始業式での『校長先生のお話』　

　今日から、平成２４年度が始まります。みなさん、新しい学年への進級、おめでとうございます。校庭の満開の桜も、みなさんの進級をお祝いしているようです。
　こうしてみなさんの様子を見ていますと、１６日前の修了式のときよりも一段と立派になったように感じます。
　その修了式で、私はみなさんに一つお願いをしました。おぼえていますか？　それは、「４月９日の始業式の日に、新しい自分のめあてを持って学校に来てください」というものでした。
　みなさんはきっと、約束通り、勉強のことや運動のこと・友達とのことなどで、「１年間、こんなことをがんばるぞ！」と、新たな気持で先生の話を聴いてくれていることと思います。
　みなさんと同じように、先生たちも、今年の学校の目標を立てています。それは、「高野口小学校を、みなさんにとって『楽しい学校にしていこう』」というものです。「楽しい学校」とは、どんな学校でしょう？　先生たちは次のように考えました。
　まず、「授業がよく分かったら楽しいだろう」と思います。先生たちも、みなさんが分かるように工夫して、一生懸命授業をします。みなさんも、しっかり勉強してください。
　二つ目は、「好きな友達がいたら、学校が楽しいだろうな」と思います。今日は、新しい友達との出会いの日でもあります。お互いよいところをいっぱい見つけて、声を掛け合って、友達をたくさんつくりましょう。
　最後に、「自分の居場所があって、役割があったら、学校が楽しいだろうな」と思います。「居場所」というのは、「安心して過ごすことのできる場所」のことです。私たちは、自分のことを分かってくれる人の中にいると安心します。友達のことを分かるよう努力してほしいと思います。また、学校での自分の仕事をしっかりとして、「あの子がいなかったら困るな」と言われるようになったらすばらしいと思います。
　こ３つのことについて、先生たちも精一杯努力しますので、みなさんもがんばってください。
　明日、４７名の１年生が入学して、高野口小学校児童２７７名全員がそろいます。みんなで新しい学校生活がスタートできることの幸せをかみしめて、よりよい高野口小学校にしていきましょう。
　６年生のみなさん、その中心になるのはみなさんです。最高学年の自覚を持って、先頭に立って下級生をリードしてください。６年生がしっかりしている学校は、立派になります。期待しています。