感染対策の徹底をここのところ少しずつ少しずつ、減ってはきているような気もしますが、それでも去年の今頃に比べたら、驚天動地の数値なのです。「慣れ」とは恐ろしいもので、「東京2000人か。『減ってきた』な。」「おっ、県内は二桁か。『少ない』な。」などと感じてしまいます。今年のお正月、「東京4桁いったぞ、コレは大変だ」と思ったのに…。7月くらいまで、県内の1日の最高は30人くらいだったのに…。 この「慣れ」が一番危険だぞ気を抜くな、と毎日自分で自分に言い聞かせています。 学園でも、危機感を緩めずに対策を講じていくように、感染防止のためにできることは最大限に行うようにしています。 一人一人の顔を見ての健康観察、手洗いうがい、換気、検温、消毒、発熱者発生時の対応の確認。それから何より、差別や分断を生まないような「心」の指導。教職員の多くがワクチン接種をしているとは言っても、「命がけ」です。 ただしこれらのことをし過ぎるくらいに行っても、学校が大勢の子どもたちを集めて活動させる場である以上、絶対に「万全」「パーフェクト」にはなりません。終わりも分かりません。見えない相手との戦いは、ここが大変です。心配は尽きません。 それでも、子どもたちの今の時期は「一生に一度」です。対策をした中でできることは思い切り、ガマンは最小限にさせてあげたいのです。 未知のことですから、いろんなケースごとに考えて話し合って、最良の道を探っていくしかありません。みんなで建設的に、知恵を出し合っていきましょう。アレがダメ、コレがダメ、ではなくて、「どうしたら子どもたちにとって一番いいのか、少なくともベターなのか」という視点で考えていければと思います。 市内ではほぼ毎日、感染者の報告があります。子どもたちにも広まってきているのが気がかりです。今はみんな元気にしていますが、いずれ学園にも感染者が出るのかも知れません。 万が一そうなったとしても、みんなが安心していられるように。物心両面の準備だけはしていきたいものです。 |
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