最新更新日:2024/06/05 | |
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3/5(木) あと11日「あと11日だよ」 職員室でそんな声を聞きました。 もともと修了式だった3月24日までに登校するはずだった残りの日数のことを言っています。 出校日は学年別出校日に変わりましたが、生徒不在の日々が続くことに、先生たちはだんだん嫌気がさしてきたように思います。 今までに誰も経験したことのない『特別な学年末』の一日がまた今日も過ぎていきます。 明日、3年生は面接試験。五指をくっつけて、順番にグルグル回して、落ち着いて・・・。 明日もよい日でありますように。 3/5(木) 啓蟄少しばかり雨が降って風も強かったので、自転車をこぐのも大変そうでした。 横断歩道で自転車から降りてひいて渡る、いつもと変わらぬ姿を微笑ましく思いました。 今日は二十四節気の『啓蟄』。 冬眠していた虫が土の中からはい出し、活動し始める頃とされています。 テントウムシを探しに学校周辺を一回りしましたが、残念ながら見つけられず・・・。 「蓑虫で我慢すれば?」 同行してくれた『おじいさん』に促されて妥協しました。 この時間、いつもならば小学生が元気に集団登校し、中学生のさわやかなあいさつに心和むのですが、何となく寂しさを感じます。 今日から始まる公立入試が無事に終わりますように・・・。 3/4(水) 音は肌で聴く「今は電子ピアノが台頭してるけど、アナログでしか出せない音がある」 「それは?」 「アナログピアノは髪の毛と一緒。徐々に伸びてぼさぼさになったところを整える」 「なるほど」 「音は肌で聴く。耳では聴けない何かがある」 わかったような、わからなかったような。 「クルマで例えれば、エンジンが優れていても足回りが不安定ではダメ」 ピアノにも相通ずるんだそう。 「好きなピアニストは誰ですか?」 「ホロヴィッツ。それからケンプ」 「かなり古いですね。グレン・グールドは?」 「彼のピアノは孤独だよね。こんなふうに弾く」 なかなか奥の深い話を聞かせてくれた。 3/4(水) 改めて・・・『第62回卒業式』に寄せて満開のサクラソウが毎年のように式場を飾り、少しはにかみながらも誇らしげに入場する卒業生が目の前にいます。 本来ならば、ご来賓の皆様にご臨席を賜ったことへのお礼と、保護者の皆様にお子様のご卒業のお祝いと、3年間学校に寄せていただいたご支援・ご協力にお礼を述べるはずだったのに、突然の臨時休校の運びとなった卒業式。 卒業生と教職員だけで行うことになるという事態に「できることはやろう」とまさにワンチームとなって動いた先生たちと、突然の大きな変更に動揺しながらも、緊急事態を落ち着いて受け入れる生徒が集い、今日の卒業式を迎えることができました。 伝統ある知多中学校の第62回卒業生として巣立つ196名の皆さん、卒業おめでとうございます。 「深めよう絆 高めようチームワーク」。知多中の門をくぐって間もない一年生の校外学習のテーマは、3年間変わることがありませんでした。 入学当初から男女仲のよかった皆さんは、卒業を迎えるまでの3年間、さらに大きな成長を遂げてきました。縦割りの運動会や部活動で見せた後輩を引っ張るリーダーシップ、林間学校や修学旅行といった、校外学習で見せた調和のとれた集団の力。この3年間、皆さんの人間的な魅力を随所に感じてきました。 先日の「3年生を送る会」は、卒業生と在校生のあるべき理想の姿を示してくれたと感じたのは、私だけではないでしょう。尊敬する憧れの先輩のために、精一杯力を出した在校生、後輩の気持ちを受け止め、温かい拍手と笑顔を送る卒業生。体育館に満ちた一体感を共有できた一人として幸せに思います。 もう一つ、合唱祭のことにも触れたいと思います。「今年の3年生が一番うまい」と、毎年心から思います。特に学年全体が一つになった学年合唱は、聴く者すべての心を揺さぶり、在校生に圧倒的な力の差を見せつけ、同時に2年生の心に火をつけます。「一生懸命やることはかっこいい。自分たちにもできるだろうか。いや、できなければ3年生は務まらない」。歌を通した縦のつながりも、知多中の伝統なのでしょう。 後にも先にも例のない、記憶に残る今日の卒業式、プロローグで歌った「君へ」の歌詞の一節を読みます。 届け 僕の本当の気持ち うまく言えない本当の気持ち 不器用な字で書いた手紙を 引き出しの奥にそっとしまった うまく言えなくたっていい。不器用だっていい。 あなたたちの人を思う気持ちは、いつだって人の気持ちを豊かにしてくれます。 自立し始めた多感な皆さんを、ときに厳しく、ときに温かく見守ってくださった家族に、自分らしい感謝の言葉を添えて、何よりも一番に卒業の報告をしてください。 最後になりますが、それぞれが進む道に幸多かれと願って、式辞とします。 Where there‘s life, there’s hope. 生きている限り、希望はあります。 卒業おめでとう。 令和2年3月3日 知多市立知多中学校長 平 下 佳 明 〜卒業生保護者の皆様へ〜 本来ならば卒業式にてこれまでのご支援・ご協力に対して直接お礼を申し上げるべきところですが、それがかなわぬ状況になり、慚愧に堪えない気持ちです。「この子たちの卒業式は」という思いをずっと温めてきただけに残念でなりません。皆様から今までお寄せいただきましたご意見の数々を、これからの学校教育に生かして参りたいと思います。3年間本当にありがとうございました。 3/3(火) 感謝の気持ち知多中教職員を代表してお礼申し上げます。 新型コロナウィルス感染防止のため、このような形での卒業式になりましたことは残念ではありましたが、すばらしい卒業式となりました。 大きな混乱もなく、ささやかな式ではありましたが、落ち着いた雰囲気の中で行うことができたのも、地域、保護者の皆様のおかげと感謝しています。 今朝、生徒が登校する前の教室では、生徒の机上に整然としおりを並べ、中に黒板の担任メッセージを書き加える担任もいました。 「3年生の担任をやってよかった」 ある担任が目を潤ませてつぶやきました。 「泣くの早いよ。卒業生退場まで我慢我慢」 「心の準備しないといけませんね」 「そう。今日は平常心で、落ち着いて、笑顔で送りだそう」 そうは言ったものの、やっぱり・・・。 3/3(火) 卒業式の朝を迎えて朝、ウグイスの初鳴きを耳にしました。 まだうまく鳴けません。 それでも健気に鳴くウグイス。 階段には全員に向けた学年主任のメッセージ。 会場では最終チェックに余念がありません。 今日の卒業式、急な変更でうまくいかないところがあるかもしれません。 それでもみんなで力を合わせて、臨機応変に、ベストを尽くして・・・。 3/2(月) 1,2年生へあと1ヶ月。まだまだ学年のゴールまで時間があったはずなのに・・・。 急にストップがかかってしまった教室を目の当たりにすると涙が出ます。 2年生の教室もそう。 カウントダウン・カレンダーが途中で止まったままでした。 「これからやるべきこと、話しておきたいことがまだまだあって・・・」 学年主任の顔には悔しさがにじんでいました。 「今日の総合練習は1,2年生の皆さんに。 今日に至るまで3年生のために一生懸命準備をしてくれてありがとう。 クラス、あるいは学年、1,2年合同での歌や式での所作の練習に時間をかけてくれました。式場を飾るサクラソウの手入れをしてくれた人もいます。 3年生を送る会では、部活動や学年の出しものに、忙しい毎日の中で、ときに早く給食を済ませて精一杯準備をしてくれたおかげで、心に残るすばらしい会になりました。 1年生主任O先生が「一年生よ、中学って最高だろ」とホワイトボードに書きました。 3年生が引き出したその言葉は、誰もが自慢できるどこに出しても恥ずかしくない3年生であることを象徴しています。 私がこうして1,2年生に話をするのは最後になるかもしれません。 今日は3年生の背中をしっかりと目に焼き付けて、1年後、2年後の目標としてください。2年主任のF先生がおっしゃったように、今なすべきことを全力で。 みんな仲良く、お互い認め合って、一日一回は笑顔になれるように願っています。」 (校長式辞:2月28日卒業式総合練習にて) まさか、3年生より先になるとは思いもしませんでした。 3/2(月) 完成した虹、・・・そして覚悟を決める明日の3年生を迎えるために・・・。 こちらはシリーズが続いていた1年生のホワイトボード。 未完で終わりを迎えるとは・・・。 O先生、先週金曜日に書いてたんですね。 「もう中」。 そう言われたいときと、言われたくないときがありますね。 中学生時代は特に。 |
知多市立知多中学校
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