最新更新日:2024/07/12 | |
本日:74
昨日:163 総数:797016 |
10/2(水) 読書時間ゼロ、5割これが大学生だということで再び驚きました。 ずいぶん前に、大学入試で現在は短編集として出版されている江國香織「つめたいよるに」収録の「デューク」が出題されました。愛犬デュークが死んだ翌日に起きた不思議な出会いと別れをテーマにした作品です。受験中に涙をこらえられなかった受験生が続出したそうです。一部、集中力をそぐような出題はいかがなものか、という意見もあったようですが、大学生に文学に興味を持たせるきっかけにしたかったのかもしれません。 最近は実用が重視され文学が激減するという懸念が強まっている風潮があり、政財界は実用性の高い論理的読解力を重視するという発想をもっているとも言われています。 それでも新聞によると、ある地球物理学者が「理系的な問題発想や思考には文学や芸術の『感性や美意識』こそが必要だ」と語っているとのことです。 「デューク」はたったの9ページ。号泣しないまでも読書のきっかけになるかも。 |
知多市立知多中学校
〒478-0041 住所:愛知県知多市日長原山160番地 TEL:0562-55-3449 FAX:0562-56-2989 |