません。また、現在の世界的な危機を乗り越えた後、世界の構造が大きく変化していくことが予測されています。
 私が授業で紹介しているのが、池上彰さんの「世界の見方」シリーズです。北朝鮮のミサイル危機の時に、この本を読んで北朝鮮と韓国の基本的な情報をよくつかめました。北方領土問題に現3学年で取り組んだ時もロシアについての本がとても役立ちました。例えるなら社会人にとっての教科書のような本です。まず基本をおさえたい人にお薦めします。
 また、私が先日読み終えた本で『裏読み三国志』という本がおもしろかったです。現代の世界は「乱世」であり、そこではどんなリーダーシップが必要とされるかを、三国志の英雄である曹操、劉備、孫権、袁紹などを例にして紹介しています。リーダーである3年生にお薦めです。あと、『三国志』が好きな人もおもしろいと思いますよ。
                 社会科担当  赤石 淳

薬師如来さま 〜我々に力をお貸しください

太田中学校の皆さんへ(第8回)

★新たな一日の感染者数が201人(4月17日)を数え、一時はさらに感染が拡大するのではないかと心配された東京都でしたが、本日(5月8日)の新たな感染者は39人となり、6日続けて100人を下回ったそうです。また、群馬県でも、4月の終わり頃から5月の連休中まで新規の感染者が出ない日が続きました。

★これは、ゴールデンウイーク中に、不要不急の外出を避けて自宅で過ごす「ステイ・ホーム」を全国で実施し、旅行などで県をまたいで行き来することを控えたりした結果が少しずつ現れてきているのかも知れません。また、国が言っていた「人と人との接触機会を8割減らす」ことを多くの人たちが意識して取り組んだことが、徐々に実を結んでいるのかも知れません。

★しかし、感染者はゼロにはなりません。依然として全国各地で新たな感染者が出ています。3月の上旬に最初の感染の流行を迎え、その後いったんは治まったかに見えた北海道では、4月の中頃から現在まで再び感染する人が増加し、2回目の感染の波が来ているといった状況です。私も北海道に知り合いの教員が何人かいて、時々メール連絡をするのですが、北海道も日々緊張感をもって過ごしているそうです。

★今から102年前の1918年(大正7年)から1920年にかけて世界各国でたいへん多くの死者を出した「スペイン風邪」(スペインインフルエンザ)の流行の波は、3回あったそうです。1918年の5月から7月が第一波(死者はなし)、1918年の10月から翌1919年の5月が第二波(死者26万人)、そして、1919年の12月から翌1920年の5月が第三波(死者18.7万人)だったそうです。

★スペイン風邪のことを考えると、今回の新型コロナウイルスも、この先どのようになるかまったく予想がつかず、決して安心はできません。全国で感染する人の数が減ってきていても、私たちは、感染を避けるために、昨日も書きましたが、「新しい生活様式」を続けていくしかありません。「3密」を避け、人との距離を保つこと、マスクを着用すること、手洗いをしっかり行うことを確実に意識して、新型コロナウイルスに効く薬やワクチンができるまで、ウイルスと共に生活していかなければなりません。お互いに感染しないよう、そして感染させないよう、引き続き気を緩めないで生活していきましょう。

★さて、昨日の東大寺の大仏に続き、力を借りたい方がいらっしゃいます。それは、社会科の資料集などの中で、皆さんも一度は見たり聞いたりしたことのある「薬師如来(やくしにょらい)=正式名は、やくしるりこうにょらい」です。ほとんどの薬師如来に共通するのが、左手に「薬壺(やっこ・やくこ)」という薬を入れた壺をもっているということです(平安時代以前のものはもっていない)。また、右手の薬指を少し前に出しています。薬師寺、法隆寺(いずれも奈良)、醍醐寺(京都)の薬師如来などが有名です。

★薬師如来は、名前に「薬」の漢字が付いているとおり、「病気を治し健康に」してくださる仏様です。昔の人たちもそうだったと思いますが、薬師如来の姿(写真など)を見ていると、今まさに、その力をお借りしたいという気持ちになります。我慢して頑張っていれば、きっといい日が来るようになると思います。そう信じて、努力を続けましょう。

★私たち太田中の教師も、今できる努力を続けながら、いい日が来ることを祈っています。



太田中学校長  今井 東

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提出物 第3学年保護者様

5月13日(水)14日(木)にお持ちいただく書類、提出物等について連絡いたします。

<提出物>
〇書類関係
 ・地震発生時「生徒引き渡し確認書」
 ・PTA総会 書面表決書
 ・健康観察表
 ・PTA『三行詩募集』(有志)

<課題>
〇国語
 ・少年の主張 
  1、全国大会作品の感想
2、下書きした原稿用紙
  (国語のグリーンファイルに上記の1、2を綴じて提出)
  (ファイルには「3年〇組 氏名」を見えるところに記名)
〇社会
 ・歴史プリント1枚
〇数学
 ・課題をやったノート提出
〇理科
 ・プリント3枚
〇英語
 ・単語プリント3枚
 ・2年生のエイゴラボ
〇美術
 ・オリジナルボックス
  (名前がわかるように工夫して提出)
〇体育
 ・体力向上カード第2弾
〇家庭科
 ・「ハウスチャレンジ」プリント1枚
〇総合
 ・「追究テーマと設定理由」プリント1枚

※上記以外の課題については提出不要です。次回の課題の関係もあるので、よく確認をしてください。なお、今回提出のない課題については学校再開後、各教科で回収、対応します。
 不明な点については、太田中学校までお問い合わせください。なお、本メール内容については「太田中ブログ」にも掲載します。

太田中学校 第3学年職員

少年の日、家庭の日ポスター募集のお知らせ

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美術部のみなさん、ボスター好きのみなさんへ

 元気に過ごしていますか? 今年度も「少年の日」「家庭の日」のポスターを募集します。美術部のみなさんは、例年通り全員取り組んでください。美術部以外の人も奮って応募ください。力作を期待しています。

「少年の日」「家庭の日」ポスター募集要項

・本年度の重点テーマは、「スマートフォン等の適正利用」。*他のテーマでも可。下の説明をよく読んでテーマを決めてください。) 

・「少年の日」―――青少年の健全育成に役立ち、また、青少年自身が自らの行動に責任を持ち、社会の一員として自覚を深められるもの。
(例 スマートフォン等の適正な利用をよびかけるもの、あいさつ運動、地域での伝統行事やボランティア活動への参加、スポーツ活動等)
・「家庭の日」―――家庭の様子を題材にした健康的で明るいもの、または「家庭の日」にどこかへ行った時のこと。
(例 スマートフォン等の適切な使い方と家族団らんの大切さを伝える内容のもの、家庭内でのイベントや家族との会話、外出、食事の様子等)
・画用紙「四つ切り」(38×54cm)に、クレヨン、水彩絵の具、ポスター用絵の具のいずれかを使用すること。
・ポスターの題字には、次の4種類の中からいずれかを選んで記入し、それ以外記入しないこと。
「少年の日」 、 毎月第1土曜日「少年の日」
「家庭の日」 、 毎月第1日曜日「家庭の日」

・様式1の絵画・ポスター応募用紙に必要事項を楷書で記入の上、作品の裏面、横書きの右肩に貼付する。名前にはふりがなもつける。

読書をする大チャンス!(社会科編)

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 みなさん、こんにちは。社会科担当の赤石です。早く学校が再開してほしいと願う日々ですが、時間があるので読書に励んではいかがでしょうか?
 昨年度の歴史の授業で、江戸時代の文化において『南総里見八犬伝』(滝沢馬琴)が出てきました。恥ずかしながら私は読んだことがなくて、ある読書好きの生徒に、「おもしろいですよ。」と言われたことを思い出しました。さっそく図書館で借りてきました。
 読書というのは、先人が長年努力して得た知恵を短時間で得ることができるすばらしい活動です。今回は『論語』に興味をもち、孔子の生涯の教えのエッセンスを学び取りたいと思い、『論語』関連の本も3冊借りてみました。
 私自身、学生時代は全く読書をしていませんでしたので、偉そうなことは言えません。いつか、好きになるきっかけをつかめれば幸せだと思います。私は、学校の先生になって30代になってから読書の魅力に気づきました。あなたは、いつ好きになるのでしょうか?今でしょう!               
                  太田中 社会科 赤石

ちょこっと理科問題

今回は雲の問題です。
5月は気候もよく、気持ちのよい青空が広がっていますね。

さて、雲は何でできているのでしょうか?
また、どうして白く見えるのでしょう?

やかんの蒸気を考えると答えが分かるかもしれません。目に見えるということは・・・

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数学を頑張っているみなさんへ

群馬県の「オンラインサポート授業動画」を見ましたか?例えば、新2年生向けに、1年生の3月に学習予定だった『資料の活用』の授業や、4月の学習内容『単項式と多項式の計算』がアップされています。本日から群馬TVでも放映されています。自分で進めた学習内容の復習にもなりますので、ぜひ視聴してみてください。↓

https://www.pref.gunma.jp/07/b21g_00637.html#ch...


太田中学校 数学担当

東大寺の大仏様 〜昔も今も平和な世の中を願って

太田中学校の皆さんへ(第7回)

★ゴールデンウイークが終わりました。みなさんは、どのように過ごしたでしょうか。家で何かをじっくり考えたり、読書をしたり、自分の興味あることに取り組んだりと、有意義な時間がもてましたか。連休中に少し生活リズムが崩れてしまった人は、また、今日からリズムを回復できるようにしてください。

★さて、連休中の5月4日、新型コロナウイルスの対策について話し合う、政府の専門家会議(感染症の対策に詳しいお医者さんや研究者の人たちで構成されています)の皆さんから、この先も感染の拡大を防ぐために、私たちがこれからも継続して気を付けていかなければならないこと(「新しい生活様式」)の例が示されました。

★その中では、私たち一人一人が行う感染防止の3つの基本として、「1 身体的距離の確保」「2 マスクの着用」「3 手洗い」が次のように、改めて具体的に示されましたので確認してください。

◆人との間隔は、できるだけ2m(最低1m)空ける。◆会話をする際は、可能な限り真正面を避ける。◆外出時、屋内にいるときや会話をするときは、症状がなくてもマスクを着用。◆家に帰ったらまず手や顔を洗う。できるだけすぐに着替える、シャワーを浴びる。◆手洗いは30秒程度かけて水と石けんで丁寧に洗う。このほか、こまめな換気、「3密」を避けること、毎朝の検温等もこれまでどおり継続することが重要というのは同じです。

★さて、昨年12月の修学旅行で、6期生(現・高1)の皆さんと奈良の東大寺に行きました。東大寺には、小学校の社会科の歴史でも学習した「奈良の大仏様」(盧舎那仏坐像・るしゃなぶつざぞう)がいらっしゃいました。像の高さは約14.7m、いつ見てもその大きさには圧倒されます。

★大仏様が造られた天平の世の中は、「天然痘」(てんねんとう=感染力がとても強く、人々から死に至る病気と恐れられていた)の流行、干ばつ(日照り)による飢饉(食糧不足から来る飢え)、大地震、国内の戦乱等が相次ぎ、たいへん不安定でした。そこで、聖武天皇は仏教の力で、この社会不安を乗り越えようと、この大仏様を造ることを決めました。745年から752年までの7年間で、のべ260万人が関わる大工事となりました。大仏様と大仏殿(大仏様が納められている建物)の建築費は、今のお金で約4657億円にもなるそうです。

★このように、世界と人々の平和を祈って造られた大仏様は、その後、2回火災に遭いましたが、そのたびに造り直され、今日に至るまで私たちの幸せと、世界の平和を見守ってくださっています。東大寺では、新型コロナウイルスの一日も早い収束を願って、4月1日から毎日、大仏殿で僧侶の皆さんが読経(どきょう=お経を読む)を続けてくださっているとのことです。

★ここは一つ、大仏様の力もお借りしながら、なんとか新型コロナウイルスの感染が治まること、そして、感染された方が早く回復すること、そして、私たちのために日々頑張ってくださっている方々の無事を祈りたいと思います。

★私たち太田中の教師も、太田中の皆さんが日々元気で過ごせるよう祈っています。



太田中学校長  今井 東

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9期生のみなさんへ

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 9期生のみなさんお元気ですか。今回は1年生の数学の課題のメインになっている。「負の数」についてお話します。「負の数」は中学校の数学の一番最初に学びます。
 負の数は7世紀頃、インド人がお金の計算に利用していたそうです。財産を正の値として、逆に、負の財産(借金)を負の値と決めたのが始まりです。しかし、西洋にはもともと負の数の考え方がなく、17世紀頃まで負の数を受け入れることに抵抗していたそうです。みなさんは、負の数を受け入れられましたか?きっとすんなりと理解できたのではないでしょうか。その理由は、現代の世の中にあると思います。みなさんの身の回りには正負の数があふれていますよね。
 正負の符号+と−の記号の起源については、いくつか説がありますが、有力なのが“船乗りが水の量を記していた”というものです。『−』は、樽に入った水を使ったとき、ここまで使ったという印で、樽に横線を引いていたことに由来するといわれています。樽に入っているのが液体なので、まっすぐ“横”なんですね。『+』は、この横線がついた樽の水を補充した際、その印として、横線の上から縦線をひいて横線を消したのが始まりだそうです。

このように世の中と関連付けて数学を考えるのも面白いかもしれませんね。ぜひ身の回りの数学を見つけてみてください。楽しく学んでいきましょう。

1学年 数学担当

体力向上プロジェクトその1

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 今日は「力強い動きを高める」ための運動を紹介します。天気もよく外で体を思いっきり動かしたい人も多いと思います。これは屋内外問わずに手軽にできる運動です。参考にぜひチャレンジしてみてください!

太田中 保健体育科

下をクリック↓
力強い動きを高めよう(1)

授業動画が群テレで放映されます。

群馬県教育委員会作成の「オンラインサポート授業動画」が
群馬テレビで放映されるそうです。
当面の放送予定は以下の通りです。ご活用下さい。
なお、「オンラインサポート授業動画」は群馬県教育委員会のHPからも視聴できます。

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日本の細菌学の父 〜北里柴三郎

太田中学校の皆さんへ(第6回)

5月になりました。いつもの年なら、明日から楽しいゴールデンウイークとなるのですが、今年は自宅で静かに過ごす5連休となります。感染予防をしっかり行いながら、有意義な時間の使い方をしてください。

さて、本日は、2024年に新紙幣の顔となる、近代日本医学(日本の細菌学)の父と呼ばれる「北里柴三郎」(きたざとしばさぶろう)のことを書きます。日本ではおよそ20年ごとに紙幣を新しくしているそうです(前回の変更は2004年)が、昨年の4月に、1000円札の図柄に北里柴三郎が選ばれたというニュースがありました。

「破傷風」(はしょうふう)の予防についてたいへんな功績を残した人物であると、中学生の頃に社会科で学習した記憶はありました。しかし、そこで留まっていましたので、改めて彼のことを知りたいと考え、外出を控えている中で本を読みました。

読んだのはだれにも分かりやすい学習漫画「コミック版 世界の伝記17 北里柴三郎」(ポプラ社)です。学習漫画でも発見することはたくさんあり、勉強になります。

北里柴三郎は、1853年(嘉永6年)に熊本県で生まれました。ちなみにこの年は、ペリー率いるアメリカの黒船が日本に来航した年でした。小さいときから武士になりたいと考えていた北里は、家族の勧めや熊本の医学校でのオランダ人教師との出会い等を経て、医学の道に進むことを決めました。彼は東京医学校(現在の東京大学医学部)で8年間医学を学んだ後、国の内務省衛生局に勤務し、伝染病の研究などを経験します。そして、ここでの頑張りが認められ、選ばれて国のお金でドイツへ留学することになりました。1885年、32歳のときのことでした。

北里は、ドイツでは、近代細菌学の開祖(それを始めた人)である、ローベルト・コッホに学び、熱心に実験や研究に取り組みました。そして、これまでだれもできなかった破傷風菌の純粋培養を成功させたり、菌の出す毒素を中和(働かなく)する抗体(物質)を発見して「血清療法」(けっせいりょうほう)を開発したりして、世界的な研究者になりました。

1892年(明治25年)に32歳で帰国してからは、福澤諭吉の助けを借りて、日本初の伝染病研究所(後に国立となり、ここに志賀潔や秦佐八郎、野口英世らも集まった)や結核専門病院を作ったりしました。また、1894年には、香港でペスト菌を発見し、これまた世界にその名を知らしめました。その後も78歳で亡くなるまで、北里研究所を作ったり、慶應義塾大学医学科を作ったりして、日本の医学の発展に最後まで力を尽くしました。

北里柴三郎も、先日紹介した緒方洪庵と同じく、生涯を医学の発展に捧げたエッセンシャル・ワーカーでした。読んだ本の中で紹介されていた北里の次の言葉が印象に残っています。
★「生涯をかけて立ち向かえば、成し遂げられないことはない」
★「医学とは国民が健康を保ち、安心して生活ができるようにすることだ」

2024年から新しくなる1000円札の顔、北里柴三郎の素晴らしさと彼の残した偉大な功績を再認識する時間がもてたことに感謝します。

私たち太田中の教師も、北里柴三郎に負けないくらいの情熱をもって、教育に携わっていきたいと思っています。

太田中学校長  今井 東

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