子どもたちから教えられたことさて、「師弟同行」という言葉がありますが、私自身、こんな年齢になっても子どもたちから教えられることがまだまだたくさんあります。 ・毎朝、学園長室、副学園長室をノックして、丁寧に挨拶してくれる児童がいます。朝から、どんなに元気が出て、励みになることか、とても幸せを感じます。礼儀正しくあいさつしたいと思います。 ・「学園長先生、部屋を留守にするときは、ちゃんと電気を消してください」と、かわいい声で注意してくれます。良く気付いてくれてありがたいです。 ・めがねがくもったり、息苦しかったりして、うっかりマスクから鼻が出ていると、「学園長、鼻を隠した方が良いですよ。」と優しく言ってくれます。申し訳ないです。 人が生きていくには、いくつになっても学び合い、励まし合い、支え合うことが、大切です。私も子どもたちからたくさんのことを今も学んでいます。 これこそ、良き先輩、良き仲間活動を通して、とてもうれしいことがありましたので紹介します。 昨日は8年生が中心に田植えをするはずですが、田の広さから、8年生が事前に7年生と9年生に協力を依頼して田植えが行われました。学園を出発するときは、8年生から、7年生と9年生に「よろしくお願いします」とあいさつがあり、「任せて」という雰囲気で、7年生と9年生は実に爽やかに出発しました。田植えの終わりごろには、9年生が最後まで、植えていないところを見つけては、苗を植えてくれていました。素晴らしい先輩です。 今日の5年生の田植えでは、学園を出発したら、6年教室のベランダに6年生が出て、「頑張って」と手を振って送り出してくれました。 先生に言われたわけではなく、先輩として、仲間として、支え、励まし合う学園の子どもたちの心の豊かさに直面し、コロナになんて負けていられないと、更なるやる気・元気をもらうことができました。 田を貸していただいている高橋様、小口様、お手伝いいただいた小野塚様、草村様には、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。1年間大変お世話になります。よろしくお願いいたします。 7年生のあいさつに感激、感動今年から、中学部となり、制服を着た姿はとても立派だと感じていましたが、身なりだけでなく、ステップ期の素晴らしいリーダーとして自覚が高まっていることをひしひしと感じました。 7年生の今後の成長と活躍を大いに期待しています。 副学園長と心ひとつに今年度、初めて学園に赴任され、初めての校長職ということで、何かと不安や緊張もあるかと思いますが、本当に助けてもらっています。野鳥の会やホップ期の遠足、交通安全教室、緑の少年団活動などが実施できず、副学園長の出番があまり今はありませんが、子どもたちのことを一番に考え、心ひとつに協力してもらっています。 約一か月が過ぎましたが、副学園長に感想を書いてもらいました。 4月から副学園長としてお世話になっております、藤田剛(ふじた・つよし)と申します。市内の橘小学校から参りました。出身は柏崎市ですが、十日町市内の学校に勤務して23年目になります。市内に家も建ててしまいました。十日町市の風土が大好きです。 まつのやま学園に着任して一月あまりになります。真新しい校舎、地続きにある雑木林などの雄大な自然、何かと学校を訪れてお世話をしてくださる家庭や地域の皆様。たまに訪れるだけでは知り得なかった松之山の素晴らしさをたくさん感じ、毎日楽しみに出勤してきています。今は「国難」の真っ最中で、子供たちも職員も窮屈で不安を感じていますが、こんなことはいつまでも続きません。何の気兼ねもなく、松之山の子どもたちが思いっきり活動できる日が早く来ることを願っています。 学園長を支え、職員と力を合わせてまつのやま学園の子どもたちの命と健康を守り、健やかな成長の手助けができるよう全力を尽くします。どうぞ、よろしくお願いいたします。 先生たちも頑張ってます目的に合わせて、これまで何回も大小のグループで会議を開き、子どもの様子を心配して情報交換したり、どんな教育活動ができるのか話し合ったりなど、先の見えない中、一生懸命子どものことを一番に考えて活動しています。 勤務の終わりには、子どもたちが活動した場所の消毒をして、感染を最小限に食い止めようと努力しています。 学園長として、先生方の献身的な姿勢に感謝しつつ、早くコロナの終息を迎え、学園が活気を取り戻すことを強く願っています。 最後に、保護者、地域の皆様が学園の活動に、昨年度のように参加していただける日が来ることを心から願っています。 |
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