最新更新日:2024/07/04
本日:count up162
昨日:359
総数:358677

国語の学習について

7期生のみなさん、元気に過ごしていますか?国語科担当の小金井です。
 はっきりと先が見通せないこの苦しい状況の中ですが、きっとそれぞれが工夫して頑張ってくれていることと思います。
 しかし、やはり基本的に家の中で過ごすこの状況がこれだけ長くなるとストレスもたまってくることでしょう。
 誰かと何かで笑い合える機会をもっていますか?ストレスを発散するには、たくさん笑うのがいいですね!「笑いヨガ」なんてのもあるくらいですから。私は7期生のみなさんとの学校生活の中で日々、楽しく笑って過ごさせてもらっていました。正直、今みなさんとそうした時間をともにもてないことが、とても悲しく寂しいです。1日も早く、再びみなさんと楽しく過ごせる日がくるのを心待ちにしています。

 さて、なかなか授業ができない状態が続き、みなさんには自学自習をお願いするという心苦しい状態です。本来であれば、授業を通して皆さんに学んでほしいのですが、授業開始はもう少し先になりそうですので、私が考えていることを、この場をお借りしてお伝えしたいと思います。(私自身が中学生のころに悩んでいたことに対しての答えなのですが、皆さんの顔を見ながら話さないと伝わりにくいかも……分かりにくかったらごめんね。)
 国語科に限ったことではありませんが、私たちは言葉を通して相手の思っていること、考えていることを理解し、それを自分なりに解釈し、改めて自分の思いや考えを言葉で相手に伝えますね。(まあ、当たり前です。)
 しかし、国語の試験などでは、文章から読み取れる内容を、自分なりの、独自な解釈を加えずに、筆者(出題者)の考える通りに、うまくまとめて文字で書かなければなりません。私は、特にここに「国語の問題を解く」ことの難しさがあると思っています。日常生活では、自分の生活経験などから、「自分ならこう思うんだけどな」「自分ならこう考えるな」という個人的な意見や感想を加えて解釈します。ですが、問題を解くうえではこうした作業はかえって邪魔になってしまいます。あくまで「あなた」ではなく、文章を通して筆者(出題者)がどのように考えているかのみを、指定された文字数で表現しなくてはなりません。
 文章の内容や問われていることは頭ではある程度分かっているのに、それを文章化しようとすると、なんだか相手(採点者)に伝わらない、おかしな文章になってしまう……。そんな場合は、自分なりの解釈をできるだけ排除して、文章のなかで筆者が使っている表現をうまく利用しながら、まとめるようにしましょう。具体的には、必ずキーとなる単語や文があるので、そこを捉える練習をしましょう。自分の書いた解答が、それを読む相手(採点者)にきちんと伝わるものであるかを、できるだけ客観的に見直してみましょう。ワークや問題を解くときには、記述式の問題にはとことんこだわって!答えをそのまま写すだけでは成長は望めませんね。自分の答えと模範解答の間にどんな差があるのか、自分の解答にはどのキーワードが不足しているのかなど、よく分析してみましょう。
 7期生のみなさん。この機会に自分の好きな分野の本に没頭するのもとてもよいことですね。ただ、いろいろなジャンルの文章に触れることにも挑戦してみてくださいね。

「どのような時でも誇り高く生きてくださいませ。ご武運を。」

第3学年 国語科担当 小金井義憲
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
太田市立太田中学校
〒373-0842
住所:群馬県太田市細谷町1510番地
TEL:0276-31-3322
FAX:0276-31-3466