最新更新日:2024/06/21
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3年生「太田中・紅白俳句バトル」(3A)第五試合

★3年A組第五試合の様子です。

【白組】
「見て見て!」と 窓を開ければ 雪の声

【紅組】
暗闇に 君輝(て)らしゆく 冴ゆる月

★【白】の句の「見て見て!」は、外で雪遊びをしている子どもの声と思いきや、「雪の声」ですので、雪がまるで「こっちを(外を)見て」と言わんばかりに辺り一面に積もっている様子(雪の声が聞こえるようだ)を表したのだそうです。窓を開けたときに雪景色が目に飛び込んできた様子を想像してほしいとのことでした。

★【紅】の句は、冬の夜に、「冴ゆる月」(冬の季語)が好きな人(君)を照らしている様子です。冬の寒さや澄みきった空気の感じもよく伝わってきます。輝く月が彼女を照らし、彼女が一層輝いて見えるということを詠んだ句です。

★この対戦は、「白1−紅4」で、紅組が勝利しました。

★A組では、五試合の対戦を終えて、「白組3勝−紅組2勝」で白組の勝利となりました。

★A組のバトルでは、どのグループも俳句の中に用いる言葉をよく吟味し、言葉が読み手に与える効果まで考えて作っているという印象を受けました。よいバトルをありがとうございました。

★観戦した1年生たちも、先輩が繰り広げるバトルを食い入るように見ていました。
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3年生「太田中・紅白俳句バトル」(3A)第四試合

★3年A組第四試合の様子です。

【白組】
目が合ひて 重なる手套(しゅとう) 照らす月

【紅組】
冬銀河 二人占めする この世界

★【白】の句は、「合ひて」と古語を用いたり、手袋ではなく「手套」(手袋のこと・冬の季語)という言葉を用いたりして、落ち着いた感じを出すようにしています。「重なる」という言葉で、並んで歩いている恋人同士の手袋とともに、二人の思いも重なるということを表現したかったということでした。

★【紅】の句の「冬銀河」は冬の季語で、冬の夜空に輝く天の川のことを表しています。その星の帯を二人だけで見ている(恋人同士)という情景が目に浮かびます。「冬銀河」で空の大きさを、それに対して「二人占め」で二人の(小さな)世界を対比させているということでした。

★いずれもロマンティックな俳句でしたが、「白1−紅4」で、ここまでのA組の対戦の中で、初めて紅組が勝利しました。
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3年生「太田中・紅白俳句バトル」(3A)第三試合

★3年A組第三試合の様子です。

【白組】
冷えた手に 透ける白息 残る暖(ねつ)

【紅組】
温泉や 澄みゆく心に 雪景色

★【白】の句は、冬の寒い朝に冷えた手に息を吹きかけると、息は白くなって一瞬で消えるが、息の温かさは微(かす)かに残るということを詠んだものです。最後の「ねつ」という言葉に「熱」ではなく「暖」という字を充てたところがなかなかいいですね。

★【紅】の句は、きれいな雪景色を見ながら温泉に入っているうちに、次第に心まで(雪のように)澄んできれいになっていくように感じるということを詠んだのだそうです。

★いずれも情景が目に浮かぶような句でしたが、この対戦は「白5−紅0」という大差で白の勝利となりました。これで白組は3連勝となりました。
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3年生「太田中・紅白俳句バトル」(3A)第二試合

★3年A組の第二試合の様子です。

【白組】
銀世界 深更照らす 冱(い)つる月

【紅組】
北風よ 「吹くな」と願う 帰り道

★【白】の句に出てくる「深更」(しんこう)とは、夜更け、深夜という意味で、「冱(い)つる」とは、凍る、冷えるという意味なのだそうです。つまり、銀世界を冷たく照らす真夜中の月の様子を表しているとのことでした。

★【紅】の句の「北風」は、群馬県人なら誰でも経験したことのある「空っ風」のことで、学校帰りに空っ風に向かって自転車を漕ぐたいへんさを表したものだそうです。

★この対戦も、「白3−紅2」で白の2連勝となりました。
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3年生「太田中・紅白俳句バトル」(3A)第一試合

★3年A組の第一試合の様子です。

【白組】
空見上げ 雪花も恋に 落ちにけり

【紅組】
皆マスク 冬の呼吸も 目に見えず

★【白】からは、この句に出てくる人物(淡い恋をしている)が、空から落ちてくる淡雪を見上げている場面を詠んだ句で、恋に「落ちる」と雪が空から「落ちる」をかけたとの解説がありました。

★【紅】は、コロナ禍でずっとマスクをしているため、冬に本来白く見えるはずの吐く息も見えない、マスクをする生活が続いている現状を嘆く句でした。

★この対戦は、「白3−紅2」で白の勝利となりました。
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3年生「太田中・紅白俳句バトル」開幕!

★本日の5校時〜7校時の国語の時間に、3年生による「太田中・紅白俳句バトル」が行われました。この学年は、昨年9月に「紅白短歌バトル」を経験しており、今回が2度目のバトルとなります。

★2学期に国語で学習した俳句の単元をもとに各自で俳句を作り、小グループの中で代表の一句を選び、グループ全員でこのバトルに向けての準備を進めてきました。

★小グループは、各クラス紅組5つ、白組5つの編成で、各クラス5試合を行い、3勝した組(チーム)が勝者となります。

★5校時に3A、6校時に3B、7校時に3Cの順で行い、1年生もそれぞれ1クラスずつ先輩のバトルを観戦しました。

★バトルの進め方は、次のとおりです。
(1)披講(ひこう)1分‥自分たちのグループの俳句を披露します。
(2)評定(ひょうじょう)1分‥自分たちの俳句のよさをアピールしたり、相手方の句の課題点等を指摘したりします。
(3)反論(はんろん)2分‥相手の指摘や質問に対して反論したり答えたりします。
(4)判定(はんてい)‥判者(はんざ)と呼ばれる審判5人(校長、教頭、1年国語担当教員、高校教員2名)が、紅白どちらかの旗をあげ、旗の本数が多いチームが勝ちとなります。

★これを各クラス5試合行います。

★一番下の写真は、先輩達の戦いを見守る1年生の姿です。
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